地理3-6 北アメリカ州 解説

北アメリカ州の各国について確認をしていきます。

 

1.アメリカアメリカ合衆国

まず、アメリカについて。面積は世界3位、日本の約25倍です。移民の国であり、人口は着実に増加していて、3億人をこえています。言語は英語、宗教はキリスト教徒が多いですね。

最大の都市はニューヨークです。国際連合の本部も置かれています。

 アメリカの人口のうち、近年はヒスパニックとよばれる人々の割合が高まっています。スペイン語を話す人々のことで、メキシコなどからの移民が増加していることが背景にあります。

 

②アメリカ合衆国の気候・自然

 地図で確認してほしいのですが、西経100度の経線が1つの区切りとなります。西経100度より東は温暖で湿潤(雨が多い)、西経100度より西は降水量が少なく乾燥しています。

 西経100度より東の、中央部に広がる広大な平原をプレーリーといい、ここではおもに小麦が栽培されています。

 カナダとの国境の一部にもなっている、北部の5つの大きな湖をまとめて五大湖といいます。その沿岸は重工業地域となっています。もちろん、湖の水運も利用されています。

 

 アメリカを含む大陸西部には、ロッキー山脈がそびえています。環太平洋造山帯にふくまれますので、けわしい山脈となっています。一方、東部にはアパラチア山脈があります。こちらは造山帯にはふくまれませんので、なだらかです。このほか、アメリカの中央部には、ミシシッピ川が流れています。

 

 

③アメリカの商業・貿易

 世界各国に子会社を置き、世界規模で活動する企業を多国籍企業といいます。アメリカには多国籍企業となっている会社が多くあります。マクドナルドやスターバックスなどは、日本人にもなじみがありますね。

 

 アメリカカナダメキシコと3か国で北米自由貿易協定NAFTA)を結成していて、関税の撤廃によりさかんに貿易を行っています。

 

 

④アメリカの農業

 アメリカは世界最大の農業国です。小麦、大豆、とうもろこし、綿花などは、アメリカが世界最大の輸出国となっています。特に小麦は、生産量の約半分を輸出しているほどです。

 

 アメリカの農業の特徴は、適地適作企業的な農業です。適地適作とは、アメリカの地域ごとに異なる気候に適した農産物を中心に生産するということです。

 一方、企業的な農業とは、少ない労働力で広大な農地を経営するというものです。見渡す限り地平線の向こうまで1つの農家の農地ということもめずらしくありません。

 

 適地適作に関連して、大まかな地域と作物の組み合わせを把握しておく必要があります。南部では綿花、東海岸や五大湖周辺では酪農、降水量の少ない西部(西経100度より西側)では牧草地が広がっていて肉牛の放牧がさかん。といった具合です。 

 

 

 

⑤アメリカの工業・科学技術

 アメリカは世界最大の工業国でもあります。特にサンベルトとよばれる北緯37度以南の温暖な地域では、バイオテクノロジー航空宇宙産業情報技術IT産業などの先端技術産業が発達しています。特にIT産業については、サンフランシスコ郊外のシリコンバレーで発達しています。

 アメリカは資源も豊富です。石油(原油)の産出量は世界でも上位にあります。ですが、国内での消費量が多いため、石油の輸入量も世界最大規模の多さとなっています。

 

 

2.カナダ

 カナダの面積はロシアに次いで世界2位です。気候は冷帯亜寒帯)と寒帯が広がっています。言語は英語のほかにフランス語が公用語となっています。宗教はキリスト教徒が多いです。

 

 NAFTAを結成していることもあり、カナダの最大の貿易相手国はアメリカとなっています。

 

 そのほかの特徴としては、カナダは1人あたりのエネルギー消費量が多いということがあげられます。これは、気候が寒冷なため、暖房の利用が多いからです。

 1人あたりのエネルギー消費量が多い国は、産業が発展していること、つまり先進国である場合と、気候が寒冷であるという場合があるので、統計の読み取りの際に気をつけておくといいでしょう。

 

 

3.メキシコ

 最後にメキシコです。人口は1億をこえており、現在も増加中。日本よりも多いです。

 言語はスペイン語、宗教はキリスト教徒が多く暮らしています。

 カナダと同じく、アメリカが最大の貿易相手国です。