日本史:江戸時代(概略)⑤

Ⅲ.江戸時代の流れ・続き

 

6)開国~幕府の滅亡:13~15代将軍(1843~1867年)

①開国への圧力

 

・1853年、ペリー(アメリカ)が浦賀に来航

 ※同年、プチャーチン(ロシア)が長崎に来航

 

安政の改革

・老中首座阿部正弘を中心とする改革

・越前藩主松平慶永、薩摩藩主島津斉彬、宇和島藩主伊達宗城の協力

・前水戸藩主徳川斉昭の幕政参画

・大船建造の禁を解禁:武家諸法度の変更

蕃書調所…江戸に設置。洋学教育、翻訳機関

 

③開国

ⅰ.1854年、ペリーの再来航

日米和親条約神奈川条約)の締結

→内容:下田箱館の開港、アメリカ船に燃料・食糧の供給、片務的最恵国待遇の承認

 

ⅱ.1854年、プチャーチンの再来航

日露和親条約の締結

択捉島以南を日本領、得撫島以北をロシア領

  ※樺太は両国人雑居

 下田箱館長崎の開港

 

※和親条約の締結:アメリカオランダイギリスロシア

 

 

④開港とその影響

ⅰ.通商の要求

・1856年、アメリカ総領事ハリス下田に着任

 →老中堀田正睦に通商を要求

・1858年、堀田正睦は朝廷に通商条約勅許を要請

 →孝明天皇は拒否

 ※その間、大老井伊直弼が就任

 

ⅱ.安政の五カ国条約

アメリカオランダイギリスフランスロシアと締結

1858年日米修好通商条約に調印

大老井伊直弼無勅許調印

・内容

  神奈川(実際には横浜)、長崎新潟兵庫(実際には神戸)の開港

  日本に滞在する自国民の領事裁判権治外法権)を認める

  協定関税制:日本の関税自主権の欠如 

 

ⅲ.貿易の状況

・最大の貿易港:横浜

・最大の貿易相手国:イギリス

・輸出品:生糸(約80%)、、蚕卵紙、海産物

・輸入品:毛織物綿織物(約75%)、武器

 

ⅳ.貿易の影響と幕府の対応

・物価の上昇:大幅な輸出超過、国内の物資不足が原因

・金貨の流出

 →対応:悪貨の万延小判鋳造 →物価上昇に拍車がかかる

・1860年、五品江戸廻送令五品目について、江戸の問屋を経由することを義務付け

  ※五品:雑穀水油呉服生糸

 

 

⑤公武合体と尊攘運動

ⅰ.将軍継嗣問題:13代将軍徳川家定に子がいない

a.一橋派一橋慶喜擁立を主張(水戸藩の徳川斉昭の子)

 ※支持者(人物重視):越前藩主松平慶永(春嶽)、薩摩藩主島津斉彬

 

b.南紀派:紀伊藩主徳川慶福擁立を主張

 ※支持者(血統重視):彦根藩主井伊直弼ら譜代大名が中心

 

ⅱ.大老井伊直弼の政治

・将軍継嗣の決定:徳川慶福が14代将軍徳川家茂として就任

・1858年、安政の五カ国条約に調印 ※違勅調印に批判がおこる

安政の大獄(1858~59年):反対派を強硬に弾圧

  隠居・謹慎:徳川斉昭徳川慶喜一橋慶喜)、松平慶永

  処刑:越前藩士橋本左内長州藩士吉田松陰

・1860年、桜田門外の変:水戸脱藩士らにより井伊直弼が暗殺される

 

ⅲ.公武合体運動

a.老中安藤信正の政策

・和宮降嫁:孝明天皇の妹和宮を将軍徳川家茂の正室に迎える

 →1862年、坂下門外の変:水戸脱藩士の襲撃にあい負傷、老中を退任

 

b.文久の改革:1862年。島津久光の政策

松平慶永政事総裁職

徳川慶喜将軍後見職

松平容保京都守護職(京都所司代の上に新設)

 

参勤交代制の緩和:3年1勤(在府期間短縮)、大名の妻子の帰国

 ※薩摩への帰路にて生麦事件が発生

 

ⅳ.長州藩の動き:尊王攘夷運動を藩論とする

・急進派(尊攘派)の公家(三条実美ら)と結び、朝廷に働きかけ

・幕府はやむなく1863年5月10日を期して攘夷の決行を諸藩に命令

 →長州藩外国船砲撃事件:長州藩が下関海峡で英米蘭船を砲撃(翌年、報復される)

 

ⅴ.薩摩藩・会津藩の動き:長州藩勢力の打倒をはかる

八月十八日の政変(1863年)

 →長州藩勢力と急進派の公家三条実美らを京都から追放

 

ⅵ.幕府の動き:尊攘派の弾圧

・1864年、池田屋事件(京都):新撰組が尊攘派の志士を襲撃

 

ⅶ.長州藩の反撃、敗退(いずれも1864年)

禁門の変蛤御門の変):薩摩藩会津藩に敗北

第1次長州征討:朝廷から征討令を受けた幕府が諸藩兵を動員(交戦はせず)

四国艦隊下関砲撃事件イギリスフランスアメリカオランダの報復を受ける

 

ⅵ.尊王攘夷論の挫折

薩摩藩薩英戦争長州藩四国艦隊下関砲撃事件で攘夷の不可能を悟る

・1865年、条約勅許孝明天皇が承認

・1866年、改税約書に調印:貿易の不平等拡大

 →関税率が平均20%から一律5%に変更

 

⑥倒幕運動の展開

ⅰ.第2次長州征討:1865年

・1866年、将軍徳川家茂の死去を理由に中止

 

ⅱ.薩長連合薩長同盟)の成立:1866年

・土佐藩出身の坂本龍馬中岡慎太郎の仲介

・下級武士による藩政掌握

 薩摩藩西郷隆盛大久保利通

 長州藩高杉晋作奇兵隊を組織)、桂小五郎木戸孝允

 

ⅲ.幕府と朝廷

・15代将軍に徳川慶喜が就任

 →フランスの援助で軍制改革などを実施

孝明天皇の急死:幕府に痛手

 

ⅳ.英仏の動向

イギリス行使パークス:薩長を支持

フランス行使ロッシュ:幕府を支持

 

⑦幕府の滅亡:1867年10月14日

薩長:公家の岩倉具視から討幕の密勅を引き出す

・幕府:将軍徳川慶喜大政奉還行う。政権を朝廷に返上

 ※土佐藩前藩主山内豊信容堂が献策(後藤象二郎坂本龍馬の構想)

 ※土佐藩は公議政体論を構想:雄藩連合政権。徳川氏を議長とする議会政治

 

 

王政復古の大号令:1867年12月9日

・薩長・岩倉具視らが主導。徳川慶喜をけん制(新政府から除外)

・幕府・将軍の廃止、摂政・関白の廃止

三職の新設:総裁議定参与

小御所会議:三職による会議

 →徳川慶喜辞官納地(内大臣の辞退と領地の一部返上)を決定

 

⑨民衆の動向

世直し一揆の多発

・伊勢神宮への御蔭参り

「ええじゃないか」の集団乱舞

 

・教派神道

 天理教(大和):中山みきが創始

 黒住教(備前):黒住宗忠が創始

 金光教(備中):川手文治郎が創始

 


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中学歴史:世界史②(欧米)(ざっくり)

世界の歴史・続き

 

 

3.:ヨーロッパの歴史

①十字軍の派遣

・11世紀末から約200年間、複数回にわたって派遣

 

ルネサンス(文芸復興)

イタリアで始まり、14~16世紀にかけてさかんになった

レオナルド・ダ・ビンチ:「モナ・リザ」を描いた

ミケランジェロ:「ダビデ」像をつくった

 

宗教改革

・16世紀前半、ドイツルターが始めた

プロテスタントカトリック教会から分離して形成

 

※カトリック教会の立て直し

 →イエズス会:宣教師フランシスコ・ザビエルは日本にキリスト教を伝えた

 

 

④大航海時代:スペインポルトガルが新航路を開拓

コロンブス:1492年、西インド諸島に到着

バスコ・ダ・ガマ:1498年、アフリカ大陸南端の喜望峰をまわりインドに到達

マゼランの船隊:1522年、世界一周を達成

 

 

4.17~18世紀の欧米の歴史

市民革命

絶対王政を打倒

 

ⅰ.イギリス

・1688年、名誉革命

 →1689年、権利(の)章典を発布

 

ⅱ.アメリカ

・1775年、(アメリカ)独立戦争の開始

 →1776年、(アメリカ)独立宣言を発表

 

ⅲ.フランス

・1789年、フランス革命が始まり、人権宣言が出された

・その後、ナポレオンが革命の終結を宣言し、1804年に皇帝になった

 

 

産業革命

・18世紀の終わりごろ、イギリスで始まった

蒸気機関で動く機械を使用

・19世紀のイギリスは「世界の工場」とよばれた

 

 

5.19世紀の世界

①イギリスと中国

アヘン戦争1840~1842年、清とイギリスの戦争

 →イギリスが勝利。1842年に南京条約を結ぶ

 

太平天国の乱19世紀半ば、洪秀全を指導者として清国内で起こった

 

②イギリスとインド

インド(の)大反乱、19世紀半ば、インド兵がイギリス人の上官に対し反乱

 →イギリスに不満をもつ人々の反乱がインド各地に広まった

・イギリスはインドを植民地とし、直接支配

 

③アメリカ

南北戦争:1861~1865年

リンカンリンカーン)大統領の演説

 :「人民の、人民による、人民のための政治

 →奴隷解放宣言を発表し、北部を勝利にみちびいた 

 


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中学歴史:世界史①(アジア)(ざっくり)

世界の歴史

 

1.文明の発展

エジプト文明

ナイル川流域

ピラミッド太陽暦象形文字

 

メソポタミア文明

チグリス川ユーフラテス川流域

くさび形文字太陰暦

ハンムラビ王ハンムラビ法典を制定

 

インダス文明

インダス川流域

モヘンジョ・ダロの遺跡

・紀元前5世紀ごろ、インドに生まれたシャカ釈迦)が仏教を開いた

 

中国文明

黄河流域

:紀元前16世紀ごろにおこる

甲骨文字 

 

 

2.中国・東アジアの歴史

①中国

ⅰ.

・紀元前3世紀、始皇帝が初めて中国を統一

万里の長城を修築:北方の遊牧民族の侵入を防ぐため

・15年でほろんだ

 

ⅱ.

・紀元前3世紀、中国を統一

シルクロード絹の道)を通じて、ローマ帝国とも交流

 

ⅲ.

・607年、日本から遣隋使が派遣される

 

ⅳ.

・618年建国。長安を都とし、律令にもとづく政治を行った

・日本からは遣唐使がたびたび派遣された

 

ⅴ.宋

・10世紀後半に建国

・日本の平清盛日宋貿易をさかんに行った

 

ⅵ.

チンギス・ハン:13世紀、モンゴルを統一

・その孫のフビライ・ハンは国号をとし、中国全土を支配

 →元寇:鎌倉時代の日本をおそった

 

ⅶ.

・14世紀半ばに成立

・室町幕府の足利義満日明貿易勘合貿易)を開始

 

ⅷ.

・17世紀半ば、明にかわって中国全土を支配

・鎖国政策をとる江戸時代の日本とも貿易を行った

・1840年、アヘン戦争イギリスと開戦し敗北

・1894年、日清戦争:日本と開戦し敗北

・1911年、辛亥革命がおこり、翌年ほろんだ

 

ⅸ.中華民国

・1912年、孫文を臨時大総統として成立

 

ⅹ.中華人民共和国

・1949年、毛沢東を主席として建国した社会主義国

・1972年、日中共同声明:日中国交正常化

・1978年、日中平和友好条約

 

 

②朝鮮半島

ⅰ.4世紀~7世紀ごろの朝鮮半島

北部高句麗

東部新羅

西部百済。日本と友好関係、日本に仏教を伝えた

南部伽耶加羅任那諸国。小国が分立

 

ⅱ.朝鮮半島の統一

・7世紀後半、唐の力を借りた新羅が半島を統一

 

ⅲ.高麗

・10世紀前半、新羅をほろぼした

 

ⅳ.朝鮮国

・1392年、李成桂高麗をほろぼして建国

 

 

③沖縄

ⅰ.琉球王国

・15世紀前半に建国

中継貿易で栄えた

 

ⅱ.琉球処分

・明治時代の日本に組み込まれ、沖縄県となった

 

ⅲ.第二次世界大戦後

・アメリカ軍の直接統治を受けた

 →1972年に日本に復帰

 


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中学歴史:平成(ざっくり)

平成

・1989年~

 

1.平成以降の日本

バブル景気バブル経済):1980年代末~90年年代初め

・1992年、国連のPKO平和維持活動)に自衛隊を初めて派遣

 

2.環境問題への国際的な取り組み

・1992年、国連環境開発会議地球サミット):ブラジルで開催

・1997年、地球温暖化防止京都会議京都議定書を採択

 


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中学歴史:昭和時代②戦後(ざっくり)

昭和時代・戦後

・1926~1989年

(戦前:1926~1945年)

(戦後:1945~1989年)

 

0.昭和時代の流れ・戦後

・世界:冷戦

・日本経済:復興→高度経済成長→安定成長→バブル経済

 

 

1.占領下の日本

・日本は連合国軍最高司令官総司令部GHQ)による間接統治のもとにおかれた

 ※マッカーサー:GHQの最高司令官

沖縄県小笠原諸島アメリカ軍が直接統治した

北方領土ソ連が占領

 

②民主化

・選挙権の拡大:満20歳以上のすべての男女に保障された

財閥解体:大企業を分割

労働組合法:労働者の団結権を保障

労働基準法:労働条件の最低基準を定めた

農地改革:農村で実施

  

日本国憲法の制定

・公布:1946年11月3日

・施行:1947年5月3日

・3つの基本原理:国民主権基本的人権の尊重平和主義

天皇:日本国と日本国民統合の象徴と規定

  

 

2.戦後世界の動き

国際連合の成立1945年10月

安全保障理事会:国際連合の主要機関の1つ

 常任理事国アメリカ、イギリス、フランス、ソ連、中国の5か国

 →この5か国は拒否権を有する

 

冷戦(冷たい戦争)

西側陣営アメリカを中心とする資本主義国の陣営

東側陣営ソ連を中心とする社会主義国の陣営

  

③各国の状況

ⅰ.ドイツ

東ドイツ西ドイツに分かれる

ベルリンの壁「冷戦の象徴」とよばれた

 

ⅱ.中国

・1949年、中華人民共和国が成立:毛沢東を主席とする社会主義国

 

ⅲ.朝鮮半島

朝鮮戦争…1950年、北朝鮮が韓国に侵攻。1953年に休戦

  

④アジア・アフリカ諸国の動き

・1955年、アジア・アフリカ会議インドネシアバンドンで開催

 

 

3.占領政策の転換

①特需景気

・1950年、朝鮮戦争が始まる:アメリカ軍が大量の軍需物資を日本で調達

 →日本は好景気となり、経済復興が早まった

 

②再軍備

・1950年、警察予備隊の設置

 →1954年に自衛隊となった

 

③日本の独立回復と安保条約

ⅰ.サンフランシスコ平和条約

・1951年、吉田茂内閣が48か国との間で調印

・1952年に発効し、日本は独立を回復

 ※沖縄県などは引き続きアメリカの統治下におかれ、のちに返還された

 

ⅱ.日米安全保障条約

・1951年、吉田茂内閣がアメリカとの間で調印

・1960年に改定

 

  

4.日本の外交

①日本の国際社会への復帰

日ソ共同宣言:1956年に調印し、ソ連と国交を回復

 →同年、国際連合に加盟

 

②近隣諸国との外交

日韓基本条約:1965年に調印。韓国と国交正常化

日中共同声明:1972年に発表。中国(中華人民共和国)と国交正常化

日中平和友好条約:1978年、中国との間で調印

 

沖縄の日本復帰

・1972年、アメリカから返還が実現

 

非核三原則

核兵器を「持たず、つくらず、持ちこませず」という国の方針

 

 

5.戦後の日本経済

①高度経済成長

・1955年から1973年まで続いた

 

東海道新幹線の開通:1964年、東京・大阪間に開通する

東京オリンピック:1964年、アジアで初の開催

 

②高度経済成長の終わり

・1943年、石油危機オイル・ショック)の発生

 →先進工業国は不況となり、日本の高度経済成長も終わった

 

③公害問題の深刻化と対応

四大公害裁判水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく

・1967年、公害対策基本法の制定:公害の深刻化に対応

 →1993年、環境基本法が制定

・1971年、環境庁設置

 →2001年、環境省となった

 

 

6.冷戦の終結

・1989年、ドイツベルリンの壁が取り壊される

・1989年、アメリカ・ソ連の首脳が冷戦の終結を宣言

・1990年、東西に分かれていたドイツが統一

・1991年、ソ連が解体

 


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中学歴史:昭和時代①戦前(ざっくり)

昭和時代

・1926~1989年

(戦前:1926~1945年)

(戦後:1945~1989年)

 

0.昭和時代の流れ

①戦前

・世界恐慌、日本の不況

・戦時体制の強化

・太平洋戦争→敗戦

 

②戦後

・世界:冷戦

・日本経済:復興→高度経済成長→安定成長→バブル経済

 

 

1.深刻な不況

世界恐慌

・1929年10月、アメリカニューヨーク市場で株価が暴落。世界へ広がる

 

ⅰ.アメリカの対応

ニューディール政策

 →政府が大規模な公共事業を積極的におこした

 

ⅱ.イギリスフランスの対応

ブロック経済の実施

 →本国と植民地の貿易を拡大、外国に対しては高い関税をかけた

 

ⅲ.ソ連

社会主義国のため、世界恐慌の影響を受けず

 

②日本の不況

昭和恐慌:1930年代以降の日本は、深刻な不況にみまわれた

 

③ファシズム

ⅰ.イタリア

ムッソリーニ:ファシスト党を率いた

 

ⅱ.ドイツ

ヒトラー:ナチスを率いて政治の実権をにぎった

 

 

2.軍部の台頭

満州事変

・1931年、南満州鉄道の爆破事件を機に、関東軍(現地の日本軍)が軍事行動を開始

 →満州国の建国を宣言

 

 

②軍部の発言力の高まり

ⅰ.五・一五事件:1932年

犬養毅首相が暗殺される

 →1924年から続いた政党内閣の時代が終わる

 

※1933年、日本は国際連盟を脱退

 

ⅱ.二・二六事件:1936年

・陸軍の青年将校が首相官邸や警視庁などを襲撃

 →軍部の政治的な発言力が拡大

 

 

3.戦時体制の強化と戦争

日中戦争

・1937年開戦

 

②日本の戦時体制の強化

・1938年、国家総動員法の制定

・1940年、大政翼賛会の結成

米の配給制の開始

 

 

4.第二次世界大戦

①始まり

・1939年、ドイツポーランドに侵攻

 →イギリスフランスドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦が始まる

 

②大戦の2陣営

枢軸国日本ドイツイタリアなど

連合国アメリカイギリスフランス中国ソ連など

 

③日本と世界の動き

ⅰ.1940年のできごと

日独伊三国同盟日本ドイツイタリア同盟を結んだ

大政翼賛会の結成

 

ⅱ.1941年のできごと

・4月、日ソ中立条約:ソ連との間で調印

大東亜共栄圏の提唱

 

・12月、日本がハワイ真珠湾を攻撃

 →太平洋戦争の開始:日本はアメリカと戦争を始めた

 ※当時の日本の首相は東条英機

 

戦時下の国民生活

学徒出陣

勤労動員

疎開集団疎開学童疎開

 

⑤戦況の悪化

・1942年、ミッドウェー海戦でアメリカに敗北

 

⑥第二次世界大戦の終結

ⅰ.ヨーロッパの終戦

・1943年9月、イタリアが降伏

・1945年5月、ドイツが降伏

 

⑦日本の終戦:1945年

・3月、沖縄にアメリカ軍が上陸、地上戦へ(沖縄戦

・7月、ポツダム宣言の発表:日本は当初これを無視

・8月、アメリカ原子爆弾原爆)を投下

 →6日に広島、9日に長崎に投下

 

・8月8日、ソ連日ソ中立条約を破って参戦

 

・8月14日、日本はポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏することを決定

8月15日昭和天皇ラジオ放送玉音放送)を通して、国民に終戦を知らせた

 


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中学歴史:大正時代(ざっくり)

大正時代

・年代:1912~1926

 

0.大正時代の流れ

・日本国内:大正デモクラシー

 民本主義、米騒動、普通選挙法・治安維持法

・世界:第一次世界大戦→ベルサイユ条約

 

 

1.第一次世界大戦

①始まり:1914年

サラエボ事件オーストリアの皇太子夫妻がセルビア人の青年に暗殺される

 →オーストリアセルビアに宣戦布告

  各国も参戦して第一次世界大戦

 

②第一次世界大戦の参戦国

同盟国ドイツ、オーストリア、トルコなど

連合国イギリス、フランス、ロシア、イタリア、日本など

 ※アメリカは1917年に連合国側で参戦

  日本は日英同盟を理由に、連合国側で参戦

 

③第一次世界大戦中の日本

・1915年、二十一か条の要求:中国に対して出した要求

 内容:ドイツが中国の山東省に持っている権益を、日本が受け継ぐことなど

 

ロシア革命

ⅰ.革命の発生

・1917年、レーニンを指導者として革命がおこる

 

ⅱ.シベリア出兵:1918年

・ロシア革命に日本や欧米各国が干渉

 →日本国内では米騒動がおこるきっかけになった

 

ⅲ.ソ連の成立

・1922年、ソビエト社会主義共和国連邦ソ連)が成立

 ※世界初の社会主義国家の成立

 

 

2.第一次世界大戦後の世界と日本

①第一次世界大戦の終結

ⅰ.大戦の終結

・1918年、ドイツが降伏して第一次世界大戦が終結

 

ⅱ.講和会議

・1919年、パリ講和会議が開かれる

 →講和条約のベルサイユ条約に調印

 

 

②国際協調の時代

ⅰ.国際連盟の成立:1920年

アメリカウィルソン大統領の提案にもとづく

・常任理事国:イギリスフランスイタリア日本

アメリカは国内の議会の反対により加盟しなかった

 

ⅱ.ワシントン会議:1921~1922年

 

 

②アジアの民族運動

ⅰ.朝鮮

三・一独立運動:1919年3月1日

 

ⅱ.中国

五・四運動:1919年5月4日

 

ⅲ.インド

イギリスの植民地支配を受けていた

ガンディーが「非暴力・不服従」を唱え、指導者として活動

 

 

3.大正デモクラシーの時代

・大正時代に高まった、民主主義・自由主義の風潮

 

①第一次護憲運動(憲政擁護運動)

・1913年、藩閥の桂太郎内閣が退陣

 

民本主義

・1916年、吉野作造が主張

 

米騒動

・1918年、米の安売りを求める運動

 ※原因:シベリア出兵を見越した商人が米を買い占め、米価が大きく値上がりしたため

 

④政党内閣の成立

・1918年、原敬内閣が成立。初の本格的な政党内閣

 

⑤さまざまな社会運動

ⅰ.女性運動

平塚らいてう:女性の政治参加、女性解放運動

 →市川房枝らとともに新婦人協会を結成

 

ⅱ.解放運動

全国水平社…1922年、部落差別からの解放を求めて結成

 

普通選挙法

1925年加藤高明内閣のもとで成立

満25歳以上の(すべての)男子に選挙権を与えた

・同時に治安維持法も制定し、社会主義運動の取りしまりを強化

 

 

