おしらせ

2017年(平成29)の夏から初秋にかけて、以下の科目について参考書的なものを作成していきます。

初学者や独学でも定着しやすい、新しい形式の教材です。

完成しましたら、順次ご案内していきます。

 

●中学(通常版・公立高校入試版)

 :社会、 理科

 

●高校(通常版)

 :日本史、 政治・経済、 現代社会、(世界史)

 

公民3-9① 地方自治 まとめ

1.地方自治

地方公共団体地方自治体

・都道府県・市町村のこと

・地方自治が行われる単位

 

地方自治

・国から自立した地方公共団体が、それぞれの地域を運営する

・日本国憲法に地方自治の規定あり

 ※大日本帝国憲法には、地方自治の規定はなかった

 

③地方公共団体の仕事

・ごみの収集

・警察・消防

・上下水道の整備

・図書館・公立学校の設置

・戸籍の管理など

 

※自衛隊の管理、地方裁判所の運営などは国の仕事

 

 

④地方自治は「民主主義の学校

・住民が自ら身近な問題を解決することを通して、民主主義のあり方を学ぶことができる、という意味

 

 

2.地方分権

地方分権とは

・仕事や財源を国から地方に移し、地方公共団体が地域の実情に合った仕事を独自にできるようにすること

※地方分権と反対の意味の言葉が中央集権

 

②地方分権を進めるための法律

地方自治法の改正(1999年)

 …地方公共団体が自主的に進められる仕事が拡大

 

地方分権一括法(1999年)

 …国と地方公共団体の関係を「上下・主従」から「対等・協力」関係へ

 

 

③日本国憲法の条文

・第92条

 「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」

 ※第92条の条文に出てくる「法律」とは、[地方自治法]のこと

 

歴史5-1② 権利章典、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言 まとめ

1.イギリス

①1688年、名誉革命

・武力によらず革命が成功

・国王を追放し、オランダから新たな国王をむかえた

 

②1689年、権利(の)章典

・法律の変更や新たな税金を設定する場合、議会の承認が必要であることなどを定めた

・国王の権限を制限する内容

 

※権利の章典の条文

・第1条

 「国王の権限によって、議会の同意なく、法律を停止することができると主張することは、違法である。」

 

・第4条

 「国王大権と称して、議会の承認なく、国王の使用のために税金を課すことは、違法である。」

 

 

2.アメリカ

①1775年、独立戦争が始まる

イギリスからの独立をめざした

 

②1776年、独立宣言を発表

※独立宣言の条文

「われわれは以下のことを真理であると信じる。すべての人は平等につくられ、神によって、生まれながらの権利をあたえられていること。その中には、生命自由幸福の追求がふくまれていること。」

 

 

3.フランス

・1789年、フランス革命が始まる

人権宣言が出される

 

※人権宣言の条文

・第1条

 「人は生まれながらに自由平等な権利を持つ。」

 

・第3条

 「主権の源は、もともと国民の中にある。」

 (国民主権(人民主権)を規定)

 

公民3-8② 違憲審査制 まとめ

1.違憲審査制

①対象

・国会が制定した法律

・内閣による命令・規則・処分

 

②違憲審査制の内容

憲法に違反していないかどうかを裁判所が審査する

・具体的な事件を通して審査する

 

③「憲法の番人

・最高裁判所は「憲法の番人」とよばれる

 →理由:最高裁判所は、法律などが合憲か違憲かについて、最終的な決定権をもっているから

 

 

2.最高裁判所による違憲判決のおもな例

①尊属殺人重罰規定違憲判決(1973年)

・刑法第200条の規定

 …親などを殺した場合、刑罰は死刑か無期懲役

 

・最高裁の判断

 …憲法第14条の法の下の平等に反し違憲

 

・その後の動き

 …国会は該当の刑法第200条を削除

 

②薬局開設距離制限違憲判決(1975年)

・薬事法の規定

 …薬局を開設する場合、すでに存在している薬局から一定の距離をおかなければ、許可されない

 

・最高裁の判断

 …憲法第22条の職業選択の自由に反し違憲

 

③議員定数不均衡違憲判決(1976・1985年)

・最高裁の判断

 …衆議院議員選挙で1票の価値に大きな格差があることは、憲法第14条の法の下の平等、第44条の選挙権の平等に違反

 ※ただし選挙の結果は無効としない

 

歴史5-1① 近代革命の時代 まとめ

1.啓蒙思想家とおもな主張

ロック

・社会契約説、抵抗権を主張

 

モンテスキュー

三権分立]

 

ルソー

・社会契約説、人民主権

 

 

2.革命の時代

・[絶対王政]…絶対的な権力をもった国王の意思決定 によりものごとが決められる政治体制

 

①イギリス

・1642年、ピューリタン革命清教徒革命

 …指導者は[クロムウェル]。王政を廃止し共和制となる

  ※その後、王政が復活

 

・1688年、名誉革命:国王を追放。無血の革命

 →翌年、権利(の)章典を発布

  …国王は、議会の同意がなければ新しい課税や法律の変更ができない。国王も法に従う

  ※立憲君主制立憲君主政)と議会政治が確立

 

 

②アメリカ合衆国の独立

ボストン茶会事件…新たな課税を決定した本国イギリスに抗議

 「代表なくして課税なし」

・1775年、独立戦争の開始…アメリカ東部の13州の人々が独立を求めて戦った

・1776年、独立宣言を発表

合衆国憲法の制定:人民主権、連邦制、三権分立

・初代大統領にワシントンが就任

 

 

③フランス

・第一身分の聖職者と第二身分の貴族は免税の特権をもち、第三身分の平民だけが税を負担

・1789年、バスチーユ牢獄バスティーユ牢獄)を襲撃

  →フランス革命が始まる。人権宣言が出される

 

・その後、ナポレオンが実権をにぎり、1804年に皇帝になった

 

歴史4-16② 天保の改革、雄藩の成長 まとめ

1.天保の改革

老中水野忠邦による改革

・期間:1841~1843年

 

①おもな政策

倹約令:ぜいたくを禁止

株仲間の解散:物価の上昇をおさえるため

・江戸に出かせぎに来ていた農民を農村に帰らせる

・出版の統制

 

・江戸・大阪周辺の農村を幕府の直接支配地(幕領天領)にする命令

 →大名や旗本の反対で中止

 

②結果

改革は2年余りで失敗

水野忠邦は老中を辞任

 

 

2.雄藩

・藩政改革に成功し、政治的発言力をもつようになった藩

・幕末の政治を動かす存在に成長していく

 

薩摩(鹿児島県)

黒砂糖専売制密貿易で経済力をたくわえる

反射炉を建設して大砲を製造

 

長州(山口県)

・下関などの港で他藩の船に対する金融業を実施

 

肥前(佐賀県・長崎県)

反射炉を建設して大砲を製造

 

 

 

※漢字の読み方

水野忠邦:みずのただくに

雄藩:ゆうはん

・反射炉:はんしゃろ


歴史4-16① 外国船の来航、国内の動揺 まとめ

1.外国船の来航と幕府の対応

①1792年、ロシアラクスマンが来航

・蝦夷地の根室に来航

・漂流民大黒屋幸太夫を送り届け、通商(貿易)を求める

 

 

②1804年、ロシアのレザノフが来航

・長崎に来航し、通商を求めるが幕府は拒否

 

③幕府による蝦夷地・樺太(サハリン)の調査

・最上徳内

・近藤重蔵

間宮林蔵伊能忠敬に測量術を学ぶ。樺太が島であることを発見

 →幕府は蝦夷地を直接の支配地にした

 

④1808年、フェートン号事件

イギリスの軍艦がオランダ船を追い長崎港に侵入

 

1825年異国船打払令外国船打払令

日本に近づく外国船を砲撃し追い払うことを命じた

 

⑥1837年、モリソン号事件

・漂流民を送り届けに来たアメリカの商船を砲撃した事件

 →蘭学者の渡辺崋山高野長英が幕府の政策を批判

 →蛮社の獄:1839年、幕府は2人を処罰

 

 

2.国内の動揺

①1830年代、天保のききんが発生

・農村で百姓一揆、都市部で打ちこわしが急増

 

大塩の乱大塩平八郎の乱

・1837年、もと大阪町奉行所の役人で陽明学者の大塩平八郎が、弟子などとともに乱をおこす

・幕府に衝撃が走る

 

渋染一揆

・1855年、岡山藩が倹約令を出す

 →えた身分の人々が抗議の嘆願書を提出

 →岡山藩は倹約令を撤回

 

 

 

※漢字の読み方

根室:ねむろ

・漂流民:ひょうりゅうみん

大黒屋幸太夫:だいこくやこうだゆう

・最上徳内:もがみとくない

・近藤重蔵:こんどうじゅうぞう

間宮林蔵:まみやりんぞう

樺太:からふと

異国船打払令:いこくせんうちはらいれい

渡辺崋山:わたなべかざん

高野長英:たかのちょうえい

蛮社の獄:ばんしゃのごく

大塩平八郎:おおしおへいはちろう

渋染一揆:しぶぞめいっき

 

歴史4-15② 化政文化 まとめ

化政文化

特徴:19世紀前半の文化・文政年間に江戸を中心に栄えた、庶民を担い手とする文化

 

1.浮世絵の発展

錦絵

・多色刷りの版画

鈴木春信が創始

 

東洲斎写楽の活躍

・人気の歌舞伎役者の絵を描く

 

③美人画

喜多川歌麿の「ポッピンを吹く女」など

 

④風景画

葛飾北斎の「富嶽三十六景

歌川広重安藤広重)の「東海道五十三次

 

 

2.文学

十返舎一九のこっけい本「東海道中膝栗毛

滝沢馬琴の長編小説「南総里見八犬伝

 

 

3.文芸

①俳諧

与謝蕪村:風景を絵画的に表現

小林一茶:農民の素朴な感情を表現

 

川柳

・俳諧の形式(5・7・5)で世相や政治を皮肉った

 

狂歌

・和歌の形式(5・7・5・7・7)で世相や政治を皮肉った

 

 

4.教育の広がり

①私塾

・学者が設立した塾

・武士・町人・百姓などを広く受け入れた

 

※おもな私塾の例

・適塾…医者の緒方洪庵が大阪に設立

・鳴滝塾…オランダ商館の医者シーボルトが長崎に開いた医学塾

 

藩校

・各地の藩が設立した、人材育成のための武士の学校

儒学などを教えた

 

寺子屋

・町や農村に多数設立された庶民の教育機関

読み・書き・そろばんなど実用的な知識を教えた

 

 

 

※漢字の読み方

錦絵:にしきえ

鈴木春信:すずきはるのぶ

東洲斎写楽:とうしゅうさいしゃらく

喜多川歌麿:きたがわうたまろ

葛飾北斎:かつしかほくさい

富嶽三十六景:ふがくさんじゅうろっけい

歌川広重安藤広重):うたがわひろしげ(あんどうひろしげ)

東海道五十三次:とうかいどうごじゅうさんつぎ

十返舎一九:じっぺんしゃいっく

東海道中膝栗毛:とうかいどうちゅうひざくりげ

滝沢馬琴:たきざわばきん

南総里見八犬伝:なんそうさとみはっけんでん

与謝蕪村:よさぶそん

小林一茶:こばやしいっさ

川柳:せんりゅう

狂歌:きょうか

・適塾:てきじゅく

・緒方洪庵:おがたこうあん

・鳴滝塾:なるたきじゅく

寺子屋:てらこや

 

歴史4-15① 新しい学問(国学・蘭学)と思想 まとめ

新しい学問や思想の登場:18世紀以降

 

1.国学

①特徴

・日本の古典を研究し、儒学や仏教の影響を受ける前の日本古来の伝統や精神を明らかにしようとする学問

 

②成立

・「古事記伝」を書いた本居宣長が、国学を学問として大成

 

③影響

・幕末の尊王攘夷運動に影響

 

 

2.蘭学

①特徴

オランダ語を通してヨーロッパ(西洋)の近代的な技術や文化を学ぶ学問

 

②おもな業績

・「解体新書」の出版:杉田玄白前野良沢らがヨーロッパの人体解剖書を翻訳

伊能忠敬が測量技術を学び正確な日本地図を作成

平賀源内が寒暖計、エレキテル(発電機)などをつくる

 

 

 

※漢字の読み方

国学:こくがく

本居宣長:もとおりのりなが

・尊王攘夷運動:そんのうじょういうんどう

蘭学:らんがく

解体新書:かいたいしんしょ

杉田玄白:すぎたげんぱく

前野良沢:まえのりょうたく

・解剖:かいぼう

伊能忠敬:いのうただたか

平賀源内:ひらがげんない

 

歴史4-14② 寛政の改革、藩政改革 まとめ

1.寛政の改革

①特徴

老中松平定信による改革

・期間:1787~1793年

祖父の徳川吉宗の政治を理想とする

 

②おもな政策

・江戸に出かせぎに来ていた農民を農村へ帰らせる

・凶作に備えて村ごとに倉をつくりをたくわえさせる

商品作物の栽培を制限

・湯島の聖堂に昌平坂学問所を設立

 →朱子学以外を禁止(寛政異学の禁)

 

・旗本・御家人の救済:借金を帳消し

・倹約令

・出版物の統制

 

 

③改革の結果

・きびしい政治改革に不満が高まる

 →狂歌「白河の清きに魚の住みかねて もとのにごりの田沼こひしき」

・改革は6年余りで失敗に終わった

 

 

2.藩政改革

・各藩が財政難などに対応して行った政治や経済の改革

藩札…各藩が発行した独自の紙幣。藩内のみで通用

専売制…特定の商品の販売を管理下におき、利益を独占する制度

・18世紀後半、上杉治憲上杉鷹山)の米沢藩(山形県)などの改革が有名

 

 

 

※漢字の読み方

寛政の改革:かんせいのかいかく

松平定信:まつだいらさだのぶ

・湯島:ゆしま

昌平坂学問所:しょうへいざかがくもんじょ

藩札:はんさつ

専売制:せんばいせい

上杉治憲上杉鷹山):うえすぎはるのり(うえすぎようざん)

米沢:よねざわ

 

歴史4-14① 田沼の政治 まとめ

田沼の政治

1.特徴

老中田沼意次による政治

・年代:1767~1786年

商人の力を利用して財政難に対応

 →株仲間の結成を奨励して営業税を納めさせる

 

・長崎での貿易拡大

 →俵物(海産物)の輸出を増加

 

・蝦夷地の調査

印旛沼(千葉県)の干拓

 ※利根川の洪水で失敗

 

 

2.結果

・地位や特権を求めたわいろの横行

 →政治の乱れ。批判をまねく

 

天明のききんの発生

浅間山の大噴火による凶作

 →百姓一揆打ちこわしが急増

 →田沼意次は失脚

 

 

 

※漢字の読み方

田沼意次:たぬまおきつぐ

奨励:しょうれい

印旛沼:いんばぬま

・利根川:とねがわ

・浅間山:あさまやま

 

歴史4-13② 貨幣経済の広まり、百姓一揆と打ちこわし まとめ

1.農村部への貨幣経済の広まり

①背景

農具肥料の購入のために現金が必要

 

②現金の獲得

商品作物を生産・販売して現金を得る

 

③農村の変化

自給自足に近かった農村の経済はくずれていく

 

④農民の間で貧富の差が拡大

・土地を手放して小作人になる者

・都市に出かせぎに行く者

・土地を買い集めて地主になる者

 

 

2.農村内の変化

問屋制家内工業

・おもに18世紀に登場

・大商人らが農民に機械や原材料を貸し、農民がつくった製品を買い取るしくみ

 

工場制手工業マニュファクチュア

・おもに19世紀に登場

・大商人や地主が工場をつくり、農民を労働者としてやとって分業で製品を生産させるしくみ

 

 

3.民衆の実力行動

百姓一揆

・農民が団結し、年貢の軽減や不正をはたらく代官の交代などを要求

 

からかさ連判状傘連判状):百姓一揆の参加者の名前を円形に署名したもの

 ※円形にした理由

 →百姓一揆の参加者の団結を強めるため

 百姓一揆の中心人物(指導者)をわからなくするため

 

打ちこわし

・都市部で発生。米を買いしめた商人の家をおそう

 

飢饉がおこると百姓一揆・打ちこわしの発生件数も増加

 

 

 

※漢字の読み方

小作人:こさくにん

問屋制家内工業:といやせいかないこうぎょう

工場制手工業:こうじょうせいしゅこうぎょう

傘連判状:からかされんぱんじょう

 

歴史4-13① 享保の改革 まとめ

享保の改革

・8代将軍徳川吉宗による改革

※将軍在職1716~1745年

 

1.財政難への対応

①武士に質素・倹約を命じる

 

上げ米の制

・石高1万石につき100石を大名に納めさせる

・そのかわり、大名が江戸にいる期間を1年から半年に短縮

・期間限定で実施

 

 

目安箱の設置

庶民の意見を聞くため

 

公事方御定書の制定

・裁判の基準となる法律

 

④年貢率の引き上げ

・豊作・不作にかかわらず年貢率を固定

 

 

2.改革の成果

幕府の財政は一時的に立ち直った

 

享保の飢饉により米の価格が急上昇

 →江戸で初めて打ちこわしがおこった

 

 

 

※漢字の読み方

・倹約:けんやく

上げ米の制:あげまいのせい

目安箱:めやすばこ

・庶民:しょみん

公事方御定書:くじかたおさだめがき

・享保の飢饉:きょうほうのききん

 

歴史4-12② 元禄文化 まとめ

元禄文化

1.特徴

・京都や大阪など上方の都市の繁栄を背景に栄えた、経済力のある有力な町人を担い手とする町人文化

・5代将軍徳川綱吉の時期を中心とする

 

2.文学・文芸

浮世草子

・町人の生活をいきいきとえがいた小説

井原西鶴の「日本永代蔵」など

 

俳諧(俳句)

・連歌をもとに成立

松尾芭蕉の俳諧紀行文「奥の細道」など

 

③人形浄瑠璃

・脚本家の近松門左衛門が活躍

・「曾根崎心中」など

 

 

3.美術

①17世紀前半

俵屋宗達:代表作「風神雷神図屏風

 

②装飾画

尾形光琳が大成。代表作「燕子花図屏風

 ※俵屋宗達の影響を受ける

 

浮世絵

・町人の生活や文化をえがいた庶民的な絵画

菱川師宣が祖 ※代表作:「見返り美人図

 

 

4.芸能

歌舞伎

・演劇として発達

・庶民に親しまれる

・上方の坂田藤十郎、江戸の市川団十郎など名優も

 

 

5.庶民のくらし

年中行事の広まり

・正月の雑煮、ひな祭り、盆踊りなど

 

②食事

1日3食が一般化

 

 

 

※漢字の読み方

上方:かみがた

浮世草子:うきよぞうし

井原西鶴:いはらさいかく

日本永代蔵:にっぽんえいたいぐら

松尾芭蕉:まつおばしょう

近松門左衛門:ちかまつもんざえもん

曾根崎心中:そねざきしんじゅう

俵屋宗達:たわらやそうたつ

風神雷神図屏風:ふうじんらいじんずびょうぶ

尾形光琳:おがたこうりん

燕子花図屏風:かきつばたずびょうぶ

浮世絵:うきよえ

菱川師宣:ひしかわもろのぶ

・坂田藤十郎:さかたとうじゅうろう

・市川団十郎:いちかわだんじゅうろう

年中行事:ねんちゅうぎょうじ

 

歴史4-12① 三都の発展、徳川綱吉と新井白石の政治 まとめ

1.三都の発展

①江戸

・「将軍のおひざもと

・人口100万人の大都市

 

②大阪

・「天下の台所

・各藩が蔵屋敷を建て、年貢米や特産物を販売

 

③京都

・伝統的な文化の中心地

西陣織清水焼などの工芸品を生産

 

 

2.都市部の経済活動の活発化

株仲間

・商人が結成した同業者組織。営業税を納め、営業の独占を許可される

 

両替商

・金・銀・銭を交換する

・江戸の三井家や大阪の鴻池家は大名にも資金を貸し付け

 ※三井高利が越後屋呉服店を経営

 

 

3.第5代将軍徳川綱吉の政治

・将軍在職:1680~1709年)

儒学の奨励:特に朱子学を重視

生類憐みの令極端な動物愛護令。なかでもを大切にした

 

・質の悪い貨幣を大量発行(財政難への対応)

 →物価が上昇、人々の生活が苦しくなる

 

 

4.第6・7代将軍の時期

・期間:1709~1716年

・儒学者の新井白石が政治を担当

・財政の立て直しのために、貨幣の質を元にもどす

・長崎での貿易を制限:金・銀の流出をおさえる

 

 

※漢字の読み方

蔵屋敷:くらやしき

西陣織:にしじんおり

清水焼:きよみずやき

 

両替商:りょうがえしょう

三井家:みついけ

鴻池家:こうのいけけ

・三井高利:みついたかとし

・越後屋呉服店:えちごやごふくてん

徳川綱吉:とくがわつなよし

朱子学:しゅしがく

生類憐みの令:しょうるいあわれみのれい

新井白石:あらいはくせき

 

歴史4-11 農業と諸産業の発達 まとめ

1.農業

新田開発

・幕府や藩がさかんに行い、耕地を拡大

・耕地面積の増大:18世紀初めに豊臣秀吉の時代の[2]倍

 

②さまざまな農具

備中ぐわ…深くたがやせる

千歯こき…脱穀を効率的に行える

唐箕…風をおこして米粒・もみがら・ちりを分ける

 

③商品作物

・販売して現金を得るための作物

・紅花:染料用

綿:衣料用

菜種:油を灯りに使用

 

④肥料

干鰯:いわしを日干しにしたもの

油粕:菜種などから油をしぼったかす

 

 

2.鉱山開発と貨幣の発行

①おもな鉱山

佐渡金山(新潟県)

生野銀山(兵庫県)

石見銀山(島根県)

別子銅山(愛媛県)

足尾銅山(栃木県)

 

②貨幣の鋳造

・江戸や京都の金座で金貨、銀座で銀貨をつくる

・全国各地の銭座で銅貨の寛永通宝をつくる

 

 

3.漁業

①おもな魚と産地

・紀伊(和歌山県)や土佐(高知県):捕鯨・かつお

九十九里浜(千葉県):いわし漁 →干鰯に加工

・蝦夷地(北海道):にしん漁・こんぶ漁

 

 

4.各地の特産物

・しょう油:野田・銚子(千葉県)

・酒:灘(兵庫県)

・磁器:金沢(石川県)、有田(佐賀県)

・漆器:輪島(石川県)、会津(福島県)

・鋳物:南部(岩手県)

・紙:越前(福井県)、美濃(岐阜県)

 

 

5.海上交通路の整備

西廻り航路

・日本海沿岸(東北・北陸地方)~瀬戸内海~大阪

 

東廻り航路

・日本海沿岸(東北・北陸地方)~太平洋沿岸~江戸

 

菱垣廻船樽廻船

・太平洋側:大阪と江戸を結ぶ

 

