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世界史補足解説:共和政、立憲王政とは(概略)


イギリス革命と議会政治の確立」で出てきた「共和政」「立憲王政」といった用語について解説します。なんとなくでスルーしても試験等では問題ないのですが、授業で質問してみると答えられない生徒が意外と多いので、手短に解説しておきますね。

 

1.共和政とは

ピューリタン革命の結果、チャールズ1世が処刑され、イギリスは共和政に移行したわけですが、共和政とは何か?

ひとことで言うと、「君主(国王)が存在しない国家」ということです。1649~1660年の間、イギリスには国王が存在しませんでした。

 

2.立憲王政とは

君主(国王)が存在する政治体制を君主政といいます(絶対王政も君主政の1つです)。

そして、憲法に基づいて政治が行われる君主政のことを、立憲王政といいます。

 

※なお、世界史の教科書では「共和政」と書かれていますが、一般には「共和制」と書かれることが多いです。両者に大きな違いはありませんが、世界史では「政」の字で答えることだけおさえておきましょう。

 

3.現代の国家では

共和制の国家としては、アメリカ、フランス、ロシアなど多数あります。中華人民共和国のように、共和国と名のついた国も共和制に分類されます。これらの国に「国王」は存在しませんね。

共和制の国の中には、かつては君主制だった国も数多くあります。フランスなどヨーロッパ各国、中国(まで)、エチオピアなどです。

 

これに対し、天皇や国王といった君主が存在する国が立憲君主制(現代では立憲王政ではなく立憲君主制と言うのが一般的)です。日本、タイ、イギリス、スペインなどがあります。

 

この辺は、政治経済の「世界の政治体制で扱う内容でもあります(といってもそんなに詳しくやらないけど)。