ポイント解説
17~18世紀の欧米で起こった革命です。イギリスではピューリタン革命と名誉革命が起こり、権利の章典が定められました。アメリカでは独立戦争が起きて独立宣言が出され、フランスではフランス革命が起きて人権宣言が出されました。
1.イギリスの市民革命
①ピューリタン革命(清教徒革命):1642年
・指導者はクロムウェル
・王政を廃止し共和制に
→その後、王政が復活
※共和制:国王や皇帝が存在しない
②名誉革命:1688年
・武力によらず革命が成功
・国王を追放し、オランダから新たな国王をむかえた
③権利(の)章典:1689年
・法律の変更や新たな税金を設定する場合、議会の承認が必要であることなどを定めた
・国王の権限を制限する内容
※立憲君主制(立憲君主政)と議会政治が確立
2.アメリカ合衆国の独立
①ボストン茶会事件
・新たな課税を決定した本国イギリスに抗議
・「代表なくして課税なし」をスローガンに行動
②独立戦争の開始:1775年
・アメリカ東部の13州の人々が独立を求めて戦った
・1776年、独立宣言を発表
③合衆国憲法の制定
・特徴:人民主権、連邦制、三権分立
・初代大統領にワシントンが就任
3.フランスの市民革命
①革命前の状況
・第一身分の聖職者と第二身分の貴族は免税の特権をもち、第三身分の平民だけが税を負担
②革命の開始:1789年
・人々がバスチーユ牢獄(バスティーユ牢獄)をおそう
→フランス革命が始まる
・革命中に人権宣言が出される
③ナポレオンの登場
・実権をにぎり、1804年に皇帝になった