世界史:中世のロシアと東欧諸国(概略)

1.中世のロシア

東スラヴ人ロシア人ウクライナ人)が居住

①ノルマン人の侵入とスラブ化

・9世紀、ノルマン人が侵入。ノヴゴロド国キエフ公国を建国

→スラヴ化

 

②ロシアのビザンツ化

キエフ大公ウラディミル1世(在位980頃~1015年)

・キエフ公国の最盛期を築く

ギリシア正教に改宗し国教化

※ロシアのビザンツ化が進む

 

③タタールのくびき(1243~1502年):モンゴル人の支配

・1243年、モンゴルのバトゥがキエフ公国を征服

→バトゥはキプチャク=ハン国を建国(1243~1502年)

※モンゴル人国家

 

モスクワ大公国(14~16世紀)の台頭

ⅰ.成立

・1328年、モンゴルに功績を認められて成立(ロシア人の国家)

・はじめキプチャク=ハン国の支配下

 

ⅱ.モスクワ大公イヴァン3世

・ロシアの統一を達成:ノヴゴロド国などを併合

・1480年、キプチャク=ハン国からの独立

ツァーリ(皇帝)を自称

 

ⅲ.イヴァン4世

ツァーリが正式な称号に

 

2.中世の東欧諸国

南スラヴ人

セルビア人クロアチア人など

→11世紀後半、セルビア人はセルビア王国を建国

 

西スラヴ人

ⅰ.ポーランド人

ヤゲウォ朝を建国

 

ⅱ.チェック人

ベーメン王国を建国

 

③非スラヴ系の民族

ⅰ.ブルガール人(アジア系)

ブルガリア王国を建国

 

ⅱ.マジャール人(アジア系)

ハンガリー王国を建国