歴史2-6 聖徳太子の政治と飛鳥文化 まとめ


1.聖徳太子の政治

①飛鳥時代

・592年、女性の推古天皇が即位

・有力な豪族の争い:蘇我氏VS物部

 

②聖徳太子(厩戸皇子)

推古天皇のおい

摂政として天皇の政治を助ける

蘇我馬子と協力しながら、天皇中心の政治をめざす

 

③聖徳太子の政治

ⅰ.冠位十二階の制度:603年

・家柄にとらわれず、能力や功績のある人物に冠位を与え、役人にとりたてる制度

 

ⅱ.十七条の憲法:604年

・仏教や儒学(儒教)の考え方を取り入れながら、役人の心構えを示す

 

十七条の憲法のおもな条文

・一に曰く、をもって貴しとなし、さからうことなきを宗とせよ。

・二に曰く、あつく三宝を敬え。三宝とはなり。

・三に曰く、をうけたまわりては必ずつつしめ。

 

④聖徳太子の外交

遣隋使(607年)

 →小野妹子らをに派遣

 

※隋と対等な外交を開こうとした

・目的1:東アジアでの立場を有利にすること

・目的2:隋の進んだ制度や文化を取り入れること


2.飛鳥文化

①特徴

日本最初の仏教文化

・聖徳太子の時代に栄えた

・古墳にかわって寺院が豪族の権威の象徴となる

 

②おもな寺院・仏像

法隆寺聖徳太子が建立した、現存する世界最古の木造建築物

 ※釈迦三尊像などの仏像が有名

・広隆寺の弥勒菩薩像


漢字の読み方(タップで開きます) ・飛鳥時代:あすかじだい
・推古天皇:すいこてんのう
・即位:そくい
 ※天皇の位につくこと
・蘇我氏:そがし
・物部氏:もののべし
・聖徳太子:しょうとくたいし
・厩戸皇子:うまやどのおうじ
・甥:おい
・摂政:せっしょう
・蘇我馬子:そがのうまこ
・冠位十二階:かんいじゅうにかい
・十七条の憲法:じゅうしちじょうのけんぽう
・曰く:いわく
・貴し:たっとし、とうとし
・三宝:さんぽう
・詔:みことのり
・遣隋使:けんずいし
・隋:ずい
・法隆寺:ほうりゅうじ
・釈迦三尊像:しゃかさんぞんぞう
・広隆寺:こうりゅうじ
・弥勒菩薩像:みろくぼさつぞう