中学地理:高山気候の特徴(しっかり)


1.高山気候

①特徴

・低地よりも気温が低い

・昼と夜の気温差が大きい

・赤道付近では1年の気温変化が小さい

 

②高山気候の分布

・熱帯・温帯の標高の高い地域

※標高100mごとに気温は約0.6℃下がる

 

③高山都市の例

ⅰ.クスコ

ペルー西部、アンデス山脈の都市

※熱帯地域高山気候

 

ⅱ.ラサ

・中国チベット自治区の都市

チベット高原)

※温帯地域の高山気候

 

③自然

・標高に応じて植生が変化

 

④アンデスの生活

・標高によって異なる気候を利用した生活

・標高が低くなるほど熱帯の気候に近づく

 

ⅰ.標高4000m付近

住居を構えて暮らす

日干しれんが、石で家を造る

リャマアルパカの放牧

 ※らくだの仲間

・ポンチョアルパカの毛で作った衣服

・つばのついた帽子

 

ⅱ.標高3000~4000m

・じゃがいもを栽培

※低温でも育ちやすい

 

ⅲ.標高2000~3000m

・とうもろこしを栽培


2.高山気候の雨温図

①熱帯の地域(赤道付近)

1年間の気温変化が小さい

→常春(とこはる)の気候となる

 

②温帯の地域

・1年間の気温変化が大きい

※この雨温図の都市と年間平均気温・年間降水量

①左:熱帯の地域

・クスコの雨温図

・12.4℃、745mm

 

②右:温帯の地域

・ラサの雨温図

・8.5℃、430mm