中学地理:世界の地形

1.安定大陸

①特徴

ⅰ.平たんな地形

・長年の風化侵食のため

・広大な低地・平原・高原が広がる

 

ⅱ.侵食平野

侵食されて平らな土地になった平野

 

②安定大陸の例

アフリカ大陸

オーストラリア大陸

南北アメリカ大陸(西部を除く)

・ユーラシア大陸のシベリア


2.造山帯

①特徴

山地山脈が連なっているところ

地震火山の活動が活発

 

ⅰ.陸地

山地山脈が連なる

 

ⅱ.海洋

が点々と並ぶ

 

ⅲ.堆積平野

・川から運ばれた土砂が積もってできた平野

 

②2つの造山帯(下の地図)

A:アルプス・ヒマラヤ造山帯

B:環太平洋造山帯

 

A.アルプス・ヒマラヤ造山帯

アルプス・ヒマラヤ造山帯に属す地形

アルプス山脈

・ヨーロッパの代表的な山脈

 

ヒマラヤ山脈

・世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)は標高8848m

世界の屋根とよばれる

 

インドネシア

火山地震が多い

 

アの川

ナイル川世界最長の川


B.環太平造山帯

環太平洋造山帯に属す地形 

ロッキー山脈

・北アメリカ大陸西部

・大部分が森林におおわれている

※大陸東部は安定大陸

 

アンデス山脈

・南アメリカ大陸西部

世界一長い山脈:約7000㎞

※大陸東部は安定大陸

 

③ニュージーランド

火山地震が多い

※オーストラリアは安定大陸

 

④日本列島

火山地震が多い

 

 

※アの山脈

・アパラチア山脈

・造山帯ではない:なだらかな山脈

 

※イの川

アマゾン川

流域面積が世界最大


3.プレートテクトニクス

①理論

・地球の表面がいくつかのプレートに分かれている

→各プレートは少しずつ移動している(1年間に数cm)、という理論

※ドイツのウェゲナーの大陸移動説から発展した説

 

ⅰ.大陸プレート

・大陸の土台となっているプレート

 

ⅱ.海洋プレート

・海洋の下にあるプレート

 

海溝

・非常に深い海底が細長く連なっているところ

・プレートの境界付近に形成される

・深さ数千m~1万m以上におよぶ

 

海溝の例

日本海溝:水深6000m以上

南海トラフ:水深4000m前後

 

 

③プレート移動の事例

ⅰ.ヒマラヤ山脈の形成

・約4000万年前、インド大陸がユーラシア大陸に衝突(インド・オーストラリアプレートと、ユーラシアプレートが衝突)

ヒマラヤ山脈やチベット高原ができた

 

ⅱ.日本に地震が多い理由

・日本はプレートの境界付近に位置する

・フィリピン海プレートと太平洋プレート(海洋プレート)が、ユーラシアプレートと北アメリカプレート(大陸プレート)の下に沈みこんでいる

→プレートのぶつかる力で地震が発生する

 

ⅲ.火山の形成

・沈みこんだ海洋プレートの一部はマグマになる

→マグマは地上に移動して火山をつくる


4.大陸棚

深さ200m程度までのなだらかな海底

・プランクトンが多く好漁場となっている


漢字の読み方(タップで開きます) ・堆積平野:たいせきへいや
・海溝:かいこう
・大陸棚:たいりくだな


地図は、http://www.craftmap.box-i.net/ より利用しました。