歴史6-2 ロシア革命とソ連の成立(まとめ)

ポイント解説

第一次世界大戦中のロシアで革命が起こりました。その過程で、日本などはシベリア出兵を行いましたが、1922年に世界初となる社会主義国家ソ連が成立しました。


1.ロシア革命:1917年

①背景

・長引く戦争や皇帝の専制に対する不満

→各地に労働者や兵士の代表会議(ソビエト)が成立

 

②経過

・1917年3月、皇帝が退位

臨時政府が成立

 

③戦争から離脱

・1917年11月、レーニンが臨時政府を倒す

社会主義を唱える世界最初の政府を成立させる

ドイツと単独で講和し、第一次世界大戦から離脱


2.シベリア出兵

・1918年、日本・イギリス・フランス・アメリカが共同で出兵

→失敗に終わる

※出兵の理由:列強は社会主義思想や革命運動の影響をおそれたから

※日本では米騒動が起きた


3.ソ連の成立

・1922年、ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が成立

・世界最初の社会主義国家

共産党の指導のもと、理想の共同体として共産主義をめざす

→1991年解体


4.スターリンの登場

・レーニンの後を継ぎ、独裁と計画経済を進めた人物

・1928年から「5か年計画」により、重工業中心の工業化と農業の集団化を強行した


漢字の読み方(タップで開きます) ・米騒動:こめそうどう
・共産党:きょうさんとう
・5か年計画:ごかねんけいかく