4.大正時代の文化・社会

①大衆文化と都市の発展

関東大震災:1923年9月1日に発生

ラジオ放送:1925年、放送開始

 

②文学

志賀直哉:代表作は「城の崎にて」、「暗夜行路」など

芥川龍之介:代表作は「羅生門」、「鼻」など 

 


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中学歴史:明治時代③(ざっくり)

明治時代・続き

  

 

7.韓国併合と辛亥革命

①韓国の植民地化

韓国併合:1910年、日本は韓国を併合

 →朝鮮総督府を設置し、武力を背景に統治

 

②中国の革命運動

辛亥革命:1911年。孫文が革命を主導。清を倒して近代国家の建設をめざした

中華民国の成立:1912年。孫文が臨時大総統に就任

 →その後、袁世凱が大総統の地位をゆずり受け、独裁的な政治を行う

 

8.日本の産業革命と公害問題

①1880年代半ば~

軽工業を中心に発展

 

②日清戦争前後(1890年代半ば)~

重化学工業の発展

下関条約で得た賠償金をもとに、北九州に官営八幡製鉄所を建設

 →1901年、操業を開始

 ※財閥の登場:三井三菱住友安田などの資本家が成長して成立

 

③公害問題

足尾銅山鉱毒事件(栃木県)

 →地元の衆議院議員田中正造が問題解決に努力

 

※日本の社会主義の動向

大逆事件:1910年、社会主義者らを逮捕

 →幸徳秋水らが死刑となった

 

 

9.明治時代の文化

①日本画

横山大観:代表作は「無我」など

 

②西洋画

黒田清輝:フランスに留学。代表作は「湖畔」、「読書」など

 

③音楽

滝廉太郎:「荒城の月」「花」などを作曲。洋楽の道を開いた

 

④文学

与謝野晶子:詩や短歌を多く残した女流歌人。歌集「みだれ髪」など

 ※日露戦争で出征した弟を思い、「君死にたまふことなかれ」という詩をよんだ。

樋口一葉:女性の小説家。代表作は「たけくらべ」など

夏目漱石:小説家。代表作は「吾輩は猫である」、「坊っちゃん」など

森鷗外:軍医・小説家。代表作は「舞姫」など

石川啄木:歌人・詩人。代表作は「一握の砂」など

 

⑤医学

野口英世:細菌学者。黄熱病の研究中に自らも感染し、病死

 


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中学歴史:明治時代②(ざっくり)

明治時代・続き

 

4.自由民権運動

①始まり

・1874年、民撰(民選)議院設立の建白書

 :板垣退助らが政府に提出。国会の開設を要求

 →各地で自由民権運動が展開されていく。言論による運動

 

※士族の反乱:武力による反抗

 例)西南戦争(1877年)…鹿児島の士族らが、西郷隆盛を中心に反乱

 

 

②自由民権運動の展開

・1880年、国会期成同盟の結成:政府に国会の開設を要求

・1881年、国会開設の勅諭:政府は10年後に国会を開くことを約束した

 

③政党の結成

自由党:党首は板垣退助

立憲改進党:党首は大隈重信 

 

③自由民権運動の停滞

激化事件:1880年代、各地で暴動が起こる

 例)秩父事件(埼玉県)…農民らが暴動を起こし、軍隊が出動した

 

 

5.憲法の制定

①憲法の制定前後の動き

ⅰ.内閣制度:1885年成立

・初代内閣総理大臣(首相)に伊藤博文が就任

 

ⅱ.大日本帝国憲法

1889年2月11日に発布

ドイツの憲法を参考に作成

 ※理由:君主権が強いから

天皇主権

・国民は臣民とよばれた

 →法律の範囲内で、各種の自由や権利が認められた

 

 

②帝国議会の開設

・二院制:貴族院衆議院

 ※衆議院議員の選挙権が与えられた人々

  →直接国税15円以上を納める満25歳以上の男子 

 

 

6.対外関係と戦争

①不平等条約の改正

ⅰ.岩倉使節団

・1871~1873年に派遣。交渉に失敗し、欧米の視察を行い帰国

 

ⅱ.欧化政策

・1880年代、欧米の制度や風習を積極的に取り入れた

鹿鳴館を建設し、舞踏会を開いた

 

ⅲ.ノルマントン号事件:1886年

・イギリス船が沈没。日本人乗客全員が死亡

 →領事裁判権(治外法権)の撤廃を求める世論が高まった

 

ⅳ.条約改正の実現

・1894年、領事裁判権治外法権)の撤廃に成功

・1911年、関税自主権を完全に回復

 

 

日清戦争1894年

ⅰ.きっかけ

甲午農民戦争:1894年、朝鮮で農民たちが反乱を起こした

 →清・日本から出兵した軍隊が衝突し、戦争となった

 

ⅱ.結果:日本の勝利

・講和条約:1895年下関条約に調印

 →内容:清は遼東半島台湾などを日本にゆずる、日本に賠償金を支払う

 

ⅲ.日清戦争後の動き

三国干渉ロシアフランスドイツとともに、遼東半島を清に返還することを要求

 →対抗する力のない日本は、この要求を受け入れ

 

 

③日清戦争後の中国

・欧米列強や日本が中国に進出:清は半植民地のような状態に

義和団事件:1899~1900年。清で民衆が外国の勢力を追い払うために蜂起

 →日本やロシアは清に出兵して鎮圧した

 

④ロシアとの対立と戦争

ⅰ.日英同盟:1902年

ロシアの南下政策に対抗するため、利害関係の一致した日本とイギリスが同盟を結んだ

 

ⅱ.日露戦争の始まり

1904年に開戦

与謝野晶子は出兵した弟を思い、「君死にたまふことなかれ」という詩を発表

 

ⅲ.講和

・1905年、ポーツマス条約に調印:アメリカの仲介

・条約の内容

 ロシアは、北緯50度以南の樺太を日本にゆずる

 ロシアは、南満州鉄道の利権を日本にゆずる

  →その後、日本は日本南満州鉄道株式会社(満鉄)を設立した

 ※賠償金は得られなかった

  →民衆の不満が爆発し、日比谷焼き打ち事件が起こった

 


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中学歴史:明治時代①(ざっくり)

明治時代

・年代:1868~1912年

 

0.明治時代の流れ

・戊辰戦争

・新しい国家づくり

・自由民権運動

・大日本帝国憲法

・日清・日露戦争、条約改正

・韓国併合

 

 

1.近代国家の確立

戊辰戦争

・新政府軍と旧幕府軍の戦い

 →新政府軍が勝利

 

明治維新

ⅰ.五箇条の御誓文

・1868年3月、天皇が神に誓う形式で新政府の基本方針を示す

 

 

ⅱ.中央集権国家の建設

版籍奉還…1869年、全国の藩主(旧大名)が、土地と人民を天皇に返上した

廃藩置県…1871年、全国の藩を廃止し、府や県を設置

 

 

③富国強兵

ⅰ.学制:1872年

・6歳以上の男女すべてに教育を受けさせることとした

 

ⅱ.徴兵令:1873年

・満20歳になった男子に兵役の義務を負わせた

 

ⅲ.地租改正:1873年~

・土地の所有者に地券を交付

・課税の基準を、収穫高から地価に変更

地租の税率は地価のとし、土地の所有者が現金で納めることとした

 

 

2.近代化と発展

文明開化

・欧米の文化が取り入れられ、都市を中心に伝統的な生活様式が西洋化した

 例)人力車馬車ガス灯洋服

 

鉄道の開通

 

②新しい思想

福沢諭吉「学問のすゝめ」で、人間の平等や民主主義を紹介

中江兆民ルソー(フランス)の民主主義思想を紹介

 →自由民権運動に影響を与えた

 

③殖産興業

官営模範工場官営工場)の設立

 例)富岡製糸場(群馬県)

 

 

3.近代的な国際関係

①岩倉使節団の派遣:1871~1873年

・全権大使:右大臣岩倉具視

 ※ほかに大久保利通木戸孝允ら政府の有力者も参加

 

 

・使節の目的

 江戸幕府が結んだ不平等条約の改正交渉

 欧米の進んだ産業・経済・政治状況の視察

 →日本の国力充実の必要性を痛感して帰国

 

②中国との関係

・1871年、日清修好条規:清と対等な条約を結ぶ

 

③朝鮮との関係

征韓論…武力で朝鮮に開国をせまろうという主張

 →岩倉使節団に参加していた大久保利通らが帰国し、これに反対

 →西郷隆盛板垣退助らは政府を去った(1873年)

 

江華島事件…1875年、日本と朝鮮の武力衝突

 →日朝修好条規…1876年、朝鮮を開国させた

  ※朝鮮にとって不平等な内容

 

 

⑤北海道の開拓

・役所:開拓使を設置

屯田兵が開拓を行う

・先住民のアイヌ民族は土地や漁場をうばわれた

 

⑥沖縄

・1872年、琉球王国を琉球藩とした

・1879年、琉球藩を廃止し、沖縄県を設置

 ※琉球処分:琉球を沖縄県として日本に組み込む一連の政策

 

 


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中学公民:環境問題、南北・南南問題(ざっくり)

1.地球環境問題

さばく化

酸性雨

オゾン層の破壊フロンガスの排出が原因

地球温暖化二酸化炭素などの温室効果ガスが原因

 

 

2.環境問題への国際的な協力

国連環境開発会議地球サミット

・1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開催

持続可能な社会の実現をめざす

 

②地球温暖化防止京都会議

・1997年開催

京都議定書を採択

 

 

3.格差の拡大

南北問題

・発展途上国と先進工業国との経済格差。またそこから生じるさまざまな問題

 

南南問題

・発展途上国間における経済格差から生じる問題

・中東の産油国やアジアの新興国と、最貧国との間で格差が拡大

 


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中学公民:国際連合、地域主義(ざっくり)

1.国際連合

・1945年、第二次世界大戦後に設立

・本部はアメリカのニューヨークにある

 

 

2.国際連合の主要機関

総会

・全加盟国で構成。全ての国が平等に1票をもつ

 

安全保障理事会安保理

・世界の平和と安全の維持を目的とする

アメリカなど5か国の常任理事国拒否権を有する

 

 

3.国際連合の専門機関・補助機関

国連教育科学文化機関UNESCOユネスコ

国連児童基金UNICEFユニセフ

世界保健機関WHO) 

 

4.地域主義

ヨーロッパ連合欧州連合EU

・1993年、12か国で発足。その後加盟国が増加

・共通通貨ユーロを導入

 

ASEAN東南アジア諸国連合

・1967年発足。現在、10か国が加盟

 

③2国間、多国間の協定

自由貿易協定FTA

経済連携協定EPA

 

5.平和のための国際的な援助、取り組み

ODA政府開発援助)…先進国が発展途上国に対して行う援助

NGO非政府組織)…民間の国際的な協力組織

 


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中学公民:為替相場、国際経済、主権国家(ざっくり)

1.為替相場為替レート

・通貨と通貨の交換比率のこと

 

円高

・円の価値が外国通貨に対して高くなること

 

円安

・円の価値が外国通貨に対して安くなること

 

 

2.経済のグローバル化

WTO世界貿易機関)…世界の自由貿易の促進をめざす機関

 

 

3.国際社会と国家

主権国家

・一定の領土と国民を有し、他国の支配や干渉を受けない独立した国家

 

②領域

・国家の主権がおよぶ範囲

領土領海領空から構成

 

.国際法

国際法…国家間で取り決められた法

 ※条約国際慣習法がある

 

5.日本の領土の端

・最北端:択捉島

・最南端:沖ノ鳥島

 ※護岸工事を行い、水没を防いでいる

 →広大な(排他的)経済水域を守るため

 

・最東端:南鳥島

・最西端:与那国島

 


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中学公民:社会保障制度、公害、環境保全(ざっくり)

1.社会保障制度

・4つの柱:社会保険公的扶助社会福祉公衆衛生

 

社会保険 

・医療保険、年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険(制度)の5つがある

※いずれも「○○保険」という名称

 

公的扶助

・生活保護

 

社会福祉

・老人福祉、障がい者福祉、児童福祉などがある

※いずれも「○○保険」という名称

 

公衆衛生

・上下水道の整備、公害対策などがある

 

 

2.公害

・大気汚染、水質汚濁、騒音、地盤沈下などがある

・高度経済成長期に深刻化 

・四大公害裁判:いずれも患者側の全面勝訴

 …水俣病新潟水俣病イタイイタイ病四日市ぜんそく

 

 

3.行政の対応、公害対策

公害対策基本法:1967年制定 

環境庁:1971年設置

 →2001年、環境省になった

 

環境基本法:1993年制定 

 

環境アセスメント環境影響評価

 …大規模な開発にあたって、環境への影響を事前に調査・評価すること

 

循環型社会をめざしている

 


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中学公民:景気循環、景気対策(金融政策・財政政策)(ざっくり)

1.景気変動景気循環

好景気好況不景気不況が交互に繰り返されること

 

①好景気(好況)

・商品がよく売れ、企業の生産が増える、賃金も上昇。失業者も減少

インフレーションインフレ…物価が継続的に上昇すること

 ※需要>供給 で商品がよく売れるため

 

 

②不景気(不況)

・商品があまり売れず、企業の生産は減少する、賃金も下落。失業者も増加

デフレーションデフレ…物価が継続的に下落すること

 ※需要<供給 で商品があまり売れないため

 

 

2.景気調整政策

財政政策

・政府が行う景気調整政策

 

金融政策

日本銀行が行う景気調整政策

 


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中学公民:金融、財政、税金(ざっくり)

1.金融

金融…お金の貸し借りのこと

金融機関銀行、保険会社など 

 

2.中央銀行のはたらき

 

日本銀行

・日本の中央銀行。一般の銀行や政府と取り引きを行う

※家計や企業とは取り引きしない

 

②日本銀行の役割

発券銀行…紙幣を発行する

政府の銀行…政府の資金の出し入れ・管理

銀行の銀行…一般の銀行に資金を貸し出す、一般の銀行から預金を受け入れる

 

金融政策

・日本銀行が物価や景気の安定のために行う政策

 

 

 

 

3.財政

財政…政府の経済活動のこと

 

歳入

・政府の収入。約90~100兆円

・租税収入:所得税、法人税、消費税など。 約45~50%

公債金:国の借金。約45~50%

 

 

歳出

・政府の支出。約90~100兆円

社会保障関係費…約30% 高齢化で負担増大

国債費…借金の返済。約25%

 

 

 

.税の分類

直接税…税を負担する人と納める人が一致する税

間接税…税を負担する人と納める人が異なる税 

国税…国に納める税金

地方税…地方公共団体に納める税金

 

 

5.おもな税の種類

所得税…直接税・国税。個人の収入にかかる税

法人税…直接税・国税。会社などにかかる税

消費税…間接税・国税。買い物をしたときにかかる税

住民税…直接税・地方税。都道府県民税、市町村民税

 

 

6.累進課税

・収入が多い人ほど税率が高くなる制度

所得税で導入

 


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中学公民:需要と供給、独占、公共料金(ざっくり)

1.市場経済のしくみ

①市場と価格

市場:商品が売買される場

 

市場価格:市場で売買されている商品の価格

 ※需要供給の関係によって変化しながら決まる

 

②需要と供給による価格の変動

 

・需要量>供給量 → 価格は上昇上がる

・需要量<供給量 → 価格は下落下がる

・需要量=供給量:均衡価格

 

③価格による需要・供給の変動

・価格が下がる

 →需要は増加増える

 →供給は減少減る

 

・価格が上がる

 →需要は減少減る

 →供給は増加増える

 

 

 

2.需要と供給で決まらない価格

独占価格

 

独占…1つまたは少数の企業が市場を支配している状態

 寡占…少数の企業が市場を支配している状態

 

独占禁止法

 →公正取引委員会がこの法律を運用し、市場を監視

 

 

公共料金

・国民生活に与える影響が大きいため、国や地方公共団体が価格を管理

 例)電気・ガス・水道料金、鉄道運賃・乗合バス運賃、郵便料金など

 


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中学公民:企業、株式会社、労働者の権利(ざっくり)

1.企業

私企業公企業がある

 

 

2.株式会社

・私企業の1つ

株主…株式を購入した人(出資者)。利潤の一部を配当として受け取ることができる

 

株主総会…株式会社の最高意思決定機関。すべての株主が出席して開かれる

 

 

3.労働三法

労働基準法

労働組合法

労働関係調整法

 


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中学公民:経済主体、消費者の権利、流通(ざっくり)

1.3つの経済主体

家計:消費活動を中心とする

企業:商品を生産する

政府:公共サービスを提供する

→互いに関係し合い、貨幣と財・サービスとを交換

 

…食品や衣類など、かたちのあるもの

サービス…医療や教育など、かたちのないもの

 

 

 

2.消費者の権利

①消費者の4つの権利

・1960年代、アメリカのケネディ大統領が示した

 

②消費者を保護するための制度や法律

クーリング・オフ(制度)

製造物責任法PL法

消費者基本法

消費者庁

 

 

3.流通

・生産された商品が消費者に届くまでの道すじのこと

・生産者 → 卸売業(者)→ 小売業(者)→ 消費者 

 


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中学公民:地方自治(ざっくり)

1.地方自治について

地方自治:地域に住む住民自身が、その地域を自主的に治めること

地方自治は「民主主義の学校」といわれる

条例…その地方公共団体のみに適用される法(決まり)

 ※法律の範囲内で制定される

 

 

2.地方自治の制度・しくみ

地方議会

条例の制定、予算の決定などを行う

 

首長

・地方公共団体の長。都道府県知事、市町村長

 

※地方議員と首長は、いずれも住民の直接選挙によって選ばれる

 

 

3.首長と地方議会の関係

①首長 ⇒ 地方議会

議会を解散する権限など

 

 

②地方議会 ⇒ 首長

・首長の不信任決議

 →可決された場合、首長は辞職するか、議会を解散しなければならない

 

 

4.選挙権と被選挙権

①任期

・首長・地方議員とも議会は解散あり

 

②選挙権

・すべて18歳以上

 

③被選挙権

・地方議員:25歳以上

・市町村長:25歳以上

・都道府県知事:30歳以上

 

 

5.直接請求権

条例の制定・改廃の請求

監査請求

③議会の解散請求

④議員・首長の解職請求(リコール

・必要な署名:①②は有権者の50分の1以上、③④は有権者の3分の1以上

 

 

6.地方財政

地方公共団体の収入(歳入)の種類

地方税

地方債(ちほうさい):借金

地方交付税交付金:国からの補助金。使い道は自由

国庫支出金:国からの補助金。使い道は指定 

 


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中学公民:三権分立(ざっくり)

1.三権分立

・国の権力を3つに分散させ、それぞれ独立した機関に担わせるしくみ

・フランスのモンテスキューが主張

 

・国会が立法権、内閣が行政権、裁判所が司法権を担当

三権はたがいに抑制しあい、均衡を保つ

 

・理由・目的:1つの機関に権力が集中すると、権力が濫用されて国民の自由や権利を侵害するおそれがあるから

 

 

2.三権の関係

① 国会 ⇒ 内閣

内閣総理大臣の指名

内閣不信任の決議(衆議院のみ)

 

② 内閣 ⇒ 国会

衆議院の解散

国会に対する連帯責任

 

 

③ 国会 ⇒ 裁判所

・裁判官の弾劾裁判

弾劾裁判所の設置)

 

④ 裁判所 ⇒ 国会

・法律の違憲審査

違憲立法審査権

 

⑤ 内閣 ⇒ 裁判所

最高裁判所長官の指名

その他の裁判官の任命

 

⑥ 裁判所 ⇒ 内閣

・命令・規則・処分の違憲・違法審査

 

 

3.国民と三権

①国民 ⇒ 国会

選挙

 

②国民 ⇒ 内閣

世論

 

③国民 ⇒ 裁判所

国民審査最高裁判所の裁判官のみ

裁判員制度

 


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中学公民:裁判所(ざっくり)

1.裁判所の地位

・裁判所は三権のうち司法を担当する

 

 

2.裁判所の種類

最高裁判所

・国内最高の司法機関。1か所(東京都)

 

下級裁判所

・最高裁判所以外の裁判所。以下の4種類

 

高等裁判所:おもに第二審を扱う

地方裁判所:おもに第一審を扱う

家庭裁判所:家庭内の争いや少年事件を扱う)

簡易裁判所:軽い事件を扱う

 

 

3.裁判の種類

民事裁判

・個人間や企業間の争いを解決する裁判

原告…訴えをおこした側

被告…訴えをおこされた側

 

 

刑事裁判

・犯罪行為の有罪・無罪を判断する裁判

 

検察官が被疑者を起訴すると、被疑者は被告人とよばれるようになる

 ※被疑者(ひぎしゃ)…犯罪をしたと疑われている者

 

 

 

4.三審制

・同じ事件について3回まで裁判を受けられる制度

控訴上告

 


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中学公民:内閣(ざっくり)

1.内閣の地位

・内閣は三権のうち、行政を担当する

 

 

2.内閣の組織

・内閣は内閣総理大臣首相国務大臣で構成

内閣総理大臣は国会議員から指名される

 

国務大臣は内閣総理大臣が任命する

国務大臣の過半数国会議員から選ばれなければならない

 

閣議…内閣総理大臣が開く会議。すべての国務大臣が出席し、全会一致で決定される

 

 

3.内閣の仕事

①法律案や予算案を作成し、国会に提出する

②外交関係の処理、外国と条約を結ぶ

政令の制定

国会の召集を決定する

衆議院の解散を決定する

最高裁判所長官の指名、その他の裁判官の任命

⑦天皇の国事行為に対し、助言承認を与える

 

 

 

4.立法(議会)と行政の関係

議院内閣制

・内閣が国会の信任にもとづいて成立し、国会に対して連帯して責任を負うしくみ

 

内閣不信任決議が衆議院で可決された場合

→内閣は10日以内に衆議院を解散するか、総辞職しなければならない

 

※イギリスも議院内閣制を採用している

 

 

大統領制

アメリカで採用

 


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中学公民:国会(ざっくり)

1.国会の地位

・国会は、三権のうち立法を担当する

・国会は、国権の最高機関である

・国会は、国の唯一の立法機関である

 

2.国会のしくみ

二院制

衆議院参議院で構成

 

②議員定数

衆議院475

 ※平成29年現在。次回総選挙から465

参議院242

 

③任期

衆議院解散あり

参議院(解散なし。ごとに半数を改選)

 

④被選挙権(立候補できる年齢)

衆議院25以上

参議院30以上

 

※選挙権はすべて18以上

 

 

3.国会の種類

常会通常国会

毎年1回、1月中に召集

・会期は150日間

・次年度の予算などを審議

 

臨時会臨時国会

 

特別会特別国会

・衆議院議員の総選挙の後に召集

内閣総理大臣の指名が行われる

 

④参議院の緊急集会

・衆議院の解散中、緊急の必要がある場合に召集

 

 

4.国会の仕事・権限

①法律の制定(立法

議長→委員会→本会議 の順に審議(後議の議院でも同様)

 

予算の審議・議決

条約の承認

内閣総理大臣の指名

※以上の①~④は、衆議院の優越あり

 

※次の⑤~⑦は、衆議院の優越なし

憲法改正の発議

国政調査

弾劾裁判裁判官を辞めさせるかどうか判断する

 


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中学:民主主義、政党、選挙(ざっくり)

1.民主主義と政治

民主主義の形態:直接民主制間接民主制議会制民主主義)がある

 

 

2.政党と政治

与党…内閣を組織し政権を担当する政党

 ※連立政権…複数の政党で構成させる政権

 

野党…政権に参加せず、与党を批判・監視する政党 

 


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中学公民:人権②(ざっくり)

