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歴史5-13 帝国主義と条約改正(まとめ)

ポイント解説

今回は、条約改正を中心にした外交の話です。

世界は欧米列強を中心とする帝国主義の時代を迎え、そのなかで日本は欧米と対等な地位に立つべく条約改正を急ぎました。1894年領事裁判権治外法権)の撤廃に成功、1911年関税自主権の回復に成功しました。


1.帝国主義とは

欧米列強が、軍事力経済力を背景にアジアアフリカに進出し、植民地としていく動き

・19世紀から20世紀の時代にかけての世界でみられた

 

2.条約改正の実現まで

①欧化政策

・1880年代前半、外務大臣の井上馨を中心に進められた、欧米の制度や風習を積極的に取り入れた政策

例)鹿鳴館を建設し、舞踏会を開いた

 

ノルマントン号事件

・1886年発生。イギリス船が沈没し、日本人の乗客全員が死亡した事件

領事裁判権(治外法権)の規定にもとづいてイギリスが裁判を行った

→判決:船長は軽い罪ですんだ

・日本国内では、不平等条約を改正し、領事裁判権治外法権)の撤廃を求める世論が高まった

 

③条約改正の実現

ⅰ.領事裁判権治外法権)の撤廃

・1894年、日英通商航海条約に調印:陸奥宗光外務大臣のとき

日清戦争の直前

・最初にイギリスとの間で領事裁判権(治外法権)の撤廃に成功

→その後、各国とも条約改正

 

ⅱ.関税自主権の回復

・1911年、小村寿太郎外務大臣のとき

・最初にアメリカと条約を結んで実現

→その後、各国とも条約改正

※日本は列強と対等な地位になった


漢字の読み方

 

帝国主義:ていこくしゅぎ

欧化政策:おうかせいさく

井上馨:いのうえかおる

鹿鳴館:ろくめいかん

領事裁判権:りょうじさいばんけん

治外法権:ちがいほうけん

日英通商航海条約:にちえいつうしょうこうかいじょうやく

陸奥宗光:むつむねみつ

日清戦争:にっしんせんそう

関税自主権:かんぜいじしゅけん

小村寿太郎:こむらじゅたろう