歴史5-3 イギリスのアジアへの動き(まとめ)

ポイント解説

イギリスは中国(清)に対してアヘン戦争を起こして勝利し、不平等条約を押しつけました。その清国内では太平天国の乱が起こりました。インドの大反乱をしずめたイギリスはインドを植民地化しました。


1.イギリス三角貿易


2.アヘン戦争

①戦争の開始:1840年

・清が麻薬のアヘンを取りしまる

イギリスは軍艦を送り開戦(アヘン戦争)

 

②結果

イギリスの勝利

 

③清とイギリスの条約

ⅰ.南京条約:1842年

・清は上海(シャンハイ)など5つの都市を開港

・清はイギリスに香港(ホンコン)をゆずる

 

ⅱ.不平等条約:1843年

清にとって不平等な内容

・清の関税自主権を認めない

・イギリスが領事裁判権(治外法権)をもつ


3.太平天国の乱

・清は戦争の費用や賠償金の支払いのために増税を実施

→反乱の発生:洪秀全を指導者として太平天国を建国

→清は外国の力を借りてこれをしずめる


4.インドの植民地化

インド(の)大反乱:1857年

・インド兵がイギリス人の上官に対して反乱

イギリスに不満をもつ人々によって反乱が各地に広まった

 

②植民地化

・インド大反乱をしずめたイギリスは、ムガル帝国(インドの王朝)をほろぼした

インドを植民地化


漢字の読み方(タップで開きます) ・麻薬:まやく
・南京条約:ナンキンじょうやく
・関税自主権:かんぜいじしゅけん
・領事裁判権:りょうじさいばんけん
・治外法権:ちがいほうけん
・太平天国の乱:たいへいてんごくのらん
・洪秀全:こうしゅうぜん