歴史2-10 天平文化 まとめ

1.天平文化の特徴

聖武天皇の時代にもっとも栄えた奈良時代の文化

・仏教や唐の文化の影響を受けた、貴族を中心とする国際色豊かな仏教文化


2.遣唐使

の文化や制度を学ぶために派遣

・唐からさまざまな文物を持ち帰った


3.奈良時代の仏教と社会

①聖武天皇の仏教政策

・聖武天皇と光明皇后は、都に東大寺と金銅の大仏、国ごとに国分寺国分尼寺を建てた

・目的:仏教の力で国家を守るため。

 

鑑真の来日

・唐の僧

・何度も遭難し失明しながらも来日

→奈良に唐招提寺を建立

 

行基

・橋や用水路をつくりながら民間で布教

・はじめは弾圧されたが、のち大仏造立に協力


4.東大寺の正倉院

校倉造の建物

聖武天皇が使用した多くの宝物、美術工芸品が納められる

・西アジアやインドから唐にもたらされ、遣唐使が唐から日本に持ち帰ったものもあった


5.歴史書と歌集

古事記日本書紀

歴史書。神話・伝承・記録などをもとにまとめた

 ※漢字注意:古事、日本書

 

風土記

地理書

・地方の国ごとに自然・産物・伝承などを記した

 

万葉集

・現存する日本最古の歌集

・奈良時代の末に大伴家持まとめた

・天皇や貴族の歌のほか、防人の歌や農民の歌もおさめられている


漢字の読み方(タップで開きます) ・天平文化:てんぴょうぶんか
・聖武天皇:しょうむてんのう
・鑑真:がんじん
・遭難:そうなん
・唐招提寺:とうしょうだいじ
・光明皇后:こうみょうこうごう
・国分寺:こくぶんじ
・国分尼寺:こくぶんにじ
・行基:ぎょうき
・正倉院:しょうそういん
・校倉造:あぜくらづくり
・古事記:こじき
・日本書紀:にほんしょき
・風土記:ふどき
・万葉集:まんようしゅう
・大伴家持:おおとものやかもち
・防人の歌:さきもりのうた