世界史:東地中海世界(概略)

地中海東岸

※現在のシリア・レバノン・イスラエルなどの地域

 

1.「海の民」の侵入と混乱:前13世紀末

ヒッタイトが滅亡する

エジプト新王国が弱体化し、地中海東岸から撤退


2.セム系三民族の活躍(前1200年頃~)

アラム人

内陸中継貿易で活躍

 

フェニキア人

地中海貿易を独占

フェニキア文字アルファベットの起源

 

ヘブライ人

ⅰ.パレスチナに定着:前1500年頃

・その後、一部はエジプトへ移住

エジプト新王国の圧政を受ける

 →出エジプトモーセに率いられて脱出

 

ⅱ.ヘブライ王国の建国:前1000年頃

ダヴィデ王ソロモン王のもと繁栄

→前922年頃、南北に分裂

 

ⅲ.分裂後の王国

a.北:イスラエル王国

(前922年頃~前722年)

アッシリアにより滅亡

 

b.南:ユダ王国

(前922頃~前586年)

新バビロニアに征服される

 →バビロン捕囚バビロンに強制移住:前586~前538年

※前538年、新バビロニアアケメネス朝に滅ぼされたことで解放

 

※苦難の歴史を通して、ユダヤ教が形成


漢字の読み方(タップで開きます) 海の民:うみのたみ
・内陸中継貿易:ないりくちゅうけいぼうえき
出エジプト:しゅつエジプト
バビロン捕囚:バビロンほしゅう