1.人権を確保するための権利 

参政権

・選挙権

・被選挙権

・最高裁判所裁判官の国民審査権

・憲法改正の国民投票権

・請願権…国や地方公共団体に要望を伝える権利

 

②請求権

裁判を受ける権利

国家賠償請求権…公務員の行為によって損害を受けた場合に、賠償を請求する権利

・刑事補償請求権…裁判で無罪になった場合に、国に対して補償を求める権利

 


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中学公民:人権①(ざっくり)

1.平等権

・すべての人間が等しい扱いを受ける権利

 

※さまざまな取り組み

男女雇用機会均等法:1985年制定

男女共同参画社会基本法:1999年制定

 

バリアフリー(化)

 例)階段に手すりやスロープを設置する

 


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中学公民:日本国憲法(ざっくり)

1.大日本帝国憲法

・明治時代に制定

・主権:天皇主権

・国民(臣民)の権利は「法律の範囲内」で認められた

 

 

2.日本国憲法

①公布と施行年月日

公布:1946年11月3日

施行:1947年5月3日

 

②日本国憲法の三大原理

国民主権

平和主義:前文と第9条 

基本的人権の尊重

 

③日本国憲法改正の手続き(第96条)

1:衆参両議院で総議員の3分の2以上の賛成

2:国会が憲法改正を発議

3:国民投票を行い、有効投票の過半数の賛成があれば、改正案が成立

4:天皇が国民の名において公布

 

 

3.天皇の国事行為

※すべて内閣の助言と承認にもとづく

国会を召集すること

法律を公布すること

衆議院を解散すること

内閣総理大臣を任命すること

・最高裁判所長官を任命すること 

 


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中学公民:民主的な解決方法(ざっくり)

民主的な話し合い、解決方法

対立…多様な考え方や意見があることで生じる状態

合意…話し合いによって対立が解決された状態

 

・手続き、機会、結果が公正であることが大切 

効率…時間、お金、労力などを無駄なく使うこと

 

 

多数決(の原理)

 …集団内で対立・問題が生じた場合に、合意を形成する方法の1つ

  できるだけ多くの人の意思を反映させることができる 

※ただし、少数意見の尊重も大切

 


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中学地理:地形図の読み取り(ざっくり)

1.地形図のきまり

①方位

・地形図の上が 

 

②縮尺

2万5千分の15万分の1の地形図がある

 

※2万5千分の1の地形図(1:25000)では、

 地形図の1cmは実際の25000cm(250m)

 

5万分の1の地形図(1:50000)では、

 地形図の1cmは実際の50000cm(500m)

 

 

等高線

・標高の等しい地点を結んだ線

2万5千分の1の地形図では10mごとに引かれ、さらに50mごとに太い線がひかれる

5万分の1の地形図では20mごとに引かれ、、さらに100mごとに太い線がひかれる

 

※等高線の間隔が広い場合、傾斜はゆるやかである。

※等高線の間隔がせまいほど、傾斜は急になる

 

 

2.地図記号

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中学地理:北海道地方(ざっくり)

1.自然・気候

①地形・自然

 

知床半島オホーツク海に面している

 ※冬は流氷がおしよせる

 

北方領土国後島択捉島歯舞群島色丹島

 ※択捉島日本の最北端

 

②気候

冷帯亜寒帯)に属す

梅雨がない

 

 

2.都市・交通

札幌市

・北海道の道庁所在地

・政令指定都市

・人口は100万人をこえる

 

 

②漁港の町

函館釧路など

 

青函トンネル

・北海道と本州を結ぶ海底トンネル

 

新千歳空港

・札幌~東京(羽田)間の利用客が多い

 

 

3.歴史

・先住民族:アイヌの人々

 

 

 

4.農業

・広大な土地をいかした大規模な農業

農業生産額は全国1位

稲作石狩平野でさかん

 

畑作十勝平野でさかん

酪農根釧台地とその周辺でさかん

 

④北海道が1位のおもな農産物と北海道の割合

てんさい:100%

じゃがいも:77%

小麦:68%

 

 

 

5.漁業

・水産物の漁獲量は全国1位

北洋漁業オホーツク海などで行われる遠洋漁業

※各国が(排他的)経済水域を設定したことで衰退

 


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中学地理:東北地方(ざっくり)

1.自然・気候

①地形

奥羽山脈:東北地方の中央部を南北に走る

仙台平野:北上川下流部に広がる

庄内平野:最上川下流部に広がる。米の生産が多い

三陸海岸:岩手県など。その南部はリアス海岸となっている

 

②気候

太平洋側

やませ…太平洋側に吹く北東からの冷たい風。梅雨から夏の時期に吹く

 ※寒流の親潮千島海流)の影響で、冷やされた空気が流れてくる

 →冷害が発生し、農業に被害を及ぼすことも

 

日本海側

・冬は北西の季節風の影響で雪が多い(日本海側の気候

 

 

2.農業

①稲作

・東北地方は日本の穀倉地帯

・秋田平野、庄内平野、仙台平野などでさかん

 

②果実の生産

りんご青森県が全国1位(全体の約50%)

さくらんぼ山形県が全国1位(全体の約70%)

 

 

3.漁業

潮目

・暖流と寒流がぶつかるところ

・プランクトンが多いため、魚も多く集まる

三陸海岸の沖に潮目があり、好漁場となっている

 

 

4.工業

IC集積回路

 :高速道路東北自動車道)や空港沿いに工場が多く進出

 

自動車

 :高速道路沿いに工場が多く進出

 

 

5.伝統産業と伝統的工芸品

・岩手県の南部鉄器

 

 

6.宮城県について

仙台市

・人口100万をこえる東北地方最大の都市

・政令指定都市、地方中枢都市

 


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中学地理:関東地方(ざっくり)

1.自然・気候

①地形

関東平野:日本最大の平野

関東山地:関東地方西部

利根川:流域面積が日本最大

関東ローム…富士山などの火山灰がたい積した赤土の層

 

②気候

太平洋側の気候冬は乾燥した北西の季節風が吹き、晴天が続く

 

ヒートアイランド現象…都市部の気温が周辺より高くなる現象

 例)東京・横浜などの都市部でみられる

 

 

2.東京:日本の首都

一極集中…人口、政治・経済、文化などが東京に過度に集中

東京大都市圏…日本の総人口の約4分の1が集まる

 

 

 

3.おもな空港

①東京国際空港

・通称:羽田空港

 

②成田国際空港

千葉県にある

・輸出額・輸入額が日本最大の貿易港

IC集積回路)の輸送が多い

 

 

4.産業

・情報通信技術(IT、ICT)関連産業がさかん

・第3次産業:1都3県は7割以上が従事

 ※サービス業が多いため

 

 

5.工業

京浜工業地帯

・東京都~神奈川県に広がる

・他の工業地帯・地域に比べて印刷業の割合が大きい

 理由:情報が集まり新聞社や出版社が多いため

  

京葉工業地域

・東京湾の東岸(千葉県)に位置する

 

鹿島臨海工業地域

・茨城県南東部が中心

石油化学工業石油化学コンビナートが集まる

 

 

北関東工業地域

・埼玉県・栃木県・群馬県

 

 

 

6.農

近郊農業

・埼玉県、千葉県、茨城県など

茨城県千葉県の農業生産額は全国でも上位

 

抑制栽培

・群馬県など。夏でも涼しい高冷地高原野菜を栽培

 →都市部に出荷(輸送園芸農業

 

 

7.各都県の特徴

①千葉県

農業、工業ともさかん

(農業:近郊農業工業:京葉工業地域

 

 

②東京都

・人口が全国1位約1300万人

印刷業印刷関連業の出荷額が特に多い

 


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中学地理:中部地方(ざっくり)

1.自然・気候

日本アルプス

飛驒山脈木曽山脈赤石山脈

・3000m級の山がつらなる

・「日本の屋根」とよばれる

 

富士山:日本一高い山(火山)。静岡県・山梨県にまたがる

濃尾平野:愛知県北西部~岐阜県南部に広がる

 

 

2.3つの地域区分と気候

①東海

・太平洋側の気候

・夏の降水量が多く、冬でも比較的温暖

 

②中央高地

・中央高地の気候(内陸の気候)

 

③北陸

・日本海側の気候

・冬は北西の季節風が吹き、雪が多い

 

  

3.工業

中京工業地帯

愛知県名古屋市が中心

全国の工業地帯・地域のなかで工業生産額が1位

 

機械類が6割以上を占める

 →そのなかでも輸送用機械自動車など)が多い

 

愛知県豊田市自動車が多い

三重県四日市市石油化学コンビナート

 

 

東海工業地域

静岡県浜松市・富士市など

二輪車オートバイ)、パルプ、紙製品

  

③北陸工業地域

・北陸地方の沿岸部に広がる

伝統的な工業:輪島塗加賀友禅など

 

 

4.農業

園芸農業

施設園芸農業:ガラス温室やビニールハウスを利用

 

抑制栽培

夏でも冷涼な気候を利用して、野菜などの出荷時期を遅らせる栽培

長野県の高冷地などで行われている

・レタス・キャベツなどの高原野菜を栽培

  

③稲作

・北陸はの単作地帯(水田単作地帯)

越後平野などでさかん

 

④果樹栽培

・中央高地:甲府盆地・長野盆地の扇状地

ぶどうももりんごなどを栽培

  

※全国の生産量順位

ぶどう:1位・山梨県、2位・長野県、3位・山形県

もも:1位・山梨県、2位・福島県、3位・長野県

 

 

5.都市・集落

名古屋大都市圏

・愛知県名古屋市を中心とする都市圏

 

輪中

周囲に堤防をめぐらせた集落

洪水から集落や耕地を守るため

・木曽川・長良川・揖斐川の下流域の低地に見られる

 

 

6.各県の特徴

①新潟県

越後平野:米の単作地帯

・新潟市:信濃川の下流に位置

・米の生産量が多い

  

②山梨県

ぶどうももの生産量が日本一

 

③長野県

精密機械工業:諏訪盆地で時計などを生産

高原野菜:夏の朝にレタスなどを収穫

 

④静岡県

みかんの生産が多い

・茶の生産量は全国1位

・工業東海工業地域が広がる

浜松市輸送用機械オートバイ)や楽器の生産がさかん

 

⑤愛知県

渥美半島豊川用水が引かれている

 →花の施設園芸農業がさかん

  例)電照ぎく(菊の電照栽培)など

 

工業生産額は全国1位

豊田市を中心に自動車の生産がさかん

 


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中学地理:近畿地方(ざっくり)

1.近畿地方の自然・気候

紀伊山地…近畿地方南部のけわしい山地

琵琶湖滋賀県にある日本最大の湖

 ※赤潮の発生などの問題も

 

2.都市圏

大阪大都市圏京阪神大都市圏

 …大阪・神戸・京都を中心に広がる都市圏

 

3.工業

阪神工業地帯

・戦前はせんい工業中心

 

4.農業

近郊農業:京野菜の九条ねぎ、賀茂なすなど

 

5.文化財

京都奈良に多い

伝統的工芸品世界遺産(文化遺産)も多い

 

6.大阪府について

①人口

・全国3位

 ※1位:東京都、2位:神奈川県

 

②商業

・商品の販売額に占める卸売業の割合が高い

 


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中学地理:中国・四国地方(ざっくり)

1.中国・四国地方の気候

中国山地より北:山陰

日本海側の気候:冬は北西からの季節風で雪や雨が多い

 

中国山地と四国山地にはさまれた地域:瀬戸内

瀬戸内の気候:年間を通じて温暖で、降水量が少ないため、水不足になりやすい

 →ため池・用水路:かんがい用に整備。農業に利用

 

四国山地より南:南四国

黒潮日本海流)の影響で1年を通して温暖

太平洋側の気候:南東の季節風、台風の影響で降水量が多い

 

2.中国・四国地方の工業

瀬戸内工業地域

石油化学コンビナート岡山県倉敷市など

・臨海部に工場が多く立地:原料の輸入と製品の輸出に便利なため

 

3.交通網の整備

①本州四国連絡橋

・本州と四国をつなぐ3本のルート

瀬戸大橋明石海峡大橋瀬戸内しまなみ海道

 

高速道路

中国自動車道など

 

4.各県の特徴

①高知県

高知平野促成栽培を実施

 ※温暖な気候を利用(沖を暖流の黒潮日本海流)が流れる)

 

②愛媛県

みかんの栽培がさかん

 

③香川県

・面積が全国で最小

 

④広島県

・広島市:川の河口に三角州が広がり、都市を形成

・広島市の人口は100万人をこえる

かきの養殖がさかん

 

⑤鳥取県

なしの栽培がさかん

鳥取砂丘らっきょうメロンの栽培がさかん

 


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中学地理:九州地方(ざっくり)

1.九州地方

①気候・自然

南西諸島亜熱帯の気候

台風が多い:台風の通り道にあたるため

 

②農業

筑紫平野稲作。米の産地

宮崎平野:温暖な気候を利用した促成栽培

 

シラス台地火山灰が積もった台地

 →畑作畜産がさかん:水分を保ちにくく、稲作には向いていないため

 

③工業

・官営八幡製鉄所:明治時代に設立

 →北九州工業地帯地域)の形成

 

エネルギー革命

 …1960年代、おもな資源が石炭から石油に変わる

 →北九州工業地帯(地域)の地位は低下

 

・現在のおもな工業:IC集積回路)と自動車

 →九州地方はシリコンアイランドとよばれる

 

④公害

水俣病:四大公害病の1つ。熊本県を中心に発生

 

2.各県の特徴

①福岡県

福岡市:人口100万人をこえる。政令指定都市。九州地方の中心

筑紫平野で稲作がさかん

 

②佐賀県

・干潟の広がる有明海に面している

 →のりの養殖がさかん

 

③長崎県

雲仙岳普賢岳):1991年に噴火し、火砕流などの大きな被害をもたらした

 

④熊本県

 ・世界最大級のカルデラをもつ阿蘇山がある

  

⑤宮崎県

宮崎平野で野菜の促成栽培を行う

・畜産がさかん

 

⑥鹿児島県

シラス台地が広がる

・畜産がさかん

※ブロイラーの飼育頭数は、宮崎県と鹿児島県が全国1・2位

 

さつまいもの生産量は全国1位

  


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中学地理:都道府県(ざっくり)

 

1.日本の地方区分

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中学地理:日本の気候(ざっくり)

 

0.前提

・東京の年間平均気温:約15℃

・東京の年間降水量:約1500mm

を標準の数字としておさえておくとよい


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中学地理:日本の地形(ざっくり)

1.日本の自然環境

・日本列島は環太平洋造山帯にふくまれる

 →標高の高い山々や、火山が多い

 

 

 

2.日本のおもな山地・山脈

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中学地理:世界の地形(ざっくり)

1.造山帯

地震火山の活動が活発

・陸地:山地や山脈が連なる

 

 

2.2つの造山帯

環太平洋造山帯

アルプス・ヒマラヤ造山帯

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中学地理:オセアニア州(ざっくり)

1.オセアニア州について

①先住民

・オーストラリア:アボリジニアボリジニー

 

②オセアニア州の気候

オーストラリア

乾燥帯:内陸の大部分

熱帯:北部

 ※南半球なので、北に行くほど赤道に近づき、暑くなる

温帯:東部、南西部

 

ニュージーランド

温帯西岸海洋性気候

 

 

2.オーストラリアについて

①基礎データ

・人口:約2200万人

・面積:日本の約20倍

 →人口密度は小さい

 

②最大の貿易相手国の変化

・1960年:イギリス

 ※その後、イギリスがECに加盟したことで、イギリスとの貿易額が減少

 

現在は日本、中国など、アジアの国々との貿易が多い

 

 

③おもな輸出品目の変化

・1960年代:羊毛が中心

・現在:鉄鉱石石炭など鉱産資源が中心

 

 

④資源の分布

石炭:東部(北東部・南東部)

鉄鉱石:北西部

 

 

⑤放牧の分布

:南東部・南西部

:北東部

※羊は毛がフサフサなので、赤道に近い北部では暑くて大変。過ごしやすい南部に多い。

 

⑥社会の変化

・かつては白豪主義:ヨーロッパ系以外の移民を制限

 →1970年代に廃止

 

・現在は多文化主義を採用:アジア各地からの移民が増加

 →多文化社会になっている

 

 

⑦日本との関係

・日本への輸出:石炭鉄鉱石、肉類など

・日本と時差があまりない

・日本と季節が逆

 


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中学地理:南アメリカ州(ざっくり)

1.南アメリカ州の自然

アンデス山脈:大陸の西部を南北に走る

アマゾン川流域面積は世界最大

 ※流域に世界最大の熱帯林が広がる

 

 

2.南アメリカ州の言語・宗教

スペイン語ポルトガル語が中心

キリスト教カトリック

 

 

3.南アメリカ州の農業

焼畑農業…森林や原野を焼き、灰を肥料として、いも類などを栽培

 

 

4.南アメリカ州の貿易

モノカルチャー経済

 …特定の農産物や鉱産資源の生産・輸出に頼る経済

 

※各国のおもな資源の輸出

チリ

石油原油):ベネズエラエクアドル

鉄鉱石ブラジル

 

 

5.ブラジルについて

・公用語:ポルトガル語 

日系人が多く居住している

・日本への輸出:鉄鉱石が多い

 

・かつてはコーヒーの栽培が農業の中心だった(現在も世界1位)

 →近年はさとうきび、大豆、とうもろこしなども

 

バイオエタノールバイオ燃料)の普及

 ※さとうきびを原料としている

 

 

6.アルゼンチンについて

・国土の西側にアンデス山脈が走る

パンパという草原で小麦の栽培などがさかん

 


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中学地理:北アメリカ州(ざっくり)

1.アメリカアメリカ合衆国)について

①基礎データ

・人口:3億人をこえる

・言語:英語

・宗教:キリスト教徒が多い

ニューヨーク…アメリカ最大の都市

ヒスパニックスペイン語を話すメキシコなどからの移民

 

②アメリカ合衆国の自然

プレーリー:中央部に広がる広大な平原。おもに小麦を栽培

五大湖:沿岸は重工業地域。水運も利用

ロッキー山脈…北アメリカ大陸西部のけわしい山脈

アパラチア山脈…東部のなだらかな山脈

 

 

③アメリカの商業・貿易

多国籍企業…各国に子会社を置き、世界規模で活動する企業

 ※アメリカに本社を置くものが多い

 

北米自由貿易協定NAFTA

 …アメリカカナダメキシコの3か国で結成。関税の撤廃など

 

 

④アメリカの農業

適地適作:地域ごとの気候に合った農産物を生産

企業的な農業:少ない労働力で広い面積を経営するアメリカの農業の特徴

酪農:東海岸や五大湖周辺でさかん

 

・アメリカの輸出が世界最大の作物:小麦、大豆、とうもろこし、綿花など

 

 

 

⑤アメリカの工業・科学技術

サンベルト北緯37度以南の温暖な地域

 →先端技術産業が発達

・IT産業はサンフランシスコ郊外のシリコンバレーでさかん

 

 

2.カナダ

・面積:世界2位

・気候:冷帯亜寒帯)と寒帯

・言語:英語フランス語

・宗教:キリスト教徒が多い

 

 

3.メキシコ

・日本より人口が多い。1億をこえる

・言語:スペイン語

 


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中学地理:アフリカ州(ざっくり)

1.アフリカ州の気候・自然

ナイル川:世界最長の川

 エジプトなどを流れる

 

サハラ砂漠世界最大の砂漠

 サヘルとよばれる地域に広がる

 

熱帯:赤道付近

乾燥帯:中緯度地域

温帯:北部・南部など、一部にみられる

 

国境線が直線になっているところが多い

 →理由:大部分の国が植民地となっていたため、

 

 

2.アフリカ州の言語・宗教

アラビア語イスラム教:サハラ砂漠より北に多い

英語フランス語キリスト教:植民地時代の影響が残っている

 

 

3.アフリカ州の農業

プランテーションで栽培

カカオコートジボワールガーナは世界有数の生産地

 


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中学地理:ヨーロッパ州(ざっくり)

1.ヨーロッパ州の気候・自然

日本より高緯度だが比較的温暖

 理由:暖流の北大西洋海流と、偏西風の影響のため

 

フィヨルド…氷河によってけずられた谷に海水が深く入り込んだ、奥行きのある湾

 ヨーロッパ北部のスカンディナビア半島にみられる

ライン川:物資の運送にも使われる国際河川

 

2.ヨーロッパ州の宗教

キリスト教が中心

 

3.ヨーロッパの農業

地中海式農業

・おもな地域:地中海沿岸。イタリア・スペインなど

・夏:乾燥に強いオレンジオリーブなどの果実を栽培

・冬:降水量を生かし、小麦を栽培

 ※地中海性気候に適応した農業

 

混合農業

・おもな地域:ヨーロッパ北西部・東部

穀物栽培:小麦・ライ麦

家畜の飼育:豚や牛

 

酪農

・おもな地域:ヨーロッパ北部。デンマーク・オランダなど

・乳牛を飼育し、バターチーズを生産

 

4.ヨーロッパの統合

①歴史

・1967年、ヨーロッパ共同体EC)を結成

・1993年、ヨーロッパ連合EU)を結成

 ※当初は12か国で結成。現在の加盟国は28か国

 

②EUの政策

国境を自由に通過できる

・加盟国間の関税をなくし、貿易がさかんに

・共通通貨ユーロを導入

 

5.ヨーロッパ各国について

イギリス

産業革命:世界に先がけて鉄鋼業・機械工業が発達

北海油田の開発により、石油輸出国となる

 

フランス

EU最大の農業国

  

ドイツ

EU最大の工業国

ルール地方はヨーロッパ最大の工業地域

 ※ルール工業地域地帯)を形成

  

ロシアロシア連邦

・面積:世界1位。日本の約45倍

・人口:約1.4億人で日本より多い

・気候:冷帯亜寒帯)が中心。一部に寒帯

 

タイガ針葉樹の森林。シベリア地方に広がる

 


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中学地理:アジア州(ざっくり)

1.アジアの気候・自然

季節風モンスーン)の影響を受ける

・内陸にはヒマラヤ山脈などの高地

 

 

2.中国

①基礎データ

・正式名称:中華人民共和国

・首都:ペキン北京

・人口:13~14億人。世界1位

 ※約9割が漢族漢民族)で、その他50以上の少数民族

 ※一人っ子政策:人口の制限に取り組んできた

 

②中国の農業

・南部:長江流域で稲作がさかん。降水量が多い。

・北部:黄河流域で畑作がさかん。降水量が少ない。

 

 

③中国の工業化

・1980年代から本格的な改革を実施

経済特区の設置

 

・中国は世界の工場となり、高い経済成長を実現

 

 

3.韓国(大韓民国)

 

アジアNIES新興工業経済地域)の1つ

 ※ほかに台湾ホンコン香港)、シンガポール

 

 

 

4.東南アジア

東南アジア諸国連合ASEAN

 →1967年結成、10か国が加盟

 

華人中国系の人々。東南アジア各地で活躍

 

 

・米の二期作

 →タイ米の輸出量が多い

 

プランテーション大農園)での輸出用作物の生産

 例)フィリピンバナナ

 

 

5.インド

①基礎データ

・人口:約12億人。世界2位

・宗教:人口の約7割がヒンドゥー教

カースト制度:身分制度により職業や結婚が制限されてきた

 

②インドの産業

情報技術IT産業情報通信技術ICT関連産業)がさかん

 

  

6.西アジア

①民族・言語・宗教

アラブ系の人々が多く暮らす

・言語:アラビア語が多い

・宗教:イスラム教が多い

 