 

 

※漢字の読み方

備中ぐわ:びっちゅうぐわ

千歯こき:せんばこき

唐箕:とうみ

:あい

・紅花:べにばな

菜種:なたね

干鰯:ほしか

油粕:あぶらかす

生野銀山:いくのぎんざん

石見銀山:いわみぎんざん

別子銅山:べっしどうざん

銭座:ぜにざ

寛永通宝:かんえいつうほう

・捕鯨:ほげい

九十九里浜:くじゅうくりはま

干鰯:ほしか

・野田:のだ

・灘:なだ

・鋳物:いもの

・美濃:みの

菱垣廻船:ひがきかいせん

樽廻船:たるかいせん

 

歴史4-10 鎖国下の対外関係 まとめ

鎖国下でも開かれていた4つの窓口(四つの口)

 

1.長崎

・幕府の直轄地

中国)・オランダと貿易を行う

 ※17世紀半ば、が滅亡し、女真族(満州族)のにかわる

清・オランダと国交はない

・中国人は唐人屋敷に居住

・オランダ人は出島に居住。オランダ風説書の提出も

・輸出品:金・銀

 →のち俵物(海産物)など

・輸入品:生糸・絹織物など

 

 

2.対馬藩の

朝鮮との外交・貿易を担当

・朝鮮とは豊臣秀吉による出兵で国交が断たれていた

・17世紀初め、朝鮮との国交を回復

 →朝鮮から朝鮮通信使通信使)が江戸を訪れる

・朝鮮の釜山に倭館を設置

 →対馬藩の役人を派遣

・輸出品:銀・など

・輸入品:木綿・朝鮮にんじん(朝鮮人参)など

 

 

3.薩摩藩の島津

・17世紀初め、琉球王国を武力で征服し服属させる

 ※琉球王国は中国(明。のち清)にも朝貢

・江戸幕府の将軍の代がわりや琉球国王の代がわりごとに琉球使節が江戸を訪れた

 

 

4.松前藩の松前

アイヌ民族との交易を独占

アイヌの人々は和人との不利な取り引きに不満

 →17世紀半ば、シャクシャインを中心に戦いをおこすが敗れる

 

 

 

※漢字の読み方

・女真族(満州族):じょしんぞく(まんしゅうぞく)

俵物:たわらもの

・釜山:ふざん(プサン)

倭館:わかん

 

歴史4-9② キリスト教の禁止と貿易の統制

1.キリスト教の禁止

・1612年、幕領(天領)にキリスト教禁止令禁教令)を発令

 →1613年、全国に拡大

 

 

2.貿易の統制(鎖国の完成

①3代将軍徳川家光の政策とおもなできごと

・1624年、スペインの来航を禁止

・1635年、外国船の来航・貿易地を長崎平戸に限る。

 さらに、日本人の海外渡航・帰国を禁止

 

・1637年、島原・天草一揆天草四郎益田時貞)を大将とするキリシタンの大規模な一揆

 →幕府が鎮圧

 

絵踏の実施…キリスト教徒を見つけるために踏絵を踏ませる

宗門改めの実施…仏教徒であることを寺院に証明させる

 →宗門改帳の作成

 

・1639年、ポルトガルの来航を禁止

・1641年、平戸オランダ商館長崎出島に移す

鎖国の完成

 

 

鎖国

・幕府による禁教、貿易の統制、外交の独占の状態

・貿易相手国はオランダ中国)のみ

・オランダはオランダ風説書を幕府に提出:幕府は海外情報を独占

 

 

 

※漢字の読み方

禁教令:きんきょうれい

・鎖国:さこく

島原・天草一揆:しまばら・あまくさいっき

天草四郎益田時貞):あまくさしろう(ますだときさだ)

絵踏:えぶみ

踏絵:ふみえ

宗門改め:しゅうもんあらため

宗門改帳:しゅうもんあらためちょう

オランダ風説書:おらんだふうせつがき

 

歴史4-9① 江戸時代初期の貿易 まとめ

1.朱印船貿易の奨励

朱印状の発行

・渡航許可証のこと

・江戸幕府(徳川家康)は日本の商船に朱印状を与えた

 

②朱印船を送った人たち

・京都・堺・長崎などの商人

・西日本の大名(西国大名)

東南アジア各地に朱印船を送り、さかんに貿易を行った

 例)ルソン(フィリピン)、シャム(タイ)、安南(ベトナム)など

 

日本町の形成

東南アジア各地に形成される

山田長政…シャムの役人になるが毒殺される

 

 

 

2.ヨーロッパ人の来航

・新たにオランダイギリスが日本に来航

平戸(長崎県)に商館を設置して貿易を開始

・輸入品:中国産の生糸や絹織物など

・輸出品:、刀、工芸品など

 

 

 

※漢字の読み方

朱印船貿易:しゅいんせんぼうえき

朱印状:しゅいんじょう

・安南:あんなん

日本町:にほんまち

山田長政:やまだながまさ

平戸:ひらど

 

歴史4-8 江戸時代の身分制度 まとめ

1.江戸時代の身分制度

武士百姓農民など)、町人商人職人など)

 

武士

・城下町で生活。全人口の約7%

・武士の特権:名字を名のること帯刀(刀を差すこと)

 

町人

・城下町で生活。全人口の約5%

地主家持…町内に土地や家をもち、税を納めた

 →町役人(名主など)に選ばれ、町奉行のもとで自治を行う

・借家人:日雇いや行商で暮らした人々

 

③百姓

・全人口の約85%

本百姓…土地を持ち年貢を納める百姓

水のみ百姓水呑百姓)…土地を持たない百姓

・村役人:庄屋名主)、組頭百姓代

 →村の自治、年貢を徴収して領主に納める

 

・年貢率

 四公六民:収穫の4割を納める

 五公五民:収穫の5割を納める

 

村八分…村のおきてやしきたりを破った場合、制裁として火事や葬式以外の付き合いを断たれた

五人組の制度…5~6戸で一組となり、犯罪の防止年貢の納入に連帯責任を負った

 

 

2.差別を受けた人々

えた身分

・農業を行い年貢を納めた

・死んだ牛馬の解体、皮革業、履き物生産、犯罪者の取りしまりなどに従事

 

ひにん身分

・役人の下働き、芸能などに従事

 

 

 

※漢字の読み方

・帯刀:たいとう

地主:じぬし

家持:いえもち

町役人:ちょうやくにん

・名主:なぬし

・町奉行:まちぶぎょう

・借家人:しゃくやにん

本百姓:ほんびゃくしょう

水呑百姓:みずのみびゃくしょう

庄屋:しょうや

組頭:くみがしら

百姓代:ひゃくしょうだい

・四公六民:しこうろくみん

・五公五民:ごこうごみん

村八分:むらはちぶ

五人組:ごにんぐみ

・皮革業:ひかくぎょう

・履き物:はきもの

 

歴史4-7② 幕藩体制と大名・朝廷の統制 まとめ

1.大名の種類と支配のしくみ

大名…将軍から万石以上の領地を与えられた武士

 

親藩

徳川氏の一族

御三家…尾張、紀伊、水戸の徳川氏

 

譜代大名

古くから徳川氏に従っていた大名

・石高は少ないが、大老・老中など幕府の要職についた

 

外様大名

関ヶ原の戦い前後から徳川氏に従った大名

・石高の大きい大名もいたが、幕府の要職につけない

江戸から遠い地域に配置された

 

 

2.

・大名の領地とその支配のしくみのこと

幕藩体制…幕府と藩が全国の土地と人々を支配する政治体制

 

 

3.大名の統制

武家諸法度

・大名を統制する法令

1615年、2代将軍徳川秀忠の名で初めて出される

・内容:大名が許可なく城を修理することを禁止、大名家どうしの勝手な結婚を禁止など

 

参勤交代

大名が1年おきに領地と江戸を往復すること

大名の妻子は人質として江戸の屋敷に住む

※3代将軍徳川家光のときに制度化された

 

③藩の財政は悪化

・理由1:参勤交代のため、江戸での滞在費や領地との往復にかかる費用

・理由2:江戸城の修築や河川の土木工事などの負担

 

 

4.朝廷の監視・統制

①幕府の役職

京都所司代…朝廷の監視にあたった

 

②法令

禁中並公家諸法度…天皇や公家の行動を制限し、政治上の権限を認めないという内容

 

 

 

※漢字の読み方

親藩:しんぱん

御三家:ごさんけ

譜代大名:ふだいだいみょう

外様大名:とざまだいみょう

幕藩体制:ばくはんたいせい

武家諸法度:ぶけしょはっと

徳川秀忠:とくがわひでただ

参勤交代:さんきんこうたい

・妻子:さいし

徳川家光:とくがわいえみつ

 

京都所司代:きょうとしょしだい

禁中並公家諸法度:きんちゅうならびにくげしょはっと

 

歴史4-7① 江戸幕府の成立としくみ まとめ

1.江戸幕府の成立

1600年関ヶ原の戦い

東軍徳川家康西軍石田三成に勝利

 

江戸幕府の成立

1603年徳川家康征夷大将軍に任命される

 →江戸幕府を開く

 

大阪の陣

・1614・1615年の2度にわたる戦い

豊臣をほろぼす

 

 

2.江戸幕府の支配体制

幕領天領

・幕府の直接の支配地。約400万石

 ※将軍の家臣(旗本御家人)の領地は約300万石

  →全国約3000万石の4分の1近くを幕府が支配

 

②重要な都市の直接支配

・京都、大阪、長崎など

 

五街道の整備

東海道

中山道

・甲州道中(甲州街道)

・奥州道中(奥州街道)

・日光道中(日光街道)

→宿駅や関所を設けて交通・通信を統制

 

 

④江戸幕府のしくみ

 

大老…将軍のもとに臨時に置かれる最高職

老中…将軍のもとで幕府の政治を総括する最高職

若年寄老中の補佐

寺社奉行…寺社の取りしまり

大阪城代…西国大名の監視

大目付大名の監視、幕政の監督

町奉行…江戸の町政

勘定奉行…幕府の財政、幕領(天領)の監督

・遠国奉行…重要な都市の統治

 

三奉行寺社奉行町奉行勘定奉行

 

 

 

※漢字の読み方

関ヶ原の戦い:せきがはら

石田三成:いしだみつなり

幕領天領):ばくりょう(てんりょう)

・旗本:はたもと

・五街道:ごかいどう

中山道:なかせんどう

・甲州道中(甲州街道):こうしゅうどうちゅう(こうしゅうかいどう)

・奥州道中(奥州街道):おうしゅうどうちゅう(おうしゅうかいどう)

・宿駅:しゅくえき

大老:たいろう

老中:ろうじゅう

若年寄:わかどしより

寺社奉行:じしゃぶぎょう

大阪城代:おおさかじょうだい

大目付:おおめつけ

町奉行:まちぶぎょう

勘定奉行:かんじょうぶぎょう

・遠国奉行:おんごくぶぎょう

 

歴史4-6 桃山文化、南蛮文化 まとめ

1.桃山文化(安土桃山文化)

①特徴

戦国大名や大商人の権力・富を背景とした、豪華で壮大な文化

 

②建築

・城:壮大な天守閣書院造の広間

  例)安土城大阪城姫路城白鷺城

 

②絵画

障壁画…ふすまや障子にえがかれた

 →狩野永徳]や弟子の狩野山楽などの画家が活躍

・「唐獅子図屏風」:狩野永徳の代表作

 

③茶の湯

千利休が質素なわび茶の作法を完成

 

④芸能

かぶき踊り歌舞伎踊り):女性の出雲の阿国が始めた

 →江戸時代の[歌舞伎]のもととなった

 

浄瑠璃…三味線に合わせて物語を語り聞かせる演芸

 →江戸時代の人形浄瑠璃のもととなった

 ※三味線は琉球から伝わった三線をもとに作られた

 

 

2.南蛮文化

①特徴

南蛮貿易を通して、ヨーロッパの文化の影響を受けて成立した文化

・宣教師らにより、天文学、医学、航海術などの学問・技術、眼鏡や時計などの日用品が伝わる

 

②具体例

活版印刷術…活字印刷機を使った印刷術

 →ローマ字で書かれたキリシタン版「平家物語」など

 

・日本語になったポルトガル語も多い

 例)パンカステラコンペイトウカルタなど

 

 

 

※漢字の読み方

天守閣:てんしゅかく

姫路城(白鷺城):ひめじじょう(しらさぎじょう)

・障壁画:しょうへきが

狩野永徳:かのうえいとく

狩野山楽:かのうさんらく

唐獅子図屏風:からじしずびょうぶ

千利休:せんのりきゅう

出雲の阿国:いずものおくに

歌舞伎:かぶき

浄瑠璃:じょうるり

・三味線:しゃみせん

三線:さんしん

 

歴史4-5 豊臣秀吉の政治 まとめ

1.豊臣秀吉の政治

太閤検地

・全国の田畑の面積や土地の良し悪しを調査

 →予想される収穫量を石高で表した

 ※土地の所有権は検地帳に登録された農民のもの

 

刀狩

・農民や寺社から武器を取り上げた

・目的:農民の一揆を防ぎ、耕作に専念させるため

 

※史料:刀狩令

「諸国の百姓がやわきざし、やり、鉄砲、その他の武器を持つことは、かたく禁止する。」

 

兵農分離

武士農民の身分の区別が明確になること

太閤検地刀狩により、職業にもとづく身分が固定された

 

 

2.朝鮮侵略

・秀吉はの征服をめざした

朝鮮にも服従をせまるが拒否される

→2度にわたって朝鮮に出兵

 

文禄の役:1592年

・朝鮮の武将李舜臣が率いる水軍の抵抗にあう

 ※鉄板でおおわれた亀甲船など

 

慶長の役:1597年

・1598年、豊臣秀吉の死去にともない引きあげ

有田焼…朝鮮から連れてこられた陶工がつくった陶磁器

 

 

 

※漢字の読み方

太閤検地:たいこうけんち

石高:こくだか

刀狩:かたながり

兵農分離:へいのうぶんり

文禄の役:ぶんろくのえき

李舜臣:りしゅんしん(イスンシン)

・亀甲船:きっこうせん

慶長の役:けいちょうのえき

有田焼:ありたやき

・陶工:とうこう

・陶磁器:とうじき

 

歴史4-4② 豊臣秀吉の統一事業 まとめ

1.羽柴秀吉(のち豊臣秀吉)の統一事業

本能寺の変の直後、明智光秀をたおす

織田信長の後継者の地位を勝ち取る

 

大阪城を築いて拠点とする

・朝廷から関白に任命される

豊臣姓を与えられる

 

惣無事令…天皇の命令として全国の大名に停戦をよびかける

 

・九州の島津を降伏させる

1590]年、関東の北条をほろぼす

 ※伊達政宗など東北地方の大名も秀吉に従った

 →天下統一を達成

 

 

2.豊臣秀吉の経済基盤

・200万石にもおよぶ領地

・重要な都市を直接支配

 例)大阪、京都、堺、博多、長崎

 

・鉱山:佐渡金山(新潟県)、石見銀山(島根県)など

 →大判・小判など統一的な貨幣を発行

 

 

3.キリスト教政策

バテレン追放令…宣教師の国外追放を命じる

 ※貿易は奨励したので、不徹底に終わる

 

 

 

※漢字の読み方

羽柴秀吉:はしばひでよし

関白:かんぱく

・惣無事令:そうぶじれい

伊達政宗:だてまさむね

佐渡金山:さどきんざん

石見銀山:いわみぎんざん

・奨励:しょうれい

・不徹底:ふてってい

 

 

歴史4-4① 織田信長の統一事業 まとめ

織田信長:尾張(愛知県)出身の戦国大名

 

 

1.勢力の拡大

・1560年、桶狭間の戦い今川義元を破る

 

足利義昭(室町幕府15代将軍)を援助し京都に入る

 →1573年、足利義昭を京都から追放し、室町幕府をほろぼす

 

安土桃山時代:室町幕府がほろんでから江戸幕府が開かれるまでの時代。信長・秀吉が活躍した時期が中心

 

・1575年、長篠の戦い武田武田勝頼)を破る

 ※鉄砲を組織的に使った戦い

 

 

2.天下統一のための事業

・1576年、安土城を築く(滋賀県)

 →天下統一の拠点に

 

楽市・楽座の廃止、市の税を免除

 →自由な経済活動をうながす

 

・各地の関所を廃止

 

 

3.反対勢力を屈服させる

・自治都市の

・仏教:比叡山延暦寺一向一揆石山本願寺

 

 

4.信長の最期

1582年本能寺の変(京都)

 …家臣の明智光秀が反乱、信長は自害

 

 

 

※漢字の読み方

桶狭間:おけはざま

川義元:いまがわよしもと

足利義昭:あしかがよしあき

安土桃山:あづちももやま

長篠:ながしの

武田勝頼:たけだかつより

・比叡山延暦寺:ひえいざんえんりゃくじ

明智光秀:あけちみつひで

 

歴史4-3 ヨーロッパ人の来航と南蛮貿易 まとめ

1.ヨーロッパ人の来航

鉄砲の伝来

1543年、中国人の倭寇の船に乗ったポルトガル人が種子島に漂着

→種子島の領主が鉄砲2丁を購入

 

・戦国大名に注目され、各地に広まる

足軽鉄砲隊の登場

・堺(大阪府)や国友(滋賀県)で職人が生産

 

キリスト教の伝来

・1549年、イエズス会の宣教師ザビエルフランシスコ・ザビエル)が鹿児島に上陸

→宣教師が各地で布教

・教会、民衆のための学校や病院を建設

・九州を中心にキリシタンが増加

 ※キリシタン大名になる大名も

  例)大友氏(大友宗麟)、有馬

 

・1582年、天正遣欧使節の派遣

 …伊東マンショら4人の少年をローマ教皇のもとへ派遣

 

 

2.南蛮貿易

南蛮人とよばれたスペインポルトガルとの貿易

・九州各地の戦国大名は貿易の利益を得るため、キリシタン大名になる者も多かった

 

・輸入品:鉄砲、火薬、ガラス製品、中国産の生糸・絹織物など

・輸出品:

 

 

 

※漢字の読み方

種子島:たねがしま

・足軽:あしがる

・国友:くにとも

・大友宗麟:おおともそうりん

・有馬:ありま

天正遣欧使節:てんしょうけんおうしせつ

南蛮:なんばん

 

歴史4-2 大航海時代 まとめ

1.新航路の開拓

・目的:アジアの香辛料を直接手に入れるため

 

2.新航路の開拓にあたった人物

コロンブス

・1492年、ヨーロッパから大西洋を渡る

 →アメリカ大陸付近の島に到着

※コロンブスはそこがインドであると信じていたため、西インド諸島という名がつけられた

 

バスコ・ダ・ガマ

インド航路の開拓

…1498年、ヨーロッパから大西洋を南下し、アフリカ大陸南端の喜望峰をまわってインドに到達

 

マゼランの船隊

・1522年、世界一周を達成

 

 

3.アメリカ大陸の植民地化

スペイン人による征服

アステカ帝国(王国)、インカ帝国をほろぼした

 ※アメリカ大陸に栄えていた帝国

 

・スペイン人は先住民を使い、鉱山での採掘、農園で砂糖の生産を行った

 →伝染病により先住民が減少すると、アフリカから奴隷を連れてきて働かせた

 

②植民地

スペインポルトガルは世界各地に植民地を築いた

スペインは「日の沈まない国」とよばれた

 

 

4.オランダの独立

・16世紀末、スペインから独立

・オランダはプロテスタントが多い

・オランダの商人は東インド会社を設立し、東アジアでの貿易の実権をにぎった

 

 

 

※漢字の読み方

香辛料:こうしんりょう

喜望峰:きぼうほう

奴隷:どれい

 

歴史4-1 十字軍、ルネサンス、宗教改革

1.十字軍の遠征

①はじまり

・ローマ教皇の呼びかけ

 →11世紀末から約200年間、数回にわたって派遣

 

②目的

・イスラム教の勢力に支配されている聖地エルサレムからイスラム勢力を追い出すため

 

③結果

・失敗に終わった

・文化面などでイスラム世界との交流も見られた

 

 

2.ルネサンス文芸復興

①特徴

・古代ギリシャ・ローマの文化を見直す動きや風潮のこと

イタリアで始まり、14~16世紀にかけてさかんになった

 

②おもな作品・発明

・絵画:レオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ

・彫刻:ミケランジェロの「ダビデ(像)

・中国から伝わった火薬羅針盤の改良・実用化、活版印刷術の発明

 

 

3.宗教改革

①きっかけ

・ローマ教皇が免罪符を販売

→ドイツでルターが批判。聖書の教えを重視することを主張

 ※スイスではカルバンが活動

 

プロテスタントの形成

・「抗議する者」という意味

・宗教改革を支持する人々がカトリック教会から分離して形成

 

③カトリック教会内部での立て直しの動き

イエズス会:宣教師ザビエルフランシスコ・ザビエル)などがいた

 

 

 

※漢字の読み方

十字軍:じゅうじぐん

羅針盤:らしんばん

活版印刷術:かっぱんいんさつじゅつ

免罪符:めんざいふ

 

 

歴史3-10 室町文化 まとめ

室町文化

・優雅な公家文化と、素朴で力強い武家文化が融合してできた文化

 

1.北山文化

・3代将軍足利義満のころに栄えた文化

 

①建築

鹿苑寺金閣足利義満北山の別荘に建てた

 

②芸能

…猿楽や田楽などの芸能をもとに、観阿弥世阿弥親子が大成。武家の保護を受ける

 

 

2.東山文化

・8代将軍足利義政のころに栄えた文化

 

①建築

慈照寺銀閣足利義政東山の別荘に建てた

 ※同じ敷地にある東求堂同仁斎書院造の建物

 

書院造…室町時代に成立した建築様式

 →特徴:床の間、ちがい棚、ふすま・障子、たたみ、天井をはる など

 ※現在の和風建築のもととなる

 

②芸術

水墨画…墨の濃淡で自然をえがく。雪舟が大成

枯山水…石と白い砂利で水や自然を表現する手法

 例)龍安寺(京都府)の石庭

 

 

3.民衆への文化の広がり

①芸能

狂言…能の合間に上演される演劇。民衆の生活や感情を表現

 

②文芸

連歌…人々が集まって、上の句と下の句を次々によんでつなげていく文芸

御伽草子お伽草子)…絵入りの物語。仏教・儒教の教えや、民間の伝承などをまとめた。

 例)「一寸法師」「浦島太郎」「ものぐさ太郎」など

 

③教育

足利学校…上杉氏が再興。僧や武士が集まり儒学を中心に学んだ

 

 

 

※漢字の読み方

・鹿苑寺金閣:ろくおんじきんかく

:のう

・猿楽:さるがく

・田楽:でんがく

観阿弥:かんあみ

世阿弥:ぜあみ

・慈照寺銀閣:じしょうじぎんかく

・東求堂同仁斎:とうぐどうどうじんさい

書院造:しょいんづくり

水墨画:すいぼくが

雪舟:せっしゅう

枯山水:かれさんすい砂利で水や自然を表現する手法

龍安寺:りょうあんじ

狂言:きょうげん

連歌:れんが

御伽草子お伽草子):おとぎぞうし

 

