歴史4-11 農業と諸産業の発達 まとめ

ポイント解説

農業をはじめとする各種産業の発達です。農業では新田開発と、備中ぐわなど農具の発達などにより、収穫が増えました。各地の特産物は、西廻り航路菱垣廻船樽廻船などの海上交通路で消費地に運ばれました。


1.農業

新田開発

・幕府や藩がさかんに行い、耕地を拡大

・耕地面積の増大:18世紀初めに豊臣秀吉の時代の2倍

 

②さまざまな農具

ⅰ.備中ぐわ

・深くたがやせる

 

ⅱ.千歯こき

・脱穀を効率的に行える

 

ⅲ.唐箕

・風をおこして米粒・もみがら・ちりを分ける

 

③商品作物

・販売して現金を得るための作物

 

ⅰ.藍・紅花

・染料用

 

ⅱ.麻・綿

・衣料用

 

ⅲ.菜種

・油を灯りに使用

 

④肥料

ⅰ.干鰯

・いわしを日干しにしたもの

 

ⅱ.油粕

菜種などから油をしぼったかす


2.鉱山開発と貨幣の発行

①おもな鉱山

佐渡金山(新潟県)

生野銀山(兵庫県)

石見銀山(島根県)

別子銅山(愛媛県)

足尾銅山(栃木県)

 

②貨幣の鋳造

ⅰ.金貨・銀貨

・江戸や京都の金座で金貨、銀座で銀貨をつくる

 

ⅱ.銅貨(寛永通宝)

・全国各地の銭座で銅貨の寛永通宝をつくる


3.漁業

①おもな魚と産地

ⅰ.捕鯨・かつお

・紀伊(和歌山県)や土佐(高知県)でさかん

 

ⅱ.いわし

九十九里浜(千葉県)でさかん

干鰯に加工

 

ⅲ.にしん漁・こんぶ漁

蝦夷地(北海道)でさかん


4.各地の特産物

①しょう油

・野田・銚子(千葉県)

 

②酒

・灘(兵庫県)

 

③磁器

・金沢(石川県)、有田(佐賀県)

 

④漆器

・輪島(石川県)、会津(福島県)

 

⑤鋳物

・南部(岩手県)

 

⑥紙

・越前(福井県)、美濃(岐阜県)


5.海上交通路の整備

西廻り航路

・日本海沿岸(東北・北陸地方)

~瀬戸内海~大阪

 

東廻り航路

・日本海沿岸(東北・北陸地方)

~太平洋沿岸~江戸

 

菱垣廻船樽廻船

・太平洋側:大阪と江戸を結ぶ


漢字の読み方(タップで開きます) ・備中ぐわ:びっちゅうぐわ
・千歯こき:せんばこき
・唐箕:とうみ
・藍:あい
・紅花:べにばな
・菜種:なたね
・干鰯:ほしか
・油粕:あぶらかす
・生野銀山:いくのぎんざん
・石見銀山:いわみぎんざん
・別子銅山:べっしどうざん
・銭座:ぜにざ
・寛永通宝:かんえいつうほう
・捕鯨:ほげい
・九十九里浜:くじゅうくりはま
・干鰯:ほしか
・野田:のだ
・灘:なだ
・鋳物:いもの
・美濃:みの
・菱垣廻船:ひがきかいせん
・樽廻船:たるかいせん