中学地理:ヨーロッパ州の各国の特徴(しっかり)


ヨーロッパ州のおもな国の位置


1.イギリス

・首都はロンドン

 

①工業

・18世紀後半、世界で最初の産業革命が起こった

→イギリスは「世界の工場」とよばれる

 

北海油田

・1960年代以降、開発が進む

→イギリスは石油輸出国


2.フランス

・首都はパリ

 

①農業

・EU最大の農業国

・食料自給率は100%をこえる

混合農業(畑作+畜産)がさかん

小麦の輸出は世界2位

 ※世界1位はアメリカ

ワインの生産が多く、日本にも輸出

 

②工業

ドイツに次ぐ工業国

航空機の生産などがさかん

 

③その他

原子力発電の割合が高い

・首都パリは世界から観光客が多く訪れる


3.ドイツ

・首都はベルリン

 

①歴史

・第二次世界大戦後は西ドイツ東ドイツに分かれる

→1990年に統一

 

②工業

・EU最大の工業国

ライン川沿いにルール工業地域がある

自動車医薬品の輸出が多い


4.イタリア

・首都はローマ

※ローマ内に世界で面積が最小の国バチカン市国がある

 

①農業

南部地中海式農業がさかん

小麦オリーブぶどうなどを栽培

 

②工業

北部ミラノトリノジェノバなどでさかん

 

③その他

・北部と南部で経済格差が生じている

(北部の方が豊か)


5.オランダ

・首都はロッテルダム

ライン川の河口にEU最大の貿易港ユーロポートがある

 

①農業

酪農園芸農業がさかん

チューリップの球根を多く輸出

 

ポルダー

・干拓地のこと

 ※干拓:海水などを排水して陸地にすること

・オランダの国土の4分の1がポルダー


6.スイス

・首都はベルン

 

①工業

精密機械工業がさかん:時計など

 

②その他

永世中立国を宣言している

ジュネーブには国際連盟の本部が置かれていた


7.ロシア連邦

・首都はモスクワ

・面積は世界1位(日本の約45倍)

ウラル山脈をはさんでアジア州とヨーロッパ州にまたがる

 

①気候・自然

・大部分が冷帯(亜寒帯)、一部に寒帯

タイガ針葉樹の森林。国土の中央部に広がる

 

②歴史、民族と宗教

旧ソ連の大部分を構成する国だった

 ※1922年成立、1991年解体

・民族:スラブ系が多い

・宗教:キリスト教正教会が中心

 

③資源

石油(原油)、天然ガス

パイプラインEU諸国に輸出

 

④日本との関係

・日本に魚介類(さけ、かに、いくらなど)を輸出

北方領土問題が未解決