中学理科:太陽系、月と金星の見え方(基礎)

1.宇宙の広がり

恒星

・みずから光を出してかがやいている星

例:太陽、星座を構成する星

 

②銀河

・恒星が多数(数億~数千億個)集まっている天体

例:銀河系、アンドロメダ銀河

 

2.太陽系の天体

太陽系

太陽とそのまわりを公転する天体の集まり

太陽系銀河系という銀河に属している

 

太陽

・地球からもっとも近い恒星

・表面温度は約6000℃

黒点…太陽の表面にある黒い部分。まわりより温度が低い

 

惑星

恒星のまわりを公転する天体

・みずからは光を出さない

・太陽系では8つの惑星がある

・太陽から近い順に、水星金星地球火星・木星・土星・天王星・海王星

 

衛星

・惑星のまわりを公転する天体

例:地球の

 

⑤小天体

・小惑星:火星と木星の間に多い

・すい星:氷の粒やちりが集まった天体。長いだ円軌道をえがく

 

3.月の見え方

①月の動き

・月は東の空からのぼり、南の空を通って西の空にしずむ

※地球の自転による見かけ上の動き

 

②月の満ち欠け

・月は太陽の光を反射して光って見える

・地球からの見え方が日によって変わる

 ※月は地球のまわりを公転しているため

 

新月→三日月→上弦の月→満月→下弦の月→次の新月と、約29.5日の周期で見え方が変わる

※満月より前は右側が光って見え、満月の後は左側が光って見える


4.日食と月食

日食

・月によって太陽がかくされること

 →日中の時間帯に起こり、太陽がさえぎられうす暗くなる

太陽・月・地球の順に一直線に並んだときに起こる

※日食のときは必ず新月

 

月食

・月が地球のかげにはいること

・太陽・地球・月の順に一直線に並んだときに起こる

※月食の時は必ず満月


5.金星の見え方

①金星の満ち欠け

・月と同じく、金星も太陽の光を反射して光って見える

・地球との距離によって見える大きさも変わる

地球より内側を公転しているため、真夜中に見ることができない

 

②金星の見え方

ⅰ.地球から近いとき

大きく見える

・欠け方は大きい(三日月のような形)

 

ⅱ.地球から遠いとき:

小さく見える

・欠け方は小さい(満月に近い形)

 

③金星が見える時間

ⅰ.よいの明星

日の入り後に、西の空に見える金星

 

ⅱ.明けの明星

日の出前に、東の空に見える金星

※天球上で太陽に近いところに見える 


漢字の読み方

恒星:こうせい

銀河系:ぎんがけい

黒点:こくせい

惑星:わくせい

天王星:てんのうせい

衛星:えいせい

小天体:しょうてんたい

・小惑星:しょうわくせい

・すい星:すいせい

上弦の月:じょうげんのつき

・下弦の月:かげんのつき

日食:にっしょく

月食:げっしょく

明星:みょうじょう