歴史6-9 ファシズムの台頭と日本経済(まとめ)

ポイント解説

イタリアではムッソリーニドイツではヒトラーが実権をにぎり、ファシズムの体制をとりました。日本は深刻な不景気が続き、政党政治も行きづまっていきました。


1.ファシズムとは

・民主主義や自由主義を否定した全体主義の体制

 

①イタリア

・1922年、ムッソリーニの率いるファシスト党が政権をにぎり、独裁を行う

・1936年、アフリカのエチオピアを併合

 

ドイツ

 ・1933年、ヒトラーの率いるナチス(国民社会主義ドイツ労働者党)が政権をにぎり、独裁を行う


2.1920年代以降の日本経済

金融恐慌1927年発生

・多くの銀行が休業・倒産

→とりつけさわぎが起こるなど日本経済が混乱

 

世界恐慌1929年発生

・アメリカから世界に広がる

 

昭和恐慌

・1930年ごろからの日本の深刻な不況

世界恐慌の影響を受けて深刻化

 

労働争議・小作争議の多発


3.政党政治の行きづまり

・1930年、ロンドン海軍軍縮会議に出席

→日本はイギリス・アメリカと協調し、軍縮条約を結ぶ

浜口雄幸首相がおそわれ、内閣退陣


漢字の読み方(タップで開きます) ・金融恐慌:きんゆうきょうこう
・浜口雄幸:はまぐちおさち

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