◆1.長時間労働の毎日・・・のつづきです。
◆2.表彰される
入社から5か月後に、ボーナスの支給がありました。ボーナスそのものは各社員の銀行口座に振り込まれるわけですが、支給時期に合わせて会社全体で集まるイベントがありました。その際に社員全体の前で表彰も行うのですが、受賞者の発表は社長がその場で名前を言って初めて知らされます。そこで私が「社長賞」を受賞しました。そもそもそんな賞の存在も知らなかったし、まさか自分がという思いでした。実際、受賞するのは現場(塾)で働いている人ばかりだったそうです。
また、聞いた話では入社半年未満で受賞するのは最速とのことでした。先輩社員が「頑張っていれば誰かが見てくれるというのは本当なんだな」と、よく聞く話をそのまんまつぶやいていましたが、苦労が報われたと思いました。
◆3.二刀流になる
そんな感じで何年か経った頃、学校で教えたい、と思うようになりました。上司に相談し、会社とも話し合った結果、いったん会社を退職して個人事業主となったうえで、引き続きテキストの作成の仕事を請け負いつつ、非常勤講師として学校でも教える、という働き方になりました。
大学で「なんとなく」の気持ちで取得していた教員免許が役に立つときがきたわけです。