歴史3-9② 戦国大名と守護大名 まとめ

1.戦国大名の領国支配

①領国支配

城下町…戦国大名の城を中心に、家来や商工業者を呼び集めてつくられた町

分国法…戦国大名が領国を支配するために独自に定めた法

 →家臣や武士、農民の行動を取りしまるため

 ※けんか喧嘩両成敗などの規定があった

 

②領国を豊かにする政策

・農業:大規模な用水路の建設

・商工業:を廃止し自由な経済活動を認める

・鉱山の開発:石見銀山佐渡金山など

 

 

2.守護大名と戦国大名の違い

守護大名

・室町幕府の役職の1つ

・幕府の権威のもとで支配の正当性を保っていた

 

応仁の乱で室町幕府の権威が完全に没落

 →守護大名に従わない領国の武士や農民も出てきた

 

 

戦国大名

・幕府などの権威にたよらない

・実力で守護大名をたおし(下剋上)、領国の支配を勝ち取った

 

・もとの身分は守護大名の家臣や地方の有力な武士など

※守護大名から戦国大名になった大名もいた

 例)武田氏、今川氏、島津氏など

 

 

 

※漢字の読み方

分国法:ぶんこくほう

石見銀山:いわみぎんざん

 

 

歴史3-9① 応仁の乱とさまざまな一揆 まとめ

1.応仁の乱

①発生の年代

1467年、室町幕府8代将軍足利義政のとき、

 ※1477年まで続いた

 

②発生のきっかけ

・将軍のあとつぎをめぐる、有力な守護大名の対立

 ※細川氏と山名氏が対立

 

③将軍のあとつぎ候補

足利義尚足利義政と妻日野富子

足利義視足利義政で養子になっていた

 

※これに他の守護大名内部のあとつぎ争いなどもからみ、東軍・西軍に分かれ大規模な戦乱に発展

 

④結果

・戦乱は11年におよび、京都は荒廃

 →その後も全国で戦乱が続き、日本は戦国時代となる

 

 

2.戦国時代

応仁の乱以降、室町時代の後半の約100年間

下剋上…下の身分の者が実力で上の身分の者に打ち勝つ社会の風潮

 

 

3.さまざまな一揆

土一揆

・一致団結した農民が、年貢の軽減や不正を行う役人を辞めさせることなどの要求をかかげて武力で反抗すること

 

徳政令を要求する徳政一揆になることも

 例)1428年、正長の土一揆(近畿地方一帯)

※幕府は要求を受け入れて徳政令を出すこともあった

 

 

国一揆

・地方在住の武士と農民が団結して、守護大名の支配に対抗すること

 

 例)1485年、山城(の)国一揆(京都府)

  →守護大名の畠山氏の軍を追い出し、8年間にわたって自治を行った

 

 

一向一揆

浄土真宗一向宗)の信仰で団結した武士や農民が起こした一揆

 例)1488年、加賀の一向一揆(石川県)

  →守護大名をたおして約100年間の自治を行った

 

 

 

※漢字の読み方

足利義政:あしかがよしまさ

・足利義尚:あしかがよしひさ

・日野富子:ひのとみこ

・足利義視:あしかがよしみ

下剋上:げこくじょう

土一揆:つちいっき(どいっき)

正長:しょうちょう

国一揆:くにいっき

山城:やましろ

畠山:はたけやま

一向一揆:いっこういっき

 

歴史3-8 産業の発達と民衆の生活 まとめ

1.各種産業と流通の発達

①農業:収穫の増加

二毛作の全国的な広がり

肥料の使用など

 

②各種産業

・各地で特産物を生産:陶器、紙、酒、油

・絹織物:西陣(京都市)や博多(福岡市)でさかん

・鍛冶・鋳物業:刀や農具をつくる仕事

 

③交通

・海上交通:各地の産物を運ぶ

・陸上交通:運送業者の馬借車借が活躍

 

④商業

…商人や手工業者などが同業者ごとに結成した団体

 →公家(貴族)や寺社に銭などを納め、その見返りに保護を受け営業の独占権を認められた

 例)油座、材木座、魚座、紙座など

 

 

2.村の自治

・有力な農民を中心とする農村の自治組織

寄合…村民の会議・農作業について取り決めた

 →村のおきても作成。違反者には罰則もあり

・村単位で年貢の納入、用水の維持・管理を行う

 

土一揆

・年貢の軽減などを求めて、農民が団結して守護大名や荘園領主に武力で反抗すること

 →酒屋土倉をおそい、借金の帳消しを求めて幕府に徳政令の発令を要求する徳政一揆になることもあった

酒屋、質屋の土倉とも、お金を高利で貸していた

 

 

3.町の発展と自治

港町…海上交通の発達にともない、各地にできた

門前町…大きな寺社の周辺に発達した町

 

自治都市:博多・(日明貿易・日朝貿易で栄えた)、京都など

 →寄合を開いて自治を行う

 

町衆…京都の裕福な商工業者。自治を担う

 →応仁の乱でとだえていた祇園祭を復活

 

 

 

※漢字の読み方

二毛作:にもうさく

西陣:にしじん

・鍛冶:かじ

・鋳物業:いものぎょう

馬借:ばしゃく

・車借:しゃしゃく

:そう

寄合:よりあい

土一揆:つちいっき(どいっき)

土倉:どそう

門前町:もんぜんまち

町衆:ちょうしゅう(まちしゅう)

祇園祭:ぎおんまつり

 

歴史3-7 日明貿易、東アジアとの交流 まとめ

1.東アジアの動き

①中国

・14世紀半ば、漢民族を建国

 ※元の勢力(モンゴル民族)を北に追い出す

 

②朝鮮半島

・14世紀末、李成桂高麗をほろぼし、朝鮮国朝鮮)を建国

 ※ハングルという文字がつくられる。に朝貢し、日本とは対等な関係

 

 

2.倭寇の出現

・中国や朝鮮半島の沿岸で海賊行為をはたらいた集団

・中国人や朝鮮人もいた

 

 

3.日明貿易勘合貿易

①開始

倭寇の取りしまりを日本に求める

 →室町幕府の足利義満倭寇を禁止

 

②形態

朝貢形式足利義満が明の皇帝から「日本国王」と認められたうえで、貿易を行う

 

勘合…明から与えられた証明書

 使用した目的・理由:正式な貿易船と倭寇とを区別するため

 

 

③貿易品

・輸出品:硫黄・刀剣など

・輸入品:銅銭生糸・絹織物・水墨画など

 

 

4.日朝貿易

・朝鮮も日本に倭寇の取りしまりと貿易を求める

 →室町幕府の足利義満や、西国の守護大名が応じる

 

・輸出品:硫黄など

・輸入品:綿織物・仏教の経典など

 

 

5.琉球王国

①成立

・14世紀、北山中山南山の3つの勢力ができる

・15世紀、中山王の氏が沖縄島を統一

 →首里を都に琉球王国を建国

 

②貿易

中継貿易で栄える:日本、中国、朝鮮半島、東南アジアに船を送り、各地の産物を交換

 

 

6.アイヌ民族との交易

①アイヌの人々の暮らし

・13世紀から、蝦夷地(現在の北海道)で狩りや漁を行う

 

②和人とのかかわり

・14世紀、安藤安東)氏が、アイヌの人々と交易を開始

 ※津軽半島(青森県)の十三湊に根拠地を置く豪族

 

・15世紀、蝦夷地南部に和人を築いて進出

 →アイヌの人々と交易を行う

 ※和人:日本人のこと

 

・志苔館跡(北海道函館市)からは、大量の銅銭(宋銭)や磁器などが出土

 ※活発な交易の証拠

 

・交易により、アイヌの人々の生活が圧迫される

 ※15世紀半ば、首長コシャマインを中心にアイヌ民族が蜂起

 →和人にしずめられる

 

 

※漢字の読み方

:みん

李成桂:りせいけい(イソンゲ)

倭寇:わこう

勘合:かんごう

・水墨画:すいぼくが

琉球王国:りゅうきゅうおうこく

・北山:ほくざん

・中山:ちゅうざん

・南山:なんざん

氏:しょうし

中継貿易:ちゅうけいぼうえき(なかつぎぼうえき)

蝦夷地:えぞち

・十三湊:とさみなと

和人:わじん

:たて

・志苔館:しのりだて

・蜂起:ほうき

 

歴史3-6 建武の新政、南北朝の動乱、室町幕府 まとめ

1.建武の新政

①特徴

・後醍醐天皇による天皇中心の政治

・公家(貴族)重視の政策

 

②結果

・武士の不満が高まる

 →後醍醐天皇と対立した足利尊氏が兵をあげる

・新政は2年余りで失敗に終わる

 

 

2.南北朝の動乱内乱

2つの朝廷

北朝京都足利尊氏が京都に新たな天皇を立てて成立

 →室町幕府ができる

 

吉野奈良県)。京都からのがれた後醍醐天皇がたてた朝廷

 

 

3.室町幕府の成立

①成立

・1338年、足利尊氏が北朝の天皇から征夷大将軍に任命される(初代将軍)

 →京都に幕府を開く

 

3代将軍足利義満

・京都の室町に御所を建て、政治を行う

 →室町幕府とよばれる

・1392年、南北朝を統一

 

 

4.室町幕府のしくみ

①中央

管領…将軍の補佐役。足利氏の一族(細川氏、畠山氏など)の有力な守護がついた

侍所政所問注所:鎌倉時代と同様におかれた

 

②地方

鎌倉府…関東を中心に支配。長官の鎌倉公方には足利氏の一族がついた。幕府と対立することも

 

守護:幕府から強い権限を与えられた

 →一国を支配するようになり、守護大名とよばれた

 

 ※幕府の政治に関与するものもいた

 

 

 

※漢字の読み方

・建武の新政:けんむのしんせい

南北朝の動乱内乱):なんぼくちょうのどうらん(ないらん)

 

足利義満:あしかがよしみつ

管領:かんれい

鎌倉府:かまくらふ

・鎌倉公方:かまくらくぼう

 

歴史3-5② 鎌倉幕府の滅亡 まとめ

1.鎌倉幕府のおとろえ

①御家人の生活が苦しくなる

→その理由

分割相続により領地が小さくなっていた

元寇での戦いに対する恩賞がほとんどない

 

②幕府の対応

・1297年、幕府は徳政令永仁の徳政令)を発令

→内容:借金の帳消しや、御家人が失った土地をただで取り戻させた

 ※しかし、かえって経済が混乱

 

悪党の出現

・荘園領主に年貢を納めず、幕府にも従わない、新興の武士や商人の集団

 

 

2.鎌倉幕府の滅亡

後醍醐天皇の動き

・幕府を倒そうという計画を立てる

 ※政治の実権を朝廷に取りもどすため幕府をたおそうと計画

 →一度は失敗し、隠岐(島根県)に流される。のち脱出

 

②鎌倉幕府の滅亡

・新興武士の楠木正成、有力御家人の足利尊氏・新田義貞ら

 →後醍醐天皇に協力し、幕府をたおすために動く

・1333年、鎌倉幕府がほろぶ

 

 

※漢字の読み方

永仁の徳政令:えいにんのとくせいれい

悪党:あくとう

後醍醐天皇:ごだいごてんのう

楠木正成:くすのきまさしげ

足利尊氏:あしかがたかうじ

・新田義貞:にったよしさだ

 

 

歴史3-5① 元寇 まとめ

1.モンゴルの統一

チンギス・ハンによる統一

・13世紀初め、モンゴル高原で諸部族を統一

 →大帝国のモンゴル帝国に成長

 

②5代目:フビライ・ハン

・都を大都(北京)に移し、国号をと定める 

・朝鮮半島の高麗を従える

・日本にも使者を送り、従属を求める

→鎌倉幕府の8代執権北条時宗はこれを拒否

→2度にわたって日本をおそう(元寇

 

 

2.元寇

・元による日本への二度にわたる襲来

①1274年、文永の役

・元は高麗の軍も従え、日本に攻めてきた

・元は対馬、壱岐をおそい、九州北部の博多湾岸に上陸

・元の集団戦法や火薬を使った武器(火器)を使用

 →一騎打ちで戦う日本の御家人たちは苦戦

暴風雨により元軍は引き上げ

 

②1281年、弘安の役

・元は南宋)をほろぼし、再び日本を攻める

・御家人たちの抵抗に加え、幕府が海岸に築かせた石塁防塁)の防備もあり、元軍は上陸できず

ふたたび暴風雨がおこって元軍は引き上げ

 

 

 

※漢字の読み方

:げん

高麗:こうらい(コリョ)

北条時宗:ほうじょうときむね

元寇:げんこう

文永の役:ぶんえいのえき

・対馬:つしま

・壱岐:いき

弘安の役:こうあんのえき

石塁防塁):せきるい(ぼうるい)

 

歴史3-4 鎌倉文化 まとめ

鎌倉文化

①特徴

・京都の伝統的な公家文化を基礎に、武士の気風を反映した素朴で力強い文化

 

②建築・彫刻

東大寺の再建…源平の争乱で平氏に焼かれたが、寄付を集めて再建

東大寺南大門の新しい建築様式を取り入れた建築。門の左右には、運慶快慶らがつくった金剛力士像が置かれている

 

 

③文学

・「新古今和歌集」…後鳥羽上皇の命令で編集された。編集を担当した藤原定家のほか、西行(武士から僧になった)らの和歌を収録

・「平家物語」…源平の争乱や平氏の繁栄と没落をえがいた軍記物。琵琶法師によって語り伝えられた

・「方丈記」…鴨長明の随筆集。この世の無情さや社会のはかなさを記した

・「徒然草」…兼好法師吉田兼好)の随筆集。民衆の生活や日常でのできごとの感想などを記した

 

④絵画

絵巻物…合戦のようすや僧の伝記をえがいた

似絵…写実的な肖像画。伝源頼朝像などが有名

 

 

⑤鎌倉時代の新しい仏教

浄土宗法然

 …「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、だれでも極楽浄土に生まれ変わると説いた

 

浄土真宗一向宗):親鸞法然の弟子

 …阿弥陀如来の救いを信じる心を起こすだけで救われることや、悪人こそ救われると説いた

 

時宗一遍

 …念仏の札の配布、踊念仏による布教を行った

 

日蓮宗法華宗):日蓮

 …法華経の題目南無妙法蓮華経」を唱えれば、人も国家も救われると説いた

 

禅宗座禅によって自分で悟りを開こうとする。から伝えられた

臨済宗栄西

 …幕府の保護を受けた。師との問答を通して真理をさとろうとした

 

曹洞宗道元

 …ひたすら座禅を行い自ら真理をさとろうとした

 

※奈良時代の仏教や、平安時代の仏教(天台宗真言宗)も、引き続き保護・信仰されていた

 

 

 

 

※漢字の読み方

運慶:うんけい

快慶:かいけい

金剛力士像:こんごうりきしぞう

藤原定家:ふじわらのさだいえ(ふじわらのていか)

西行:さいぎょう

琵琶法師:びわほうし

方丈記:ほうじょうき

鴨長明:かものちょうめい

徒然草:つれづれぐさ

兼好法師吉田兼好):けんこうほうし(よしだけんこう)

似絵:にせえ

浄土宗:じょうどしゅう

法然:ほうねん

南無阿弥陀仏:なむあみだぶつ

浄土真宗一向宗):じょうどしんしゅう(いっこうしゅう)

親鸞:しんらん

時宗:じしゅう

一遍:いっぺん 

・踊念仏:おどりねんぶつ

日蓮宗法華宗):にちれんしゅう(ほっけしゅう)

・南無妙法蓮華経:なむみょうほうれんげきょう

禅宗:ぜんしゅう

・座禅:ざぜん

臨済宗:りんざいしゅう

栄西:えいさい

曹洞宗:そうとうしゅう

道元:どうげん

 

歴史3-3 武士と民衆の生活 まとめ

1.地頭の荘園支配

①地頭と荘園領主の争いが発生

 →解決策

 ・下地中分地頭荘園領主で土地を半分に分け、それぞれの支配権を認める

 ・地頭が一定額の年貢を請け負い、領主に納める

 

②地頭を訴える

・紀伊(和歌山県)の阿氐河荘の農民

 →地頭のひどい行いを片仮名で書きつらね、荘園領主に訴えた

 

 

2.武士の生活

・「弓馬の道」、「武士の道」など

 …名誉を大切にし、恥を嫌う態度、武士の心構え

笠懸流鏑馬など、武芸の訓練にはげんだ

惣領…武士の一族の長。一族をまとめ、団結した

・領地は分割相続で、女性女子)にも相続が認められ、女性の地頭もいた

 

 

3.民衆の生活

牛馬)、鉄製の農具を使った農耕

を焼いたを肥料として使う

二毛作…同じ農地で1年に2種類の作物を収穫すること。米の裏作に麦を収穫した

定期市)…寺社の門前や交通の要所などで定期的に開かれた

・売買には中国から輸入された銅銭宋銭)を使用

 

 

※漢字の読み方

下地中分:したじちゅうぶん

・阿氐河荘:あてがわのしょう

・弓馬の道:きゅうばのみち

・武士の道:もののふのみち

笠懸:かさがけ

流鏑馬:やぶさめ

惣領:そうりょう

二毛作:にもうさく

 


地理6-2 地図記号 用語確認

次の1~23の地図記号がそれぞれ何を表しているかを答えなさい。 


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地理6-2 地図記号 まとめ


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地理6-1 地形図の読み取り 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.地形図で方位記号がない場合は、上を(  )とする。

 

2.2万5千分の1の地形図について、各問いに答えなさい。

①地形図中の1cmは、実際の距離では何mになるか。

②地形図中の5cmは、実際の距離では何mになるか。

 

 

 

3.地形図で標高の等しい地点を結んだ線を何というか。

 

4.問3の線の間隔がせまい場合は、傾斜が(  )であることを示している。 

 

 

 

5.下の図のア~クはそれぞれどの方位を示しているか。8方位で答えなさい。

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地理6-1 地形図の読み取り まとめ

1.地形図のきまり

①方位

・地形図の上が 

 

②縮尺

2万5千分の15万分の1の地形図がある

 

③地図上の距離と実際の距離

a.2万5千分の1の地形図の場合

(1:25000)

・地形図の1cm=実際の25000cm(250m)

 →1cmは250m、2cmは500m、3cmは750m、4cmは1000m(1km)

 

b.5万分の1の地形図の場合

(1:50000)

・地形図の1cm=実際の50000cm(500m)

 →1cmは500m、2cmは1000m(1km)、3cmじゃ1500m(1.5km)、4cmは2000m(2km)

 

等高線

・標高の等しい地点を結んだ線

 

a.2万5千分の1の地形図の場合

→10mごとに引かれ、さらに50mごとに太い線がひかれる

 

b.5万分の1の地形図の場合

→20mごとに引かれ、、さらに100mごとに太い線がひかれる

 

※等高線の間隔が広い場合、傾斜はゆるやかである。

※等高線の間隔がせまいほど、傾斜は急になる

 

 

2.8方位

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地理4-5 日本周辺の海と海流 用語確認

次の各問いに答えなさい。

 

1.日本周辺の海について、下の地図中のA~Dの海の名前をそれぞれ答えなさい。

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地理4-4 日本の気候と雨温図 用語確認

下のア~カは、日本の各地域で計測された気温と降水量のグラフである。6つのグラフは日本の6種類の気候にそれぞれ対応している。また、グラフ中の数字は、年間平均気温と年間降水量を示している。グラフを参考にしながら、以下の各問いに答えなさい。


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地理4-3 日本の地形 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.日本列島は何という造山帯に属しているか。

 

2.日本の陸地の約(  )が山地と丘陵地で、約3分の2が森林で占められている。

 

3.世界と比べた日本の川の特徴は、山から海までの距離が( ① )こと、流れが( ② )であること、流域面積が( ③ )ことなどがある。

 

4.海に面した平らな地形のことを何というか。

 

5.内陸にあり、山地に囲まれた平らな地形のことを何というか。

 

6.山間部から川が平野や盆地に流れ出たところに大きめの土砂がたまってできた地形を何というか。

 

7.問6の地形がみられるところは、水はけがよいため、(  )として利用されることが多い。

 

8.平野を流れる川の河口(海に流れ込むところ)に細かい土砂が積もってできた地形を何というか。

 

9.問8の地形がみられるところは、(  )や住宅地として利用されることが多い。

 

10.東北地方の三陸海岸、三重県の志摩半島、福井県の若狭湾などには、海岸線が複雑で、のこぎりの歯のように入り組んだ地形がみられるが、これを何というか。

 

11.下の各地方の地図中の①~⑪の山地・山脈、A~Lの平野や台地、a~gの川、ア~キの山・海・湖・海岸などの名前を、それぞれ答えなさい。

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地理4-2 地方区分と都道府県 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.下の地図は、日本を7つの地方に区分したものである。A~Gにあてはまる地方の名前をそれぞれ答えなさい。

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地理4-1 日本の位置と領域 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.日本列島は、4つの大きな島のほか、大小さまざまな島から構成されている。4つの大きな島とは何か、それぞれ答えなさい。

 

2.下の図は、領域とその周辺の模式図である。領域を構成するA~Cと、Aの周辺の海域D、a・bにあてはまる数字をそれぞれ答えなさい。 

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地理5-7 北海道地方 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.北海道は( ① )によって東北地方と隔てられているが、その海底には( ② )が建設され、北海道と青森県をつないでいる。

 

2.北海道と千島列島、樺太などにかこまれた海を何というか。

 

3.問2の海に面した( ① )半島では、冬に( ② )がおしよせる。世界遺産(自然遺産)にも登録されていて、観光客も多い。

 

4.北海道に属す日本固有の領土で、現在ロシアに占拠されている島々をまとめて何というか。

 

5.問4を構成するのは、日本の最北端でもある( ① )のほか、( ② )・( ③ )・( ④ )である。

 

6.北海道の気候は、世界の気候区分では何に属するか。

 

7.北海道の道庁所在地を答えなさい。 

 

8.北海道のおもな漁港の町を2つ答えなさい。

 

9.問7の市にあり、東京(羽田空港) との間の便で利用客が多い空港を何というか。

 

10.日本の先住民で、現在の北海道などに多く暮らしていた人々を何というか。

 

11.北海道には明治時代に( ① )という役所が設置され、士族などが( ② )となって開拓を進めた。

 

12.北海道の道庁所在地もふくまれる、稲作がさかんな平野を何というか。

 

13.問12の平野はもともと泥炭地が広がっていたが、 他の地域から性質の異なる土を運んできたことで、稲作が可能となった。このような土地改良のことを何というか。 

 

14.北海道では( ① )で畑作がさかんで、( ② )で酪農がさかんである。

 

15.北海道が全国で生産量1位となっている農産物を3つ答えなさい。

 

