日本史:縄文時代(概略)

Ⅰ.縄文時代の年代

・約1万3000年前~BC4世紀頃


Ⅱ.縄文時代の特徴

1.気候・自然

①氷河時代が終了:約1万年前

完新世になる

・温暖になり海面が上昇

→現在の形に近い日本列島ができる

 

②生態系の変化

・大型動物の絶滅

 →中小動物の増加

・植生の変化


2.さまざまな道具

石器

磨製石器を新たに使用

→縄文時代は新石器時代に属する

 ※打製石器も引き続き使用

 

縄文土器

・厚手、低温で焼かれ黒褐色

・表面に縄目のような文様のあるものも

 

③弓矢

・小型のすばやい動物をとらえるため

 ※シカイノシシなど

 

骨角器

・動物の骨や角でつくった

釣針など

 →漁労に利用


3.交易された岩石

黒曜石

・石器の材料

 

②サヌカイト讃岐石

・石器の材料

 

③ひすい硬玉

・半透明で緑色


4.生活・遺跡など

①住居

・数軒の竪穴住居を広場に建て、集団で生活

 

貝塚

・食べ物の残りかすなどを捨てた

 例:大森貝塚(東京都)

 

抜歯

・大人になったことを示す儀式・通過儀礼

 

屈葬

・手足を折り曲げて埋葬した

 ※死者の霊による災いを防ぐため

 

土偶

・人間をかたどった土製品

 ※豊かな生産を願った

 

アニミズム

・すべての自然物や動植物に霊魂が存在すると考える信仰

 

⑦遺跡

三内丸山遺跡(青森県)


漢字の読み方(タップで開きます) 1.気候・自然
完新世:かんしんせい

2.さまざまな道具
磨製石器:ませいせっき
・黒褐色:こっかっしょく
骨角器:こっかくき
・銛:もり
・釣針:つりばり
漁労:ぎょろう

3.交易された岩石
黒曜石:こくようせき
・硬玉:こうぎょく
・讃岐石:さぬきいし

4.生活・遺跡など
竪穴住居:たてあなじゅうきょ
大森貝塚:おおもりかいづか
抜歯:ばっし
屈葬:くっそう
土偶:どぐう
アニミズム
※注意:「アミニズム」と書かないように
三内丸山:さんないまるやま

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