②資源・産業

石油原油)の産出量が多く、輸出額の多くを占める

遊牧がさかん:乾燥した気候のため

  


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中学地理:世界の気候(ざっくり)

1.気候帯

赤道から離れるにしたがって、

おおむね熱帯乾燥帯温帯冷帯寒帯となる。

冷帯亜寒帯ともいう

 

 

2.気候帯の特徴

①.熱帯

1年を通して気温が高く、降水量も多い(高温多湿)

赤道周辺に分布している

 

 

乾燥帯

・1年を通して降水量が少ない

・砂漠が広がる

・雨季のある地域は草原。草木がまばらに生える

・赤道より少し離れた中緯度地域に分布

 

 

温帯

・季節の変化が見られる

・さらに温帯(温暖)湿潤気候西岸海洋性気候地中海性気候に分けられる

 

 

 

冷帯亜寒帯

・冬と夏の気温差がとても大きい

・冬の寒さはきびしく、夏は気温が高くなる

北半球にのみ分布

 

 

寒帯

・1年を通して気温が低く、樹木が育たない

・降水量も少ない

・高緯度地域に分布:北極、グリーンランド、南極

 


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中学地理:時差(ざっくり)

1.時差について

①日本の標準時

東経135の経線

※兵庫県明石市を通る

 

②時差の生じ方

経度15度の差で、1時間の時差が生じる

 

 

2.2地点間の時差計算について

手順

①:「2地点間の経度差」を求める

②:①の経度差をもとに、「2地点間の時差」を求める

③:片方の地点の時刻をもとに、もう片方の地点の時刻を求める

 

 

以下、具体的に

①「2地点間の経度差」の求め方

東経どうし、西経どうしの経度差 →引き算

東経と西経の経度差 →足し算

 

注意:日付変更線(ほぼ経度180度)をまたいで経度差を求めないこと

※ミスのもとになるため

 

 

②2地点間の時差の求め方

公式

・時差=「2地点間の経度差」÷15

※①で求めた2地点間の経度差を15で割る

 

 

③時刻を求める

A地点の時刻をもとに、②で求めた時差を加味して、B地点の時刻を求める

・B地点がA地点より東にある場合

 →東へ進む場合は、時計を進める

 

・B地点がA地点より西にある場合

 →西へ進む場合は、時計を遅らせる

 

 

 

 

 

3.例題:次の時差を求めなさい。

※計算手順:経度差を求めてから、15で割って時差を求める

※具体的な時刻を求める必要はない。ここでは手順①・②までやる。

 

問1 東経90度と東経15度の経度差と時差

 

 

問2 西経120度と西経30度の経度差と時差

 

 

問3 日本と東経30度の経度差と時差

 

 

問4 東経30度と西経90度の経度差と時差

 

問5 日本と西経120度の経度差と時差

 

 

 

計算式と解答

※経度差は、東経どうし・西経どうしは引き算、東経と西経は足し算で求める

 

問1 東経90度と東経15度の経度差と時差

・経度差:90-15=75

・時差:75÷15=時間

 

問2 西経120度と西経30度の経度差と時差

・経度差:120-30=90

・時差:90÷15=時間

 

問3 日本と東経30度の経度差と時差

・経度差:135-30=105

・時差:105÷15=時間

※日本の標準時は東経135度

 

問4 東経30度と西経90度の経度差

・経度差:30+90=120

・時差:120÷15=時間

 

問5 日本と西経120度の経度差

・経度差135+120=255

・時差:255÷15=17時間

 


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中学地理:世界のすがた(ざっくり)

1.六大陸

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中学歴史:江戸時代④(ざっくり)

江戸時代の流れ・続き

 

8.開国と国内の状況

①開国

・1853年、アメリカペリー浦賀(神奈川県)に来航

 

・1854年、日米和親条約を結ぶ:ペリーが再来航

 →下田(静岡県)と函館(北海道)の2港を開く

  日本はアメリカ船に食料・水・石炭などを供給する

 

・1858年、日米修好通商条約を結ぶ

 ※大老井伊直弼が反対をおさえて調印

 →神奈川(横浜)など5港を開く

 ※不平等な内容(日本に不利)

  →領事裁判権治外法権)を認める

   日本に関税自主権がない

 

②貿易の状況

・輸出品:生糸が80%以上。ほかになど

・最大の貿易港:横浜

・最大の貿易相手国:イギリス

 

③国内の動き

安政の大獄:大老井伊直弼が、反対派を処罰

桜田門外の変井伊直弼が暗殺される

 

尊王攘夷運動の高まり

 …尊王論(天皇を尊ぶ)と攘夷論(外国を排除する)が結びついた

 

 

9.江戸幕府の滅亡

①攘夷の挫折

ⅰ.薩摩藩

生麦事件…大名行列を横切ったイギリス人を殺害

 →1863年、薩英戦争:イギリスの報復を受け、実力差を認識

 

ⅱ.長州藩

・攘夷の実行:下関(関門)海峡を横切る外国船を砲撃

 →1864年、四国艦隊下関砲撃事件

  …アメリカ・オランダ・イギリス・フランスが長州藩に報復。下関砲台を占領

 

※薩摩藩・長州藩ともに攘夷が不可能であることをさとった

 →幕府をたおして新しい政府を樹立することを考えるようになった

 

②倒幕のうごき

・1866年、薩長同盟土佐藩坂本龍馬坂本竜馬)らの仲介で成立

 

※中心人物:薩摩藩西郷隆盛大久保利通長州藩高杉晋作木戸孝允

 

③民衆の動き

・「世直し」を期待する農民の一揆が全国で多発

ええじゃないかと人々がおどりさわいだ

 

④江戸幕府の滅亡

大政奉還1867年10月、15代将軍徳川慶喜が政権を朝廷に返上

王政復古の大号令:朝廷が天皇を中心とする政府の樹立を宣言

※260年あまり続いた江戸幕府が滅亡

 


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中学歴史:江戸時代③(ざっくり)

江戸時代の流れ・続き

 

6.新しい学問・思想と化政文化

①新しい学問や思想

ⅰ.国学

・「古事記伝」を書いた本居宣長が大成

 

ⅱ.蘭学

杉田玄白らがヨーロッパの人体解剖書を翻訳して「解体新書」を出版した

伊能忠敬が西洋の測量術を学び、日本地図を作成した

 

化政文化

ⅰ.特徴

・19世紀前半、江戸を中心に栄えた、庶民を担い手とする文化

 

ⅱ.おもな作品など

・美人画:喜多川歌麿が多くの作品を残す

・風景画

 →葛飾北斎の「富嶽三十六景

  歌川広重安藤広重)の「東海道五十三次

 

・文学:十返舎一九の「東海道中膝栗毛

・俳諧:小林一茶らが活躍

川柳狂歌:庶民の間で流行

 

③教育の広がり

藩校…各地の藩が設立した、人材育成のための武士の学校。儒学などを教えた

寺子屋…町や農村に設立された庶民の教育機関。読み・書き・そろばんなどを教えた

 

 

7.幕藩体制の動揺

①外国船の来航と幕府の対応

・19世紀以降、通商(貿易)を求めて外国船が多く来航

・幕府による北方の調査

 →間宮林蔵は、樺太が島であることを発見した

 

・1825年、異国船打払令外国船打払令

 …鎖国を守るため、日本に近づく外国船を砲撃し追い払うことを命じた

  →漂流民を送り届けに来たアメリカの商船を砲撃

  →蛮社の獄:蘭学者の渡辺崋山高野長英が幕府を批判し処罰された

 

②国内の動揺

・1830年代、天保のききんが発生

 →農村で百姓一揆、都市で打ちこわしが急増

 

大塩の乱大塩平八郎の乱

 …1837年、もと大阪町奉行所の役人で陽明学者の大塩平八郎が、反乱をおこす

 

③農村の変化

工場制手工業マニュファクチュア

 …大商人や地主が農村内に工場をつくり、農民をやとって分業で製品を生産させるしくみ

 ※19世紀以降に広まった

 

天保の改革

・老中水野忠邦による改革:1841~1843年

株仲間の解散:物価の上昇をおさえるため

・江戸に出かせぎに来ていた農民を農村に帰らせる

・江戸・大阪周辺の農村を幕府領にする命令を出す

 →大名や旗本の反対で中止

 

・結果:改革は2年余りで失敗に終わった

 

 


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中学歴史:江戸時代②(ざっくり)

江戸時代の流れ・続き

 

4.幕政の安定

①5代将軍徳川綱吉の政治(在職:1680~1709年)

生類憐みの令:極端な動物愛護令。犬などの動物を積極的に保護

 

②儒学者新井白石の政治:6・7代将軍の時期(1709~1716年)

正徳の治とよばれる政治を行った

・貿易額の制限:金・銀が海外へ流出するのを防ぐため

 

元禄文化

ⅰ.特徴

・京都や大阪などの上方を中心に栄えた町人文化

・17世紀後半、5代将軍徳川綱吉の時期が中心

 

ⅱ.おもな作品など

俳諧:連歌をもとに成立した

 例)松尾芭蕉の「おくの細道

 

人形浄瑠璃:脚本家の近松門左衛門が活躍

 

浮世絵…町人の生活や文化をえがいた絵画

 例)菱川師宣の代表作:「見返り美人(図)」など

 

装飾画:17世紀前半に俵屋宗達が始めた

 例)俵屋宗達の代表作:「風神雷神図屏風

   尾形光琳もすぐれた作品を残す

 

歌舞伎:演劇として発達し、庶民に親しまれた

 

 

5.幕政の改革

享保の改革

・8代将軍徳川吉宗による改革(在職:1716~1745年)

 

ⅰ.財政難への対応

新田開発を積極的に進める:海や沼地を干拓

・武士に質素・倹約をすすめる

上げ米の制…大名に対し幕府に米を献上させた

 ※見返りに参勤交代をゆるめた(大名が江戸にいる期間を1年から半年に短縮)

 

ⅱ.その他の政策

目安箱の設置:庶民の意見を聞くため

公事方御定書の制定:裁判の基準となる法律

 

 

②老中田沼意次の政治:18世紀後半

商人の力を利用して幕府財政の再建をめざした

 →株仲間の結成を積極的に進め、営業税を納めさせた

・地位や特権を求めたわいろが横行し、政治が乱れた

天明のききんの発生

 →農村で百姓一揆、都市部で打ちこわしが急増

 →田沼意次は失脚

 

寛政の改革

・老中松平定信による改革:1787~1793年

 

ⅰ.改革のおもな内容

・倹約令を出す

・江戸に出かせぎに来ていた農民を農村へ帰らせる

・武士に朱子学を学ばせる

・旗本・御家人の救済:借金を帳消しにした

・出版物の統制 

 

ⅱ)結果

・きびしい政治改革に不満が高まる

 →改革は6年余りで失敗に終わった

 


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中学歴史:江戸時代①(ざっくり)

江戸時代

・年代:1603~1867年

 

0.江戸時代の流れ

・江戸幕府開く

・鎖国の完成

・元禄時代

・享保の改革

・田沼の政治

・寛政の改革

・天保の改革

・開国

・大政奉還

 

 

1.江戸幕府の成立

①幕府の成立

関ヶ原の戦い:1600年、東軍の徳川家康が西軍の石田三成に勝利

・1603年、徳川家康が征夷大将軍に任命され、江戸幕府を開く

 

②大名の統制

ⅰ.武家諸法度

・1615年発令。大名を統制する法令

 

ⅱ.参勤交代

・3代将軍徳川家光のときに制度化

・大名は1年おきに領地と江戸を往復する

・大名の妻子は人質として江戸の屋敷に住む

・幕府の目的:大名の経済力を弱め、反乱を起こさせないため

 

朱印船貿易

徳川家康朱印状を発行(海外渡航の許可証)

 →西日本の大名や商人が朱印船を送る

 ・東南アジア各地に日本町が形成された

 

 

2.鎖国政策

島原・天草一揆島原の乱

・1637年、キリスト教徒の多い九州でおこった

天草四郎益田時貞)を大将とする大規模な一揆

・鎮圧後、絵踏を強化

 →目的:キリスト教徒を見つけるため

 

鎖国の完成

・1639年、ポルトガル船の来航を禁止

 ※3代将軍徳川家光のとき

 

 

③鎖国下の対外関係

ⅰ.長崎

オランダ中国)のみと貿易

出島:長崎につくられた扇形の人工島。オランダはここでのみ貿易を認められた

 

ⅱ.対馬藩の宗氏

・朝鮮との外交・貿易を担当

・将軍の代がわりなどに、朝鮮から朝鮮通信使が江戸を訪れた

 

ⅲ.薩摩藩の島津氏

・17世紀初め、琉球王国を武力で征服し服属させる

 

ⅳ.松前藩の松前氏

アイヌ民族との交易を独占

 

 

3.産業・交通の発展

①農村と農業

五人組の制度:犯罪防止や年貢の納入に連帯責任を負った

新田開発:幕府や藩がさかんに行い、耕地を拡大

・新しい農具

 →備中ぐわ:深くたがやすのに便利

  千歯こき:脱穀を効率的に行える

 

②陸上交通

五街道の整備:江戸を起点とする東海道中山道など5つの街道

 

③海上交通

西廻り航路東廻り航路

 

三都の発展

江戸大阪京都

大阪:商業の中心地。「天下の台所」とよばれた

 →各藩が蔵屋敷を建て、年貢米や特産物を販売

 

⑤商業

株仲間…商人が結成した同業者組織。営業を独占

 


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中学歴史:戦国時代、安土桃山時代(ざっくり)

戦国時代

・年代:1467~1590年

(応仁の乱~秀吉の天下統一)

 

安土桃山時代

・年代:1573~1603年

(室町幕府の滅亡~江戸幕府の成立)

 

0.戦国時代、安土桃山時代の流れ

・ヨーロッパ人の来航

・織田信長

・豊臣秀吉

 

1.ヨーロッパ人の来航

鉄砲の伝来

・1543年、種子島に漂着したポルトガル人が伝える

 

キリスト教の伝来

・1549年、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエル鹿児島に上陸して伝える

 

キリシタン大名の出現

・キリスト教を信仰した大名

→4人の少年使節をローマ教皇のもとへ派遣 

 

南蛮貿易

南蛮人とよばれたスペイン人ポルトガル人との貿易

 

2.織田信長の統一事業

・1560年、桶狭間の戦い今川義元を破る

・1573年、室町幕府の15代将軍足利義昭を京都から追放し、室町幕府をほろぼす

・1575年、長篠の戦い鉄砲を効果的に使い、武田氏に勝利

安土城:琵琶湖のほとり(滋賀県)に築き、拠点とする

楽市・楽座…座を廃止し、市の税を免除した

 ※目的:商工業を盛んにするため

関所の廃止:自由な往来を許した

キリスト教を保護。仏教勢力とは対立

・1582年、本能寺の変…家臣の明智光秀が反乱を起こし、信長は自害

 

3.豊臣秀吉の統一事業

①統一事業

・本能寺の変の直後、明智光秀をたおす

 →織田信長の後継者となる

大阪城を築き、拠点とする

・朝廷から関白に任命される

豊臣姓を与えられる

1590年天下統一を達成

 

②豊臣秀吉の政策

ⅰ.太閤検地の実施

・田畑の面積や収穫高を調べ、予想される収穫量を石高で示した

 

ⅱ.刀狩

・農民から刀や鉄砲などの武器を取り上げた

 →目的:農民の一揆を防ぎ、耕作に専念させるため

 

ⅲ.兵農分離

太閤検地刀狩を通して、武士と農民の身分の区別が明確になったこと

 

ⅳ.朝鮮出兵

・明の征服をめざし、朝鮮に2度出兵した

 →1598年、豊臣秀吉の死去にともない引きあげ

 

4.桃山文化

①特徴

・戦国大名や大商人の権力・富を背景とした、豪華で壮大な文化

 

②おもな建築、芸術など

・城には壮大な天守閣がつくられた

 例)安土城大阪城姫路城(白鷺城)

 

・「唐獅子図屏風」:狩野永徳の代表作

千利休が茶の湯を大成し、わび茶を完成させた

かぶき踊り:女性の出雲の阿国が始めた

 →江戸時代の歌舞伎のもととなった

 


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中学歴史:室町時代②(ざっくり)

室町時代の流れ・続き

 

5.応仁の乱と戦国時代

応仁の乱:1467~1477年

1467年、8代将軍足利義政のとき、将軍の跡継ぎをめぐって起こった

 →戦乱は全国に拡大し、日本は戦国時代になる

下剋上…下の身分の者が実力で上の身分の者に打ち勝つ社会の風潮

 

戦国大名の領国支配

下剋上により登場

城下町…戦国大名の城を中心に、家来や商工業者を呼び集めてつくられた町

 

分国法…戦国大名が領国を支配するために独自に定めた法

 →内容:家臣・武士・農民の行動を取りしまる、けんか(喧嘩)両成敗など

 

③室町時代のさまざまな一揆

ⅰ.正長の土一揆

・1428年、近畿地方一帯で発生

 

土一揆:一致団結した農民が、武力で反抗すること

 →徳政令を要求する徳政一揆になることも

  

ⅱ.山城国一揆

・1485年、京都府で発生

・守護大名の畠山氏の軍を追い出し、8年間にわたって自治を行った

 

ⅲ.加賀の一向一揆

・1488年、石川県で発生

・守護大名をたおして約100年間の自治を行った

 

一向一揆:浄土真宗(一向宗)の信仰で団結した武士や農民が起こした一揆

 

  

6.室町文化

①特徴

・貴族と武士の文化がとけあってできた文化

 

②おもな建築、作品など

鹿苑寺金閣足利義満が北山の別荘に建てた

能楽):観阿弥・世阿弥親子が大成した舞台芸能

 ※その合間には狂言が演じられた

 

慈照寺銀閣足利義政東山の別荘に建てた

 →同じ敷地にある東求堂同仁斎は書院造の建物

書院造…在の和風建築のもととなった建築様式

 →特徴:床の間、違い棚、ふすま・障子、たたみ、天井をはる

 

水墨画…墨の濃淡で自然をえがく。雪舟が大成した

枯山水…石と白い砂利で水や自然を表現する手法

  例)龍安寺(京都府)の石庭

連歌…上の句と下の句をつなげていく文芸

御伽草子(お伽草子)…絵入りの物語

 例)「一寸法師」、「浦島太郎」など

 

町衆…京都の有力な商工業者

 →応仁の乱で中断していた祇園祭を復興した

 


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中学歴史:建武の新政、室町時代①(ざっくり)

建武の新政

・年代:1333~1336年

 

室町時代

・年代:1336~1573年

 ※南北朝時代:1336~1392年

 ※戦国時代:1467~1590年

 

0.建武の新政、室町時代の流れ

・建武の新政

・足利尊氏が幕府を開く →南北朝の動乱

・南北朝の統一

・応仁の乱 →戦国時代

・さまざまな一揆

・室町幕府の滅亡

 

 

1.建武の新政

後醍醐天皇による天皇中心の政治

・公家重視の政策:武士の不満が高まる

足利尊氏が後醍醐天皇に反対して兵をあげ、新政は2年余りで失敗に終わる

 

 

2.室町幕府の成立

・1336年、足利尊氏が京都に幕府を開く

 →1338年、征夷大将軍に任命される

管領…将軍の補佐役。有力な守護(守護大名)が就任

守護:鎌倉時代に比べて、権限が大きく拡大

 →守護大名とよばれるようになった

 

南北朝の動乱

後醍醐天皇吉野(奈良県)にのがれる(南朝

 →京都の朝廷(北朝)と対立

・1392年、3代将軍足利義満のときに統一

 

 

3.近隣諸国との関係

日明貿易勘合貿易

が倭寇の取りしまりを日本に求める

 →足利義満は倭寇を禁止

 ※倭寇:日本・中国・朝鮮などの海域で活動していた海賊

勘合…貿易に使用された合い札

 →使用目的・理由:正式な貿易船と倭寇とを区別するため

 

②日朝貿易

・朝鮮も日本に倭寇の取りしまりと貿易を求めた

 →足利義満や西日本の守護大名が応じた

 

琉球王国の成立

・1429年、尚氏が琉球王国を建国

→首里を都とし、中継貿易で栄えた

 

 

4.各種産業の発達

①農業

二毛作全国に広がった

 

②運送業・商業

馬借…馬の背に物資をのせて運んだ運送業者

…同業者ごとの団体。営業を独占

 ※公家や寺社に銭を納め、保護を受けた

 

定期市):月に6回開かれるようになった

 

③村の自治

…農村の自治組織

 →寄合(村民の会議)を開き、村のおきてを定めた

土一揆を起こし、幕府に徳政令の発令を要求することもあった

 


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中学歴史:鎌倉時代②(ざっくり)

鎌倉時代・続き

 

 

4.鎌倉文化

①建築・文学

東大寺南大門:門の左右には金剛力士像が置かれている

・「新古今和歌集」…編集を担当した藤原定家らの和歌を収録

・「平家物語」…源平の争乱や平氏の繁栄と没落をえがいた軍記物

 →琵琶法師によって語り伝えられた

・「方丈記」…鴨長明の随筆集

・「徒然草」…兼好法師吉田兼好)の随筆集

 

②鎌倉時代の新しい仏教

浄土宗法然

 →「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることを説いた

 

浄土真宗一向宗):親鸞(法然の弟子)

 →悪人こそ救われる、と説いた

 

時宗一遍

 →踊念仏による布教を展開した

 

日蓮宗日蓮

 →法華経の題目「南無妙法蓮華経」を唱えることを説いた

 

禅宗:座禅によって自分で悟りを開こうとする

 ・臨済宗栄西

  →幕府の保護を受けて発展した

 

 ・曹洞宗道元

  →ひたすら座禅を行うことを説いた

 

 

5.元寇

フビライ・ハン

・モンゴル帝国を建国したチンギス・ハンの孫

・国号をとする

・日本に対して従属を求めるが、鎌倉幕府の8代執権北条時宗は拒否

 →元は2度にわたって日本をおそった

 

②2度の襲来

ⅰ.1274年、1度目の戦い

・元:集団戦法火薬を使った武器

・日本:御家人たちは苦戦(一騎打ち)

・暴風雨により元軍は引き上げた

 

ⅱ.1281年、2度目の戦い

・幕府が海岸に築かせた石塁防塁

 →元軍は上陸すらできず

・またも暴風雨により元軍は引き上げた

 

 

6.鎌倉幕府の衰退

ⅰ.苦しくなる御家人の生活

・理由①:分割相続によって御家人の領地が小さくなった。

・理由②:元寇での戦いに対する恩賞が不十分

 ※外国との戦いのため、新たな土地が得られなかった

 

ⅱ.御家人の救済

・1297年、徳政令永仁の徳政令

・目的:生活の苦しい御家人を救うため 

・内容:借金の帳消しや、御家人が失った土地をただで取り戻させた

・結果:かえって経済が混乱。幕府への不満が高まる

 

ⅲ.悪党の出現

・荘園領主に年貢を納めず、幕府にも従わない、新興の武士などの集団

 

 

7.鎌倉幕府の滅亡

後醍醐天皇が政治の実権を朝廷に取り戻そうとして、幕府をたおす計画

・有力御家人の足利尊氏らも協力

 

 →1333年、鎌倉幕府がほろぶ

 


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中学歴史:鎌倉時代①(ざっくり)

鎌倉時代

・年代:1185~1333年

 

0.鎌倉時代の流れ

・源頼朝が鎌倉幕府を開く

・執権政治

・承久の乱

・元寇

・御家人の生活が苦しくなる。幕府への不満

・鎌倉幕府の滅亡

 

 