16.北海道の漁業は、ほたて貝やこんぶ などの( ① )、さけ などを育てる( ② )がさかんである。

 

17.問2の海などで行われる遠洋漁業を( ① )というが、世界各国が( ② ) を設定した影響により、その後漁獲量は減少した。

 

 

解答

1.①津軽海峡  ②青函トンネル

2.オホーツク

3.①知床  ②流氷

4.北方領土

5.①択捉島 ②・③・④:国後島歯舞群島色丹島

6.冷帯亜寒帯

7.札幌市

8.函館釧路小樽などから2つ

9.新千歳空港

10.アイヌ

11.①開拓使  ②屯田兵

12.石狩平野

13.客土

14.①十勝平野  ②根釧台地

15.てんさいじゃがいも小麦たまねぎかぼちゃとうもろこしなどから3つ

16.①養殖  ②栽培漁業

17.①北洋漁業  ②経済水域排他的経済水域

 

地理5-7 北海道地方 解説

1.自然・気候

①地形・自然

 北海道は津軽海峡によって東北地方と隔てられています。

 オホーツク海に面した知床半島では、冬に流氷がおしよせ、観光資源ともなっています。

 

 北海道には北方領土も属しています。国後島択捉島歯舞群島色丹島で構成されます。択捉島日本の最北端でもあります。

 

②気候

 本州などとは異なる北海道の気候で、世界の気候でいうと冷帯亜寒帯)に属します。梅雨がないのも北海道の特徴です。

 

 

2.都市・交通

札幌市

 北海道の道庁所在地で、・人口は100万人をこえ、政令指定都市でもあります。明治時代以降に計画的に形成された都市であるため、碁盤の目のような街路になっています。

 

②漁港の町

 函館釧路、小樽などが有名です。

 

青函トンネル

・北海道と本州を結ぶ海底トンネルです。津軽海峡の海底を通ります。

 

新千歳空港

・札幌市にあります。札幌と東京(羽田)をつなぐ便の利用客が多いです。

 

 

3.歴史

 北海道には、先住民族であるアイヌの人々が古くから暮らしてきました。アイヌ語が由来となっている地名も多くみられます。

 明治時代になると、江戸時代までの蝦夷地という呼び方も改められ、開拓使という役所がおかれて屯田兵が開拓を進めました。

 

 

4.農業

 広大な土地をいかした大規模な農業が特徴です。農業生産額は全国1位となっています。日本全体の食料自給率は低いですが、北海道だけの食料自給率は200%にも達しています。

 

 稲作は石狩平野でさかんです。もともと石狩平野には泥炭地が広がり、稲作には向いていませんでした。それが、他の地域から性質の異なる土を運んできて土地を改良する客土を行ったことと、品種改良の成果もあって、米の生産が可能となりあっした。 

 

 畑作は十勝平野で、酪農は根釧台地とその周辺でさかんです。

 

 北海道が1位のおもな農産物はいくつもあります。北海道が占める割合と合わせて確認していきますと、てんさい(100%)、じゃがいも(77%)、小麦(68%)、たまねぎ(60%)、かぼちゃ(50%)、とうもろこし(47%)、生乳(51%)などとなっています。

 なお、1戸あたり乳牛飼育頭数は、北海道が全国1位です。

 

 

5.漁業

 北海道は漁業もさかんです。水産物の漁獲量は全国1位となっています。

 

 養殖では、ほたて貝、こんぶ など、栽培漁業では さけ などを育てています。

 

 

 オホーツク海などで行われる遠洋漁業を特に北洋漁業といい、根室釧路を基地として行われています。ただし、各国が(排他的)経済水域を設定した影響を受け、その後衰退しました。

 

 

6.観光

 北海道には観光客も多く訪れます。例えばオーストラリアや東南アジアなどからはスキー客が増加しています。

 流氷が見られる知床は世界遺産(自然遺産)に登録されていますし、毎年2月にはさっぽろ雪まつりが開催され、国内外から観光客が集まります。

 

地理5-6 東北地方 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.東北地方の中央部を南北に走る山脈を何というか。

 

2.北上川下流部に広がる宮城県の平野を何というか。

 

3.最上川下流部に広がり、稲作がさかんに行われている山形県の平野を何というか。

 

4.岩手県などの海岸を( ① )といい、その南部は海岸線の入り組んだ地形の( ② )となっている。

 

5.東北地方の太平洋側には、梅雨から夏にかけての時期に、北東から冷たい風が吹くことがある。この風を何というか。

 

6.問5の風が冷たい理由は、沖合を流れる寒流の影響によるものである。この寒流を何というか。

 

7.問5の風が吹くことで農業などに被害を及ぼすことがある。この自然災害を何というか。

 

8.秋田県や山形県は、日本の気候でいうと( ① )の気候に属し、冬は北西から吹く( ② )の影響で降雪が非常に多い。

 

9.日本人の食生活の変化により米が余るようになったため、1970年代から米の生産調整が行われた。これを漢字4字で何というか。

 

10.東北地方は果実の生産もさかんである。( ① )県は( ② )の生産が全国1位で全体の約70%、( ③ )県は( ④ )の生産が全国1位で全体の約50%となっている。また、山梨県が生産量1位・長野県が3位の( ⑤ )は、( ⑥ )県が2位となっている。

 

11.問4①の海岸の沖合は、暖流と寒流がぶつかり合うところがあるが、これを何というか。

 

12.宮城県の県庁所在地で、人口が100万をこえる東北地方最大の都市であるほか、政令指定都市、地方中枢都市でもある市を答えなさい。

 

 

13.東北地方の高速道路沿いや空港付近には、何を生産する工場が多く進出しているか。2つ答えなさい。

 

14.伝統的工芸品として、青森県の( ① )、岩手県の( ② )などが有名である。

 

 

解答

1.奥羽山脈

2.仙台平野

3.庄内平野

4.①三陸海岸  ②リアス海岸

5.やませ

6.親潮千島海流

7.冷害

8.①日本海側  ②季節風

9.減反政策

 

10.

山形 ②さくらんぼ

青森 ④りんご

もも ⑥福島

 

11.潮目

12.仙台市

 

13.IC集積回路)、自動車

14.(例)①津軽塗 ②南部鉄器

 

地理5-6 東北地方 解説

1.自然・気候

①地形

 東北地方の中央部には、奥羽山脈が南北に走っています。東北地方の6県全部にまたがっていて、岩手県と秋田県、宮城県と山形県の県境にもなっています。

 平野としては、北上川下流部に広がる仙台平野最上川下流部に広がり米の生産が多い庄内平野などがあります。

 岩手県を中心とする海岸を三陸海岸といい、その南部は海岸線の入り組んだリアス海岸となっています。

 

②気候

 中央部を南北に走る奥羽山脈により、太平洋側の気候と日本海側の気候に分かれています。

 

 太平洋側では、梅雨から夏にかけてやませという北東からの冷たい風が吹きます。風が冷たい理由は、寒流の親潮千島海流)の影響で、冷やされた空気が流れてくるためです。雲や霧(きり)を発生させることで日照時間が少なくなり、気温も低下します。これにより冷害が発生し、農業に被害を及ぼすこともあります。

 

 日本海側は、冬は北西の季節風の影響で雪が多くなる、日本海側の気候の特徴が明確に表れています。

 

 

2.農業

①稲作

 東北地方は日本の穀倉地帯となっていて、秋田平野、庄内平野、仙台平野などで米の生産がさかんです。都道府県別の米の生産量を見ても、新潟県・北海道とともに東北地方の各県が上位にその名を連ねています。

 

 ただし、戦後の日本人の食生活が変化したことなどにより、米が余るようになったため、1970年代から米の生産調整を実施してきました。これを減反政策といいます。現在は廃止が決定しています。

 

 

②果実の生産

 東北地方は果実の生産も多くなっています。りんごといえば青森県が有名ですね。全国1位の生産で、全体の約50%を占めています。さくらんぼ山形県が全国1位で、全体の約70%にもなります。もも福島県の生産量が多く、山梨県に次いで2位になっています。

 

 

3.漁業

 三陸海岸の沖には暖流と寒流がぶつかる潮目があります。ここではプランクトンが多く、それをえさとする魚も多く集まることから、好漁場となっています。

 青森県の八戸港、宮城県の気仙沼港は、水あげ量も多く日本有数の漁港です。

 

 養殖もさかんです。三陸海岸ではこんぶ・わかめ・かき、青森県ではほたて貝の養殖が多くなっています。

 

 

4.都市と過疎化

 宮城県仙台市は人口100万をこえる東北地方最大の都市です。政令指定都市であり、地方中枢都市でもあります。一方、新幹線や高速道路が通らない地域では人口が減少を続け、過疎深刻となっています。

 

 

5.工業

 IC集積回路)を生産する工場が高速道路東北自動車道)や空港沿いに多く、自動車の工場が岩手県から宮城県の高速道路沿い多く進出しています。

 

 

6.伝統産業と伝統的工芸品

 青森県の津軽塗、岩手県の南部鉄器、山形県の天童将棋駒、福島県の会津塗などが有名です。

 

 

7.伝統的な祭り

 青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、仙台七夕まつり、山形花笠まつりが夏の時期に行われ、観光客もふくめて多くの人が集まります。

 

地理5-5 関東地方 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.関東地方に広がる日本最大の平野を何というか。

 

2.関東地方の西部の山地を何というか。

 

3.関東地方を流れる流域面積が日本最大の川を何というか。

 

4.関東地方には、富士山などの火山灰が積もって形成された赤土の層がみられるが、これを何というか。

 

 

5.小笠原諸島は(  )の気候となっている。

 

6.東京・横浜などの都市部は、周辺より気温が高くなっている。この現象を何というか。

 

7.東京都と周辺の県もふくめた日本最大の都市圏を何というか。

 

8.問7の都市圏では、人口が増加する(  )が進んでいる。

 

9.日本最大の貿易港である成田国際空港では、軽量で高価な(  )の輸送が多い。

 

10.東京都から神奈川県に広がっている工業地帯を何というか。

 

11.一極集中の進む東京には情報も多く集まるため新聞社や出版社も多いことから、問10の工業地帯は他の工業地帯・地域と比べて(  )業・(  )関連業がさかんである。

 

12.東京湾の東岸、千葉県の千葉港を中心に形成され、火力発電所や石油化学コンビナートなどが立ち並ぶ工業地域を何というか。

 

13.茨城県の南東部を中心とし、石油化学コンビナートが集まるなど石油化学工業が発達している工業地域を何というか。 

 

14.埼玉県・栃木県・群馬県にまたがって形成されている内陸の工業地域を何というか。

 

15.埼玉県、千葉県、茨城県などでさかんな、大都市周辺で行われる農業を何というか。

 

16.群馬県嬬恋村などの高冷地では、キャベツ・レタスなどの( ① )野菜を栽培し、夏でも涼しい気候を利用して、野菜の出荷時期を遅らせる( ② )が行われている。

 

17.問16の農業のように、都市部などの大消費地から離れたところで野菜を栽培し、トラックなどで消費地に出荷する農業を何というか。

 

 

解答

1.関東平野

2.関東山地

3.利根川

4.関東ローム

 

5.亜熱帯

6.ヒートアイランド現象

7.東京大都市圏

8.過密

9.IC集積回路

10.京浜業地帯

11.印刷

12.京葉工業地域

13.鹿島臨海工業地域

14.北関東工業地域

15.近郊農業

16.①高原  ②抑制栽培

17.輸送園芸農業

 

 

地理5-5 関東地方 解説

1.自然・気候

①地形

 まず関東地方の地形についてです。関東地方には、日本最大の平野である関東平野が広がっています。西部には、関東山地があります。さらに、流域面積が日本で最も大きい利根川も流れています。

 このほか、関東地方に特徴的なものとしては、関東ロームがあります。これは、富士山などの火山灰が積もって形成された、赤土の層のことです。

 

②気候

 関東地方は太平洋側の気候に属します。そのため、冬は乾燥した北西の季節風が吹き、晴天の日が多くなります。この冬の北西の季節風は、からっ風ともよばれます。自転車で北に向かう場合は向かい風に苦しめられます。

 

 東京都に属する小笠原諸島は、沖縄などと同じ亜熱帯の気候になっています。

 

 

 東京や横浜などの都市部では、ヒートアイランド現象が見られます。これは、自動車や建物からの排熱や、緑地の減少などを原因として、都市部の気温が周辺より高くなる現象のことです。同じ東京都でも、都心部と西部などでは、気温が数℃違うこともよくあります。

 

 

2.東京:日本の首都

①一極集中

 日本の首都である東京には、人口だけでなく、政治や経済、文化なども過度に集中しています。これを一極集中といいます。

 周辺の県もふくめた東京大都市圏には、日本の総人口の約4分の1、3000万人以上が暮らしています。過密が進んでおり、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)は人口が増加傾向にあります。

 

②昼と夜の人口変化

 1都3県における昼と夜の人口を比較してみると、東京都は、昼間人口>夜間人口となっています(昼間人口は「ちゅうかんじんこう」と読みます)。一方、埼玉県・千葉県・神奈川県は 昼間人口<夜間人口です。これは、3県から東京都へ通勤・通学する人が多いためです。

 

 つまり、埼玉・千葉・神奈川で暮らし(3県の夜間人口が多い)、日中は東京都内の学校や会社に行く(東京都の昼間人口が多い)、という人が多いということです。「埼玉都民」「千葉都民」などという言い方もあるほどです。

 

 

3.おもな空港

①東京国際空港

 一般には羽田空港とよばれている空港です。国内線に加えて、現在は国際線の発着もあります。

 

②成田国際空港

 一般には成田空港とよばれていて、千葉県成田市にあります。輸出額・輸入額が日本最大の貿易港となっています。空港も「港」なので注意しましょう。

 取り扱い品目としては、IC集積回路)の輸送が多くなっています。航空機による輸送は費用がかかりますが、航空機が利用される理由は、IC(集積回路)は軽量で高価なため、大量に運べるので航空機を利用しても採算が取れるからです。

 

 

4.産業

 関東地方では、特に情報通信技術(IT、ICT)関連産業がさかんになっています。そのようなこともあり、第3次産業(サービス業など)の従事者の割合は、1都3県では7割以上となっています。

 

 

5.工業

 関東地方には、いくつかの工業地帯・工業地域が形成されています。

 

京浜工業地帯

 東京都から神奈川県に広がっています。この工業地帯の特徴としては、印刷業がさかんなことです。工業生産額に占める印刷業も割合も、他の工業地帯・地域に比べて大きくなっています。その理由は、(東京には)多くの情報が集まるため新聞社や出版社が多いからです。

 

 

京葉工業地域

 東京湾の東岸、千葉県の千葉港を中心に形成されています。火力発電所や、石油化学コンビナートなどが立ち並んでいます。

 

 

鹿島臨海工業地域

 茨城県の南東部、鹿島港を中心とする工業地域です。石油化学工業が発達しており、石油化学コンビナートが集まっています。

 

 

北関東工業地域

 内陸の工業地域として、埼玉県・栃木県・群馬県に広がっています。

 

 北関東自動車道が2011年に開通し、物資の輸送などにかかる時間が短縮されました。

 

 

6.農

近郊農業

 埼玉県、千葉県、茨城県などでさかんです。

 特に茨城県、千葉県の農業生産額は、全国でも上位にあります。茨城県は2位千葉県も3~4位にランクインすることが多いです(1位は北海道)。

 

抑制栽培

 中部地方の長野県などと同様、夏でも涼しい高冷地では抑制栽培が行われており、高原野菜を栽培しています。群馬県嬬恋村ではキャベツ・レタスなどを栽培し、都市部に出荷する輸送園芸農業がさかんです。

 

 

7.茨城県

 農業生産額が北海道に次いで全国2位であることや、琵琶湖に次いで2位の広さの湖である霞ケ浦があります。

 

 

8.千葉県

 農業、工業ともさかんな県で、農業は近郊農業として、工業は京葉工業地域でさかんです。

 

 

9.東京都

 人口が全国1位で、約1300万人となっています。日本の総人口の約1割が東京都に集中していることになります。

 京浜工業地帯でもふれましたが、印刷業印刷関連業の出荷額が特に多くなっています。隣接する3県(埼玉・神奈川千葉)からの通勤・通学者が多いため、昼間人口>夜間人口となっています。

 

地理5-4 中部地方 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.中部地方にそびえる( ① )、( ② )、( ③ )の3つの山脈をまとめて( ④ )という。

 

2.静岡県・山梨県にまたがる日本一高い山を何というか。

 

3.愛知県北西部から岐阜県南部に広がっている平野を何というか。

 

4.愛知県名古屋市を中心に広がる。工業生産額1位の工業地帯を何というか。

 

5.愛知県豊田市では、輸送用機械の中でも(  )の生産が多い。

 

6.三重県四日市市には大規模な(  )が構成されている。

 

7.静岡県浜松市・富士市などに広がっている工業地域を何というか。

 

8.北陸地方の伝統的工芸品を1つ書きなさい。 

 

9.ガラス温室やビニールハウスを利用した園芸農業を何というか。

 

10.長野県の高冷地などで行われている、夏でも冷涼な気候を利用して出荷時期を遅らせる農業を何というか。 

 

11.新潟県の中部から北部にかけて広がり、水田単作地帯にもなっている平野を何というか。

 

12.山梨県が全国1位の生産量となっている果樹を2つ答えなさい。

 

13.愛知県名古屋市を中心とする都市圏を何というか。

 

14.低地の集落や耕地を洪水から守るために、周囲に堤防をめぐらせた集落を何というか。

 

15.新潟県新潟市などを流れる日本一長い川を何というか。

 

16.長野県の諏訪盆地では、時計などを生産する(  )工業がさかんである。

 

17.青森県に次いで長野県が2位の生産量の果実は何か。

 

18.静岡県は( ① )・( ② )の生産が特に多く、 ( ① )の生産量は全国1位である。

 

 

解答

1.

①・②・③:木曽山脈飛驒山脈赤石山脈

日本アルプス

2.富士山 

3.濃尾平野

4.中京工業地帯

5.自動車

6.石油化学コンビナート 

7.東海工業地域

8.輪島塗加賀友禅などから1つ 

9.施設園芸農業

10.抑制栽培

11.越後平野

12.ぶどうもも

13.名古屋大都市圏

14.輪中 

15.信濃川

16.精密機械

17.りんご

18.①  ②みかん

 

地理5-4 中部地方 解説

1.自然・気候

 まずは中部地方の自然や地形についてからです。中部地方の中央部には3000m級の山がつらなっています。なかでも飛驒山脈木曽山脈赤石山脈の3つの山脈をまとめて日本アルプスといい、「日本の屋根」ともよばれています。

 ほかにも、静岡県・山梨県にまたがるところには、日本一高い3776mの火山、富士山があります。

 

 海に近いところは平野もあります。愛知県北西部~岐阜県南部に濃尾平野広がっています。

 

 

2.3つの地域区分と気候

 中部地方はさらに3つの地方に区分され、それぞれ異なる気候になっています。

①東海

 太平洋側を東海といい、太平洋側の気候に属しています。夏の降水量が多く、冬でも比較的温暖な気候です。

 

②中央高地

 内陸部を中央高地といいます。気候は、中央高地の気候(内陸の気候)です。

 

③北陸

 日本海側を北陸といいます。日本海側の気候に属しているので、冬は北西から季節風が吹いてかなりの量の雪が降ります。

 

 

3.工業

 中部地方にはいくつかの工業地帯・地域があります。

 

中京工業地帯

 愛知県名古屋市を中心に、岐阜県や三重県の一部にも広がっている工業地帯です。全国の工業地帯・地域のなかで工業生産額が1位となっています。

 工業生産額のうちわけを見ると、機械類が6割以上を占めています。そのなかでも輸送用機械、具体的には自動車が多く生産されています。 愛知県豊田市は大手の自動車会社があり、自動車の生産が多く、日本国内だけでなく海外に対しても名古屋港などから輸出されています。 

 このほか、三重県四日市市には石油化学コンビナートが構成されています。

 

 

東海工業地域

 静岡県浜松市・富士市などに広がっている工業地域です。二輪車、つまりオートバイのほか、パルプ、紙製品、輸送用機械(自動車など)の生産が多くなっています。

 

 

③北陸工業地域

 新潟県、富山県、石川県、福井県の、北陸地方の沿岸部に広がる工業地域です。

 この工業地域の特徴として、伝統的な工業が石川県や福井県にみられます。輪島塗加賀友禅などがあり、もともと冬の農家の副業から発展したものが多いです。

 

 

4.世界遺産

岐阜県の白川郷、富山県の五箇山の合掌造り集落が世界遺産に登録されています。傾きの急な茅葺きの屋根の家屋が特徴です。

 

 

5.農業

園芸農業

 東名高速道路など交通の便がよいのを利用して、都市向けに野菜・花を栽培しています。

 ガラス温室やビニールハウスを利用した園芸農業も行われており、これを特に施設園芸農業といいます。

 

抑制栽培

 長野県の高冷地などでは、夏でも冷涼な気候を利用して、野菜などの出荷時期を遅らせる抑制栽培行われています。レタス・キャベツなどの高原野菜が栽培の中心です。

 

 

③稲作

 越後平野などの北陸では、の生産がさかんで、水田単作地帯になっています。

 

 

④果樹栽培

 山がちな地域では扇状地という地形が多く形成されています。扇状地は水はけがよいため、果樹栽培に適しています。そのため、中央高地の甲府盆地・長野盆地の扇状地などで、ぶどうももりんごなどの果樹が栽培されています。

 

 なお、全国の生産量順位を家訓しておくと、ぶどうは1位・山梨県、2位・長野県、3位・山形県となっています。ももは1位・山梨県、2位・福島県、3位・長野県です。いずれも、中部地方の県が上位にきています。

 

 

6.都市・集落

名古屋大都市圏

 愛知県名古屋市を中心とする都市圏で、岐阜県、三重県まで広がっています。

 

輪中

 洪水から集落や耕地を守るため、周囲に堤防をめぐらせた集落のことを輪中といいます。木曽川(きそがわ)・長良川(ながらがわ)・揖斐川(いびがわ)の下流域の低地に見られる輪中が有名で、川の水面より低い位置に集落が形成されています。

 

 

7.新潟県

 新潟県の越後平野は米の単作地帯になっていて、米の生産量は全国でも上位にあります。

 県庁所在地の新潟市は、日本一長い信濃川の下流に位置しています。

 

8.山梨県

 ぶどうももの生産量が日本一と、果樹の生産が多くなっています。観光農園も多く、観光客が訪れています。

 

 

9.長野県

①工業

 工業では、情報通信機械や電子部品が多くなっています。諏訪盆地では時計などを生産する精密機械工業がさかんです。

 

②農業

 農業では抑制栽培が行われ、レタスなどの高原野菜を夏の朝に収穫し、高速道路を通って東京などの大都市へ出荷されています。 

 りんごの生産量は全国2位です。1位はもちろん青森県です。

 

 

10.静岡県

①農業

 農業では、みかんの生産が多く、特に茶の生産量は全国1位となっています。

 

