歴史3-6 建武の新政、南北朝の動乱、室町幕府 まとめ

1.建武の新政

①特徴

後醍醐天皇による天皇中心の政治

公家(貴族)重視の政策

 

②結果

武士の不満が高まる

 →後醍醐天皇と対立した足利尊氏が兵をあげる

・新政は2年余りで失敗に終わる


2.南北朝の動乱内乱

2つの朝廷が成立

北朝京都

足利尊氏が京都に新たな天皇を立てて成立

→室町幕府ができる

 

:吉野(奈良県)

・京都からのがれた後醍醐天皇がたてた朝廷


3.室町幕府の成立

①成立

・1338年、足利尊氏が北朝の天皇から征夷大将軍に任命される(初代将軍)

 →京都に幕府を開く

 

3代将軍足利義満

・京都の室町に御所を建て、政治を行う

 →室町幕府とよばれる

・1392年、南北朝を統一


4.室町幕府のしくみ

①中央

ⅰ.管領

・将軍の補佐役

・足利氏の一族(細川氏、畠山氏など)の有力な守護がついた

 

ⅱ.侍所政所問注所

・鎌倉時代と同様におかれた

 

②地方

ⅰ.鎌倉府

・関東を中心に支配

・長官の鎌倉公方には足利氏の一族がついた

※幕府と対立することも

 

ⅱ.守護

・鎌倉時代の守護に比べ、幕府から強い権限を与えられた

→一国を支配するようになり、守護大名とよばれた

※幕府の政治に関与するものもいた


漢字の読み方(タップで開きます) ・建武の新政:けんむのしんせい
・南北朝の動乱(内乱):なんぼくちょうのどうらん(ないらん)
・足利義満:あしかがよしみつ
・管領:かんれい
・鎌倉府:かまくらふ
・鎌倉公方:かまくらくぼう