中学理科:水溶液の性質(基礎)

1.水溶液の性質

①溶液を構成するもの

溶質…液体にとけている物質

 例)砂糖水の砂糖

 

溶媒…溶質をとかしている液体

 例)砂糖水の

 

溶液…溶質が溶媒にとけた液体全体のこと

 →水溶液…溶媒が水の溶液

 例)砂糖水そのもの

 

水溶液の特徴

透明である

・全体のこさが均一である

 ※どの部分も同じこさ

 

2.飽和水溶液

・物質が限度までとけている水溶液

・物質がそれ以上とけない状態の水溶液

 

溶解度

・100gの水に物質をとかし、飽和水溶液になったときにとけている物質の質量

 ※100gの水にとける物質の質量

・溶解度は物質によって決まっている

水の温度が高くなるほど、溶解度も高くなる

 (より多くの物質をとかすことができる)

 

溶解度曲線

・水の温度ごとの溶解度をグラフにしたもの

 

↓グラフ:溶解度曲線

 

結晶

・いくつかの平面で囲まれている、規則正しい形をした固体

・物質によって結晶の形は決まっている

 

再結晶

水にとかした固体の物質を、再び結晶として取り出すこと

 

↓グラフ:再結晶

上のグラフの見方

・100gの水にある物質をとかそうとしたとき、水が10℃であれば20g40℃であれば60gまでとかすことができる。

・水の温度を下げると、とけきれなくなった物質が結晶となって出てくる(再結晶)。

・このグラフでは、40℃の飽和水溶液を10℃まで下げると、とけていた60gのうち40gがとけきれなくなって結晶となって出てくる


漢字の読み方

溶質:ようしつ

溶媒:ようばい

溶液:ようえき

水溶液:すいようえき

飽和水溶液:ほうわすいようえき

溶解度:ようかいど

結晶:けっしょう

再結晶:さいけっしょう