②漁業

 焼津港(やいづこう)は遠洋漁業の基地の1つで、水あげ量・金額とも日本有数の港です。

 

③工業

 東海工業地域が広がっています。製造品出荷額等は全国3~4位と上位にあります。

 浜松市輸送用機械オートバイ)や楽器の生産がさかんです。

 

 

11.愛知県

①農業

 渥美半島には豊川用水が引かれています。電照ぎく(菊の電照栽培)など花の施設園芸農業がさかんです。

 

②工業

 中京工業地帯の中心であることもあり、工業生産額は全国1位です。豊田市を中心に自動車の生産がさかんです。

 

地理5-3 近畿地方 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.三重県の志摩半島は海岸が入り組んだ地形になっている。このような海岸を何というか。

 

2.近畿地方の南部にあるけわしい山地を何というか。

 

3.日本最大の湖がある県と、その湖の名前を答えなさい。

 

4.問3の湖では、プランクトンが大量発生して水質が悪化する現象がたびたび生じる。これを何というか。

 

5.瀬戸内海に面する地域は降水量が少ないため、多くの(  )がある。

 

6.大阪・神戸・京都を中心に広がっている都市圏を何というか。

 

7.近畿地方で大阪府・兵庫県を中心に、和歌山県などまで広がっている工業地帯を何というか。

 

8.問7の工業地帯では、戦前は(  )工業が中心であった。

 

9.都市の周辺で野菜などを生産する農業を何というか。

 

10.京都の伝統的工芸品の1つでもある織物を何というか。

 

 

解答

1.リアス海岸

2.紀伊山地

3.滋賀県琵琶湖

4.赤潮

5.ため池 

6.大阪大都市圏京阪神大都市圏 

7.阪神工業地帯

8.せんい

9.近郊農業

 

10.西陣織

 

地理5-3 近畿地方 解説

1.近畿地方の自然・気候

 三重県の志摩半島は入り組んだリアス海岸になっています。

 近畿地方の南部には、けいわしい紀伊山地がそびえています。林業では吉野すぎが有名です。

 

 滋賀県には日本最大の湖である琵琶湖があります。琵琶湖は近畿地方の水がめとして、飲料水、農業・工業用水、水力発電の用水などに利用されています。プランクトンが大量発生して水質が悪くなる赤潮の発生といった問題もあり、水質改善の対策が進められています。

 

 瀬戸内海に面する地域は降水量が少ないため、ため池が多くあります。

 

 1995年には阪神大震災兵庫県南部地震)が発生し、大きな被害をもたらしました。

 

 

2.都市圏

 大阪・神戸・京都を中心に、大阪大都市圏京阪神大都市圏)が広がっています。

 

3.工業

 近畿地方で大阪府・兵庫県を中心に、和歌山県などまで広がる工業地帯を阪神工業地帯を阪神工業地帯といいます。戦前はせんい工業が中心でしたが、現在は、化学鉄鋼の割合が高めとなっています。

 東大阪市などの内陸部には、多くの中小企業があります。

 

 

4.農業

 都市周辺で野菜を生産する近郊農業が行われています。京野菜(きょうやさい)の九条ねぎ、賀茂なすなどが有名です。

 

 

5.文化財

 古都である京都奈良には、文化財が多くあります。伝統的工芸品としては、京都の京焼(清水焼)、西陣織などがあります。

 このほか、多くの世界遺産(文化遺産)があり、多くの観光客が国内外から訪れています。

 

 

6.大阪府について

①人口

 大阪府の人口は東京都神奈川県に次いで3位の多さです。

 

②面積

 人口が多い一方で、面積は全国で2番目に小さいです。そのため、人口密度は全国2位となっています。

 

③商業

 江戸時代の大阪は「天下の台所」として栄えました。現在も大阪には問屋街が形成されており、卸売の中心として栄えています。そのため、大阪府は商品の販売額に占める卸売業の割合が高くなっています。

 

④農業

 大阪府の農業生産額は少ないです。

 

地理5-2 中国・四国地方 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.中国・四国地方の気候は、四国山地より南は( ① )の気候、四国山地と中国山地の間の地域は( ② )の気候、中国山地より北は( ③ )の気候となっている。

 

2.瀬戸内海周辺は水不足になりがちなので、(  )や用水路がかんがい用に整備されている。

 

3.南四国の沖を流れている暖流を何というか。

 

4.中国・四国地方に形成されている工業地域を何というか。

 

5.問4の工業地域では、( ① )工業や製鉄業、自動車工業などの重化学工業が発達している。( ② )県( ③ )市などには( ① )コンビナートが構成されています。

 

6.市町村などの人口が減少していくことを何というか。

 

7.人口減少を防ぐために市町村などが取り組んでいる地域おこしを何というか。

 

8.本州四国連絡橋は、( ① )、( ② )、( ③ )の3つがあり、( ① )は岡山県と香川県を結ぶ児島・坂出ルートである。

 

 

9.高知県では、温暖な気候を利用して( ① )平野で( ② )が行われており、冬から春にかけて( ③ )などの施設できゅうり・なす・ピーマンなどを栽培・出荷している。 

 

10.愛媛県でさかんに栽培されている果実は何か。

 

11.広島市を流れる太田川の河口に形成されている地形を何というか。

 

12.広島県では、(  )の養殖がさかんである。

 

13.鳥取県では( ① )の栽培がさかんであるほか、( ② )でらっきょうやメロンの栽培がさかんである。

 

 

解答

1.①太平洋側  ②瀬戸内  ③日本海側

2.ため池

3.黒潮日本海流

4.瀬戸内工業地域

5.①石油化学  ②岡山  ③倉敷

6.過疎化

7.町おこし村おこし

8.①瀬戸大橋  ②・③:明石海峡大橋瀬戸内しまなみ海道

9.①高知  ②促成栽培  ③ビニールハウス

10.みかん

11.三角州

12.かき 

 

13.①なし  ②鳥取砂丘

 

地理5-2 中国・四国地方 解説

1.中国・四国地方の3つの地域区分

 中国・四国地方はさらに3つの地域に区分することができます。中国山地より北の地域を山陰中国山地と四国山地にはさまれた地域を瀬戸内四国山地より南の地域を南四国といいます。

 それぞれの地域は気候が大きく異なっています。参院は日本海側の気候で、冬は北西から吹く季節風の影響で雪や雨が多くなります。瀬戸内は瀬戸内の気候に属し、年間を通じて温暖で、降水量が少ないです。そのため、水不足になりやすいので、ため池や用水路がかんがい用に整備され、農業に利用されています。南四国は黒潮日本海流)の影響で1年を通して温暖で、太平洋側の気候に属し、南東の季節風や台風の影響で降水量が多いです。

 

 

2.中国・四国地方の工業

 中国・四国地方には、瀬戸内工業地域が形成されています。工業生産額の内訳を見ると、化学工業、機械が多くなっています。

 石油化学工業、製鉄業、自動車工業などの重化学工業が発達していて、岡山県倉敷市などには石油化学コンビナートが構成されています。

 

 また、臨海部に工場が多く立地していますが、これは、原料の輸入と製品の輸出に便利なためです。 加工貿易に適しているということですね。

 

 

3.都市と問題

 市町村などの人口が減少していくことを過疎化といいます。過疎化の進んだ地域では、人口減少を防ぐために町おこし村おこしといった地域おこしに取り組んでいるところも多いです。

 

 

4.交通網の整備

①本州四国連絡橋

 本州と四国をつなぐ3本のルートを本州四国連絡橋といい、瀬戸大橋明石海峡大橋瀬戸内しまなみ海道があります。そのなかでも、児島・坂出ルートの瀬戸大橋は、岡山県と香川県の間に通っているのですが、その開通後、岡山県と香川県の間では移動時間が短縮されたため、自動車や道による通勤・通学者が増加しました。

 

高速道路

 中国・四国地方の高速道路には、中国自動車道、山陽自動車道などがあります。

 

 

5.高知県

 太平洋に面した高知県は、沖を暖流の黒潮日本海流)が流れているため、温暖な気候となっています。その気候を利用して、高知平野促成栽培が行われていて、冬から春にかけてビニールハウスきゅうり・なす・ピーマンなどをさかんに栽培・出荷しています。

 

 

6.愛媛県

 愛媛県はみかんの栽培がさかんなことで有名ですね。農業生産額に占める果実の割合も大きいです。ただし、農業生産の金額そのものは全国的に見て大きいわけではありません。 

 

7.香川県

 香川県は面積が全国で最小の県です。 

 

8.広島県

 広島市は太田川の河口に三角州が広がっていて、都市を形成しています。人口は100万人をこえ、政令指定都市であり、地方中枢都市でもあります。また、世界で初めて原子爆弾が投下された広島市は、平和記念都市にも指定されています。

 

 広島県の漁業では、かきの養殖がさかんです。

 

 

9.岡山県

 岡山県では、ぶどうももの栽培がさかんです。

 

10.鳥取県

 鳥取県では、なしの栽培がさかんであるほか、鳥取砂丘らっきょうメロンの栽培がさかんに行われています。

 

11.島根県

 島根間には世界遺産の石見銀山があります。

 

地理5-1 九州地方 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.九州地方の日本海側を流れる暖流を何というか。

 

2.九州地方の太平洋側を流れる暖流を何というか。

 

3.南西諸島は熱帯に近い温帯となっている。このような気候を何というか。漢字3字。

 

4.九州地方には火山が多いが、そのうち2つを書きなさい。

 

5.九州地方は夏から秋にかけて(  )が全国平均よりも多く接近・上陸し、暴風雨にみまわれることが多い。

 

6.福岡県や佐賀県に広がる九州地方最大の平野を( ① )といい、農業では( ② )がさかんにおこなわれている。

 

7.同じ農地で1年に2種類の作物を栽培することを何というか。

 

8.九州地方の山がちなところでは、(  )が形成され、稲作が行われている。

 

9.九州地方の( ① )平野では、温暖な気候を利用して出荷時期を早める( ② )がさかんに行われている。

 

10.鹿児島県を中心に、火山灰の積もった台地が広がっている。この台地のことを何というか。

 

11.八幡製鉄所が建設されたことにともない、九州地方では工業が発展した。こうして形成された工業地帯(地域)を何というか。

 

12.1960年代、おもな資源が( ① )から( ② )にかわる( ③ )がおこり、問11の工業地帯(地域)の地位は低下した。

 

13.近年の九州地方には、( ① )や( ② )の工場が多く進出している。( ② )の工場が多いことから、九州地方のことを( ③ )ということもある。

 

14.高度経済成長期の九州地方では、熊本県を中心に四大公害病の1つである(  )が発生した。

 

15.佐賀県は干潟の広がる( ① )に面し、( ② )の養殖がさかんに行われている。

 

16.長崎県では、1991年に(  )が噴火し、大きな被害をもたらした。

 

17.熊本県には、世界最大級の( ① )をもつ火山の( ② )がある。

 

18.鹿児島県には、1993年に世界遺産に登録された( ① )や、宇宙センターのある( ② )などの島がある。

 

19.鹿児島県が全国1位の生産をあげているいも類は何か。

 

20.鹿児島県が静岡県に次いで全国2位の生産をあげている作物は何か。

 

 

 

 

解答

1.対馬海流 

2.黒潮日本海流

3.亜熱帯

4.阿蘇山桜島雲仙岳普賢岳)などから2つ

5.台風

6.①筑紫平野  稲作

7.二毛作

8.棚田

9.①宮崎  ②促成栽培

10.シラス台地

11.北九州工業地帯地域

12.①石炭  ②石油  ③エネルギー革命

13.①自動車  IC集積回路) ③シリコンアイランド

14.水俣病

15.①有明海  ②のり

16.雲仙岳普賢岳

17.①カルデラ  ②阿蘇山

18.①屋久島  ②種子島

19.さつまいも

 

20.

 

地理5-1 九州地方 解説

1.九州地方

①気候・自然

 九州地方は日本海側を対馬海流、太平洋側を黒潮日本海流)という2つの暖流が流れ、比較的温暖な地域となっています。沖縄県をふくむ南西諸島亜熱帯(熱帯に近い温帯)の気候となっています。

 

 九州地方には火山も多く、阿蘇山桜島雲仙岳普賢岳)などがあります。そのため、温泉も多く、観光資源のほか、再生可能エネルギーの1つである地熱発電などとして活用されています。

 九州地方は台風の通り道でもあるため、毎年多くの降水量があります。

 

 

 

②農業

 九州地方の平野としては筑紫平野宮崎平野があります。

 筑紫平野は米の産地で、稲作がさかんです。また、二毛作といって、同じ土地で1年に2種類の作物も栽培されています。具体的には米の収穫後に大麦・小麦を栽培しています。

 山がちなところでは、棚田も形成されています。 

 

 宮崎平野では、温暖な気候を利用して出荷時期を早める促成栽培が行われています。ビニールハウスきゅうり・ピーマンなどを栽培しています。

 

 鹿児島県から宮崎県南部にかけては、桜島から噴き出された火山灰が積もった台地が広がっています。この台地をシラス台地といいます。水分を保ちにくいため、稲作には向いておらず、この地域では畑作畜産がさかんになっています。

 

 南西諸島ではさとうきび、パイナップル、花などの栽培がさかんになっています。

 

 

③工業

 明治時代、北九州に官営の八幡製鉄所が建設され、筑豊炭田などでとれる石炭と、中国から輸入される鉄鉱石を利用して、鉄鋼がさかんに生産されるようになりました。こうして工業が発展し、北九州工業地帯地域)が形成されました。

 

 戦後しばらくたった1960年代になると、資源の中心が石炭から石油に変わるエネルギー革命がおこりました。そのような影響もあって、北九州工業地帯(地域)の地位は低下していきました。

 

 その後、九州地方にはIC集積回路)や自動車を生産する工場が多く進出するようになりました。ICの工場が多いことから、アメリカのシリコンバレーにならって、九州地方をシリコンアイランドとよぶこともあります。

 

 

④公害

 高度経済成長期には深刻な公害も発生しました。九州地方では、熊本県を中心に水俣病が発生してしまいました。その後の環境改善などの努力により、水俣市は2008年に環境モデル都市に指定されています。

 なお、四大公害病とは、水俣病イタイイタイ病新潟水俣病四日市ぜんそくです。 

 

2.福岡県

 福岡県の県庁所在地は福岡市です。人口は100万をこえ、政令指定都市でもあり、また九州地方の中心年でもあります。

 筑紫平野で稲作がさかんに行われています。

 

 

3.佐賀県

 佐賀県は、干潟の広がる有明海に面していて、のりの養殖がさかんに行われています。

 

 

4.長崎県

 長崎県は平地が少ないことで有名です。坂道が多いのも特徴です。

 1991年には雲仙岳普賢岳)が噴火し、大きな被害をもたらしました。

 

 長崎県には離島が多いほか、海岸線が複雑なこともあり、海岸線の長さは全国2位となっています。1位は北海道です。

 

 

5.熊本県

 熊本県には、世界最大級のカルデラをもつ阿蘇山があります。

 

 

6.大分県

 大分県には、全国でも有数の温泉観光地である別府温泉があります。

 

 

7.宮崎県

 温暖な気候を利用して、宮崎平野では野菜の促成栽培が行われています。

 畜産もさかんで、ブロイラー(食用のにわとり)や肉牛、豚の飼育がさかんになっています。

 

 

8.鹿児島県

 鹿児島県の島には、1993年に世界遺産に登録された屋久島や、戦国時代に鉄砲が伝わり現在は宇宙センターが建設されている種子島などがあります。

 

 桜島から出た火山灰が積もったシラス台地が広がっており、稲作に向かないため畜産や畑作がさかんです。特に畜産は鹿児島県の農業生産額の50%以上を占めるほどで、宮崎県と同じくブロイラー、肉牛、豚の飼育がさかんです。ブロイラーの飼育頭数は、宮崎県と鹿児島県が全国1・2位となっています。

 このほか、さつまいもの生産量は全国1位、の生産量は全国2位 です。茶の生産1位は静岡県ですね。

 

 

9.沖縄県

 沖縄県では観光業がさかんで、多くの観光客が訪れています。そのため、第3次産業従事者の割合が高く、全国平均が約70%であるのに対し、沖縄県は約80%にもなっています。 

 出生率が全国1位であるのも、沖縄の特徴です。

 

地理3-8 オセアニア州 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.オーストラリアの先住民は何とよばれる人たちか。

 

2.オーストラリアの気候帯を見ると、内陸の大部分には広大な( ① )が広がり、北部は( ② )、東部や南西部は( ③ )となっている。

 

3.ニュージーランドの気候帯は( ① )で、その中でも( ② )気候がほぼ全土に広がっています。

 

4.オーストラリアの最大の貿易相手国は、1960年は( ① )であったが、1980年代から2000年代にかけては( ② )、さらに現在は( ③ )となっている。

 

5.オーストラリアのおもな輸出品目は、1960年代は( ① )が中心であったが、現在は鉱産資源の( ② )や( ③ )が中心となっている。( ② )はオーストラリアの北西部、( ③ )は北東部・南東部で多く産出する。

 

6.オーストラリアの北東部では( ① )、南東部・南西部では( ② )が多く放牧されている。

 

7.オーストラリアでは、かつてはヨーロッパ系以外の移民を制限する政策をとっていた。これを何というか。

 

8.問7の政策は1970年代に廃止され、現在のオーストラリアは(  )主義を採用し、(  )社会となっている。

 

9.日本がオーストラリアから多く輸入している資源を2つ答えなさい。

 

 

解答

1.アボリジニアボリジニー

2.①熱帯  ②熱帯  ③温帯

3.①温帯  ②西岸海洋性

4.①イギリス  ②日本  ③中国

5.①羊毛  ②鉄鉱石  ③石炭

6.①  ②

7.白豪主義

8.多文化

 

9.石炭鉄鉱石

 

 

地理3-8 オセアニア州 解説

1.オセアニア州について

①先住民

 オーストラリアやニュージーランドには、もともと先住民が暮らしていました。オーストラリアの先住民はアボリジニアボリジニー)、ニュージーランドの先住民はマオリです。

 

 

②オセアニア州の気候

 オーストラリアの気候についてですが、内陸の大部分は広大な乾燥帯が広がっています。北部は熱帯東部や南西部は温帯となっています。

 北部が熱帯になっている理由は、オーストラリアは南半球に位置するため、北に行くほど赤道に近づいて暑くなるからです。

 

 ニュージーランドの気候は温帯で、温帯の中でも西岸海洋性気候がほぼ全土に広がっています。

 

 

2.オーストラリアについて

①基礎データ

 オーストラリアの人口は約2200万人、面積は世界6位の広さで、日本の約20倍になります。そのため、人口密度は小さいです。

 

②最大の貿易相手国の変化

 オーストラリアの貿易についてです。最大の貿易相手国の変化を見ていくと、1960年はイギリスでした。ですがその後、イギリスがヨーロッパ共同体(EC)、現在のヨーロッパ連合(EU)に加盟したことで、イギリスはEUの国々との貿易が増加したこともあり、オーストラリアとイギリスとの貿易額は減少していきました。

 

 その後、1980年代から2000年代にかけては、日本が最大の貿易相手国となりました。さらに現在は中国が最大の貿易相手国となり、日本は2位となっています。他にも韓国や東南アジアなど、アジアの国々との貿易が多くなっています。

 

 

③おもな輸出品目の変化

 1960年代は羊毛が輸出の中心でした。現在は鉄鉱石石炭など鉱産資源が中心となっていますが、羊毛の生産量・輸出量は現在も1位です。

 

 

④資源の分布

 オーストラリアでは、石炭と鉄鉱石が多く産出します。石炭はおもに東部(北東部・南東部)で、鉄鉱石は北西部でとれます、

 石炭が多くとれるため、オーストラリアでは火力発電の割合が約90%ととても高くなっています。

 

 

⑤放牧の分布

 オーストラリアでは、が多く放牧されています。その分布を見ると、は南東部・南西部では北東部で多く放牧されています。南半球のオーストラリアでは北が暑くなりますから、毛むくじゃらの羊は暑い北では過ごしにくいですね。ですので、南に羊、暑い北に牛、と覚えておくと便利です。

 

 

⑥社会の変化

 かつては白豪主義といって、ヨーロッパ系以外の移民を制限する政策をとっていました。この白豪主義は1970年代に廃止され、現在は多文化主義を採用しています。こうして、アジア各地からの移民が増加し、オーストラリアは多文化社会になっています。

 

 

⑦日本との関係

 日本への輸出品目では、石炭鉄鉱石、肉類などが中心です。

 

 オーストラリアは日本からほぼ真南に位置するため、時差があまりありません。オーストラリアにはいくつかの時間帯がありますが、そのいずれにおいても、日本との時差は2時間以内となっています。

 また、南半球に位置するので、日本と季節が逆になります。そういうこともあって、夏のオーストラリアから冬の日本への旅行客、特に北海道へのスキー客が多くなっています。

 

地理3-7 南アメリカ州 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.南アフリカ大陸の西部には、山脈が南北に走っている。この山脈を何というか。

 

2.ブラジルなど流れている、世界最大の流域面積の川は何か。

 

3.ブラジルでは( ① )語、それ以外の多くの国では( ② )語が公用語となっている。

 

4.南アメリカ州の宗教は、( ① )教の( ② )が中心である。

 

5.南アフリカ州には多様な民族が暮らしているが、先住民と白人(ヨーロッパ人)の間に生まれた混血の人々を(  )という。 

 

6.アマゾン川流域などでは、森林や原野を焼き払い、残った灰を肥料として利用する農業が行われているが、このような農業を何というか。

 

7.発展途上国のなかには、特定の農産物や鉱産資源の生産・輸出に頼っている経済状況がみられるが、これ何というか。

 

8.南アフリカ州各国のおもな輸出資源を見ると、銅は( ① )、石油(原油)は( ② )や( ③ )、鉄鉱石は( ④ )が多く輸出している。

 

9.日本から海外に移住して現地の国籍を取得した人、またその子孫を(  )という。ブラジルにはこの(  )が多く暮らしている。

 

10. ブラジルでは、かつては(  )の栽培が農業の中心で、現在も(  )の生産量・輸出量は世界でも1位となっている。

 

11.ブラジルでは、さとうきびを原料とした(  )が製造されており、自動車の燃料などに使われている。

 

12.ブラジルから日本へのおもな輸出品目を2つ答えなさい。

 

13.アルゼンチンの首都ブエノスアイレス周辺に広がっている草原を何というか。

 

14.問13の草原では、( ① )の栽培や、牛の( ② )が行われている。

 

 

 

解答

1.アンデス山脈

2.アマゾン川

3.①ポルトガル  ②スペイン

4.①キリスト  ②カトリック

5.メスチソメスチーソ

6.焼畑農業 

7.モノカルチャー経済

8.①チリ  ②・③:エクアドルベネズエラ  ④ブラジル

9.日系人

10.コーヒー

11.バイオエタノールバイオ燃料

12.鉄鉱石とうもろこし

13.パンパ

14.①小麦  ②放牧

 