1.鎌倉幕府の成立としくみ

①鎌倉幕府の成立

・1185年、源頼朝守護地頭を設置

守護:国ごとに設置

 地頭:荘園・公領ごとに設置

 

・1192年、源頼朝征夷大将軍に任命される

 

②鎌倉幕府のしくみ

侍所:御家人の統率、軍事・警察

政所:幕府の財政、一般の政務

問注所:裁判・訴訟

 

③将軍と御家人の関係

御家人:将軍と主従関係を結んだ武士

御恩:将軍から御家人へ。功績に応じた新たな土地を与える

奉公:御家人から将軍へ。幕府や京都の御所の警備

 

 

2.執権政治

①鎌倉時代の政治の展開

執権政治北条氏執権として実権をにぎって行った政治

 ※執権:将軍の補佐役

 

承久の乱

・きっかけ:3代将軍源実朝が殺害される

・始まり:1221年、後鳥羽上皇が兵をあげた

・幕府側:北条政子のうったえ

 →御家人が団結して戦う

・結果:幕府の勝利

 ※乱後、幕府は京都に六波羅探題を置いて、朝廷を監視

 

御成敗式目貞永式目

・1232年、3代執権北条泰時が制定

・公平な裁判の基準となる武士の法律

・武家社会の慣習などにもとづいて制定

 

 

3.鎌倉時代の産業

①鎌倉時代の農業の発達

・牛馬)、鉄製農具を使った農耕

草や木を焼いた灰を肥料として使う

二毛作…同じ農地で1年に2種類の作物を収穫すること

定期市):人が多く集まる寺社の門前や交通の要所などで定期的に開かれた

 

 


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中学歴史:平安時代(ざっくり)

平安時代

・年代:794~1185年

 

0.平安時代の流れ

・平安京に都を移す

・藤原氏の台頭

・院政の開始

・武士の台頭、平氏政権

・源平の争乱、平氏の滅亡

 

 

1.平安時代の始まり

794年桓武天皇平安京に都を移す

坂上田村麻呂征夷大将軍に任命、東北地方に大軍を送った

  →朝廷に従わない蝦夷の指導者アテルイ阿弖流為)を降伏させた

 

①仏教の新しい宗派

最澄天台宗を伝えた

 →比叡山(滋賀県・京都府)に延暦寺を建立

空海真言宗を伝えた

 →高野山(和歌山県)に金剛峯寺を建立

※2人とも遣唐使として唐に渡ったことがある

 

②外交の変化

894年遣唐使の停止菅原道真の提案

 

③地方のようす

ⅰ.武士の反乱:10世紀前半

平将門:関東地方で反乱

藤原純友:西国(瀬戸内海周辺)で反乱

→朝廷は同じ武士の力を借りてしずめた

 

 

 

2.藤原氏の政治

摂関政治

・天皇が幼いときには摂政、天皇が成長してからは関白として、政治の実権をにぎった

・藤原氏は、娘を天皇のきさき(后)にし、生まれた子を次の天皇にすることで、勢力を伸ばした

・全盛期:11世紀初めに摂政になった藤原道長と、その子藤原頼通のとき

 

国風文化

・唐風の文化をふまえて、日本の風土や生活に合わせて生み出された文化

 ※摂関政治の時代に最も栄えた

仮名文字かな文字):漢字をもとに成立。多くの文学作品がつくられた

・小説:紫式部の「源氏物語

・随筆:清少納言の「枕草子

・日記:紀貫之の「土佐日記

・和歌集:紀貫之らが編集した「古今和歌集

寝殿造:平安時代の貴族が住んだ住居の建築様式

 

浄土信仰…念仏を唱えて阿弥陀如来にすがり、死後に極楽浄土に生まれ変わることを願う信仰

平等院鳳凰堂藤原頼通が宇治(京都府)に建てた阿弥陀堂

 

 

3.院政

①特徴

・天皇が位をゆずって上皇となった後も、実権を握り続けて行う政治

 

②始まり

・1086年、白河天皇が天皇の位をゆずる

 →白河上皇として政治の実権を握り続けた

 

 

4.武士の台頭

①武士の台頭

・1156年、保元の乱

・1159年、平治の乱

 →2つの戦いに勝利した平清盛が、政治の実権をにぎった

 

②平氏政権

・1167年、平清盛が武士として初めて太政大臣になった

・平清盛は、娘を天皇のきさきとし、生まれた子を天皇にした

 ※藤原氏と同じやり方

 

日宋貿易平清盛大輪田泊(現在の神戸港)を整備し、(中国)と貿易

 

 

5.源平の争乱

・平氏に対する不満の高まり

 →源氏が兵をあげる

・1185年、壇ノ浦の戦い(山口県)で平氏が滅亡

  ※源頼朝の弟・源義経らの活躍

 


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日本史:江戸時代(概略)④

Ⅲ.江戸時代の流れ・続き

 

5)幕藩体制の動揺:11~12代将軍(1787~1843年)

①寛政の改革:1787~1793年

・1787年、老中に白河藩主松平定信、11代将軍に徳川家斉が就任

囲米…諸藩に1万石につき50石の米を貯蔵させた

 →各地に社倉義倉を建て、穀物を備蓄させた

旧里帰農令…生業を持たない者に資金を与え、農村に帰ることを奨励

・石川島に人足寄場を設置:無宿人を収容し、技術を習得させた

七分積立…町入用節約分の7割を積み立てさせる制度

棄捐令…旗本・御家人の救済のため発令。札差からの6年以前の借金を帳消し

寛政異学の禁…湯島の聖堂学問所では朱子学以外の講義や研究を禁止

 

・出版統制

洒落本作者の山東京伝を処罰

 黄表紙作者の恋川春町を処罰

 

尊号一件光格天皇が実父閑院宮典仁親王へ太上天皇の尊号を宣下することを希望

 →松平定信は拒否、武家伝奏ら公家を処罰

 →朝幕関係は不安定化

 

②鎖国の動揺:諸外国の接近

ⅰ.ロシアの接近と幕府の対応

・1792年、ラクスマン根室に来航。漂流民大黒屋光太夫を送還 

 

・1804年、レザノフ長崎に来航:幕府は通商を拒否

 

・1811年、ゴローウニン事:ロシアの軍人ゴローウニンを国後島で捕える

 →翌年、ロシアは淡路の商人高田屋嘉兵衛を抑留

 →1813年に解決

 

 

ⅱ.イギリス

・1808年、フェートン号事件:イギリス船がオランダ船を追い長崎に侵入・狼藉

 →長崎奉行松平康英が責任をとり切腹

 

ⅲ.幕府の政策転換:強硬策へ

・1825年、異国船打払令:接近する外国船の撃退を命じた

 

・1828年、シーボルト事件:オランダ商館医シーボルトが日本地図を所持

 →国外追放処分。幕府天文方の高橋景保も処罰

 

ⅳ.アメリカ

・1837年、モリソン号事件

 …漂流民の送還を理由に通商目的で来航。幕府は異国船打払令に基づき撃退

 →渡辺崋山高野長英が幕府を批判

 →蛮社の獄:1839年、渡辺崋山高野長英を処罰

 

 ※渡辺崋山の著書:『慎機論』、 高野長英の著書:『戊戌夢物語

 

 

ⅴ.懐柔策への転換

・1840年、アヘン戦争:清とイギリスの戦争

 →1842年、南京条約の締結

 

・1842年、(天保の)薪水給与令:漂着した外国船に燃料・食糧を与えることとした

  ※アヘン戦争での清の敗北を知り、幕府は方針を転換

 

 

③文化・文政時代

ⅰ.治安維持

・1805年、関東取締出役の設置:関八州を巡察、領主の区別なく逮捕が可能

・1827年、寄場組合改革組合村)の設置

 →関東取締出役の配下に置かれ、地域の治安維持等にあたる

 

ⅱ.天保の飢饉(1833~39年)と混乱

大塩の:1837年、大坂町奉行所の元与力で陽明学者大塩平八郎が反乱

 ※大塩は隠退して家塾洗心洞を主宰、門弟に陽明学を講義

 

生田万の乱:「大塩門弟」と称して越後柏崎で代官所を襲撃

 

 

天保の改革

・老中水野忠邦による改革:1841~1843年

・出版統制:人情本作者為永春水合巻作者柳亭種彦の処罰

株仲間解散令物価引き下げのため、十組問屋などの株仲間を解散させる

  ※逆効果に終わる →1851年、株仲間再興令

人返しの法:百姓の出稼ぎ禁止、江戸流入の貧民を強制的に帰らせる

棄捐令:旗本・御家人の救済が目る

三方領知替え:川越藩庄内藩(越後)長岡藩。領民の反対で撤回

上知令:江戸・大坂周辺の領地約50万石分の直轄化。大名・旗本の反対で撤回

 

 

⑤雄藩の台頭

ⅰ.鹿児島藩(薩摩藩)

・下級武士調所広郷を登用(1827年~)

 →財政再建:黒砂糖の専売制強化、密貿易、借金の事実上棚上げ

・藩主島津斉彬反射炉の築造、造船所やガラス製造工場の建設

 

ⅱ.萩藩(長州藩)

・藩士村田清風が借金を整理:37年賦返済

紙・蠟の専売制を改革

・下関に越荷方を設置:委託販売で利益をあげた

 

ⅲ.佐賀藩(肥前藩)

・藩主鍋島直正による改革

均田制の実施:本百姓体制の再建

・日本で最初の反射炉を完成

 

ⅳ.高知藩(土佐藩)

・藩主山内豊信が中下級武士の登用で改革

 

⑥幕府の改革

・代官江川太郎左衛門坦庵)が伊豆韮山反射炉を建設

 


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日本史:江戸時代(概略)⓪

Ⅰ.江戸時代の年代

・1603年から1867年まで

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)江戸幕府の成立:初代~2代将軍

・1600年、関ヶ原の戦いで勝利

・1603年、征夷大将軍に任命される →江戸幕府

・1614・1615年、大坂の役:豊臣氏を滅ぼす

 

 

2)幕藩体制の確立:2~3代将軍

・1615年、武家諸法度(元和令)

・1635年、武家諸法度(寛永令) 

・1637年、島原の乱

・鎖国令:鎖国の完成

 

3)幕政の安定:4~7代将軍

文治政治への転換

・1683年、武家諸法度(天和令)

・1685年~、生類憐みの令を発令

 

・1709~1716年、正徳の政治:新井白石

 

4)幕政の改革、幕藩体制の動揺:8~10代将軍

・1716~1745年、享保の改革:8代将軍徳川吉宗

・1772年、田沼意次が老中に就任:田沼の政治

 

5)幕政の改革、幕藩体制の動揺:11~12代将軍 

・1787~1793年、寛政の改革:老中松平定信 

・1825年、異国船打払令

・1841~1843年、天保の改革:老中水野忠邦

 

6)開国、幕末の動乱:13~15代将軍

・1853年、ペリー来航

・1854年、日米和親条約

・1858年、日米修好通商条約(安政の五カ国条約)

 ※開国、尊王攘夷運動、攘夷の挫折

 

・1867年、大政奉還:15代徳川慶喜

 


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日本史:江戸時代(概略)③

Ⅲ.江戸時代の流れ・続き

 

4)幕政の改革:8~10代将軍(1716~1843年)

享保の改革:8代将軍徳川吉宗の時代(在職:1716~1745年) 

ⅰ.人材登用とその著書

大岡忠相:旗本(のち江戸町奉行など)

荻生徂徠:儒学者(古文辞学派)。政治意見書『政談

室鳩巣:儒学者(朱子学派)

田中丘隅:川崎宿の名主、農政家。『民間省要

 

ⅱ.財政再建

・倹約令

 

上げ米の制):1722~1730年実施

 →大名は石高1万石につき100石を献上。見返りに参勤交代の在府期間を半減

 

足高の制:少ない財政負担で人材登用するため。在職中のみ不足分を支給

 

相対済し令…金銀貸借訴訟(金公事)を不受理とし、当事者間で解決させる

目安箱:庶民の意見を聞くための投書箱を設置

 →町火消の創設、貧民用医療施設の小石川養生所の創設など

公事方御定書:裁判の基準を定める

 

・年貢:検見法を改め定免法を採用。年貢率の引き上げ

 

町人請負新田:町人の経済力を利用した新田開発

・漢訳洋書の輸入緩和:実学を奨励

 

・オランダ語の習得:青木昆陽野呂元丈

 →のちの蘭学の発展につながる

 ※青木昆陽は甘藷(サツマイモ)の普及を実現

 

田沼意次の政治:1772~1786年

・1772年、田沼意次老中就任:10代将軍徳川家治の信任

 

ⅰ.田沼意次の政策

株仲間を積極的に公認:営業税(運上冥加)の増収をはかる

新田開発:下総の印旛沼手賀沼の大規模干拓工事

 →利根川の大洪水により失敗

 

 

・1772年、南鐐二朱銀の発行:初の計数銀貨

 

ⅱ.失脚

浅間山の噴火天明の飢饉の発生

 →百姓一揆打ちこわしの多発

・1784年、子の田沼意知が刺殺される

  ※犯人の旗本佐野政言:「世直し大明神」

・1786年、将軍家治の死去にともない、田沼意次は老中を罷免される

・1787年、江戸・大坂などで天明の打ちこわしがおこる

 


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日本史:江戸時代(概略)②

Ⅲ.江戸時代の流れ・続き

 

3)幕政の安定:4~7代将軍(1651~1716年)

 

①4代将軍徳川家綱の時代(在職:1651~80年) 

ⅰ.1651年、由井正雪の乱慶安の変

・事前に発覚

 

ⅱ.文治政治への転換

末期養子の禁止を緩和50歳未満の大名には末期養子を認める

 

・1663年、武家諸法度寛文令)の発布

殉死の禁止:大名に口頭で伝達

 

ⅲ.1657年、明暦の大火

→再建費用が財政を圧迫

 

②諸藩の改革

・岡山藩主池田光政:郷学閑谷学校の設立

 ※陽明学者の熊沢蕃山は藩学花畠教場を設立

・会津藩主保科正之山崎闇斎に朱子学を学ぶ

・水戸藩主徳川光圀:江戸に彰孝館を設立、『大日本史』の編纂を開始

 ※明から亡命した儒学者朱舜水の教えを受ける

・加賀藩主前田綱紀:朱子学者木下順庵を招く

 

 

③5代将軍徳川綱吉の政治(在職:1680~1709年)

ⅰ.天和の治:大老堀田正俊の補佐

・1683年、武家諸法度天和令)の発布

 →「文武忠孝を励し、礼儀を正すべき事」に改定

・1684年、大老堀田正俊が暗殺される

 →柳沢吉保側用人として登用

 

ⅱ.儒教政治

・林鳳岡(林信篤):林羅山の孫。大学頭として活躍

 

ⅲ.生類憐みの令

・1685年~、極端な動物愛護令 

 

ⅳ.幕府財政の破綻

・貨幣改鋳:慶長小判から元禄小判に改鋳

 →金の含有率を減らし、質の劣った小判

 ※勘定吟味役荻原重秀による

 

 

正徳の政治:1709~1716年

・儒学者(朱子学者)新井白石側用人間部詮房も登用

 ※6代将軍・徳川家宣:在職1709~12年

  7代将軍・徳川家継:在職1713~16年

 

閑院宮家の創設

・朝鮮通信使の待遇を簡素化

 →国書に記載の将軍の称号を「日本国大君殿下」から「日本国王」に変更

 ※8代将軍徳川吉宗が元に戻す

 

正徳小判:元禄小判をやめて金の含有率を慶長小判と同率に戻す

 →しかし、かえって混乱

 

・1715年、海舶互市新例:貿易額を制限。金銀流出を防ぐため

 

 


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日本史:江戸時代(概略)①

Ⅲ.江戸時代の流れ

 

1)江戸幕府の成立

①江戸幕府の成立

ⅰ.1600年、関ヶ原の戦い

・東軍:徳川家康

・西軍:石田三成

 ※西軍の総大将は毛利輝元(参陣せず)

→東軍の勝利

 

ⅱ.江戸幕府の成立

・1603年、後陽成天皇により徳川家康が征夷大将軍に任命される

・1605年、徳川秀忠】が2代目の将軍になる

 

ⅲ.大坂の役

大坂冬の陣(1614年)と大坂夏の陣(1615年)

・豊臣氏(豊臣秀頼)を滅ぼす

元和偃武とよばれる平和な時代の到来

 

 

2)幕藩体制の確立

①大名・朝廷の統制

ⅰ.1615年、一国一城令

・大名の居城は1つに限る

 

ⅱ.1615年、武家諸法度(元和令)

・大名の統制

・家康が金地院崇伝に起草させ、2代将軍徳川秀忠の名で発布

・以後、将軍の代替わりごとに発布

 

 ※その後の武家諸法度

 ・1635年、寛永令:3代将軍徳川家光参勤交代の制度化

 ・1663年、寛文令:4代将軍徳川家綱

 ・1683年、天和令:5代将軍徳川綱吉

 

ⅲ.1615年、禁中並公家諸法度

・朝廷・公家の統制

金地院崇伝が起草

・天皇は学問を第一とすることなどを規定

 

②大名の種類

ⅰ.親藩

・徳川氏一門

・三家:尾張藩、紀伊藩、水戸

 

ⅱ.譜代大名

・家康が三河の一大名の時代からの家臣

・石高は少ないが全国の要地に配置

・幕府の要職に就任

 

ⅲ.外様大名

・関ヶ原の戦いの頃から徳川氏に従った大名

・石高は多いが遠隔地に配置

・幕府の政治には参加できない

 

③旗本・御家人

・将軍直属の家臣

・まとめて直参という

万石未満

※将軍に謁見(お目見え)を許されるのが旗本、許されないのが御家人

 

 

④江戸幕府の職制

・3代将軍徳川家光のころまでに整備

※●の役職は譜代大名から、 ・は旗本から任命

 

ⅰ.中央 

大老…臨時に設置される最高職。

老中…常置の最高職。幕府の政治を統括

若年寄…老中の補佐、目付の指揮、旗本・御家人の監察

寺社奉行…寺社の監察。金地院崇伝の死去が組織化の契機

勘定奉行…幕領(天領)の統治。下に郡代・代官

町奉行江戸町奉行)…江戸市中の行政・司法を担当

大目付…老中の配下で大名の監察

目付…若年寄の配下で旗本・御家人の監察

 ※三奉行寺社奉行勘定奉行町奉行。うち寺社奉行が最高格

  評定所:最高司法機関。老中三奉行が合議。重要な訴訟などを審議

 

ⅱ.地方

京都所司代…朝廷・公家の監察、西国大名の監察など

大坂城代…西国大名の監察など

城代…駿府城、二条城の留守を預かる

町奉行…京都、大坂、駿府の行政・司法を担当

遠国奉行(奉行)…長崎、日光、佐渡などの直轄地に設置された奉行の総称

郡代…関東郡代のほか美濃・飛驒にも設置。10万石以上の幕領を支配

代官…郡代とは別に、幕領の農村を支配

 

 

⑤朝廷との関係

ⅰ.朝廷の統制のための職

京都所司代

武家伝奏:公家から2名

 

ⅱ.朝廷との間のおもなできごと

・1611年、徳川家康が後水尾天皇を擁立

・1615年、禁中並公家諸法度金地院崇伝が起草。天皇の学問専念など

・1620年、徳川和子(2代将軍徳川秀忠の娘)を後水尾天皇に入内させる

 

ⅲ.1627年、紫衣事件

・幕府が1615年以降幕府の許可なしに勅許された紫衣を剥奪

 ※禁中並公家諸法度に違反したとして

・これに抗議した大徳寺沢庵を処罰

 

※1629年、後水尾天皇が幕府の同意を得ずに突然譲位

 →明正天皇が即位:称徳天皇以来の女帝。後水尾天皇の子、徳川秀忠の孫

 

 

⑥キリスト教対策

・1612年、禁教令:直轄領に発令

 →1613年、全国に及ぼす

・1614年、高山右近をマニラに追放

 ※その他の宣教師もマニラやマカオへ追放

・1622年、元和の大殉教:長崎で宣教師・信徒55名を処刑

・1637年、島原の乱天草四郎時貞益田時貞)に率いられた大規模な一揆

 →乱の鎮圧後、幕府は絵踏を強化

 

⑦寺社対策

寺院法度:1601~1616年、宗派ごとに出された寺院・僧侶統制令の総称

本末制度の確立:宗派ごとに本山・末寺を設定し、地位を序列化

・1665年、諸宗寺院法度寺院法度を各宗派共通にして発令

・1665年、諸社禰宜神主法度:神社・神職の統制

寺請制度寺檀制度)の確立

 →宗門改め(禁教目的の信仰調査)の実施。宗門改帳が作成された

 ※目的:キリスト教や日蓮宗不受不施派の信仰禁止を徹底させるため

 


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中学歴史:奈良時代(ざっくり)

奈良時代

・年代:710~794年

 

平城京に都を移す

710年の都長安にならって、奈良につくられた都

奈良時代:平安京に都を移すまでの80年あまりの時代

和同開珎が貨幣として使用された

 

②奈良時代の人々の負担

・人々は6年ごとにつくられる戸籍に登録された

班田収授法:戸籍に登録された6歳以上の男女口分田が与えられ、死後に国に返す制度

…稲を納める

調…地方の特産物を納める

兵役防人として九州北部の防衛

 

③歴史書・地理書の編さん

古事記日本書紀…神話・記録・伝承などをもとにまとめた歴史書

風土記…地方の国ごとに、神話・自然・産物・伝承などをまとめさせた

 

④土地政策の変化

・743年、墾田永年私財法…新しく開墾した土地を永久に私有することを認めた

 ※聖武天皇のとき

 

 

天平文化

ⅰ.特徴

聖武天皇の時代にもっとも栄えた奈良時代の文化

遣唐使がもたらした唐(中国)の文化や仏教の影響を受けた、国際色豊かな文化

遣唐使…唐の文化や制度を学ぶために派遣。唐からさまざまな文物を持ち帰った

 

ⅱ.聖武天皇の政策

・都:東大寺を建て、大仏をつくった

・国ごと:国分寺国分尼寺を建てた

※目的・理由:仏教の力で国家を守るため

 

ⅲ.建築、文学など

・東大寺の正倉院多くの宝物、聖武天皇ゆかりの美術工芸品が納められた

鑑真:唐の僧。何度も遭難し失明しながらも来日

   →奈良に唐招提寺を建立

万葉集…現存する日本最古の歌集。奈良時代の末に成立

 ※防人の歌も収録されている

 


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政治経済:平和主義

平和主義

1.戦後世界の大まかな流れ

⓪1945年

・終戦:第二次世界大戦の終結

 

①1990年頃まで

冷戦:米ソ両陣営の対立

 

②1990年代~

・地域紛争の増加

 

③2000年代~

・テロとの戦い

 

 

2.世界情勢と日本

①冷戦下

・1950年、朝鮮戦争が起こる

 

・1950年、警察予備隊の創設

 →1952年、保安隊の創設

 →1954年、自衛隊の創設

 

・1951年、日米安全保障条約

・1960年、新安保条約:日米安全保障条約の改定

 ※日米地位協定も締結

 

・1978年、日米防衛協力のための指針(旧)ガイドライン)を策定

・1978年~、思いやり予算:本来負担義務のない費用を日本が負担

 

②冷戦後

・1992年、PKO協力法国連平和維持活動協力法

 →自衛隊の海外派遣

 

・1997年、日米防衛協力のための指針新ガイドライン)策定

 

・2001年、アメリカ同時多発テロ

 →日本はテロ対策特別措置法を制定

・2003年、イラク戦争:アメリカがイラクを攻撃

 →日本はイラク復興支援特別措置法を制定

・2003年、有事関連3法 

・2004年、有事関連7法 

 

・2015年、安全保障関連法平和安全法制

 

 

3.日本の平和主義

文民統制シビリアン・コントロール

・軍の暴走を防ぐしくみ

・自衛隊の最高指揮権は内閣総理大臣にある

 

②非核三原則

核兵器を「もたず、つくらず、もち込ませず」

 

③自衛権

ⅰ.専守防衛

・日本は、相手からの攻撃を受けた場合に限り、必要最小限の自衛権の行使が可能

 

ⅱ.個別的自衛権

武力攻撃を受けた場合、自国を防衛するために必要な措置をとる権利

 

ⅲ.集団的自衛権

・自国と同盟・連帯関係にある他国(A国)が武力攻撃を受けた場合、

(日本は攻撃を受けていなくても)A国を守るために、

 A国と共同して防衛行動をとる権利

 

・2014年、日本は閣議で集団的自衛権の限定的な行使を可能に

 


政治経済:日本国憲法

1.大日本帝国憲法(明治憲法)

・発布:1889年2月11日

・主権:天皇主権

法律の留保臣民の権利は法律の範囲内で認める

・その他:統帥権の独立

 

2.日本国憲法

①制定過程

・大日本帝国憲法(明治憲法)の改正という形式をとった

・1945年8月、ポツダム宣言を受諾し降伏

松本案:日本側が憲法改正草案を提示

 →GHQは拒否

マッカーサー草案:GHQが提示

 →日本政府はこれをもとに憲法改正案をまとめる

・帝国議会で審議:一部修正のうえ可決・成立

 

②成立・公布・施行

・公布:1946年11月3日

・施行:1947年5月3日

 

③三大原理

国民主権基本的人権の尊重平和主義

 

④天皇の地位

・天皇は日本国および日本国民統合の象徴

・天皇は国事行為のみを行う

 

⑤日本国憲法の特徴

・国の最高法規

 

⑥改正の手続き

・衆参両議院の総議員の3分の2以上の賛成

→国会が発議

国民投票で有効投票の過半数の賛成

→天皇が公布

 

 


政治経済:農業

農業

 

日本の農業政策

・1942年、食糧管理制度の確立:食糧管理法による。食糧の安定供給のため

 →政府が農家から米を高値で買い上げ、国民に安値で販売。農家の経営を維持

 

・1961年、農業基本法:農業と他産業との生産性や所得格差の是正を目標

・1970年、減反政策の開始:米余りに対応。米の作付け制限を推進

 

・1995年、食糧法新食糧法、食糧需給価格安定法)

 →食糧管理法にかわって制定。これにより、食糧管理制度は廃止 

 

・1999年、新農業基本法食料・農業・農村基本法

 …食料の安定供給の確保、農業の持続的発展、農村の振興などをめざす

 

・2000年、農地法改正:株式会社(農業生産法人)による農地所得が可能に

 

 

②日本の農業の課題

ⅰ.食料自給率の低下

・現在、カロリーベースで約40%

 →食料安全保障の観点から、食料自給率の向上が必要とされる

 

ⅱ.海外からの市場開放要求

・1990年代、GATTウルグアイ・ラウンドで米の輸入自由化を求められる

・1995年、ミニマム・アクセス(最低輸入量)として国内消費量の4~8%を受け入れ

・1999年、米の関税化の実施:関税さえ払えば輸入は自由に

 

 

 

+α

・1995年に制定されたのは「食糧法」か、「新食糧法」か?

