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歴史6-6 社会運動の広がりと普通選挙の実現(まとめ)

ポイント解説

大正デモクラシーの風潮のもと、さまざまな分野で社会運動が起こり、政治でも民主主義的な動きがみられました。男子普通選挙が実現したのも大正時代のことでした。しかし、一方で治安維持法も制定され、思想の取りしまりも強化されました。


1.社会運動の広がり

労働争議

・労働者が給料の引き上げや労働時間の短縮を求める運動

・おもに都市部で発生

 

小作争議

・小作農が小作料の引き下げを地主に求める運動

・おもに農村部で発生

 

※小作料とは?

 …小作農は自分の農地を持っていないので、地主(豊かな農民)に農地を借りて農作業をする。その収穫の大部分を小作料として地主に納める。(年貢のような感じ)

 

 

③女性運動

ⅰ.青鞜社

・1911年、平塚らいてうらが結成

・女性差別からの解放を訴える文学団体

 

ⅱ.新婦人協会

・1920年、平塚らいてう市川房枝らが結成

・女性の政治参加などを求める政治団体

 

④解放運動

ⅰ.全国水平社

・1922年、部落差別からの解放を求めて結成

 

 

2.政党内閣の時代:1924~1932年

第二次護憲運動の後、加藤高明内閣が成立

犬養毅内閣が五・一五事件で倒れるまで、8年間政党内閣の時代が続く

 

3.男子普通選挙の実現

ⅰ.普通選挙法

・1925年、加藤高明内閣のもとで成立

・納税額による選挙権の制限を撤廃し、満25歳以上のすべての男子に選挙権を与えた

 

ⅱ.治安維持法

・普通選挙法と同時に制定

社会主義運動に対する取りしまりを強化するため

 


漢字の読み方

小作争議:こさくそうぎ

・小作農:こさくのう

青鞜社:せいとうしゃ

平塚らいてう:ひらつからいちょう

新婦人協会:しんふじんきょうかい

市川房枝:いちかわふさえ

全国水平社:ぜんこくすいへいしゃ

加藤高明:かとうたかあき

犬養毅:いぬかいつよし

五・一五事件:ごいちごじけん

(ごーいちごじけん)

治安維持法:ちあんいじほう