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歴史6-10 軍部の台頭(まとめ)

ポイント解説

行きづまる日本経済。高まる政治不信。そんななか、国民の支持を集めた軍部が暴走していきます。満州事変のあと日本は国際連盟を脱退し孤立化。国内では五・一五事件二・二六事件を通して軍部が台頭。こうして、軍国主義が本格化していきます。


1.満州事変:1931年

関東軍が中国・奉天郊外の柳条湖満鉄の線路を爆破

軍事行動を開始し満州の主要部を占領

※関東軍…中国東北部の満州にいた日本陸軍の部隊

 

・1932年、関東軍が満州国の建国を宣言

→清の最後の皇帝溥儀を元首とする

犬養毅内閣満州国を承認せず

 

2.五・一五事件

・1932年5月15日、海軍の青年将校が犬養毅首相を暗殺

政党内閣の時代が終わる

※次の齋藤実内閣は満州国を承認

 

3.リットン調査団

・国際連盟から派遣され、満州事変について現地を調査

国際連盟総会の決議:1933年

満州国を認めない

・日本軍の引き上げを勧告

→日本は国際連盟を脱退し、満州の支配を強化

※日本の孤立化

 

4.二・二六事件

・1936年2月26日、陸軍の青年将校が首相官邸や警視庁などを襲撃

→軍部の政治的な発言力が拡大

 

5.日独防共協定

・1936年、ドイツと結ぶ

※防共:共産主義を防ぐ(日本とドイツがソ連に対抗するということ)

 

6.日本経済の状況:1930年代

・景気が回復

重化学工業の生産が軽工業を上回る

新しい財閥の成長

ブロック経済を行うイギリス・フランスと貿易上の対立が生じる


漢字の読み方

満州事変:まんしゅうじへん

関東軍:かんとうぐん

・奉天:ほうてん

・柳条湖:りゅうじょうこ

溥儀:ふぎ

犬養毅:いぬかいつよし

五・一五事件:ごいちごじけん

(ごーいちごじけん)

犬養毅:いぬかいつよし

二・二六事件:ににろくじけん

(にーにーろくじけん)

日独防共協定:にちどくぼうきょうきょうてい