飛鳥時代
飛鳥時代の年代は、推古天皇が即位した592年から、平城京に都が移される710年までの、約120年間です。
1.聖徳太子(厩戸皇子)の政治
推古天皇の摂政として、政治を担当したのが聖徳太子でした。
聖徳太子は冠位十二階の制度を制定して、家柄にとらわれずに、能力や功績のある人物に冠位を与え、役人にとりたてる制度を整えました。
また、十七条の憲法(憲法十七条)を制定し、役人の心構えを示しました。仏教や儒教の考え方を取り入れていることや、天皇中心の政治をめざしたことなども特徴としてあげられます。
外交面では、607年、隋に遣隋使を送りました。このとき派遣された人物は、小野妹子たちです。
聖徳太子は、622年になくなりました。
2.飛鳥文化
聖徳太子の時期に栄えた、日本最初の仏教文化を飛鳥文化といいます。
有名な建築では、聖徳太子が建立した法隆寺があります。法隆寺は、現存する世界最古の木造建築物です。
3.大化の改新
645年、中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我氏をほろぼし、政治改革を始めました。この改革を、大化の改新といいます。
4.中大兄皇子の政治
その後、中大兄皇子が政治の中心となりました。
朝鮮半島の百済を助けるために、663年、日本は朝鮮半島で唐・新羅の連合軍と戦いましたが、敗れてしまいました。この戦いを、白村江の戦いといいます。
その後、中大兄皇子は即位して天智天皇となりました。
5.壬申の乱
天智天皇がなくなると、天皇の位をめぐって争いが起こりました。この争いを壬申の乱といい、これに勝利して即位したのが天武天皇でした。
6.律令国家の成立
701年、大宝律令が制定されました。これにより、唐にならった律令国家が完成しました。
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