受験前、何かと不安があると思います。
探してみると不安にはいろいろな対処法がありますが、今回はタイトル通り、「事実」と「感想」を分けて考える、ということをお伝えしたいと思います。
事実とは、文字通り客観的な事実です。
感想とは、評価とか想像です。主観と言ってもいいです。こちらは事実ではありません。人によって変わってきます。
例えば、
あなたが「あの先生は意地悪なので嫌いだ」
と言うとき、ここに事実は1つもふくまれていませんね。
意地悪とか嫌いというのは、あなたの評価・感想・想像です。
(強いて言えば、「先生」は事実ですが。)
「いや、みんな意地悪だと言っているから!」と言っても、それはみんなの感想なだけです。
全人類70数億人がその先生のことを意地悪だと思っているのでしょうか?そんなことないですよね。
ほかにも、
「今日は雨だからイヤだ」
と言うとき、イヤだというのはあなたの感想です。
雨でうれしい人もいます。もちろんうれしいというのもその人の感想です。
雨は事実です。誰が見ても雨が降っています。
同様に、受験に関しても、次のようになります。
「志望校に落ちたらどうしよう。受かる自信がない。受験まで間に合わないかもしれない」
「合格最低点まで5教科で30点足りない。これじゃ受かるわけないよ」
「入試まであと14日だ。時間がない!」
赤字にしているものは、感想・評価・想像です。
青字にしているものは、事実です。
まあこんな感じで、悩んでいることを事実と感想に分けて考えてみるだけでも、悩みは軽くなります。なぜなら、客観的にものごとをながめることで、悩みにどっぷり浸かっていた状態から抜け出しているからです。そうなれば、冷静に対応を考えることができるようになります。
「今は悩まないようにする」「今はそのことは考えない」と言って悩みを簡単に忘れられるのであればいいですが、つきまとってくる悩みや不安に対しては、事実と感想に分けて客観的にながめてみることをおすすめします。
そうやって心が落ち着いたら、改めて勉強を頑張っていきましょう!