→教科書等によって表記が違いますが、がついてもつかなくてもOKです。

1995年制定時は「食糧法」ですが、2004年の大幅改正後を特に「新食糧法」とよぶことがあります。そして、改正後からさかのぼって1995年制定時の法律も「新食糧法」とよぶ場合もあるようです。

 

 


政治経済:中小企業

1.中小企業とは

①中小企業の定義

中小企業基本法で規定

・製造業では、従業員300人以下または資本金3億円以下の企業が中小企業

・日本の企業数の約99%が中小企業

 

②中小企業の特徴

・大企業に比べて生産性・賃金が低い

・大企業の下請けの仕事が多く、不況に弱い

 

2.大企業と中小企業

・(日本経済の二重構造:日本の大企業と中小企業の大きな格差のこと

 

3.ベンチャー企業ベンチャー・ビジネス

・高度な技術や知識を武器に、新しい分野の開拓に挑戦する中小企業

 

 

 


政治経済:選挙制度

選挙のしくみ

 

1.選挙の原則

普通選挙18歳以上のすべての国民に選挙権

平等選挙:1人1票

秘密選挙:無記名で投票

直接選挙:代表者を直接選出

 

2.選挙制度

小選挙区制:1つの選挙区から1人を選ぶ

大選挙区制:1つの選挙区から2人以上を選ぶ

比例代表制:政党の名前を書いて投票

 

3.現在の日本の選挙制度

①衆議院:定数475

・任期4年解散あり

 

小選挙区比例代表並立制

小選挙区制で295議席

 比例代表制で180議席

 

②参議院:定数242

・任期6年解散なし

3年ごとに半数を改選(121議席)

 

・選挙区選挙:都道府県を単位とし、定数1~6

 ※2県で1選挙区とする合区もある

・比例代表制:非拘束名簿式比例代表制

 

 

 

+α

中選挙区制:1選挙区から3~5名を選出

衆議院で小選挙区比例代表並立制が導入される前まで採用

※2名以上を選出するので大選挙区制だが、日本では中選挙区制と呼んだ

 


政治経済:戦後日本の政治

戦後日本の政治

 

Ⅰ.大まかな流れ

・1945年、終戦

 

・1955年、55年体制の始まり

・1993年、55年体制の崩壊

 

・2009年、政権交代

・2012年、再び政権交代

 

 

Ⅱ.概略:戦後日本の政治

1.1945年、終戦

・政党政治の復活

 

2.1951年、サンフランシスコ平和条約

・独立を回復

 

3.1955年、保守合同:55年体制

・以降、1993年まで自由民主党(自民党)の単独政権(一党優位体制

自由民主党が与党、日本社会党が野党第一党 

 

4.1993年、55年体制の崩壊

・総選挙で自民党が過半数割れ、野党に

 →細川政権が発足:連立政権

 

・1994年、政治改革

→衆議院議員選挙に小選挙区比例代表並立制を導入

 政治資金規正法の改正、政党助成法の制定

 

5.政権交代

・2009年:総選挙で民主党が第一党。与党に

・2012年:総選挙で自民党が第伊東。自民党・公明党が与党に復帰

 


日本史:全体概観

Ⅰ.原始・古代

1.旧石器時代

・狩り・採集

・氷河時代

 

2.縄文時代

・縄文土器、たて穴住居

 

3.弥生時代

・稲作、高床倉庫、弥生土器

・奴国の王、金印

・邪馬台国、卑弥呼

 

4.古墳時代

・古墳、埴輪

ヤマト政権

 

5.飛鳥時代

厩戸王聖徳太子)の政治

冠位十二階の制度

憲法十七条

遣隋使の派遣:小野妹子

 

②645年、乙巳の変

中大兄皇子中臣鎌足らが、蘇我蝦夷蘇我入鹿を滅ぼす

 →大化改新

 

③672年、壬申の乱

・勝利した天武天皇が即位

 

④701年、大宝律令の完成

律令国家の成立

 

6.奈良時代

①710年、平城京

 

②政争史

藤原不比等長屋王藤原四子橘諸兄藤原仲麻呂道鏡藤原百川

 

聖武天皇

・鎮護国家 

・国分寺建立の詔

・大仏造立の詔

墾田永年私財法

 

7.平安時代

①794年、平安京

 

②藤原氏の台頭

・他氏排斥

摂関政治

 

③藤原氏の全盛

藤原道長藤原頼通

 

院政

・1086年、白河上皇

 

⑤武士の台頭

・1156年、保元の乱

・1159年、平治の乱

・1167年、平清盛太政大臣

 

Ⅱ.中世

1.鎌倉時代

鎌倉幕府の成立

源頼朝守護地頭の設置(1185年)、征夷大将軍(1192年)

 

②執権政治

・1221年、承久の乱後鳥羽上皇

・1232年、御成敗式目貞永式目):北条泰時

 

③動揺

・1274・1281年、元寇北条時宗のとき

・1297年、永仁の徳政令

・1333年、鎌倉幕府滅亡

 

2.建武の新政

後醍醐天皇

 

3.室町時代

①成立

足利尊氏:1336年、建武式目の制定

 

②全盛

足利義満:有力守護討伐、勘合貿易

 

③動揺

足利義教:1441年、嘉吉の変で死去

足利義政:1467年、応仁の乱

 

④戦国時代

下剋上、一揆

戦国大名の登場:分国法

 

 

Ⅲ.近世

1.安土桃山時代

織田信長

・1573年、足利義昭追放→室町幕府を滅ぼす

・1575年、長篠合戦武田勝頼に勝利

・1582年、本能寺の変明智光秀

 

豊臣秀吉

・1590年、天下統一

・1592・1597年、朝鮮出兵

・1598年、死去

 

 

2.江戸時代

徳川家康

・1600年、関ヶ原の戦い

・1603年、江戸幕府を開く

 

徳川秀忠

・1615年、武家諸法度(元和令)

 

徳川家光

武家諸法度(寛永令)参勤交代の制度化

・1637年、島原の乱

鎖国の完成

 

徳川家綱

文治政治への転換

 

徳川綱吉

生類憐みの令

・元禄小判:勘定吟味役荻原重秀

 

新井白石

・6代徳川家宣、7代徳川家継

・1715年、海舶互市新例

 

 

徳川吉宗

享保の改革

 →上げ米目安箱公事方御定書

 

田沼意次の政治

株仲間の結成を奨励

 

松平定信

寛政の改革(1787~1793年)

 →旧里帰農令、棄捐令

 

水野忠邦

天保の改革(1841~1843年)

 →人返しの法、株仲間の解散

 

⑪幕末

・1853年、ペリー来航

・1854年、日米和親条約

・1858年、安政の五カ国条約日米修好通商条約など)

 

徳川慶喜:1867年、大政奉還

 

 

Ⅳ.近代

1.明治時代

・1868年~、明治維新

・1874年~、自由民権運動板垣退助

・1889年、大日本帝国憲法伊藤博文

・1894年、日清戦争 

・1902年、日英同盟 

・1904年、日露戦争 

 

2.大正時代

大正デモクラシー

・1914~1918年、第一次世界大戦

・1918年、米騒動

 →原敬内閣:初の本格的政党内閣

・1925年、普通選挙法治安維持法

 

3.昭和時代(戦前)

・1929年~、世界恐慌 

・1931年~、満州事変 

・1937年~、日中戦争 

・1939年~、第二次世界大戦 

・1941年~、太平洋戦争 

・1945年、終戦 

 

Ⅴ.現代

1.昭和時代(戦後)

①戦後復興期

GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の占領

 →最高司令官:マッカーサー

・戦後の改革:財閥解体農地改革 

 

・1946年、日本国憲法公布

 →翌年施行

 

・1950年、朝鮮戦争警察予備隊

・1951年、サンフランシスコ平和条約日米安保条約

・1954年、自衛隊発足

・世界:冷戦

 

高度経済成長(1955~1973年)

・1955年、保守合同自由民主党の結党

 →55年体制

・1956年、日ソ共同宣言 →国際連合加盟

 

・1960年、日米安全保障条約の改定

・1972年、沖縄返還

・1973年、第1次石油危機:高度経済成長の終わり

 

 

2.平成

バブル経済の崩壊

 


日本史:安土桃山時代(概略)

Ⅰ.安土桃山時代の年代

・1573年から1603年まで

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)織田信長

・1560年、桶狭間の戦い:今川義元を破る

・1573年、室町幕府を滅ぼす

・1575年、長篠合戦:武田氏を破る

・1582年、本能寺の変

 

2)羽柴秀吉(豊臣秀吉)

・1582年、明智光秀を討つ

・関白・太政大臣に就任

・太閤検地、刀狩

・1590年、天下統一を達成

・朝鮮出兵

・1598年、死去

 

 

Ⅲ.安土桃山時代の流れ

1)織田信長

①信長の事績

・1560年、桶狭間の戦い:駿河の今川義元を破る

・1568年、足利義昭を奉じて(従う形で)京都に入り、15代将軍に就かせる

・1570年、姉川の戦い:近江の浅井長政と越前の朝倉義景の連合軍を破る

・1571年、延暦寺焼打ち

・1573年、室町幕府を滅ぼす:15代将軍足利義昭を京都から追放

・1575年、長篠合戦:三河の長篠において、甲斐の武田勝頼を破る

  ※足軽鉄砲隊と馬防柵を用いた戦法で、武田氏の騎馬隊を撃破

・1576年、安土城を築城:天下統一のための拠点。琵琶湖のほとりに築く

・1582年、本能寺の変…京都で家臣の明智光秀の謀叛にあい自害

 

②都市政策

関所の撤廃:交通の障害となっていたため。自由な通行を認める

楽市・楽座:安土城下町に楽市令を発し、商工業者に自由な営業活動を認める

・自治都市を直轄領とする:経済力に着目

 

③宗教政策

ⅰ.仏教勢力:対立

石山本願寺を頂点とする浄土真宗の寺院と対立

・寺内町を拠点とする一向一揆と対立

・1574年、伊勢長島の一向一揆を鎮圧

・1580年、石山戦争終結:本願寺の顕如光佐)が屈服し石山を退去

 

ⅱ.キリスト教:保護

キリスト教には好意を示し、積極的に保護

 

 

2)羽柴秀吉豊臣秀吉

①天下統一まで

・1582年、山崎の合戦:天王山で明智光秀を破る

・1583年、賤ヶ岳の戦い:織田信長の重臣柴田勝家を破る

・1583年、大坂城を築城:石山本願寺の跡地に建設。1588年完成

・1584年、小牧・長久手の戦い徳川家康らと戦い、和睦

・1585年、四国平定:長宗我部元親が降伏。長宗我部氏は土佐一国のみ安堵

・1585年、関白に就任:全国の支配権を委任される

 →惣無事令を出し、全国の戦国大名に停戦を命令。「私闘」の禁止

・1586年、太政大臣に就任。豊臣の姓を与えられる

・1587年、九州平定:惣無事令に従わなかった薩摩の島津義久を降伏させる

・1590年、小田原攻め:最後まで抵抗し続けた北条氏北条氏政)を滅ぼす

 ※東北地方の諸大名(伊達政宗など)も服属

全国統一を完成

 

②豊臣政権の確立

ⅰ.天皇権威の利用

・1588年、京都の聚楽第後陽成天皇を招く

 

ⅱ.経済基盤

蔵入地:直轄領。約220万石

・主要鉱山の直轄化

 ※天正大判の鋳造

 

ⅲ.政権組織の整備

五奉行長束正家浅野長政石田三成前田玄以増田長盛

五大老徳川家康前田利家毛利輝元上杉景勝宇喜多秀家

 ※はじめ小早川隆景も含め大老は6人いたが、その死後五大老となる

 

③秀吉の国内政策

ⅰ.太閤検地

・土地面積の単位を統一:

 ※1段=300とした(それまでは360歩)

京枡:枡の容量を統一

石高制:全国各地の生産力を米の量で換算

一地一作人の原則:1つの土地に1人の耕作者と定めた

 

ⅱ.兵農分離

・兵・町人・百姓などの職業にもとづく身分が定められたこと

検地太閤検地)、刀狩人掃令身分統制令)により完成

 

刀狩令:1588年に発令。一揆を防止し、農民を農業に専念させるため

 人掃令身分統制令):1591年に発令。身分・職業の変更を禁止

 →1592年、関白豊臣秀次も発令:朝鮮出兵の人員確保のため

 

④秀吉のキリスト教政策と対外政策

ⅰ.バテレン追放令

・1587年に発令

・大名の入信は許可制にし、宣教師を国外追放

・信仰を捨てなかった播磨国明石城主高山右近の領地を取り上げ(取り潰し)

・一般人の信仰は「その者の心次第」として禁止せず

 →禁教は不徹底に終わった

 

ⅱ.サン=フェリペ号事件:1596年

・スペイン船サン=フェリペ号の乗組員の失言がきっかけ

26聖人殉教:秀吉の指示により、長崎にて宣教師・信者を処刑

 

ⅲ.海賊取締令

・1588年発令

倭寇後期倭寇)などの海賊行為を禁止

・刀狩令と同日に発令。「海の刀狩令」ともいわれる

 

 

⑤朝鮮出兵

ⅰ.1592年、文禄の役

・秀吉は肥前名護屋に本陣を築く

・朝鮮水軍や明の援軍により戦局は不利に

 ※李舜臣が考案した亀甲船など

 

ⅱ.1597年、慶長の役

・日本軍ははじめから苦戦。士気も低い

・1598年、豊臣秀吉の死去により撤兵 

 


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日本史:室町時代(概略)③

Ⅲ.室町時代の流れ・続き

 

6)戦国時代の始まり

戦国時代の特徴

応仁の乱をきっかけに、戦乱が全国に拡大

下剋上の風潮:下の者が実力で上の者をしのぐこと

 ※各種の一揆も発生:既存の権威への対抗

戦国大名の登場

 

②さまざまな一揆

ⅰ.1485年、山城の国一揆

畠山を追放

・8年間にわたる南山城の自治を実現 

 

ⅱ.1488年、加賀の一向一揆

・加賀の一向宗浄土真宗)門徒が国人と結び、守護の富樫政親を滅ぼす

 ※国人…地元で力をつけていた武士。守護に従う者、反抗する者がそれぞれいた

・背景:蓮如(兼寿)の布教による勢力の拡大

・約100年にわたる自治を実現

 →1580年、織田信長に制圧される

 

③幕府権威の失墜

下剋上により政治の実権が次々と移り変わる

 →管領細川氏 から三好長慶、さらに松永久秀

 ※松永久秀は13代将軍足利義輝を殺害

 

 

④おもな戦国大名

ⅰ.北条早雲(伊勢宗瑞)

・足利政知から堀越公方を継いだ茶々丸を追放し(のち自害)、伊豆をうばう

 →さらに北条氏は相模に進出し、小田原を本拠とする

・以後、子・北条氏綱、孫・北条氏康が継ぎ、関東の大半を支配

 

ⅱ.武田信玄(武田晴信)

・鎌倉時代から甲斐の守護。甲斐・信濃を領有

上杉謙信との5回に渡る戦いが有名(川中島の戦い)

 

ⅲ.今川義元

・駿河・遠江・三河を領有

・1560年、桶狭間の戦い織田信長に討たれて以後、今川氏は衰退

 

ⅳ.毛利元就

・安芸の国人から下剋上で台頭

・下剋上:大内義隆陶晴賢毛利元就の順に支配者が移る

・山陰地方の尼子氏と抗争

 

ⅴ.長宗我部元親

・土佐の豪族から身を起こし、四国全土を領有

 

ⅵ.伊達政宗

・戦国時代末期に奥州を平定

 

分国法(家法)の制定

・『朝倉孝景条々』:越前を支配した朝倉氏が制定。家臣団の城下集住の規定など

・『今川仮名目録』:今川氏親とその子・今川義元が制定

・『甲州法度之次第信玄家法)』:武田信玄が制定。「喧嘩両成敗」の規定など

・『塵芥集』:伊達氏が制定。現存する分国法の中で条文が最多の171条

  

⑥戦国大名の家臣団と領国経営

貫高…国人や地侍の収入額をに換算した基準

貫高制…戦国大名が国人や地侍に対し、貫高に見合った一定の軍役を課した

寄親・寄子制…地侍など下級家臣は、有力な上級家臣に預けられる形で組織化された

 →足軽(雑兵)…鉄砲や長槍を使用した集団戦が可能となった

 

検地土地を調査し、農民の耕作する土地の面積と年貢の量などを検地帳に記録

 ※形式は指出検地:家臣や名主が支配地・耕作地の面積、収入額を自己申告

 

城下町の建設:領国の政治・経済・文化の中心となる

 例)北条氏の小田原、大内氏の山口、島津氏の鹿児島

 

 

7)ヨーロッパ人の来航

鉄砲の伝来

・1543年、ポルトガル人を乗せた中国船種子島に漂着

 

キリスト教の伝来

・1549年、イエズス会耶蘇会)の宣教師フランシスコ・ザビエルが、鹿児島に上陸して伝わる

コレジオ…宣教師の養成学校

セミナリオ…神学校

キリシタン大名の出現:洗礼を受けた戦国大名

 

南蛮貿易

南蛮人ポルトガル人スペイン人)との貿易

・輸出品:、硫黄など

・輸入品:中国産の生糸鉄砲など

 

天正遣欧使節

・1582年、大友義鎮大村純忠有馬晴信の3大名が派遣

 ※イタリア人宣教師ヴァリニャーニのすすめ

・派遣された4人の少年

 …伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノ

 


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日本史(テーマ):室町時代の社会・経済

1.室町時代の村の自治

惣村)の形成

寄合…村民の会議。惣村の意思決定機関

惣掟村法村掟)…村民が守るべき規約

地下検断自検断)…村の秩序を維持するために、村民が自ら警察権を行使すること

地下請村請百姓請)…領主へ納める年貢を惣村がまとめて請け負うこと

強訴…荘園領主のもとに大挙しておしかけ、強圧的に訴えること

逃散…耕作を放棄して他領や山林に逃げ込むこと。抵抗の一形態

 

2.産業の発達

①農業

二毛作が全国に広まる

※鎌倉時代に畿内で始まっていた

 畿内では三毛作を行うところも

 

②商業

六斎市…月に6回開かれる定期市。応仁の乱後に一般化

 ※それまでは三斎市が一般的

見世棚店棚)…常設の小売店。京都などの大都市で一般化

 

・さまざまな行商人

 連雀商人

 振売

 大原女:炭や薪を売る女性

 桂女:鮎を売る鵜飼集団の女性

 

 

の発達

 例)大山崎の油神人油座)は岩清水八幡宮を本所とした

 

③貨幣

明銭の使用:永楽通宝など

撰銭:粗悪な私鋳銭を嫌い、良質の銭を選ぶ行為

 →戦国大名は撰銭令を発布して対応

 

④金融

土倉

酒屋 

 

⑤運送業者

馬借:馬の背に荷を載せて運ぶ

車借 

 

 

3.さまざまな都市の繁栄

城下町…戦国大名の城郭を中心に、家臣団や商工業者を住まわせた都市

門前町…寺社の門前に発達した町

 例)伊勢神宮の伊勢・山田

 

寺内町浄土真宗の寺院・道場を中心に形成された町

 例)摂津の石山、河内の富田林

 

港町…海陸交通の要地に発達した港湾都市

 例)筑前の博多、和泉の、津軽半島の十三湊

 

 

4.自由都市の発達

:36人の会合衆が運営

博多:12人の年行司が運営

京都町衆(富裕な商工業者)が自治的団体のを運営。独自の町法を制定

 →町衆の中から月行事を選出し、自治的な運営を行う。

 ※町衆は祇園祭も再興した

 


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日本史:室町時代(概略)②

Ⅲ.室町時代の流れ・続き

4)外交、近隣諸国の動き

①元との貿易 ※私貿易。国交なし

建長寺船…1325年、鎌倉幕府(当時の執権は北条高時)が派遣

 目的:建長寺修造の費用を得るため

 

天龍寺船…1342年、足利尊氏夢窓疎石のすすめにより派遣

 目的:後醍醐天皇の冥福を祈るための天龍寺建立の費用を得るため

 

②明との貿易

ⅰ.日明貿易の開始

1401年、足利義満が明に使者を派遣

 ※正使:僧祖阿、副使:博多商人肥富

朝貢形式:足利義満が明の皇帝から日本国王と認められたうえで貿易

 