地理3-7 南アメリカ州 解説

1.南アメリカ州の自然

 南アフリカ大陸の西部には、アンデス山脈が南北に走っています。また、ブラジルなどを中心に、アマゾン川が流れています。アマゾン川流域面積は世界最大で、その長さは世界2位です。アマゾン川の周辺には世界最大の広大な熱帯林が広がっていますが、伐採による環境破壊がもう何十年も問題になっています。

 

 

2.南アメリカ州の言語・宗教・民族

 南アメリカ州の言語ですは、スペイン語ポルトガル語が中心となっています。これは、かつてスペインとポルトガルがこの地域を植民地支配していたことが背景にあります。ブラジルポルトガル語、それ以外の国はスペイン語と覚えておけば十分です。宗教についても、スペイン・ポルトガルの影響で、キリスト教カトリックが中心となっています。

 

 南アフリカ州には多様な民族が暮らしています。そのなかでも、先住民と白人(ヨーロッパ人)の間に生まれた混血の人々をメスチソメスチーソ)といいます。

 

 

3.南アメリカ州の農業

 農業では、いも類・とうもろこしなどを多く栽培しているほか、焼畑農業も行われています。焼畑農業とは、アマゾン川流域などで行われている移動式の農業で、森林や原野を焼いて、残った灰を肥料としていも類などを栽培する農業です。

 

 

4.南アメリカ州の貿易

 南アフリカ州の国々では、特定の農産物や鉱産資源の生産・輸出に頼る経済が現在も見られます。これをモノカルチャー経済といいます。モノカルチャー経済は、アフリカや東南アジアの国々でも見られます。発展途上国特有の経済といえます。

 

 南アフリカ州各国のおもな輸出資源を見ると、チリベネズエラエクアドル石油原油)、ブラジル鉄鉱石が多くなっています。

 

 

5.ブラジルについて

 ブラジルの面積は日本の約22倍、人口は約2億人で、南アフリカ州の半分近くがブラジル人となっています。また、日系人も多くブラジルに居住しています。公用語はポルトガル語です。

 

 

 かつてはコーヒーの栽培が農業の中心というモノカルチャー経済となっていましたが、近年はさとうきび、大豆、とうもろこしなどの生産も増えています。ですが現在でもコーヒーの生産量・輸出量は世界で1位となっています。 

 また、ブラジルではさとうきびを原料としたバイオエタノールバイオ燃料も普及していて、おもに自動車の燃料として使用されています。

 

 日本との関係ですが、日本への輸出は鉄鉱石とうもろこしが多くなっています。

 

 その他の特徴としては、ブラジルは水力発電の割合が高く、約80%を占めていることがあげられます。

 

 

6.アルゼンチンについて

 国土の西側にアンデス山脈が南北に走っていて、チリとの国境になっています。気候は乾燥帯温帯が広がっています。

首都ブエノスアイレス周辺に広がる草原をパンパといい、小麦の栽培や、牛の放牧などが行われています。

 

地理3-6 北アメリカ州 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.アメリカ(アメリカ合衆国)の人口は、(  )億人をこえている。

 

2.アメリカの最大の都市で、国際連合の本部もあるのはどこか。

 

3.メキシコなどからアメリカにやってきた移民で、スペイン語を話す人々を何というか。

 

4.アメリカの西経100度より東、中央部に広がる広大な平原を何というか。

 

5.アメリカの北部には、カナダとの国境の一部にもなっている湖が連なっている。この湖をまとめて何というか。

 

6. アメリカを含む大陸西部を南北に走っている山脈を何というか。

 

7.アメリカの東部には、なだらかな山脈がある。この山脈を何というか。

 

8.アメリカの中央部を流れる大きな川を何というか。

 

9.世界各国に子会社を置いて、世界規模で活動する企業を何というか。

 

10.アメリカ・カナダ・メキシコの3か国で結成している貿易協定を何というか。漢字とアルファベットの両方で答えなさい。

 

11.アメリカは世界最大の農業国で、(  )は生産量の約半分を輸出している。

 

12.アメリカの農業の特徴の1つで、地域ごとに異なる気候に適した作物を生産することを何というか。

 

13.アメリカの東海岸や問5の地域周辺でさかんに行われている農業は何か。

 

14.アメリカの西部は、降水量がすくないため、肉牛の(  )がさかんである。

 

15.アメリカで先端技術産業が発達している、北緯37度以南の地域を何というか。

 

16.IT産業は、( ① )郊外の( ② )で発達している。

 

17.カナダの気候帯は、( ① )と( ② )が広がっている。

 

18.カナダでは、( ① )語と( ② )語が公用語となっている。

 

19.メキシコの公用語は何か。

 

 

解答

1.

2.ニューヨーク

3.ヒスパニック

4.プレーリー

5.五大湖

6.ロッキー山脈

7.アパラチア山脈

8.ミシシッピ川

9.多国籍企業

10.北米自由貿易協定NAFTA

11.小麦

12.適地適作

13.酪農

14.放牧

15.サンベルト

16.①サンフランシスコ  ②シリコンバレー

17.①・②:冷帯亜寒帯)・寒帯

18.①・②:フランス

19.スペイン語

 

地理3-6 北アメリカ州 解説

北アメリカ州の各国について確認をしていきます。

 

1.アメリカアメリカ合衆国

まず、アメリカについて。面積は世界3位、日本の約25倍です。移民の国であり、人口は着実に増加していて、3億人をこえています。言語は英語、宗教はキリスト教徒が多いですね。

最大の都市はニューヨークです。国際連合の本部も置かれています。

 アメリカの人口のうち、近年はヒスパニックとよばれる人々の割合が高まっています。スペイン語を話す人々のことで、メキシコなどからの移民が増加していることが背景にあります。

 

②アメリカ合衆国の気候・自然

 地図で確認してほしいのですが、西経100度の経線が1つの区切りとなります。西経100度より東は温暖で湿潤(雨が多い)、西経100度より西は降水量が少なく乾燥しています。

 西経100度より東の、中央部に広がる広大な平原をプレーリーといい、ここではおもに小麦が栽培されています。

 カナダとの国境の一部にもなっている、北部の5つの大きな湖をまとめて五大湖といいます。その沿岸は重工業地域となっています。もちろん、湖の水運も利用されています。

 

 アメリカを含む大陸西部には、ロッキー山脈がそびえています。環太平洋造山帯にふくまれますので、けわしい山脈となっています。一方、東部にはアパラチア山脈があります。こちらは造山帯にはふくまれませんので、なだらかです。このほか、アメリカの中央部には、ミシシッピ川が流れています。

 

 

③アメリカの商業・貿易

 世界各国に子会社を置き、世界規模で活動する企業を多国籍企業といいます。アメリカには多国籍企業となっている会社が多くあります。マクドナルドやスターバックスなどは、日本人にもなじみがありますね。

 

 アメリカカナダメキシコと3か国で北米自由貿易協定NAFTA)を結成していて、関税の撤廃によりさかんに貿易を行っています。

 

 

④アメリカの農業

 アメリカは世界最大の農業国です。小麦、大豆、とうもろこし、綿花などは、アメリカが世界最大の輸出国となっています。特に小麦は、生産量の約半分を輸出しているほどです。

 

 アメリカの農業の特徴は、適地適作企業的な農業です。適地適作とは、アメリカの地域ごとに異なる気候に適した農産物を中心に生産するということです。

 一方、企業的な農業とは、少ない労働力で広大な農地を経営するというものです。見渡す限り地平線の向こうまで1つの農家の農地ということもめずらしくありません。

 

 適地適作に関連して、大まかな地域と作物の組み合わせを把握しておく必要があります。南部では綿花、東海岸や五大湖周辺では酪農、降水量の少ない西部(西経100度より西側)では牧草地が広がっていて肉牛の放牧がさかん。といった具合です。 

 

 

 

⑤アメリカの工業・科学技術

 アメリカは世界最大の工業国でもあります。特にサンベルトとよばれる北緯37度以南の温暖な地域では、バイオテクノロジー航空宇宙産業情報技術IT産業などの先端技術産業が発達しています。特にIT産業については、サンフランシスコ郊外のシリコンバレーで発達しています。

 アメリカは資源も豊富です。石油(原油)の産出量は世界でも上位にあります。ですが、国内での消費量が多いため、石油の輸入量も世界最大規模の多さとなっています。

 

 

2.カナダ

 カナダの面積はロシアに次いで世界2位です。気候は冷帯亜寒帯)と寒帯が広がっています。言語は英語のほかにフランス語が公用語となっています。宗教はキリスト教徒が多いです。

 

 NAFTAを結成していることもあり、カナダの最大の貿易相手国はアメリカとなっています。

 

 そのほかの特徴としては、カナダは1人あたりのエネルギー消費量が多いということがあげられます。これは、気候が寒冷なため、暖房の利用が多いからです。

 1人あたりのエネルギー消費量が多い国は、産業が発展していること、つまり先進国である場合と、気候が寒冷であるという場合があるので、統計の読み取りの際に気をつけておくといいでしょう。

 

 

3.メキシコ

 最後にメキシコです。人口は1億をこえており、現在も増加中。日本よりも多いです。

 言語はスペイン語、宗教はキリスト教徒が多く暮らしています。

 カナダと同じく、アメリカが最大の貿易相手国です。

 

地理3-5 アフリカ州 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.エジプトなどを流れている、世界最長の川を何というか。

 

2.アフリカ北部の( ① )とよばれる地域には、世界最大の( ② )砂漠が広がっている。

 

3.アフリカの気候は、赤道付近は ( ① )、中緯度地域には( ② )が広がっており、一部に温帯も見られる。

 

4.アフリカの多くの国は、かつてヨーロッパ諸国の( ① )であった。そのため、公用語として( ② )語や( ③ )語が広まっており、( ④ )教を信仰する人も多い。

 

5.問2②の砂漠より北の地域では、言語は( ① )語、宗教は( ② )教を信仰している人が多い。

 

6.コートジボワールと( ① )は、世界有数の( ② )の生産地で、大農園の( ③ )でさかんに生産されている。

 

 

解答

1.ナイル川 

2.①サヘル  ②サハラ

3.①熱帯  ②乾燥帯

4.①植民地  ②・③:フランス  ④キリスト

5.①アラビア  ②イスラム

6.①ガーナ  ②カカオ  ③プランテーション

 

地理3-5 アフリカ州 解説

1.アフリカ州の気候・自然

 アフリカには、世界で最も長い川のナイル川が、エジプトなどの国を流れています。北部のサヘルとよばれる地域には、サハラ砂漠という世界最大の砂漠が広がっています。

 

 気候についてですが、赤道付近には熱帯、それより少し離れた中緯度地域には乾燥帯が広がっています。アフリカの南端や北端などの一部には、温帯も見られます。

 

 ヨーロッパ諸国の植民地支配を受けていた国が多く、そのため、国境線が直線になっているところが多くあります。 

 

 

2.アフリカ州の言語・宗教

 サハラ砂漠より北は、アラビア語を話しイスラム教を信仰する人が多く暮らしています。また、植民地時代の影響により、英語フランス語を公用語としキリスト教が広まっている国も多くあります。 

 

 

3.アフリカ州の産業

 農業では、大農園のプランテーションで輸出用作物をさかんに栽培しています。コートジボワールガーナは世界有数のカカオの生産地です。

 

地理3-4 ヨーロッパ州② 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.( ① )では、18世紀に( ② )がおこり、「世界の工場」として発展した。

 

2.問1の国の東側には、油田が開発されている。この油田を何というか。

 

3.EU最大の農業国はどこか。

 

4.問3の国で最も割合の大きい発電は何か。

 

5.EU最大の工業国はどこか。

 

6.問5の国では、(  )地方にヨーロッパ最大の(  )工業地域(地帯)が形成されている。

 

7.問5の国のおもな輸出品目を3つ答えなさい。

 

 

8.スイスから日本へのおもな輸出品目を1つ答えなさい。 

 

9. 面積が世界最大の国はどこか。

 

10.問9の国の気候は多くが( ① )に属しているほか、一部に( ② )も見られる。

 

11.問9の国のシベリア地方には、(  )とよばれる針葉樹林帯が広がっている。

 

12.問9の国の農業を見てみると、南部の( ① )地帯で( ② )の栽培がさかんである。

 

13.問9の国は、石油や天然ガスを(  )によってEU諸国に送っている。

 

 

解答

1.①イギリス  ②産業革命

2.北海油田

3.フランス

4.原子力発電

5.ドイツ

6.ルール

7.機械類自動車医薬品

 

8.医薬品精密機器電気機器から1つ 

9.ロシアロシア連邦

10.①冷帯亜寒帯) ②寒帯

11.タイガ

12.①黒土黒色土) ②小麦

13.パイプライン

 

地理3-4 ヨーロッパ州② 解説

ヨーロッパ各国について、簡単に確認をしていきます。

 

1.イギリス

 18世紀、世界に先がけて産業革命がおこり、鉄鋼業・機械工業が発達しました。イギリスは「世界の工場」となり、工業国として発展しました。

20世紀の2度の世界大戦により、イギリスの地位は低下しましたが、近年は北海油田が開発されたことで、石油輸出国となっています。

 

 イギリスとEUの関係について。2016年、イギリスは国民投票でEUからの離脱を決めました。加盟中も共通通貨のユーロは導入しておらず、独自の通貨であるポンドをずっと使用しています。

 

 

2.フランス

 フランスはヨーロッパのなかで日本より面積の大きい数少ない国の1つです。

 

 EU最大の農業国で、小麦の輸出は世界2位です(アメリカが1位)。農業だけでなく工業もさかんな国で、航空・宇宙分野において世界でも最先端の技術を有しています。

 

 このほか、原子力発電の割合が約80%と高く、先進国で最大となっています。 

 

 

 

 

3.ドイツ

 ドイツはEU最大の工業国で、ルール地方はヨーロッパ最大の工業地域(ルール工業地域(地帯))です。

 また、経済大国の1つでもあり、そのGDPはヨーロッパで最大、世界全体でも4位の規模です。ということで、EUの経済・通貨・政治的統合の中心的存在でもあり、経済や金融政策において、ドイツの果たす役割は大きいものがあります。

 

 貿易では、加工貿易で生産した機械類自動車のほか、医薬品の輸出も多くなっています。

 

 

4.スイス

 スイスは永世中立国として知られています。

 日本との貿易を見てみると、医薬品精密機器、電気機器などの輸出が多いです。

 

 言語は、ドイツ語を話す人が人口の約3分の2で、他にフランス語、イタリア語、ロマンシュ語も公用語となっています。

 

 

5.ロシアロシア連邦

 ロシアは面積が世界1位で、日本の約45倍もあります。人口は約1.4億人、こちらも日本より多いです。

 気候は寒冷で、多くが冷帯亜寒帯)、一部に寒帯も見られます。シベリア地方には、タイガとよばれる針葉樹の森林が広がっています。

 

 農業では、南部の黒色土黒土地帯小麦の栽培がさかんです。

 

 資源も豊富な国で、石油や天然ガスをパイプラインでEU諸国に送っています。

 

地理3-3 ヨーロッパ州① 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.ヨーロッパ州の多くの国々は、日本より高緯度に位置しているが、冬は比較的温暖である。その理由は、大西洋を流れる( ① )と、( ② )という風の影響を受けているからである。

 

2.ヨーロッパの北部のスカンディナビア半島の沿岸部などでは、氷河によってけずられた谷に、海水が深く入り込んでできた特徴的な地形がみられる。これを何というか。

 

3.ヨーロッパには、複数の国を流れる国際河川がある。そのうち、ドイツやフランスを流れる川を何というか。

 

4.ヨーロッパの国々のうち、日本より面積の多い国を2つ答えなさい。

 

 

5.ヨーロッパで、いくつかの宗派に分かれながらも広く信仰されている宗教は何か。

 

 

 

6.ヨーロッパで広く見られる農業形態の1つで、 穀物栽培と家畜の飼育を組み合わせた農業を何というか。

 

 

7.スペインやイタリアなどで見られる農業形態の1つで、夏は乾燥に強いオレンジやオリーブを栽培し、降水量の多い冬に小麦を栽培する農業を何というか。 

 

 

8.デンマークやオランダなどで見られる農業形態の1つで、乳牛を飼育し、バターやチーズなどの乳製品を生産する農業を何というか。 

 

 

 

9.ヨーロッパの国々が1967年に結成した統合組織を何というか。

 

 

10.問9の組織は、1993年には何とよばれる組織として新たに発足したか。

 

11.問10に加盟する国々を中心に導入されている共通通貨を何というか。

 

 

 

解答

1.暖流北大西洋海流) 偏西風 

2.フィヨルド

3.ライン川 

4.フランススペインスウェーデンなどから2つ 

5.キリスト教

6.混合農業

 

7.地中海式農業

8.酪農

9.ヨーロッパ共同体EC

10.ヨーロッパ連合EU

11.ユーロ

 

 

地理3-3 ヨーロッパ州① 解説

1.ヨーロッパ州の気候・自然

①気候

 ヨーロッパ州の多くの国々は、日本より高緯度に位置しています。ですが、日本の気候に比べると冬の寒さはそれほどきびしくなく、比較的温暖です。その理由は、大西洋を南から北に流れる暖流の北大西洋海流と、その上を吹く偏西風影響を受けるからです。

 

②地形・自然

 ヨーロッパの北部にはスカンディナビア半島があります。その沿岸部(ノルウェー)には、フィヨルドという特徴的な地形がみられます。これは、氷河によってけずられた谷に、海水が深く入り込んでできた、奥行きのある湾のことです。リアス海岸は水によってけずられた地形ですが、フィヨルドは氷河(氷)によってけずられたという違いがあります。

 

 複数の国を流れる国際河川としてはライン川があります。ドイツやフランスなどを流れており、物資の運送にもライン川の水運が利用されています。

 

 ヨーロッパの多くの国は、日本よりも面積が小さいです(日本の面積は約38万平方キロメートル)。EU加盟国で日本より広い国は、面積の大きい順にフランススペイン、スウェーデンの3か国だけです。統計資料の読み取る問題で参考になります。

 

 

2.ヨーロッパ州の宗教・言語

 ヨーロッパでは、キリスト教が多く信仰されています(もちろん、それ以外の宗教を信仰する人も少なくありません)。歴史的な流れを経て、同じキリスト教でもいつかに分かれていて、現在はおもにプロテスタントカトリック正教会などに分かれています。

 

 公立高校入試ではこまかい内容になりますが、言語もいくつかの種類に分かれています。ゲルマン系言語の英語・ドイツ語、ラテン系言語のフランス語・イタリア語、スラブ系言語のロシア語・ポーランド語といった具合です。

 

 

3.ヨーロッパの農業

ヨーロッパの農業の形態には、大きく分けて3つがあります。

 

地中海式農業

 地中海沿岸の地域で見られる農業形態です。具体的な国名としては、イタリア・スペインなどです。これは地中海性気候に適応した農業です。夏は雨が少なくて乾燥するわけですから、乾燥に強いオレンジオリーブなどの果実を栽培しています。冬は雨が降って降水量が増えますので、小麦を栽培することができます。

 

混合農業

 ヨーロッパ北西部や東部など、広い範囲で見られる農業形態です。穀物栽培と家畜の飼育を組み合わせた農業です。穀物としては小麦やライ麦、家畜は豚や牛などです。

 

酪農

 ヨーロッパ北部、デンマークやオランダなどで見られる農業形態です。乳牛を飼育し、バターチーズを生産しています。

 

 

 ヨーロッパの農業の分布については、地中海沿岸付近は地中海式農業、ヨーロッパ北部など気候が冷涼な地域は酪農、それ以外は混合農業と大まかに覚えておくとよいです。

 

 

4.ヨーロッパの統合

 ヨーロッパは20世紀におこった2度の世界大戦で大きな被害を受け、その政治的・経済的な地位を大きく低下させてしまいました。そこで、ヨーロッパの国々は、もうヨーロッパで戦争が起こらないようにすることや、アメリカや日本に経済面で対抗することを目的として、統合を進めました。

 こうして、1967年にヨーロッパ共同体EC)が結成され、さらに1993年にはヨーロッパ連合EU)が12か国で発足しました。その後も加盟国は増え続け、現在の加盟国は28か国となっています。

 EU加盟国の人口の合計は約5億人となり、日本やアメリカを大きく上回っています。また、GDPにおいても、アメリカを上回る数字となっています。

 

 ただし、2016年にイギリスで行われた国民投票の結果、イギリスはEUを脱退することとなりました。28か国というのは、イギリスをふくめた数です。

 

 

②EUの政策

EUの加盟国間では、国境を自由に通過することができます。国境をこえて通勤や買い物をすることもめずらしくありません。また、加盟国間の関税をなくし、貿易がさかんになるようにしています。

 ユーロという共通通貨も導入されました。ですが、このユーロは、すべてのEU加盟国が参加しているわけではありません。EU脱退を決めたイギリスの通貨は、ずっとポンドのままです。

 

③EUの問題点

 EUには問題点も少なくありません。例えば、加盟国間の経済格差が大きいことがあげられます。西ヨーロッパ諸国に比べると、東ヨーロッパ諸国は経済的に発展が遅れている傾向にあります。

 

地理3-2 アジア州② 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.東南アジアの国々が1967年に結成した地域の協力機構を何というか。

 

2.東南アジア各地で活躍している、現地の国籍を取得した中国系の人々のことを何というか。

 

3.東南アジアの国のうち、キリスト教徒が特に多い国を1つ答えなさい。

 

4.東南アジアの国のうち、イスラム教徒が特に多い国を2つ答えなさい。

 

5.東南アジアの国のうち、仏教徒が特に多い国を2つ答えなさい。

 

6. タイやインドネシアの海岸付近には、( ① )を伐採して日本への輸出用の( ② )の養殖場が多く造成されている。

 

7.東南アジアでは、温暖な気候を利用して米を1年に2回収穫する( ① )が行われており、( ② )は米の輸出量が世界で1~2位の多さとなっている。

 

8.マレーシア、インドネシア、フィリピンなどでは、大規模な農園で輸出用作物の生産が行われている。この大規模な農園のことをカタカナで( ① )という。また、フィリピンでは( ② )が多く生産され、日本にも輸出されている。

 

9.工業化が進んだ結果、現在マレーシアやタイの輸出品目で最も多いものは何か。

 

10.インドの人口は世界(  )位の多さである。

 

11.インドでは、準公用語として(  )を共通言語としている。

 

12.インドの人口の約7割が信仰している宗教は何か。

 

13.インドの社会には、かつて存在した身分制度の影響が現在も残っている。この身分制度を何というか。

 

14.インドでは情報技術産業(情報通信技術関連産業)がさかんであるが、これをアルファベットで何というか。

 

15.西アジアでは、( ① )が多く産出するため、主要な輸出品となっている。( ① )が多くとれる国々は( ② )を結成し、世界の石油産出量や価格の決定に影響を与えている。

 

16.西アジア・中央アジアは、気候が乾燥しているため稲作や畑作には適さず、(  )がさかんである。

 

 

解答

1.東南アジア諸国連合ASEAN

2.華人

3. フィリピン

4.マレーシアインドネシア

5.タイミャンマーベトナムなどから2つ

6.①マングローブ えび

7.①二期作  タイ

8.①プランテーション バナナ

9.機械類

10.

