中学地理:東北地方/解説(ざっくり)

1.自然・気候

①地形

 東北地方の中央部には、奥羽山脈が南北に走っています。東北地方の6県全部にまたがっていて、岩手県と秋田県、宮城県と山形県の県境にもなっています。

 平野としては、北上川下流部に広がる仙台平野最上川下流部に広がり米の生産が多い庄内平野などがあります。

 岩手県を中心とする海岸を三陸海岸といい、その南部は海岸線の入り組んだリアス海岸となっています。

 

②気候

 中央部を南北に走る奥羽山脈により、太平洋側の気候と日本海側の気候に分かれています。

 

 太平洋側では、梅雨から夏にかけてやませという北東からの冷たい風が吹きます。風が冷たい理由は、寒流の親潮千島海流)の影響で、冷やされた空気が流れてくるためです。雲や霧(きり)を発生させることで日照時間が少なくなり、気温も低下します。これにより冷害が発生し、農業に被害を及ぼすこともあります。

 

 日本海側は、冬は北西の季節風の影響で雪が多くなる、日本海側の気候の特徴が明確に表れています。

 

 

2.農業

①稲作

 東北地方は日本の穀倉地帯となっていて、秋田平野、庄内平野仙台平野などで米の生産がさかんです。都道府県別の米の生産量を見ても、新潟県・北海道とともに東北地方の各県が上位にその名を連ねています。

 

 

②果実の生産

 東北地方は果実の生産も多くなっています。

 りんごといえば青森県が有名です。全国1位の生産で、全体の約50%を占めています。

 さくらんぼ山形県が全国1位で、全体の約70%にもなります。

 もも福島県の生産量が多く、山梨県に次いで2位になっています。

 

 

3.漁業

 三陸海岸の沖には暖流と寒流がぶつかる潮目があります。ここではプランクトンが多く、それをえさとする魚も多く集まることから、好漁場となっています。

 

 

 

4.都市と過疎化

 宮城県仙台市は人口100万をこえる東北地方最大の都市です。政令指定都市であり、地方中枢都市でもあります。

 

 

5.工業

 IC集積回路)を生産する工場が高速道路東北自動車道)や空港沿いに多く、

自動車の工場が岩手県から宮城県の高速道路沿い多く進出しています。

 

 

6.伝統産業と伝統的工芸品

 岩手県の南部鉄器などが有名です。