中学地理:日本の交通網・通信網(しっかり)


1.日本の貨物輸送

①海上輸送

船舶(タンカーやコンテナ船)による輸送

 

ⅰ.資源の輸入

・石油・液化天然ガスなど

 

ⅱ.重い製品の輸出

自動車機械類など

 

②航空輸送

ⅰ.軽くて高価な製品

・IC・電子機器、貴金属など

 

ⅱ.鮮度が重視される品

・魚介類・生花など

(短時間で輸送するため)

 

③陸上輸送

自動車:国内の貨物輸送で最も多い

・ほかに鉄道など


2.日本の貿易

①輸出

ⅰ.おもな輸出相手国

アメリカ中国1・2位

 ※年によって変動あり

 

ⅱ.おもな輸出品目

機械類:輸送機械(自動車)・一般機械

 

②輸入

ⅰ.おもな輸入相手国

・中国が1位、アメリカが2位

 

ⅱ.おもな輸入品目

資源:石油・石炭・液化天然ガスなど

機械類


3.日本の高速交通網の整備

・1960年代以降、新幹線高速道路空港航空網などが整備

→国内の主要都市間の移動時間が大幅に短縮

・人の移動:仕事・旅行・観光などで日本人・外国人が往来

 

①日本のおもな空港

成田空港関西空港

※旅客数・貨物量は世界有数

 

②高速道路の整備の影響

・自動車による旅客輸送・貨物輸送が増加

インターチェンジ付近に工業団地・流通団地が造成

 →人口が増加した地域も

 

③さまざまな交通手段の利用

ⅰ.距離に応じた使い分け

・遠距離:飛行機

・中距離(300~500km):新幹線

・近距離:自動車鉄道

 

ⅱ.大都市圏

通勤・通学鉄道の利用が多い

→他の先進国に比べて鉄道の旅客輸送の割合が高い

 

ⅲ.地方の問題

過疎化により利用客の少ない鉄道・バス路線の廃止


4.情報通信網の発達と生活の変化

インターネットの普及

高速通信網が全国的に整備

光ファイバーを使ったケーブル網の整備

・情報通信機器の普及:パソコンスマートフォンなど

 

②情報通信技術(ICT)の発達

情報社会の進展

・生活が便利・豊かに

例:インターネットを利用した買い物、医師の遠隔診断も可能に

 

③情報格差

ICTを利用できる人とできない人の間で格差が拡大