11.英語

12.ヒンドゥー教

13.カースト制度

14.ITICT

15.①石油原油) ②石油輸出国機構OPEC

16.遊牧

 

地理3-1 アジア州① 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.雨季と乾季で風向きが変わる風で、特に東アジアや南アジアがその気候に影響を受ける風を何というか。漢字とカタカナのそれぞれで答えなさい。

 

2.アジアの内陸部には、内陸部には、8000メートル級の(  )山脈がある。

 

3.中国の正式名称を答えなさい。

 

4.中国の首都はどこか。

 

5.中国の人口の約9割を占める民族を答えなさい。

 

6.中国が人口増加を抑制するためにとってきた政策を何というか。

 

7.中国の農業は、南部の( ① )流域で、米をつくる( ② )がさかんである。

 

8.中国の農業は、北部の( ① )流域で、小麦などをつくる( ② )がさかんである。

 

9.外国の工場の進出をうながすために、中国は税金の安い(  )を沿岸部に設置し、その後の経済発展につながった。

 

10.現在の中国の輸出品目で多いものを、2つ答えなさい。

 

11.韓国の首都はどこか。

 

12.韓国は急速な経済発展をとげ、( ① )の1つに数えられるようになった。( ① )には、他に( ② )、( ③ )、( ④ )がある。

 

13.現在の韓国の輸出品目で多くを占めているものを1つ答えなさい。

 

 

解答

1.季節風モンスーン

2.ヒマラヤ

3.中華人民共和国

4.ペキン北京

5.漢族漢民族

6.一人っ子政策 

7.①長江 稲作

8.①黄河 畑作

9.経済特区

10.機械類衣類

11.ソウル

12.アジアNIES新興工業経済地域

 ②・③・④:台湾ホンコン香港)・シンガポール

13.機械類自動車

 

 

地理3-2 アジア州② 解説

1.東南アジアについて

東南アジア諸国連合ASEAN

東南アジアの国々は、1967年に東南アジア諸国連合ASEAN)を結成しました。結成当時は5か国でしたが、現在は10か国が加盟しており、政治の安定や経済分野での協力などを進めています。

 

華人

東南アジア各地には、多くの中国系の人々が活躍しています。そのなかでも現地の国籍を取得した中国系の人々のことを、華人といいます。

 

③宗教の分布

東南アジアには、さまざまな宗教が分布しています。同じ国内でも、いくつもの宗教が見られることもめずらしくありません。大まかな分布を確認しておきますと、キリスト教フィリピンに多く、イスラム教マレーシアインドネシア仏教タイミャンマーベトナムなどユーラシア大陸の国に多く分布しています。

 

④産業

 タイインドネシアの海岸付近には、日本への輸出用としてえびの養殖場が多く造成されています。海岸に広がるマングローブを切り開いて養殖場を造成するため、環境破壊が問題となっています。

 

 東南アジアは熱帯に属すところが多く、気温が高く降水量も多くなっています。そのような気候を利用して、米の二期作もさかんに行われており、タイは米の輸出量が世界でも有数となっています(世界1位の年も多い)。

 

 マレーシア、インドネシア、フィリピンなどでは、プランテーションとよばれる大農園で、輸出用作物の生産が行われています。マレーシアとインドネシアでは、天然ゴムアブラやし油やし)、フィリピンではバナナの生産が多いです。なお、パーム油は、アブラやしから得られます。

 

⑤輸出品目の変化

 東南アジアの各国の輸出品目を見てみると、1980年と2013年とで、大きく変化していることがわかります。これは工業化が進んだことを意味しています。

 

 マレーシアでは、1980年のおもな輸出品目は、石油原油)・天然ゴムと、資源・原料の輸出が中心でした。2013年には、機械類が中心となっています。

 

 タイでは、1980年は、、野菜・果実、天然ゴムと、食料が中心でした。2013年には、マレーシアと同様、機械類が中心となっています。なお、輸出に占める米の割合は下がっていますが、現在もタイは世界1・2位の世界有数の米の輸出国です。

 

 インドネシアも工業化が進んでいますが、マレーシアやタイとは少し異なります。1980年は石油原油が中心で、2013年は、石炭、天然ガス、機械類、パーム油の順になっています。どちらも資源の輸出が最も多くなっていますが、機械類が増加しています。マレーシアやタイに比べて遅れて工業化が進んでいることがうかがえます。

 

 

2.インド

①基礎データ

 インドの人口は約12億人で、世界2位です(1位は中国、3位はアメリカ)。ですが、将来的には中国を抜いて1位になる見込みです。多くの言語が使用されていますが、準公用語として英語を共通言語としています。

 宗教は、人口の約7割ヒンドゥー教です。そのため、牛肉を食べません。

 その他の特徴として、かつてインドにあったカースト制度の影響が現在も残っており、職業選択や結婚などで差別が続いてきました。 

 

②インドの産業

 インドでは情報技術IT産業情報通信技術ICT関連産業)がさかんです。その理由はいくつかありますが、その1つをあげると、カースト制度が成立した当時にはIT産業が存在しませんでした(存在するはずがない)。そのため、職業選択においてカースト制度の影響を受けないIT産業に従事する人が多いということです。

 

 米、小麦の生産量は世界2位です。その理由は、中国と同じで、多くの人口を養うためには、それだけ多くの食料を生産する必要があるからです。

 

 

3.西アジア・中央アジア

①西アジアのおもな民族・言語・宗教

 西アジアにはアラブ系の人々が多く暮らしていて、言語はアラビア語、宗教はイスラム教が多くをしめています。

 

②西アジアの資源

 西アジアでは石油原油)が多く産出するため、主要な輸出品となっています。産油国は石油輸出国機構OPEC)を結成し、世界の石油産出量や価格の決定に影響を与えています。

 

 

③中央アジアの資源

 中央アジアでは、石炭、石油(原油)、天然ガス、希少金属(レアメタル)など、さまざまな資源が算出します。

 

 

④産業

西アジア・中央アジアは気候が乾燥しているため、遊牧がさかんです。

 

地理3-1 アジア州① 解説

1.アジアの気候・自然

 東アジアや南アジアの気候は、季節風モンスーン)の影響を大きく受けています。雨季には、海からの湿った風が吹き込んで雨が多くなり、乾季は内陸からの乾いた風によって乾燥します。

 内陸部には、8000メートル級のヒマラヤ山脈、平均の標高が4000メートルをこえるチベット高原などの高地があります。

 

 

2.中国

 中国の正式名称は中華人民共和国、首都はペキン北京)です。面積は約960万平方キロメートルで、日本の約25倍です。

 

 人口は13~14億人で世界1位、そのうち約9割が漢族漢民族)で、他に50以上の少数民族が暮らしています。中国は人口の増加を抑制するために、一人っ子政策を採用してきましたが、2016年に廃止されました。

 

②中国の農業

 は暖かく雨の多い地域でよく育ち、小麦はそれよりも気温が低めで降水量も少ない地域で生産が多くなります。タイなど東南アジアで米の生産が多く、ヨーロッパでは米より小麦の生産が多いのも、そういった気候が理由になっています。

 

 中国においても、より気温が高く降水量の多い南部、すなわち長江の流域などで稲作がさかんになっています。北部に行くと気温は低下し降水量も少なくなりますので、黄河流域などで畑作がさかんです。具体的な作物としては、小麦・大豆・とうもろこしなどがあります。

 

 なお、米と小麦の生産量は、中国が世界1位です。中国は世界一の人口を抱えているわけですから、それだけ多くの食料を生産しなければなりません。逆に、十数億人もの人々が生きているということは、それだけ多くの食料が生産されているということです。同様の理由で、世界で2番目に人口の多いインドが、米と小麦の生産量とも世界2位となっています。

 

③中国の工業化

社会主義の国として成立した中国でしたが、1980年代から本格的な改革を実施し、市場経済の要素を取り入れました。そのなかでも特に重要なのが、経済特区の設置です。これは、税金を安くすることで外国の企業が中国に進出することをうながしたもので、中国は外国の資本や高い技術を導入するために設置したもので、その後、中国は「世界の工場」となり、高い経済成長を実現しました。普段使っている電化製品や衣類、日用品などを見てみましょう。「MADE IN CHINA」(中国製)の製品がかなりの割合を占めていると思います(もっとも、近年は東南アジアの国々のものも増加しています)。

そんなこともあって、中国の輸出品目は、機械類衣類が現在は多くなっています。 

 

④問題点

 高い経済成長を実現し、日本を抜いて世界第2位の経済大国(1位はアメリカ)となった中国ですが、問題点もあります。まずは経済格差です。沿岸の都市部は大きく発展しました。しかし、内陸の農村部は経済成長から取り残されているところが多くあり、中国国内の貧富の差が激しくなっています。

 もう1つの問題は、環境問題です。工場や自動車の増加により、深刻な大気汚染が発生しています。ほかにも、砂漠化や酸性雨など、経済成長の一方でさまざまな環境問題が生じています。

 

 

3.韓国(大韓民国)

 韓国は日本と距離的にもっとも近い国です。首都はソウルで、人口は約5000万人、首都圏に40~50%の人口が集中しています。

 

②工業化の進展

工業化を進めて急速な経済成長をとげ、韓国はアジアNIES新興工業経済地域)の1つに数えられました。アジアNIESには、ほかに台湾ホンコン香港)、シンガポールがあります。

 

③輸出品目の変化

かつては軽工業が産業の中心であったため、輸出品目も衣類・せんい製品などが中心でした。現在は重工業がさかんとなっていて、機械類自動車、石油製品が輸出の中心となっています。

 

地理2-1 気候帯と雨温図 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.季節の変化が見られ、日本の大部分の地域が属している気候帯を何というか。

 

2.おもに中緯度地域に分布し、1年を通して降水量が少ない気候帯を何というか。

 

3.おもに赤道周辺に分布し、1年を通して気温が高く、降水量も多い気候帯を何というか。

 

4.北半球のみに分布し、冬は寒さがきびしく、夏は暑くなるなど、1年間の気温差が大きい気候帯を何というか。

 

5.1年を通して寒さがきびしく、樹木が育たない気候帯を何というか。

 

6.アフリカ大陸の( ① )とよばれる地域には、広大な( ② )砂漠が広がっている。

 

7.西岸海洋性気候に属するヨーロッパは、日本より高緯度に位置するが、冬の寒さはさほどきび

しくない。その理由は、暖流の北大西洋海流と、その上を吹く(  )の影響を受けているからである。

 

8.問4の気候帯の地域にみられる、針葉樹の森林のことを何というか。

 

 

解答

1.温帯

2.乾燥帯

3.熱帯

4.冷帯亜寒帯

5.寒帯

6.①サヘル  ②サハラ

7.偏西風

8.タイガ

 

地理1-5 世界の国々 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.世界には、(  )あまりの国がある。

 

2.最も面積の大きい国は( ① )で、2番目に面積の大きい国は( ② )である。

 

3.最も面積の小さい国は、(  )である。

 

4.最も人口の多い国は( ① )で、2番目に多い国は( ② )、3番目に多い国は( ③ )である。

 

5.下の地図中のA~Gの国名をそれぞれ答えなさい。

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地理1-3 世界の地形 用語確認

次の各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

 

1.造山帯では、( ① )や( ② )の活動が活発である。

 

2.次の地図のAは、東南アジアからユーラシア大陸を横断するかたちで形成されている造山帯である。Bは、太平洋をかこむように形成されている造山帯で、日本列島もふくまれている。A・Bの造山帯の名前をそれぞれ答えなさい。

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地理1-2 世界地図と緯線・経線 用語確認

次の世界地図を見て、各問いに答えなさい。(  )には適語を入れなさい。

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地理1-1 六大陸と三大洋、世界の州区分 用語確認

次の各問いに答えなさい。

 

1.次の地図中のA~Fの大陸の名前をそれぞれ答えなさい。

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地理5-7 北海道地方 まとめ

1.自然・気候

①地形・自然

津軽海峡で東北地方と隔てられる

・火山、カルデラも多い

 

知床半島オホーツク海に面している

 ※冬は流氷がおしよせる

 

北方領土国後島択捉島歯舞群島色丹島

 ※択捉島日本の最北端

 

②気候

冷帯亜寒帯)に属す

梅雨がない

 

 

2.都市・交通

札幌市

・北海道の道庁所在地

・政令指定都市

・人口は100万人をこえる

・碁盤の目のような街路

 

②漁港の町

函館釧路、小樽

 

青函トンネル

・北海道と本州を結ぶ海底トンネル

 

新千歳空港

・札幌~東京(羽田)間の利用客が多い

 

 

3.歴史

・先住民族:アイヌの人々

 ※北海道にはアイヌ語が由来となっている地名も多い

・明治時代に開拓使がおかれ、屯田兵が開拓を進めた

 

 

4.農業

・広大な土地をいかした大規模な農業

・農業生産額は全国1位

 

①稲作

石狩平野でさかん

・石狩平野の泥炭地を客土により土地改良

 →品種改良も行われ、米の生産が可能に

 

客土…他の地域から性質の異なる土を運び、土地の改良を行うこと

 

 

②畑作

十勝平野でさかん

 

酪農

根釧台地とその周辺でさかん

 

④北海道が1位のおもな農産物、北海道の割合

てんさい:100%

じゃがいも:77%

小麦:68%

・たまねぎ:60%

・かぼちゃ:50%

・とうもろこし:47%

 

・生乳:51%

 ※1戸あたり乳牛飼育頭数は北海道が全国1位

 

 

5.漁業

・水産物の漁獲量は全国1位

 

養殖

・ほたて貝、こんぶ など

 

栽培漁業

・さけ

 

北洋漁業

オホーツク海などで行われる遠洋漁業

根室釧路を基地とする

※各国が(排他的)経済水域を設定したことで、衰退

 

 

6.観光

・スキー客の増加:オーストラリア、東南アジアなど

・知床:世界遺産(自然遺産)に登録されている

・さっぽろ雪まつり:毎年2月に開催されている

 

地理5-6 東北地方 まとめ

1.自然・気候

①地形

奥羽山脈:東北地方の中央部を南北に走る

 ※東北地方の6県全部にまたがる

 

仙台平野:北上川下流部に広がる

庄内平野:最上川下流部に広がる。米の生産が多い

三陸海岸:岩手県など。その南部は入り組んだリアス海岸となっている

 

②気候

太平洋側

やませ…太平洋側に吹く北東からの冷たい風。梅雨から夏の時期に吹く

 ※寒流の親潮千島海流)の影響で、冷やされた空気が流れてくる

 →日照時間が少なくなり気温が低下。冷害が発生し、農業に被害を及ぼすことも

 

日本海側

・冬は北西の季節風の影響で雪が多い(日本海側の気候

 

 

2.農業

①稲作

・東北地方は日本の穀倉地帯

・秋田平野、庄内平野、仙台平野などでさかん

 

減反政策:1970年代から米の生産調整を実施

 理由:米が余るようになったため

 

②果実の生産

りんご青森県が全国1位(全体の約50%)

さくらんぼ山形県が全国1位(全体の約70%)

もも福島県で生産がさかん

 

 

3.漁業

潮目

・暖流と寒流がぶつかるところ

・プランクトンが多いため、魚も多く集まる

三陸海岸の沖に潮目があり、好漁場となっている

 

②漁港

・八戸(青森県)、気仙沼(宮城県)

 …水あげ量の多い日本有数の漁港

 

③養殖

・三陸海岸:こんぶ・わかめ・かき

・青森県:ほたて貝

 

 

4.都市と過疎化

①宮城県仙台市

・人口100万をこえる東北地方最大の都市

・政令指定都市、地方中枢都市

 

過疎

新幹線や高速道路が通らない地域で特に深刻

 

 

5.工業

IC集積回路

  …高速道路東北自動車道)、空港沿いに工場が多く進出

 

自動車

 …岩手県から宮城県の高速道路沿いに工場が多く進出

 

 

6.伝統産業と伝統的工芸品

・青森県の津軽塗

・岩手県の南部鉄器

・山形県の天童将棋駒

・福島県の会津塗

 

7.伝統的な祭り

・青森ねぶた祭

・秋田竿燈まつり

・仙台七夕まつり

・山形花笠まつり

 

地理5-5 関東地方 まとめ

1.自然・気候

①地形

関東平野:日本最大の平野

関東山地:関東地方東部

利根川:流域面積が日本最大

関東ローム…富士山などの火山灰がたい積した赤土の層

 

②気候

太平洋側の気候冬は乾燥した北西の季節風が吹き、晴天が続く

・小笠原諸島:亜熱帯の気候

 

ヒートアイランド現象

 …都市部の気温が周辺より高くなる現象。東京・横浜などの都市部でみられる

 

 

2.東京:日本の首都

・一極集中…人口、政治・経済、文化などが東京に過度に集中

・東京大都市圏…日本の総人口の約4分の1が集まる

・過密:東京都、神奈川・埼玉・千葉県は人口増加

 

昼と夜の人口変化

東京都は 昼間人口>夜間人口

・埼玉・千葉・神奈川県は 昼間人口<夜間人口

 ※各県から東京都へ通勤・通学する人が多いため

 

 

3.おもな空港

①東京国際空港

・通称:羽田空港

・国内線に加えて国際線の発着も

 

②成田国際空港

千葉県成田市にある

・輸出額・輸入額が日本最大の貿易港

IC集積回路)の輸送が多い

 

 

4.産業

・情報通信技術(IT、ICT)関連産業がさかん

・第3次産業:1都3県は7割以上が従事

 ※サービス業が多いため

 

 

5.工業

京浜工業地帯

・東京都~神奈川県に広がる

印刷業:他の工業地帯・地域に比べて割合が大きい

 理由:情報が集まり新聞社や出版社が多いため

 

 

京葉工業地域

・東京湾の東岸、千葉県に位置する

・火力発電所、石油化学コンビナートなどが立ち並ぶ

 

 

鹿島臨海工業地域

・茨城県南東部が中心

・石油化学工業:石油化学コンビナートが集まる

 

 

北関東工業地域

・埼玉県・栃木県・群馬県

・北関東自動車道:2011年開通し、物資の輸送などにかかる時間が短縮

 

 

6.農

近郊農業

・埼玉県、千葉県、茨城県などでさかん

・茨城県、千葉県の農業生産額は全国でも上位

 

抑制栽培

夏でも涼しい高冷地高原野菜を栽培

・群馬県嬬恋村ではキャベツ・レタスなどを栽培

 →都市部に出荷(輸送園芸農業

 

 

7.茨城県

・農業生産額:北海道に次いで全国2位

・霞ケ浦:琵琶湖に次いで2位の広さの湖

 

 

8.千葉県

農業、工業ともさかん

(農業:近郊農業工業:京葉工業地域

 

 

9.東京都

・人口が全国1位約1300万人

印刷業印刷関連業の出荷額が特に多い

昼間人口>夜間人口:近隣県からの通勤・通学が多い

 

地理5-4 中部地方 まとめ

1.自然・気候

日本アルプス

飛驒山脈木曽山脈赤石山脈

・3000m級の山がつらなる

・「日本の屋根」とよばれる

 

富士山

・日本一高い山(火山)。静岡県・山梨県にまたがる

 

濃尾平野

・愛知県北西部~岐阜県南部に広がる

 

 

 

2.3つの地域区分と気候

①東海

・太平洋側の気候

・夏の降水量が多く、冬でも比較的温暖

 

②中央高地

・中央高地の気候(内陸の気候)

 

③北陸

・日本海側の気候

・冬は北西の季節風が吹き、雪が多い

 

 

 

3.工業

中京工業地帯

愛知県名古屋市が中心

全国の工業地帯・地域のなかで工業生産額が1位

 

機械類が6割以上を占める

 →そのなかでも輸送用機械自動車など)が多い

 

愛知県豊田市自動車が多い

 →名古屋港などから輸出

 

三重県四日市市石油化学コンビナート

 

 

東海工業地域

静岡県浜松市・富士市など

二輪車オートバイ)、パルプ、紙製品

・輸送用機械:自動車など

 

 

③北陸工業地域

・北陸地方の沿岸部に広がる

・新潟県、富山県、石川県、福井県

 

・伝統的な工業:石川県、福井県

 →輪島塗加賀友禅など

 ※冬の農家の副業から発展したものが多い

 

 

4.世界遺産

合掌造り集落

・傾きの急な茅葺きの屋根の家屋

・岐阜県の白川郷、富山県の五箇山にみられる

・世界遺産に登録された

 

 

5.農業

園芸農業

・都市向けに野菜・花を栽培

・交通の便がよい:東名高速道路など

施設園芸農業:ガラス温室やビニールハウスを利用した園芸農業

 

抑制栽培

夏でも冷涼な気候を利用して、野菜などの出荷時期を遅らせる栽培

長野県の高冷地などで行われている

・レタス・キャベツなどの高原野菜を栽培

 

 

③稲作

・北陸はの単作地帯(水田単作地帯)

越後平野などでさかん

 

④果樹栽培

・中央高地:甲府盆地・長野盆地の扇状地

ぶどうももりんごなどを栽培

 

※全国の生産量順位

ぶどう:1位・山梨県、2位・長野県、3位・山形県

もも:1位・山梨県、2位・福島県、3位・長野県

 

 

 

6.都市・集落

名古屋大都市圏

・愛知県名古屋市を中心とする都市圏

・岐阜県、三重県まで広がっている

 

輪中

周囲に堤防をめぐらせた集落

洪水から集落や耕地を守るため

・木曽川・長良川・揖斐川の下流域の低地に見られる

 

 

7.新潟県

越後平野:米の単作地帯

・新潟市:信濃川の下流に位置

・米の生産量が多い

 

8.山梨県

ぶどうももの生産量が日本一

・観光農園も多い

 

 

9.長野県

①工業

・情報通信機械、電子部品が多い

精密機械工業:諏訪盆地で時計などを生産

 

②農業

高原野菜:夏の朝にレタスなどを収穫

 →高速道路で東京などへ出荷

 

りんごの生産量は全国2位(青森県が1位)

 

 

10.静岡県

①農業

みかんの生産が多い

・茶の生産量は全国1位

 

②漁業

焼津港遠洋漁業の基地

 →水あげ量・金額とも日本有数

 

③工業

東海工業地域が広がる

・製造品出荷額等は全国でも上位(3~4位)

浜松市輸送用機械オートバイ)や楽器の生産がさかん

 

 

11.愛知県

①農業

渥美半島豊川用水が引かれている

 →花の施設園芸農業がさかん

  例)電照ぎく(菊の電照栽培)など

 

②工業

・工業生産額は全国1位

豊田市を中心に自動車の生産がさかん

 

 