ⅱ.勘合貿易の開始:1404年~

勘合:明から交付され、倭寇と正式な貿易船を区別するために使用

 ※倭寇:海賊集団

・輸出品:硫黄など

・輸入品:銅銭生糸など

 

ⅲ.貿易の中断と再開

・4代将軍足利義持が中止:朝貢形式を嫌う

・6代将軍足利義教が再開:貿易の利益を重視

 

ⅳ.日明貿易(勘合貿易)の変化

・15世紀後半以降、貿易の実権が有力守護に移る

 →細川氏:堺商人と結んだ

  大内氏:博多商人と結んだ

1523年、寧波の乱:細川氏と大内氏の戦い

 →勝利した大内氏が貿易を独占

 ※その大内氏も16世紀半ばに滅亡し、日明貿易は断絶

 

③朝鮮の建国と日朝貿易

ⅰ.朝鮮の建国

・1392年、李成桂が高麗を倒して建国

・日本に倭寇の禁止と通交を求め、足利義満がこれに応じる

 

ⅱ.日朝貿易

・朝鮮は三浦富山浦乃而浦塩浦)の3港を開港して日本と貿易

倭館…三浦と首都の漢城に設置。日本の使節の接待と貿易に使用された

・輸出品:硫黄、蘇木・香木など

・輸入品:木綿を中心とする織物類、大蔵経など

 

ⅲ.争乱

・1419年、応永の外寇…朝鮮軍が対馬を倭寇の本拠地とみなして襲撃

 →貿易が一時中断

・1510年、三浦の乱

 …三浦に住む日本人が、特権の縮小に不満を持ち暴動を起こす

 →以後、日朝貿易は衰退

 

④琉球の統一

三山の対抗:北山中山南山の3勢力が争う

 ※それぞれ明に朝貢

・1429年、中山王尚巴志が三山を統一。琉球王国を建国

中継貿易で栄える:明、日本、朝鮮、東南アジア諸国と貿易

 

⑤蝦夷ヶ島(現在の北海道南部)

和人が進出し、交易を開始

アイヌ…古くから北海道に住む人々。漁労・狩猟、交易などで生活

道南十二館:12あった和人の城館。アイヌとの交易や領域支配の拠点とした

・1457年、大首長コシャマインの蜂起:不利な交易・圧迫に不満

 →蠣崎氏が鎮圧

 

 

5)室町幕府の動揺:15世紀

①4代将軍足利義持の時代(在職:1394~1423年)

・日明貿易(勘合貿易)の一時中断

・1416年、上杉禅秀の乱…前関東管領上杉禅秀の反乱。幕府が鎮圧

 

②土一揆の発生

ⅰ.1428年、正長の徳政一揆(正長の土一揆)

近江の馬借徳政(借金の帳消し)を求めて蜂起

・京都近郊の農民たちも京都の土倉酒屋を襲った

 ※襲われた理由:土倉・酒屋は高利貸しを営んでいたため

私徳政の展開:借金の一方的な踏み倒し

 

ⅱ.1429年、播磨の土一揆

・播磨の「土民」が蜂起

・守護(赤松満祐)が鎮圧   

 

③6代将軍足利義教の時代(在職:1429~1441)

ⅰ.1438年、永享の乱

・鎌倉公方足利持氏と関東管領上杉憲実の対立

 →足利義教は上杉氏を支援し、足利持氏を討伐

 

ⅱ.1440年、結城合戦

結城氏朝が足利持氏の遺児を担いで挙兵

 →鎮圧される

 

ⅲ.1441年、嘉吉の変

・有力守護赤松満祐が将軍足利義教を暗殺 

 →幕府の権威が大きく動揺。幕府の実権が有力守護に移る

 

ⅳ.1441年、嘉吉の徳政一揆

・6代将軍足利義教の死後、京都で発生

・「代始めの徳政」を要求 

→室町幕府は初めて徳政令を発令。一揆は終息

 

④8代将軍足利義政の時代(在職:1449~1473年)

ⅰ.1454年、享徳の乱

・鎌倉公方足利成氏上杉憲忠を殺害

鎌倉公方の分裂

 古河公方足利成氏が鎌倉から下総古河に移る

 堀越公方足利政知が鎌倉に入れず伊豆堀越に留まる

 

※関東管領(上杉氏)も分裂

山内上杉家:のち、長尾景虎に関東管領職を譲る(→上杉謙信)

扇谷上杉家:のち、北条氏康に滅ぼされる

 

ⅱ.1467年、応仁の乱

a.発端

・8代将軍足利義政とその妻日野富子の間に男子なし

・義政は弟の足利義視を還俗させ後継ぎとした

・日野富子が足利義尚を出産

 →守護大名を巻き込んだ争いが発生

 

b.守護大名の対立

・東軍総大将:細川勝元

・西軍総大将:山名持豊宗全) 

斯波氏、畠山氏も一族内で対立

 

※応仁の乱は1477年に一応終結するが戦乱は全国へ広がる

 →戦国時代

  


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日本史:室町時代(概略)①

Ⅰ.室町時代の年代

・1336年から1573年まで

※1336年から1392年は南北朝時代、

 1467年から1573年は戦国時代 でもある

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)室町幕府の成立

・1336年、足利尊氏建武式目を制定

・1338年、足利尊氏が征夷大将軍に任命される

南北朝の動乱

 

2)室町幕府の全盛

・3代将軍足利義満のとき

・有力守護の討伐

・1392年、南北朝の合体

日明貿易勘合貿易)の開始

 

3)室町幕府の機構

 

4)外交、近隣諸国の動き

 

5)室町幕府の動揺:15世紀

・相次ぐ戦い・反乱

・相次ぐ一揆

 

6)戦国時代の始まり

・1467年、応仁の乱

 

7)ヨーロッパ人の来航

・1543年、鉄砲の伝来

・1549年、キリスト教の伝来

 

 

Ⅲ.室町時代の流れ

1)室町幕府の成立

①足利尊氏が幕府を開く

・1336年、建武式目の制定:幕府の実質的な成立 

・1338年、足利尊氏が北朝の光明天皇から征夷大将軍に任命される

 ※後醍醐天皇は奈良の吉野にのがれる→南朝

 

南北朝の動乱:1336~1392年

北朝:京都の朝廷、持明院統足利尊氏(幕府)

南朝:吉野の朝廷、大覚寺統後醍醐天皇 

 

③北朝(幕府)の内紛

足利尊氏高師直(尊氏の執事)派

足利直義(尊氏の弟)派

 →観応の擾乱:1350~1352年、両派の武力対立

 

④守護の権限拡大

・大犯三カ条:鎌倉時代の守護と同じ

→以下の2つが追加

刈田狼藉を取りしまる権限

使節遵行…幕府の裁判の判決を強制執行する権限

 

半済令

・守護が荘園や公領の年貢の半分を徴発する権限を認める法令

 ※軍事費用の調達のため

・1352年に最初の発令

・1年限りで、対象は近江美濃尾張の3カ国に限った

 →やがて永続化、全国化

 

 

2)室町幕府の全盛

・3代将軍足利義満の時代

 

①政治

・1378年、京都の室町に「花の御所」を建設

 →「室町幕府」と呼ばれるようになる

・1392年、南北朝の合体を実現

 ※南朝の後亀山天皇が京都に帰り、北朝の後小松天皇に譲位

※1394年に将軍を辞めるが、実権はにぎりつづける

 

②文化(北山文化)

・1397年、鹿苑寺金閣を建立

 

③有力守護大名の討伐

・1390年、土岐康行の乱土岐康行を滅ぼす

 ※美濃・尾張・伊勢の3カ国の守護

・1391年、明徳の乱山名氏清を滅ぼす

 ※11カ国の守護。「六分の一衆」

・1399年、応永の乱大内義弘を滅ぼす

 ※6カ国の守護

 

④外交

・1401年、日明貿易開始

 →1404年、勘合貿易開始

 

 

3)室町幕府の機構

①中央

管領:将軍の補佐。侍所、政所、問注所などの中央機関を統轄

三管領細川斯波畠山の3氏が交代で管領に任命された

 四職京極、山名、赤松、一色の4氏が侍所長官(所司)に任命された

 

②地方

守護

 ※有力守護は在京。地元に守護代を置くて領国経営にあたらせた

  守護大名:鎌倉時代の守護に比べ、権限が大きく強化された

・地頭

・鎌倉府:尊氏の子足利基氏が初代鎌倉公方(鎌倉府の長官)に就任

関東管領:鎌倉公方の補佐役。上杉氏が世襲した

九州探題:九州の守護大名の統制など

 ※1371年、今川了俊今川貞世)が就任

  

室町幕府の経済基盤(収入源)

御料所…室町幕府の直轄領

 →将軍の直轄軍である奉公衆が管理

・日明貿易(勘合貿易)による利益

 

・さまざまな税

 土倉役倉役)…土倉(京都の高利貸し業者)に課した税

 酒屋役…奈良や京都の酒造業者に課した税

 関銭…交通の要所に関所を設けて徴収した通行税

 津料…港で徴収する入港税

 段銭…田畑一段ごとに課された土地税。臨時に徴収

 棟別銭…家屋の棟数に応じて課された家屋税。臨時に徴収

 分一銭…徳政令発令の際、債務の一部だけを幕府に納めさせた

 


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日本史:建武の新政(概略)

Ⅰ.建武の新政の年代

・1333年から1336年まで。

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)新政の開始

2)政治の混乱

3)足利尊氏の離反、崩壊

 

 

Ⅲ.建武の新政の流れ

1)建武の新政

・1334年、後醍醐天皇は年号を建武と改める

 

①新政の機構

ⅰ.中央(京都)

記録所…国政の最高機関。一般政務を担当

雑訴決断所…所領関係の訴訟・裁判を担当

恩賞方…恩賞事務の担当

武者所…京都の警備・治安維持、武家の統轄

 

ⅱ.地方

国司守護:国ごとに併置。国司は貴族、守護は武士から任命

 ※地頭は設置せず          

陸奥将軍府:陸奥と出羽を統治

鎌倉将軍府:関東10か国を統治

 

 

2)政治の混乱

二条河原落書…建武の新政の政治混乱を批判・風刺する内容

綸旨…天皇の意志を伝える文書。すべての土地所有権の確認に必要とした

・武士の慣習を無視した政策、恩賞の不公平(公家に厚く、武士に薄い)

 

 

3)建武の新政の崩壊過程

中先代の乱(1335年)

北条高時の子・北条時行が、鎌倉幕府再興を図って反乱を起こす

足利尊氏が乱の鎮圧のために関東に派遣され、鎌倉を回復

 

②足利尊氏の反乱(1335年~1336年)

・尊氏は京都に戻らず

・1336年、湊川の戦い新田義貞・楠木正成らと戦い勝利

・京都を制圧 

 


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日本史(テーマ):鎌倉時代の社会・経済

1.鎌倉時代の武士の生活

惣領制

惣領:宗家の首長

・庶子:嫡子以外の子

・所領の相続は分割相続が原則

 ※女性も相続可。女性の御家人・地頭もいた

 

②武芸の重視

・騎射三物:3種の馬上弓技

 ・流鏑馬…馬上から、放された犬を射る

 ・笠懸…馬上から、笠や板を的にして射る

 ・犬追物…走っている馬から、一定間隔に置いた3つの的を射る

 

③武士の土地支配

地頭の荘園侵略への対応

地頭請地頭請所…荘園領主が地頭に一定の年貢納入を請け負わせる

下地中分…土地を折半して土地や人を支配し、互いに干渉しない

 

 

2.鎌倉時代:社会の変動

①農業の発達

二毛作…同じ土地で年2回異なる作物を栽培・収穫

 ※米を表作、麦を裏作とする

 

・肥料の使用

刈敷:草を刈って田に敷き込む

 草木灰:草木を焼き、その灰を使用

 

鉄製農具の使用

牛馬耕の一般化

・大唐米の輸入:多収穫米

 

 

②商業の発達

・背景:貨幣経済の浸透

定期市の発達:三斎市(月に三度開かれる)

見世棚…常設の小売店

…商工業者の同業組

 →本所(公家・寺社)に座役を納入し、販売独占権を認められる

 

問丸):運送業者。各地の港や河川沿いの要地に発達

 

 

③金融の発達

宋銭…中国から輸入された。売買の手段、年貢納入に使用(年貢の銭納化)

為替…遠隔地間の金銭の輸送を手形で決済する制度

 

 

④地頭の荘園侵略と農民の団結

紀伊国阿河荘民の訴状:阿氏河荘の農民が、地頭の湯浅氏の非法を訴えた

 


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日本史:鎌倉時代(概略)②

Ⅲ.鎌倉時代の流れ・続き

 

3)鎌倉幕府の動揺

①モンゴル民族の統一と元の建国

ⅰ.チンギス・ハン(成吉思汗)

・13c初め、モンゴル民族を統一

 

ⅱ.フビライ・ハン(忽必烈汗)

・中国に進出。1271年、国号をとする

・日本に服属を要求するが、幕府の8代執権北条時宗は拒否

 

元寇(蒙古襲来)

・1271年、異国警固番役:元の襲来に備え、九州北部の御家人が要地を警備

 

ⅰ.1274年、文永の役

・元の武器や戦い方に苦戦

てつはう:火薬を用いた元軍の武器

 集団戦法:日本は一騎打ちが主流

 

・『蒙古襲来絵巻』:肥後の御家人竹崎季長の奮戦する姿が描かれる 

 

・再度の襲来への備え

→異国警固番役の強化

 防塁(石築地、石塁):博多湾沿いに構築

 

 

ⅱ.1281年、弘安の役

・元は1279年に南宋をほろぼし、再度襲来

・東路軍・江南軍あわせて14万の軍勢

・暴風雨の発生:元軍は上陸できないまま敗退

 

・元寇の影響:御家人の窮乏

 ※戦費負担が大。恩賞不足

 →幕府への不満が高まる

 

 

④蒙古襲来後の国内政治

・9代執権北条貞時:1284~1301年

 

ⅰ.得宗専制政治の確立

得宗…北条氏の嫡流の当主のこと

御内人…得宗の家臣

内管領…御内人の中心人物

 

ⅱ.得宗専制強化の過程

・1285年、霜月騒動…内管領平頼綱が、有力御家人安達泰盛を滅ぼす

・1293年、北条貞時が平頼綱を滅ぼす

 

ⅲ.その他の政策

・1293年、鎮西探題の設置:九州地方の政務・裁判、御家人の指揮

 ※鎮西奉行の役割は縮小

・1297年、永仁の徳政令

 

⑤ 御家人の窮乏

ⅰ.窮乏の要因

・戦費の自己負担、恩賞不足 →幕府に対する不満増大

・分割相続による所領の細分化

・貨幣経済の浸透 →所領を失う(質入れ・売却)

 

ⅱ.幕府の対応

・1297年、永仁の徳政令:御家人の救済をはかる

→御家人の所領の質入れ・売却の禁止

 売却後20年以内の所領の無償返却

 金銭貸借の訴訟の不受理 

※かえって混乱を招く

 

 

⑥惣領制の崩壊

単独相続への切り替え

悪党の出現:荘園領主に抵抗する地頭・非御家人など

 

 

4)鎌倉幕府の滅亡

①14代執権北条高時の時代:1316~26年

・北条高時の下で、内管領長崎高資が政治独占

 

②皇室内の対立

後嵯峨上皇の死後、本格化:二系統の対立

ⅰ.持明院統

後深草天皇の系統

後白河上皇以来の荘園群・長講堂領を保有

 ※のちの北朝

 

ⅱ.大覚寺統

亀山天皇の系統

鳥羽上皇以来の荘園群・八条院領を保有

 ※のちの南朝

 

ⅲ.幕府の介入、解決策

両統迭立二系統が交代で皇位につく方式

 

 

後醍醐天皇(大覚寺統)の討幕計画

ⅰ.正中の変(1324年)

・事前に発覚して失敗

 

ⅱ.元弘の変(1331年)

・武力討幕を再計画、密告により発覚して失敗

・後醍醐天皇は隠岐に配流

鎌倉幕府は光厳天皇(持明院統)を即位させる

 

 

④各地で討幕運動が活発化

後醍醐天皇が隠岐を脱出

護良親王(後醍醐天皇の皇子)の挙兵

楠木正成の挙兵:赤坂城、千早城で戦う

足利高氏六波羅探題を滅ぼす

新田義貞鎌倉を攻める:北条高時とその一族自殺

1333年、鎌倉幕府滅亡

 


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日本史:鎌倉時代(概略)①

Ⅰ.鎌倉時代の年代

・1185年(または1192)年から1333年まで。

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)鎌倉幕府の成立

・1185年、守護地頭の設置

・1192年、源頼朝が征夷大将軍に任命される

 

2)源氏の正統断絶~執権政治

・1219年、3代将軍源実朝が暗殺される

・1221年、承久の乱後鳥羽上皇が倒幕をよびかけ

・1232年、御成敗式目貞永式目):3代執権北条泰時が制定

 

3)鎌倉幕府の動揺

・1274・1281年、元寇:8代執権北条時宗のとき

・1297年、永仁の徳政令

 

4)鎌倉幕府の滅亡

・1333年、鎌倉幕府滅亡

 

 

Ⅲ.鎌倉時代の流れ

1)鎌倉幕府の成立

①幕府成立の経緯

・1185年、国ごとに守護、荘園・公領に地頭を設置

 ※1段当たり5升の兵粮米(段別5升の兵粮米)を徴収する権利も

 

・1189年、源頼朝が奥州藤原氏をほろぼす

 ※平泉を根拠地として栄えた。中尊寺金色堂などの建築が有名

 

・1190年、源頼朝が右近衛大将に任命される

・1192年、源頼朝が征夷大将軍に任命される

 ※後白河法皇が亡くなった後に実現

 

②鎌倉幕府のしくみ・職制

ⅰ.中央(鎌倉)

執権:将軍の補佐役。北条氏が代々就任

侍所:御家人の統率、軍事・警察

 ※初代別当は和田義盛

政所:幕府の財政、一般の政務を担当。最初は公文所

 ※初代別当は大江広元

問注所:裁判・訴訟を担当

 ※初代執事は三善康信

 

ⅱ.地方

守護:国ごとに設置。国内の軍事・警察、御家人の統率など

 ※大犯三箇条:守護の権限。大番催促、謀叛人の逮捕、殺害人の逮捕の3つ

地頭:公領や荘園ごとに設置。土地の管理、年貢の取り立てなど

・京都守護:京都に設置

 →承久の乱後、六波羅探題となる 

・鎮西奉行:九州の御家人の統率、軍事・警察など

 →蒙古襲来後、鎮西探題が別に設置され、権限は縮小

 

③将軍と御家人

御家人:将軍と主従関係を結んだ武士

御恩:本領安堵と新恩給与

 →本領安堵…先祖伝来の所領の支配を保障

  新恩給与…新たな所領を与える

奉公

 →戦時:軍役(軍事動員)の負担

  平時:京都大番役、鎌倉番役(幕府の警護)など

 

 

2)源氏の正統断絶~執権政治

①源氏の正統断絶

・1199年、源頼朝が死去

 →子の源頼家が2代将軍に就任 

 ※北条政子が補佐(源頼朝の妻/源頼家の母)

 

②北条氏の台頭:有力御家人を排斥

・1200年、北条時政梶原景時を討つ

 ※北条時政:北条政子の父。初代執権

・1203年、比企能員の乱:北条時政が比企能員を討つ

・1203年、源頼家が伊豆の修禅寺に幽閉される

 →源実朝が3代将軍に就任

・1204年、源頼家暗殺される

・1213年、和田合戦北条義時和田義盛を滅ぼし、侍所と政所の別当を兼務

 ※北条義時:北条時政の子。2代執権

 

承久の乱

ⅰ.概要

・朝廷側:後鳥羽上皇が挙兵。北条義時追討の宣旨を出す

 ※西面の武士…後鳥羽上皇が設置した

 

・幕府側:北条政子が御家人に団結を呼びかけ

 

ⅱ.結果

・幕府側の勝利

 

a.3上皇の配流と天皇

後鳥羽上皇は 隠岐

土御門上皇は 土佐、のち阿波

順徳上皇は 佐渡

仲恭天皇の廃位 →御堀河天皇の即位

 

b.幕府の支配拡大

六波羅探題の設置:京都守護にかわって設置。朝廷の監視など

新補地頭:上皇側の土地を没収し、東日本の御家人を地頭に任命

 ※旧来の本補地頭と区別

 

④執権政治の確立

ⅰ.3代執権北条泰時の政治:1224~42年

・1225年連署の設置:執権の補佐役。叔父の北条時房を任命

・1225年、評定衆の設置:重要政務を合議制で審議

・1226年、4代将軍藤原頼経を擁立:藤原将軍摂家将軍) のはじめ

 

・1232年、御成敗式目貞永式目)を制定

 →基本理念:頼朝以来の先例と、道理とよばれた武士社会の慣習・道徳

  幕府権力の及ぶ範囲内で施行:朝廷の支配下では公家法、荘園領主の下では本所法

 

 

ⅱ.5代執権北条時頼の政治:1246~56年

・1244年、5代将軍に藤原頼嗣を迎える 

・1247年、宝治合戦…有力御家人で評定衆の三浦泰村とその一族を滅ぼす

・1249年、引付衆を設置:評定衆の補佐

 →所領に関する訴訟を担当。迅速で公平な裁判

・1252年、6代将軍に宗尊親王を迎える。皇族将軍のはじめ

 ※後嵯峨上皇の皇子

 


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中学歴史:飛鳥時代(ざっくり)

飛鳥時代

・年代:592年~710年

 

聖徳太子厩戸皇子)の政治

ⅰ.冠位十二階の制度

・家柄にとらわれず、能力や功績のある人物に冠位を与え、役人にとりたてる制度

 

ⅱ.十七条の憲法憲法十七条

・役人の心構えを示した

・仏教や儒教の考え方を取り入れている

・天皇中心の政治をめざす

 

ⅲ.遣隋使

・607年、小野妹子らを隋に派遣

 

 

飛鳥文化

法隆寺…聖徳太子が建立。現存する世界最古の木造建築物

 

大化の改新

・645年、中大兄皇子中臣鎌足らが蘇我氏をほろぼした

  →政治改革を始めた(大化の改新

 

中大兄皇子の政治

・663年、白村江の戦い:日本は新羅の連合軍に敗れた

・即位して天智天皇となった

 

壬申の乱

・勝利した天武天皇が即位

 

律令国家の成立

・701年、大宝律令の制定

 

 


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中学歴史:古墳時代(ざっくり)

古墳時代

①年代

・3世紀後半~6世紀末ごろ

 

古墳

・王や各地の豪族の墓

はにわ埴輪)…墳丘上に置かれた焼き物

 

大和政権ヤマト王権

・3世紀後半ごろ、奈良盆地に成立

大王…大和政権の王

 

④大陸との交流

渡来人…中国や朝鮮から日本に来た人々

須恵器…高温で焼いた、かたい質の土器

 

・漢字、儒学儒教)、仏教が伝わった

 


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中学歴史:旧石器・縄文・弥生時代(ざっくり)

1.日本の旧石器時代

打製石器を使用

・遺跡:岩宿遺跡(群馬県)

 

 


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政治経済:世界の政治体制(概略)

世界の政治体制

 

1.重要ワード

イギリス議院内閣制

アメリカ大統領制

フランス半大統領制

中国民主集中制

⑤かつてのアジア・中南米など:開発独裁

 

 

2.概略:世界の政治体制

①イギリス

ⅰ.イギリスの政治体制

議院内閣制下院の多数党党首が首相となり内閣を組織

 

