2019(令和元)年10月のニュース・時事問題
●10月1日:消費税率が10%に引き上げ
・10月1日から、消費税率が10%に引き上げられました。
・同時に、軽減税率の導入も始まり、外食などを除く飲食料品の税率は8%のままとされました。
・具体的には、スーパーマーケットや外食チェーン店において、食品を購入して持ち帰る場合は8%、店内で飲食する場合(イートイン)は外食扱いで10%となります。
※日本の消費税の歴史
・1989(平成元)年4月に初めて導入。3%
・1997(平成9)年4月から5%
・2014(平成26)年4月から8%
・2019(令和元)年10月から10%(軽減税率あり)
●10月9日:ノーベル化学賞に吉野彰氏
・スウェーデンの王立科学アカデミーは、2019年のノーベル化学賞を吉野彰(よしのあきら)氏(71歳)ら3氏に授与することを発表しました。
・吉野彰氏はスマートフォンなどに広く使われるリチウムイオン電池を開発したことが、現在の情報化社会を支え、また地球温暖化の解決にもつながる成果として高く評価されました。
●10月12~13日:台風19号による被害
・10月12日、台風19号が日本に上陸しました。
・関東地方や甲信地方、東北地方などでは記録的な豪雨災害となり、甚大な被害をもたらしました。
・神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺にある一部のタワーマンションでは、停電や浸水などの被害が発生しました。
●10月22日:即位礼正殿の儀
・天皇陛下が即位を広く披露するのが「即位の礼」。その中心となる儀式である「即位礼正殿の儀」が10月22日、皇居・宮殿の松の間で行われました。
・この日にはパレード(祝賀御列の儀)も予定されていましたが、台風19号の被害が大きいことを考慮して、11月10日に延期となりました。
・即位礼正殿の儀には、内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁判所長官の「三権の長」のほか、海外から200か国近く、約2000人が出席しました。
●10月31日:首里城で火災
・10月31日未明、沖縄県那覇市の首里城で火災が発生し、正殿と北殿、南殿が全焼しました。
・現在の首里城は1992(平成4)年に復元され、2000(平成12)年には世界遺産(世界文化遺産)に指定されていました。