地理5-3 近畿地方 まとめ

1.近畿地方の自然・気候

リアス海岸志摩半島(三重県)にみられる

紀伊山地…近畿地方南部のけわしい山地。吉野すぎが有名

 

琵琶湖滋賀県にある日本最大の湖

 →近畿地方の水がめ:飲料水、農業・工業用水、水力発電の用水などに利用

 ※赤潮の発生などの問題もあり、水質改善の対策

 

ため池:降水量の少ない瀬戸内海に面する地域に多い

・1995年、阪神大震災兵庫県南部地震)の発生

 

 

2.都市圏

大阪大都市圏京阪神大都市圏

 …大阪・神戸・京都を中心に広がる都市圏

 

 

3.工業

阪神工業地帯

・兵庫県・大阪府・和歌山県などまで広がる

・戦前はせんい工業中心

・現在は、京浜工業地帯・中京工業地帯に比べ、化学鉄鋼の割合が高め

 

②中小企業

・東大阪市など内陸部に多い

 

 

4.農業

近郊農業:京野菜の九条ねぎ、賀茂なすなど

 

 

5.文化財

京都奈良に多い

伝統的工芸品:京都の京焼(清水焼)、西陣織など

・世界遺産(文化遺産)も多い

 

 

6.大阪府について

①人口

・全国3位

 ※1位:東京都、2位:神奈川県

 

②面積:全国で2番目に小さい

・人口密度が大きい:全国2位

 

③商業

・江戸時代は「天下の台所

・問屋街を形成。卸売の中心

・商品の販売額に占める卸売業の割合が高い

 

④農業

・農業生産額は少ない

 

地理5-2 中国・四国地方 まとめ

1.中国・四国地方の3つの地域区分

①山陰

中国山地より北の地域

日本海側の気候:冬は北西からの季節風で雪や雨が多い

 

②瀬戸内

中国山地と四国山地にはさまれた地域

瀬戸内の気候:年間を通じて温暖で、降水量が少ないため、水不足になりやすい

 →ため池・用水路:かんがい用に整備。農業に利用

 

③南四国

四国山地より南の地域

黒潮日本海流)の影響で1年を通して温暖

太平洋側の気候:南東の季節風、台風の影響で降水量が多い

 

 

2.中国・四国地方の工業

瀬戸内工業地域化学工業、機械が多い

石油化学コンビナート岡山県倉敷市など

重化学工業石油化学工業、製鉄業、自動車工業

・臨海部に工場が多く立地:原料の輸入と製品の輸出に便利なため

 

 

3.都市と問題

 

過疎化

町おこし村おこし(地域おこし):人口減少を防ぐ取り組みの1つ

 

 

4.交通網の整備

①本州四国連絡橋

・本州と四国をつなぐ3本のルート

瀬戸大橋明石海峡大橋瀬戸内しまなみ海道

 

瀬戸大橋:児島・坂出ルート。岡山県~香川県

 →開通後、岡山県と香川県の間では、自動車や道による通勤・通学者が増加

 

高速道路

中国自動車道、山陽自動車道

 

 

5.高知県

高知平野促成栽培を実施

 ※温暖な気候を利用(沖を暖流の黒潮日本海流)が流れる)

 →冬から春にかけて、ビニールハウスを利用してきゅうり・なす・ピーマンなどを出荷

 

 

6.愛媛県

みかんの栽培がさかん

・愛媛県は農業生産額に占める果実の割合が大きい

 ※金額そのものは全国的に見て大きくない

 

 

7.香川県

・面積が全国で最小

 

 

8.広島県

①広島市

・太田川の河口に三角州が広がり、都市を形成

・人口は100万人をこえる

・政令指定都市、地方中枢都市、平和記念都市

 

かきの養殖がさかん

 

 

9.岡山県

ぶどうももの栽培がさかん

 

10.鳥取県

なしの栽培がさかん

鳥取砂丘らっきょうメロンの栽培がさかん

 

11.島根県

・世界遺産の石見銀山がある

 

地理5-1 九州地方 まとめ

1.九州地方

①気候・自然

・暖流:対馬海流黒潮日本海流

 

・火山:阿蘇山桜島雲仙岳普賢岳)など

 →利用:観光資源地熱発電

 

 ※観光資源:温泉

  地熱発電再生可能エネルギーの1つ

 

南西諸島亜熱帯の気候

台風が多い:台風の通り道にあたるため

 

 

②農業

筑紫平野稲作。米の産地

 ※二毛作…同じ土地で1年に2種類の作物を栽培すること

 米の収穫後、大麦・小麦を栽培している

 

棚田:山がちなところに形成されている

 

宮崎平野:温暖な気候

 ※促成栽培…温暖な気候を利用して、出荷時期を早める栽培方法

 きゅうり・ピーマンなどをビニールハウスで栽培している

 

シラス台地火山灰が積もった台地

 →鹿児島県から宮崎県南部にかけて広がる

 →畑作畜産がさかん:水分を保ちにくく、稲作には向いていないため

 

南西諸島:さとうきび、パイナップル、花などの栽培がさかん

 

 

③工業

・官営八幡製鉄所:明治時代に設立

 →鉄鋼の生産:石炭(筑豊炭田)と鉄鉱石(中国から輸入)

 →北九州工業地帯地域)の形成

 

エネルギー革命

 …1960年代、おもな資源が石炭から石油に変わる

 →北九州工業地帯(地域)の地位は低下

 

・現在のおもな工業:IC集積回路)と自動車

→九州地方はシリコンアイランドとよばれる

 

 

④公害

水俣病:四大公害病の1つ。熊本県を中心に発生

 →2008年、水俣市は環境モデル都市に

 

※四大公害病:水俣病イタイイタイ病新潟水俣病四日市ぜんそく

 

 

2.福岡県

福岡市:県庁所在地。人口100万人をこえる。政令指定都市。九州地方の中心

筑紫平野で稲作がさかん

 

 

3.佐賀県

・干潟の広がる有明海に面している

 →のりの養殖がさかん

 

 

4.長崎県

・平地が少ない

雲仙岳普賢岳):1991年に噴火し、火砕流などの大きな被害をもたらした

 

海岸線の長さは全国2位(1位は北海道)

 ※理由:離島が多いことと、海岸線が複雑だから

 

 

5.熊本県

 ・世界最大級のカルデラをもつ阿蘇山がある

 

 

6.大分県

別府温泉:全国有数の温泉観光地

 

 

7.宮崎県

宮崎平野で野菜の促成栽培を行う

・畜産:ブロイラー(食用のにわとり)、肉牛、豚の飼育がさかん

 

 

8.鹿児島県

屋久島:1993年に世界遺産に登録

種子島:鉄砲伝来の地。宇宙センターがある

 

シラス台地が広がる

・畜産:鹿児島県の農業生産額の50%以上を占める

 →ブロイラー、肉牛、豚の飼育がさかん

※ブロイラーの飼育頭数は、宮崎県と鹿児島県が全国1・2位

 

さつまいもの生産量は全国1位

の生産量は全国2位 (1位は静岡県)

 

 

9.沖縄県

・観光業がさかん

→第3次産業従事者の割合が高い(約80%)

 ※全国平均は約70%

 

・出生率が全国1位

 

 

 

地理3-8 オセアニア州 まとめ

1.オセアニア州について

①先住民

・オーストラリア:アボリジニアボリジニー

・ニュージーランド:マオリ

 

 

②オセアニア州の気候

オーストラリア

乾燥帯:内陸の大部分

熱帯:北部

 ※南半球なので、北に行くほど赤道に近づき、暑くなる

温帯:東部、南西部

 

ニュージーランド

温帯西岸海洋性気候

 

 

2.オーストラリアについて

①基礎データ

・人口:約2200万人

・面積:日本の約20倍

 →人口密度は小さい

 

②最大の貿易相手国の変化

・1960年:イギリス

 ※その後、イギリスがECに加盟したことで、イギリスとの貿易額が減少

 

・1980年代~2000年代:日本

・現在:中国(日本は2位)

 ※現在はアジアの国々との貿易が多い

 

 

③おもな輸出品目の変化

・1960年代:羊毛が中心

・現在:鉄鉱石石炭など鉱産資源が中心

 

 

④資源の分布

石炭:東部(北東部・南東部)

 ※火力発電の割合が高い。約90%

 

鉄鉱石:北西部

 

 

⑤放牧の分布

:南東部・南西部

:北東部

 

 

⑥社会の変化

・かつては白豪主義:ヨーロッパ系以外の移民を制限

 →1970年代に廃止

 

・現在は多文化主義を採用:アジア各地からの移民が増加

 →多文化社会になっている

 

 

⑦日本との関係

・日本への輸出:石炭鉄鉱石、肉類など

・日本と時差があまりない

・日本と季節が逆

 →北海道へのスキー客が多い

 

地理3-7 南アメリカ州 まとめ

1.南アメリカ州の自然

アンデス山脈:大陸の西部を南北に走る

アマゾン川:長さ世界2位、流域面積は世界最大

 ※流域には世界最大の広大な熱帯林が広がる

 ※伐採による環境破壊が問題

 

 

2.南アメリカ州の言語・宗教・民族

スペイン語ポルトガル語が中心

 ※スペイン・ポルトガルが植民地支配をしていたため

 ※ブラジルはポルトガル語、それ以外はスペイン語

キリスト教カトリック

 

・多様な民族が暮らす

 ※メスチソメスチーソ)…先住民と白人(ヨーロッパ人)の混血

 

 

3.南アメリカ州の農業

・いも類、とうもろこしなどの栽培が多い

焼畑農業

 …森林や原野を焼き、灰を肥料として、いも類などを栽培する

  ※移動式の農業。アマゾン川流域などで行われている

 

 

4.南アメリカ州の貿易

モノカルチャー経済

 …特定の農産物や鉱産資源の生産・輸出に頼る経済

 ※アフリカ、東南アジアの国々でも見られる

 

各国のおもな資源の輸出

チリ

石油原油):ベネズエラエクアドル

鉄鉱石ブラジル

 

 

5.ブラジルについて

・面積は日本の約22倍、人口は約2億人

・公用語:ポルトガル語 

日系人が多く居住している

・日本への輸出:鉄鉱石とうもろこしが多い

水力発電の割合が高い(約80%)

 

・かつてはコーヒーの栽培が農業の中心だった

 →近年はさとうきび、大豆、とうもろこしなども

 

バイオエタノールバイオ燃料)の普及

 ※さとうきびを原料としている

 

 

6.アルゼンチンについて

・国土の西側にアンデス山脈が走る

・気候:乾燥帯温帯

パンパ:首都ブエノスアイレス周辺の草原

 ※小麦の栽培、牛の放牧などを行う

 

地理3-6 北アメリカ州 まとめ

北アメリカ州の各国について

 

1.アメリカアメリカ合衆国

①基礎データ

・面積:日本の約25倍

・人口:3億人をこえる

・言語:英語

・宗教:キリスト教徒が多い

ニューヨーク…アメリカ最大の都市。国際連合の本部が置かれている

・移民が多い

ヒスパニックスペイン語を話すメキシコなどからの移民

 

②アメリカ合衆国の気候・自然

・西経100度より東:温暖で湿潤

・西経100度より西:降水量が少ない

 

プレーリー:中央部に広がる広大な平原。おもに小麦を栽培

五大湖…沿岸は重工業地域。水運も利用

ロッキー山脈…北アメリカ大陸西部のけわしい山脈。

アパラチア山脈…東部のなだらかな山脈

ミシシッピ川…アメリカの中央部を流れる

 

 

③アメリカの商業・貿易

多国籍企業…各国に子会社を置き、世界規模で活動する企業

 ※アメリカに本社を置くものが多い

 

北米自由貿易協定NAFTA

 …アメリカカナダメキシコの3か国で結成。関税の撤廃など

 

 

④アメリカの農業

・アメリカは世界最大の農業国

適地適作:地域ごとの気候に合った農産物を生産

・綿花:南部でさかん

酪農:東海岸や五大湖周辺でさかん

・肉牛の放牧:西部でさかん。降水量が少なく牧草地が広がっている

 

小麦、大豆、とうもろこし、綿花

 →アメリカが世界最大の輸出国

 

・アメリカは小麦の生産量の約半分を輸出している

 

企業的な農業:少ない労働力で広い面積を経営するアメリカの農業の特徴

 

 

④アメリカの工業・科学技術

・アメリカは世界最大の工業国

サンベルト北緯37度以南の温暖な地域

 →先端技術産業が発達

 例)バイオテクノロジー航空宇宙産業情報技術IT産業

  ※IT産業はサンフランシスコ郊外のシリコンバレーでさかん

 

・石油(原油)の産出量は世界の上位

 ※国内での消費量が多い。輸入量も世界最大規模

 

 

2.カナダ

・面積:世界2位

・気候:冷帯亜寒帯)と寒帯

・言語:英語フランス語

・宗教:キリスト教徒が多い

 

アメリカが最大の貿易相手国

 

・1人あたりのエネルギー消費量が多い

 理由:気候が寒冷なため、暖房の利用が多いから

 

 

3.メキシコ

・日本より人口が多い。1億をこえる

・言語:スペイン語

・宗教:キリスト教徒が多い

・アメリカが最大の貿易相手国

 

地理3-5 アフリカ州 まとめ

1.アフリカ州の気候・自然

ナイル川:世界最長の川

 エジプトなどを流れる

 

サハラ砂漠世界最大の砂漠

 サヘルとよばれる地域に広がっている

 

熱帯:赤道付近

乾燥帯:中緯度地域

温帯:北部・南部など、アフリカ州の一部

 

・大部分の国が植民地となっていた

 →国境線が直線になっているところが多い

 

 

2.アフリカ州の言語・宗教

・サハラ砂漠より北はアラビア語イスラム教が多い

・植民地時代の影響で英語フランス語を公用語とし、キリスト教が広まっている国も多い

 

 

3.アフリカ州の産業

プランテーションで栽培

カカオコートジボワールガーナは世界有数の生産地

 

地理3-4 ヨーロッパ州② まとめ

ヨーロッパ各国について

 

1.イギリス

産業革命:世界に先がけて鉄鋼業・機械工業が発達

北海油田の開発により、石油輸出国となる

 

ユーロは導入していない

・2016年、国民投票でEUからの離脱を決めた

 

 

2.フランス

EU最大の農業国

小麦の輸出は世界2位

 ※アメリカが1位

 

・日本より面積が大きい

原子力発電の割合が先進国で最大(約80%)

・航空・宇宙分野で世界の最先端技術を誇る

 

 

3.ドイツ

EU最大の工業国

ルール地方はヨーロッパ最大の工業地域

 ※ルール工業地域地帯)を形成

 

・EUの経済・通貨・政治的統合の中心的存在

 ※GDPはヨーロッパ最大。世界全体で4位

 

・加工貿易国として機械類自動車を多く輸出

・ほかに医薬品の輸出も目立つ

 

 

4.スイス

・永世中立国

・日本への輸出品:医薬品精密機器、電気機器など

・自然環境を活用した観光産業も

・言語:ドイツ語が人口の約3分の2

 ※他にフランス語、イタリア語、ロマンシュ語も公用語

 

 

5.ロシアロシア連邦

・面積:世界1位、日本の約45倍

・人口:約1.4億人。日本より多い

・気候:冷帯亜寒帯)が中心。一部に寒帯

 

・南部の黒色土黒土地帯小麦を栽培

パイプラインで石油・天然ガスをEU諸国に送る

タイガ針葉樹の森林。シベリア地方に広がる

 

地理3-3 ヨーロッパ州① まとめ

1.ヨーロッパ州の気候・自然

日本より高緯度だが比較的温暖

 理由:暖流の北大西洋海流と、偏西風の影響のため

 

フィヨルド…氷河によってけずられた谷に海水が深く入り込んだ、奥行きのある湾

 ヨーロッパ北部のスカンディナビア半島にみられる

 

ライン川:物資の運送にも使われる国際河川

 

・大部分の国が日本よりも面積が小さい

 ※日本より広い国:フランススペインなど

 ※日本の面積:約38万平方キロメートル

 

 

2.ヨーロッパ州の宗教・言語

キリスト教が中心

 →プロテスタントカトリック正教会に分かれる

 

・ゲルマン系言語:英語・ドイツ語

・ラテン系言語:フランス語・イタリア語

・スラブ系言語:ロシア語・ポーランド語

 

 

3.ヨーロッパの農業

地中海式農業

・おもな地域:地中海沿岸。イタリア・スペインなど

・夏:乾燥に強いオレンジオリーブなどの果実を栽培

・冬:降水量を生かし、小麦を栽培

 ※地中海性気候に適応した農業

 

混合農業

・おもな地域:ヨーロッパ北西部・東部

穀物栽培:小麦・ライ麦

家畜の飼育:豚や牛

 

酪農

・おもな地域:ヨーロッパ北部。デンマーク・オランダなど

・乳牛を飼育し、バターチーズを生産

 

 

4.ヨーロッパの統合

①歴史

・1967年、ヨーロッパ共同体EC)を結成

・1993年、ヨーロッパ連合EU)を結成

 ※12か国で結成 →現在の加盟国は28か国

 

・EUの人口は約5億人

・EUのGDPはアメリカを上回る

 

②EUの政策

国境を自由に通過できる。通勤・買い物に便利

・加盟国間の関税をなくし、貿易がさかんに

・共通通貨ユーロを導入

 

③EUの問題点

・加盟国間の経済格差が大きい

 例)東ヨーロッパ諸国と西ヨーロッパ諸国の経済格差

  →東ヨーロッパ諸国の方が経済的に貧しい

 

地理3-2 アジア州② まとめ

1.東南アジアについて

東南アジア諸国連合ASEAN

・1967年結成、10か国が加盟

 

華人

中国系の人々。東南アジア各地で活躍

 

③宗教の分布

キリスト教フィリピン

イスラム教マレーシアインドネシア

仏教タイミャンマーベトナムなど

 

④産業

えびの養殖場:タイインドネシア

 …海岸に広がるマングローブを切り開いて造成

  →日本への輸出用

 

・米の二期作

 →タイ米の輸出量が多い。世界1位の年も

 

プランテーション大農園)での輸出用作物の生産

 例)マレーシア・インドネシア:天然ゴムアブラやし油やし

    ※アブラやしからパーム油が得られる

   フィリピンバナナ

 

⑤輸出品目の変化 ※1980年→2013年

マレーシア

 1980年:石油原油)、天然ゴム

 2013年:機械類が中心

 

タイ

 1980年:、野菜・果実、天然ゴム

 2013年:機械類が中心

 ※米の割合は下がっているが、現在も有数の米の輸出国

 

インドネシア

 1980年:石油原油)、石油ガス

 2013円:石炭、天然ガス、機械類、パーム油など

 

 

2.インド

①基礎データ

・人口:約12億人。世界2位

 ※将来的には中国を抜いて1位になる見込み

・言語:英語を共通言語とする(準公用語)

・宗教:人口の約7割がヒンドゥー教

  ※牛肉を食べない

カースト制度:身分制度により職業や結婚が制限されてきた

 

②インドの産業

情報技術IT産業情報通信技術ICT関連産業)がさかん

 ※カースト制度の影響が少ないため

・米、小麦の生産量は世界2位

 

 

3.西アジア・中央アジア

①西アジアのおもな民族・言語・宗教

アラブ系の人々が多く暮らす

・言語:アラビア語が多い

・宗教:イスラム教が多い

 

②西アジアの資源

石油原油)の産出量が多く、輸出額の多くを占める

・産油国は石油輸出国機構OPEC)を結成

 

③中央アジアの資源

・石炭、石油(原油)、天然ガス、希少金属(レアメタル)など

 

④産業

遊牧:西アジア・中央アジアでさかん

 ※乾燥した気候のため

 

⑤近年の変化

・アラブ首長国連邦のドバイ:高層ビルの建設が進む

 

地理3-1 アジア州① まとめ

1.アジアの気候・自然

季節風モンスーン)の影響

・東アジア・南アジア

・雨季:海からの湿った風

・乾季:内陸からの乾いた風

 

②内陸

ヒマラヤ山脈チベット高原などの高地

 

 

2.中国

①基礎データ

・正式名称:中華人民共和国

・首都:ペキン北京

・人口:13~14億人。世界1位

 ※約9割が漢族漢民族)で、その他50以上の少数民族

 ※一人っ子政策:人口の制限に取り組んできた

・面積:約960万km2で日本の約25倍

 

②中国の農業

・南部:稲作がさかん

 →長江流域など。降水量が多い

 

・北部:畑作がさかん

 →黄河流域など。降水量が少ない

 小麦・大豆・とうもろこしなどを生産

 

※米と小麦の生産量は中国が世界1位

 

③中国の工業化

・1980年代から本格的な改革を実施

経済特区の設置

 …税金を安くして外国の企業の進出をうながした。

  外国の資本や技術を導入するために沿岸部に設置

・中国は世界の工場となり、高い経済成長を実現

・輸出品目の変化:現在は機械類衣類が多い

 

④問題点

経済格差:沿岸の都市部と内陸の農村部

環境問題:大気汚染などが深刻

 

 

3.韓国(大韓民国)

①基礎データ

・首都:ソウル

・人口:約5000万人

 ※首都圏に40~50%の人口が集中

 

②工業化の進展

・韓国はアジアNIES新興工業経済地域)の1つ

 ※ほかに台湾ホンコン香港)、シンガポール

 

③輸出品目の変化

・かつては軽工業中心:衣類・せんい製品など

 →現在は機械類自動車、石油製品が中心

 

公民5-5 経済格差の拡大と国際的な援助 用語確認

次の各問いに答えなさい。

 

1.発展途上国と先進国との経済格差、およびそこから生じるさまざまな問題のことを何というか。

 

2.発展途上国どうしの間の経済格差から生じる問題を何というか。

 

3.特にアフリカのサハラ以南には、きびしい貧困に苦しんでいる国がみられる。このような国のことを何というか。

 

4.先進国が発展途上国に対して行う資金援助や技術協力のことをなんというか。漢字とアルファベットで答えなさい。

 

5.民間によってつくられた国際的な協力組織で、貧困に苦しむ人々を福祉・教育・環境などの面で支援するなど、政府の援助が十分に届きにくい分野で活動している組織を何というか。漢字とアルファベットで答えなさい。

 

 

解答

1.南北問題

2.南南問題

3.最貧国

4.政府開発援助ODA

5.非政府組織NGO

 

公民5-5 経済格差の拡大と国際的な援助 まとめ

1.格差の拡大

南北問題

・南半球に多い発展途上国と、北半球に多い先進工業国との経済格差、またそこから生じるさまざまな問題

 

南南問題

・発展途上国間における経済格差から生じる問題

・中東の産油国やアジアの新興国と、アフリカのサハラ以南の最貧国との間で格差が拡大

 

 

2.国際的な援助や取り組み

政府開発援助ODA

・先進国が発展途上国に対して行う資金援助や技術協力

 

NGO非政府組織

・民間によってつくられた国際的な協力組織

・政府の援助が十分に届きにくい分野で活動

・貧困に苦しむ人々を福祉・教育・環境などの面で支援