ⅱ.イギリスの政治の特徴

・二大政党制

影の内閣シャドーキャビネット):野党が政権交代に備えて組織

・2009年に最高裁判所を設置

 

※日本・ドイツ・イタリアも議院内閣制を採用

 

 

②アメリカ

ⅰ.アメリカの政治体制

大統領制

 

ⅱ.アメリカの政治の特徴

・厳格な三権分立

・大統領の権限が強い:法案拒否権、教書送付権

 ※議会の解散権なし(そもそも解散の制度なし)

・裁判所は違憲審査権あり

 

・二大政党制

 

 

③フランス

半大統領制大統領と首相が並存

 

 

④中国

民主集中制民主的権力集中制

全人代全国人民代表大会)が国家の最高機関

 

 

⑤アジア・中南米など

開発独裁:経済成長を優先。人権・民主主義を制限

 →その後、各国は民主化

 


日本史:平安時代(概略)②

Ⅲ.平安時代の流れ・続き

5)院政の開始

後三条天皇の即位:1068年

・藤原氏を外戚としない天皇

大江匡房を登用

・枡の統一:宣旨枡の制定

・1069年、延久の荘園整理令を発令:藤原氏に打撃

 

院政

上皇太上天皇)が実権を握って行う政治

・1086年、白河天皇が子の堀河天皇に譲位

 →白河上皇として政治の実権を握り続けた

 

 

6)平氏政権

①2つの戦乱

ⅰ.1156年、保元の乱

・院政の実権をめぐる対立

・勝利:後白河天皇平清盛源義朝

・敗北:崇徳上皇、藤原頼長、平忠正、源為義

 

ⅱ.1159年、平治の乱

・源平の対立

・勝利:藤原通憲信西)(自殺)、平清盛

・敗北:源義朝源頼朝(伊豆に配流)

 ※その後、平氏が台頭

 

平氏政権

・1167年、平清盛が武士として初めて太政大臣になる

・娘の平徳子建礼門院)を高倉天皇に嫁がせた

 →生まれた安徳天皇が即位

 ※清盛は外戚として権勢をふるう(藤原氏と同じ)

 

日宋貿易:摂津の港大輪田泊を修築、と貿易

 

 

7)源平の争乱(治承・寿永の乱)

・1180年、以仁王の令旨、源頼政らの挙兵

・伊豆の源頼朝木曽の源義仲らも挙兵

・1181年、平清盛が死去

 

・1183年、寿永二年十月宣旨

 →源頼朝が東国(東海道・東山道)の支配権を認められる

 

・1185年、壇の浦の戦い(山口県)

 →源義経らの活躍により、平氏が滅亡

 


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日本史:平安時代(概略)①

Ⅰ.平安時代の年代

・平安京に遷都された794年から、鎌倉幕府が開かれる1185年(または1192)年まで。

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)平安京遷都、平安時代の始まり(794年)

2)藤原氏の台頭:他氏排斥(9~10世紀)

3)藤原氏の全盛、摂関政治(11世紀)

4)武士の出現

5)院政の開始(1086年)

6)平氏政権

7)源平の争乱(12世紀後半)

 

 

Ⅲ.平安時代の流れ

1)平安時代の始まり

①遷都:桓武天皇のとき

・784年、長岡京に都を移す

・794年、平安京に都を移す 平安時代の始まり

 

②支配地域の拡大(東北地方)

桓武天皇坂上田村麻呂征夷大将軍に任命

 →蝦夷の指導者阿弖流為を降伏させた

 

③対外関係の変化

ⅰ.遣唐使の停止

・894年、菅原道真の提案

 

ⅱ.中国

・10世紀初め、が滅亡

 →その後、が統一

 

ⅲ.朝鮮半島

・10世紀初め新羅が滅亡

 →高麗が統一

 

 

2)藤原氏の他氏排斥

ⅰ.842年、承和の変

→〇藤原良房

 ×伴健岑橘逸勢

 

ⅱ.866年、応天門の変

→〇藤原良房

 ×伴善男

 

ⅲ.901年、菅原道真、大宰権帥に左遷

→〇藤原時平

 ×菅原道真

 

ⅳ.969年、安和の変

→×源高明

 

 

3)藤原氏の全盛

摂関政治

・天皇の幼少時は摂政、成人後は関白として、政治の実権をにぎる

・娘を天皇の后にし、生まれた子を次の天皇に即位させ、外戚として勢力を伸ばした

 

②全盛期

藤原道長藤原頼通父子のとき

 

 

4)武士の出現

①地方支配の変化

・10世紀になると、地方の政治は国司に一任される

→横暴な国司の出現:藤原元命藤原陳忠

 

※地方の政治は乱れる →自衛のために武士が登場

 

②武士の反乱:10世紀前半

ⅰ.平将門の乱

・関東地方で反乱

平貞盛藤原秀郷らが鎮圧

 

ⅱ.藤原純友の乱

・瀬戸内海周辺で反乱

源経基らが鎮圧

 

③荘園の変質

不輸の権:荘園にかかる税を免除

不入の権:国司の使者(検田使)の荘園への立ち入り拒否

 

④武士団の成長

ⅰ.前九年合戦:1051~1062年

源頼義源義家父子が、清原氏の助けを得て安倍氏を滅ぼす

 

ⅱ.後三年合戦:1083~1087年

源義家清原氏の内紛に介入

奥州藤原氏の繁栄:清衡基衡秀衡、泰衡の4代

 

 


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日本史:奈良時代(概略)②

Ⅲ.奈良時代の流れ・続き

4)奈良時代の政争史

藤原不比等

・701年、大宝律令の編纂

・718年、養老律令の編纂

・娘の光明子聖武天皇に嫁がせる

 

長屋王

・729年、長屋王の変:藤原四子により自殺に追い込まれる

 

藤原四子

・不比等の4人の子

武智麻呂南家

房前北家

宇合式家

麻呂京家

・妹の光明子聖武天皇の皇后に立てる

・天然痘により相次いで死去

 

橘諸兄

吉備真備玄昉を登用:遣唐使から帰国

・740年、藤原広嗣の乱:九州で反乱おこる

 →聖武天皇は都を転々:恭仁京難波宮紫香楽宮

 ※国分寺建立の詔大仏造立の詔

 

藤原仲麻呂恵美押勝

・757年、橘奈良麻呂の変がおこる

淳仁天皇即位:恵美押勝の名を与えられる

 

道鏡

孝謙太上天皇の寵愛を受ける

 ※重祚して称徳天皇となる

・764年、恵美押勝の乱がおこる

・769年、宇佐八幡信託事件:和気清麻呂らが道鏡の即位を阻止

・770年、称徳天皇死去、道鏡失脚

 

藤原百川、藤原永手

光仁天皇の即位:天智天皇の孫

 ※天武天皇の系統から変更

 

 

5)長岡京遷都

・784年、桓武天皇が都を移す

 


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日本史:奈良時代(概略)①

Ⅰ.奈良時代の年代

・平城京に都が移された710年から、平安京に都が移される794年まで

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)平城京遷都

(2)奈良時代の人々の負担)

(3)土地政策の変更)

(4)奈良時代の政争史)

5)長岡京遷都

 

 

Ⅲ.奈良時代の流れ

1)平城京遷都

・710年、唐の都・長安にならってつくられた

奈良時代の始まり

 

 

2)奈良時代の人々の負担

①人身の把握

戸籍:6年ごとに作成

計帳:毎年作成

 

班田収授法

・戸籍に登録された歳以上の全ての男女に口分田を与える

 →死後に国に返す

 

③さまざまな税や負担

…口分田の収穫の約%の稲を地方に納める

調…地方の特産物を中央に納める

…都の労役(歳役)のかわりとして、麻布を中央に納める

雑徭…地方で年間60日以下の労役

・兵役:防人衛士

出挙…国司や豪族から稲を借り、秋に高い利息をつけて返す

※租以外はおもに成人男性が負担

 

 

3)土地制度の変更

・背景:人口が増加し、口分田が不足

 

①722年、百万町歩の開墾計画

 

②723年、三世一身法

・新たに灌漑施設を設けて未開地を開墾

 →三世にわたり保有を認める

・旧来の灌漑施設を利用して開墾

 →本人一代限りの保有を認める

 

③743年、墾田永年私財法

・新しく開墾した土地を永久に私有することを認め、租を納めさせた

 →荘園の始まり。公地公民制がくずれた

 


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日本史:飛鳥時代(概略)

Ⅰ.飛鳥時代の年代

・推古天皇が即位する592年から、平城京に都が移される710年まで。

 

Ⅱ.大まかな流れ

1)聖徳太子の政治

2)大化改新

3)律令国家への道

4)律令国家の成立

 

 

Ⅲ.飛鳥時代の流れ

1)厩戸王聖徳太子)の政治

・593年、推古天皇の摂政となる

 ※蘇我馬子と協力

・603年、位十二階の制度

・604年、憲法十七条:役人の心構えを示した

・607年、遣隋使小野妹子を派遣

・622年、死去

 

 

2)大化改新

・645年、乙巳の変

 …中大兄皇子中臣鎌足らが蘇我氏を滅ぼす(蘇我蝦夷蘇我入鹿

 →大化改新:政治改革を実施

 

 

3)律令国家への道

・663年、白村江の戦い新羅の連合軍に敗北

・667年、近江大津宮に遷都

 

天智天皇

・668年、中大兄皇子が即位して天智天皇となる

・670年、庚午年籍:初の全国的戸籍

 

・672年、壬申の乱:天智天皇死去後の皇位継承争い

※天智天皇の子:大友皇子(敗北)

 天智天皇の弟:大海人皇子勝利

 

天武天皇

・673年、大海人皇子天武天皇として即位

 →天皇中心の政治を進める

 

・684年、八色の姓天武天皇が制定した8階の姓

 

持統天皇

・天武天皇の皇后。天武天皇の死去後に即位

・689年、飛鳥浄御原令の施行

・690年、庚寅年籍:戸籍を作成

・694年、藤原京に遷都

 

 

 

4)律令国家の成立

・701年、大宝律令の完成

 →律令国家の成立

 


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公民3-9① 地方自治 まとめ

1.地方自治

地方公共団体地方自治体

・都道府県・市町村のこと

・地方自治が行われる単位

 

地方自治

・国から自立した地方公共団体が、それぞれの地域を運営する

・日本国憲法に地方自治の規定あり

 ※大日本帝国憲法には、地方自治の規定はなかった

 

③地方公共団体の仕事

・ごみの収集

・警察・消防

・上下水道の整備

・図書館・公立学校の設置

・戸籍の管理など

 

※自衛隊の管理、地方裁判所の運営などは国の仕事

 

 

④地方自治は「民主主義の学校

・住民が自ら身近な問題を解決することを通して、民主主義のあり方を学ぶことができる、という意味

 

 

2.地方分権

地方分権とは

・仕事や財源を国から地方に移し、地方公共団体が地域の実情に合った仕事を独自にできるようにすること

※地方分権と反対の意味の言葉が中央集権

 

②地方分権を進めるための法律

地方自治法の改正(1999年)

 …地方公共団体が自主的に進められる仕事が拡大

 

地方分権一括法(1999年)

 …国と地方公共団体の関係を「上下・主従」から「対等・協力」関係へ

 

 

③日本国憲法の条文

・第92条

 「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」

 ※第92条の条文に出てくる「法律」とは、[地方自治法]のこと

 

歴史5-1② 権利章典、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言 まとめ

1.イギリス

①1688年、名誉革命

・武力によらず革命が成功

・国王を追放し、オランダから新たな国王をむかえた

 

②1689年、権利(の)章典

・法律の変更や新たな税金を設定する場合、議会の承認が必要であることなどを定めた

・国王の権限を制限する内容

 

※権利の章典の条文

・第1条

 「国王の権限によって、議会の同意なく、法律を停止することができると主張することは、違法である。」

 

・第4条

 「国王大権と称して、議会の承認なく、国王の使用のために税金を課すことは、違法である。」

 

 

2.アメリカ

①1775年、独立戦争が始まる

イギリスからの独立をめざした

 

②1776年、独立宣言を発表

※独立宣言の条文

「われわれは以下のことを真理であると信じる。すべての人は平等につくられ、神によって、生まれながらの権利をあたえられていること。その中には、生命自由幸福の追求がふくまれていること。」

 

 

3.フランス

・1789年、フランス革命が始まる

人権宣言が出される

 

※人権宣言の条文

・第1条

 「人は生まれながらに自由平等な権利を持つ。」

 

・第3条

 「主権の源は、もともと国民の中にある。」

 (国民主権(人民主権)を規定)

 

公民3-8② 違憲審査制 まとめ

1.違憲審査制

①対象

・国会が制定した法律

・内閣による命令・規則・処分

 

②違憲審査制の内容

憲法に違反していないかどうかを裁判所が審査する

・具体的な事件を通して審査する

 

③「憲法の番人

・最高裁判所は「憲法の番人」とよばれる

 →理由:最高裁判所は、法律などが合憲か違憲かについて、最終的な決定権をもっているから

 

 

2.最高裁判所による違憲判決のおもな例

①尊属殺人重罰規定違憲判決(1973年)

・刑法第200条の規定

 …親などを殺した場合、刑罰は死刑か無期懲役

 

・最高裁の判断

 …憲法第14条の法の下の平等に反し違憲

 

・その後の動き

 …国会は該当の刑法第200条を削除

 

②薬局開設距離制限違憲判決(1975年)

・薬事法の規定

 …薬局を開設する場合、すでに存在している薬局から一定の距離をおかなければ、許可されない

 

・最高裁の判断

 …憲法第22条の職業選択の自由に反し違憲

 

③議員定数不均衡違憲判決(1976・1985年)

・最高裁の判断

 …衆議院議員選挙で1票の価値に大きな格差があることは、憲法第14条の法の下の平等、第44条の選挙権の平等に違反

 ※ただし選挙の結果は無効としない

 

歴史5-1① 近代革命の時代 まとめ

1.啓蒙思想家とおもな主張

ロック

・社会契約説、抵抗権を主張

 

モンテスキュー

三権分立]

 

ルソー

・社会契約説、人民主権

 

 

2.革命の時代

・[絶対王政]…絶対的な権力をもった国王の意思決定 によりものごとが決められる政治体制

 

①イギリス

・1642年、ピューリタン革命清教徒革命

 …指導者は[クロムウェル]。王政を廃止し共和制となる

  ※その後、王政が復活

 

・1688年、名誉革命:国王を追放。無血の革命

 →翌年、権利(の)章典を発布

  …国王は、議会の同意がなければ新しい課税や法律の変更ができない。国王も法に従う

  ※立憲君主制立憲君主政)と議会政治が確立

 

 

②アメリカ合衆国の独立

ボストン茶会事件…新たな課税を決定した本国イギリスに抗議

 「代表なくして課税なし」

・1775年、独立戦争の開始…アメリカ東部の13州の人々が独立を求めて戦った

・1776年、独立宣言を発表

合衆国憲法の制定:人民主権、連邦制、三権分立

・初代大統領にワシントンが就任

 

 

③フランス

・第一身分の聖職者と第二身分の貴族は免税の特権をもち、第三身分の平民だけが税を負担

・1789年、バスチーユ牢獄バスティーユ牢獄)を襲撃

  →フランス革命が始まる。人権宣言が出される

 

・その後、ナポレオンが実権をにぎり、1804年に皇帝になった

 

歴史4-16② 天保の改革、雄藩の成長 まとめ

1.天保の改革

老中水野忠邦による改革

・期間:1841~1843年

 

①おもな政策

倹約令:ぜいたくを禁止

株仲間の解散:物価の上昇をおさえるため

・江戸に出かせぎに来ていた農民を農村に帰らせる

・出版の統制

 

・江戸・大阪周辺の農村を幕府の直接支配地(幕領天領)にする命令

 →大名や旗本の反対で中止

 

②結果

改革は2年余りで失敗

水野忠邦は老中を辞任

 

 

2.雄藩

・藩政改革に成功し、政治的発言力をもつようになった藩

・幕末の政治を動かす存在に成長していく

 

薩摩(鹿児島県)

黒砂糖専売制密貿易で経済力をたくわえる

反射炉を建設して大砲を製造

 

長州(山口県)

・下関などの港で他藩の船に対する金融業を実施

 

肥前(佐賀県・長崎県)

反射炉を建設して大砲を製造

 

 

 

※漢字の読み方

水野忠邦:みずのただくに

雄藩:ゆうはん

・反射炉:はんしゃろ


歴史4-16① 外国船の来航、国内の動揺 まとめ

1.外国船の来航と幕府の対応

①1792年、ロシアラクスマンが来航

・蝦夷地の根室に来航

・漂流民大黒屋幸太夫を送り届け、通商(貿易)を求める

 

 

②1804年、ロシアのレザノフが来航

・長崎に来航し、通商を求めるが幕府は拒否

 

③幕府による蝦夷地・樺太(サハリン)の調査

・最上徳内

・近藤重蔵

間宮林蔵伊能忠敬に測量術を学ぶ。樺太が島であることを発見

 →幕府は蝦夷地を直接の支配地にした

 

④1808年、フェートン号事件

イギリスの軍艦がオランダ船を追い長崎港に侵入

 

1825年異国船打払令外国船打払令

日本に近づく外国船を砲撃し追い払うことを命じた

 

⑥1837年、モリソン号事件

・漂流民を送り届けに来たアメリカの商船を砲撃した事件

 →蘭学者の渡辺崋山高野長英が幕府の政策を批判

 →蛮社の獄:1839年、幕府は2人を処罰

 

 

2.国内の動揺

①1830年代、天保のききんが発生

・農村で百姓一揆、都市部で打ちこわしが急増

 

大塩の乱大塩平八郎の乱

・1837年、もと大阪町奉行所の役人で陽明学者の大塩平八郎が、弟子などとともに乱をおこす

・幕府に衝撃が走る

 

渋染一揆

・1855年、岡山藩が倹約令を出す

 →えた身分の人々が抗議の嘆願書を提出

 →岡山藩は倹約令を撤回

 

 

 

※漢字の読み方

根室:ねむろ

・漂流民:ひょうりゅうみん

大黒屋幸太夫:だいこくやこうだゆう

・最上徳内:もがみとくない

・近藤重蔵:こんどうじゅうぞう

間宮林蔵:まみやりんぞう

樺太:からふと

異国船打払令:いこくせんうちはらいれい

渡辺崋山:わたなべかざん

高野長英:たかのちょうえい

蛮社の獄:ばんしゃのごく

大塩平八郎:おおしおへいはちろう

渋染一揆:しぶぞめいっき

 

歴史4-15② 化政文化 まとめ

化政文化

特徴:19世紀前半の文化・文政年間に江戸を中心に栄えた、庶民を担い手とする文化

 

1.浮世絵の発展

錦絵

・多色刷りの版画

鈴木春信が創始

 

東洲斎写楽の活躍

・人気の歌舞伎役者の絵を描く

 

③美人画

喜多川歌麿の「ポッピンを吹く女」など

 

④風景画

葛飾北斎の「富嶽三十六景

歌川広重安藤広重)の「東海道五十三次

 

 

2.文学

十返舎一九のこっけい本「東海道中膝栗毛

滝沢馬琴の長編小説「南総里見八犬伝

 

 

3.文芸

①俳諧

与謝蕪村:風景を絵画的に表現

小林一茶:農民の素朴な感情を表現

 

川柳

・俳諧の形式(5・7・5)で世相や政治を皮肉った

 

狂歌

・和歌の形式(5・7・5・7・7)で世相や政治を皮肉った

 

 

4.教育の広がり

①私塾

・学者が設立した塾

・武士・町人・百姓などを広く受け入れた

 

※おもな私塾の例

・適塾…医者の緒方洪庵が大阪に設立

・鳴滝塾…オランダ商館の医者シーボルトが長崎に開いた医学塾

 

藩校

・各地の藩が設立した、人材育成のための武士の学校

儒学などを教えた

 

寺子屋

・町や農村に多数設立された庶民の教育機関

読み・書き・そろばんなど実用的な知識を教えた

 

 

 

※漢字の読み方

錦絵:にしきえ

鈴木春信:すずきはるのぶ

東洲斎写楽:とうしゅうさいしゃらく

喜多川歌麿:きたがわうたまろ

葛飾北斎:かつしかほくさい

富嶽三十六景:ふがくさんじゅうろっけい

歌川広重安藤広重):うたがわひろしげ(あんどうひろしげ)

東海道五十三次:とうかいどうごじゅうさんつぎ

十返舎一九:じっぺんしゃいっく

東海道中膝栗毛:とうかいどうちゅうひざくりげ

滝沢馬琴:たきざわばきん

南総里見八犬伝:なんそうさとみはっけんでん

与謝蕪村:よさぶそん

小林一茶:こばやしいっさ

川柳:せんりゅう

狂歌:きょうか

・適塾:てきじゅく

・緒方洪庵:おがたこうあん

・鳴滝塾:なるたきじゅく

寺子屋:てらこや

 

歴史4-15① 新しい学問(国学・蘭学)と思想 まとめ

新しい学問や思想の登場:18世紀以降

 

1.国学

①特徴

・日本の古典を研究し、儒学や仏教の影響を受ける前の日本古来の伝統や精神を明らかにしようとする学問

 

②成立

・「古事記伝」を書いた本居宣長が、国学を学問として大成

 

③影響

・幕末の尊王攘夷運動に影響

 

 

2.蘭学

①特徴

オランダ語を通してヨーロッパ(西洋)の近代的な技術や文化を学ぶ学問

 

②おもな業績

・「解体新書」の出版:杉田玄白前野良沢らがヨーロッパの人体解剖書を翻訳

伊能忠敬が測量技術を学び正確な日本地図を作成

平賀源内が寒暖計、エレキテル(発電機)などをつくる

 

 

 

※漢字の読み方

国学:こくがく

本居宣長:もとおりのりなが

・尊王攘夷運動:そんのうじょういうんどう

蘭学:らんがく

解体新書:かいたいしんしょ

杉田玄白:すぎたげんぱく

前野良沢:まえのりょうたく

・解剖:かいぼう

伊能忠敬:いのうただたか

平賀源内:ひらがげんない

 

歴史4-14② 寛政の改革、藩政改革 まとめ

1.寛政の改革

①特徴

老中松平定信による改革

・期間:1787~1793年

祖父の徳川吉宗の政治を理想とする

 

②おもな政策

・江戸に出かせぎに来ていた農民を農村へ帰らせる

・凶作に備えて村ごとに倉をつくりをたくわえさせる

商品作物の栽培を制限

・湯島の聖堂に昌平坂学問所を設立

 →朱子学以外を禁止(寛政異学の禁)

 

・旗本・御家人の救済:借金を帳消し

・倹約令

・出版物の統制

 

 

③改革の結果

・きびしい政治改革に不満が高まる

 →狂歌「白河の清きに魚の住みかねて もとのにごりの田沼こひしき」

・改革は6年余りで失敗に終わった

 

 

2.藩政改革

・各藩が財政難などに対応して行った政治や経済の改革

藩札…各藩が発行した独自の紙幣。藩内のみで通用

専売制…特定の商品の販売を管理下におき、利益を独占する制度

・18世紀後半、上杉治憲上杉鷹山)の米沢藩(山形県)などの改革が有名

 

 

 

※漢字の読み方

寛政の改革:かんせいのかいかく

松平定信:まつだいらさだのぶ

・湯島:ゆしま

昌平坂学問所:しょうへいざかがくもんじょ

藩札:はんさつ

専売制:せんばいせい

上杉治憲上杉鷹山):うえすぎはるのり(うえすぎようざん)

米沢:よねざわ