中学理科:生物と細胞(基礎)

1.細胞のつくり

細胞とは

・生物のからだをつくる小さな部屋

※動物と植物で細胞のつくりが異なる

 

②動物と植物の細胞に共通したつくり

ⅰ.

・1つの細胞に1つずつある

 

ⅱ.細胞質

・核のまわりをとりまく部分

※特に何もない(ように見える)部分です

 

ⅲ.細胞膜

・細胞質の最も外側にある、うすい膜

 

↓図:動物の細胞


③植物の細胞にのみ見られるつくり

ⅳ.細胞壁

・細胞膜の外側をかこむ、じょうぶな仕切り

・細胞の形を維持し、植物のからだを支えるのに役立っている

 

ⅴ.葉緑体

緑色で粒状のもの

・ここで光合成が行われる

 

ⅵ.液胞

・細胞の活動によってできた不要物や貯蔵物質をふくむをたくわえたふくろ

 

↓図:植物の細胞 


2.単細胞生物

・からだが1つの細胞だけでできている生物

・例:ゾウリムシアメーバミドリムシミカヅキモなど

 

 

3.多細胞生物

・からだが多くの細胞でできている生物

・例:ミジンコ、サクラ、ヒトなどたくさん

 

①多細胞生物のからだの成り立ち

ⅰ.組織

・形やはたらきが同じ細胞が集まったもの

例:植物の葉の表皮組織

 

ⅱ.器官

・いくつかの組織が集まってできている

 →決まったはたらきをする部分

例:植物の葉

 

ⅲ.個体

・いくつかの器官が集まってできている

例:植物そのもの(その植物全体) 

 

※細胞→組織→器官→個体

(細胞が集まり組織になり、組織が集まり器官になり、器官が集まり個体になる)


漢字の読み方

細胞:さいぼう

:かく

細胞質:さいぼうしつ

細胞膜:さいぼうまく

細胞壁:さいぼうへき

葉緑体:ようりょくたい

液胞:えきほう