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政治経済:資本主義経済の発展と変容(概略)

※一番下に、資本主義と社会主義の変遷の図解があります。

 

1.資本主義経済の成立・発展(18~19世紀)

アダム・スミスの経済思想

・主著:『国富論(諸国民の富)

自由放任主義レッセ・フェール

 …神の「見えざる手」に導かれると主張

 ※「小さな政府」:政府の介入を最小限にとどめる

 

②資本主義経済の問題点(19世紀後半~)

・貧富の格差、恐慌の発生など

 

 

2.資本主義経済の変容(20世紀前半~)

資本主義経済の修正

資本主義の枠内での改革

ケインズの経済思想

 …有効需要の創出・拡大

 →修正資本主義混合経済体制)の成立

 ※ 「大きな政府」:必要に応じて政府が介入(公共工事、福祉など)

 

①’:1970年代、問題の発生

・2度の石油危機:各国の高度経済成長が終わる

・財政赤字の拡大:大きな政府はお金がかかる

 

 

資本主義経済の否定

資本主義を否定、別の経済体制を構築

マルクスの経済思想

 ※主著『資本論

社会主義(思想)に基づく計画経済

社会主義国家の成立:ソ連(1922~1991年)など

 

②’:問題の発生

・計画経済の機能不全

・生産意欲の低下、技術革新への動機づけが不十分

→資本主義諸国との経済格差が拡大

 

 

3A:修正資本主義の修正

フリードマンの経済思想

 →新自由主義の登場

 ※「小さな政府」への回帰

 

・1980年代、アメリカ・イギリスなどで推進

 

 

3B:社会主義経済の変容

①社会主義の修正

中国改革・開放政策

 …社会主義市場経済の導入

 →社会主義を維持しつつ、市場原理を導入

 

②社会主義の否定

・ソ連、東欧諸国:社会主義の放棄

 →市場経済へ移行