1.日本周辺の海
島国である日本は、国土を4つの海にかこまれています。まずは4つの海の名前と位置を覚えておきましょう。
北海道や千島列島、サハリン(樺太)などにかこまれた海をオホーツク海、南西諸島とユーラシア大陸などにかこまれた海を東シナ海といいます。
本州の北西とユーラシア大陸の間には日本海、本州の南東には広大な太平洋が広がっています。
なお、日本列島の近海には、深さが約200mまでの平たんな部分が広がっており、これを大陸棚(たいりくだな)といいます。ここには、プランクトンが多く好漁場となっているほか、天然ガスなどの天然資源などもあると考えられています。
2.日本周辺の海流
日本列島の周辺を流れる4つの海流を確認します。
北から流れてくる冷たい海流を寒流、南から流れてくる暖かい海流を暖流といいます。
①寒流
まず2つの寒流ですが、北海道・本州の東側(太平洋側)を流れるのが、親潮(千島海流)です。付近に千島列島があるので、それをヒントに覚えるといいでしょう。
これに対し、北海道・本州の西側(日本海側)を流れるのが、リマン海流です。
②暖流
続いて暖流です。日本列島の南側(太平洋側)を流れるのが黒潮(日本海流)です。
日本列島の西側・日本海側を流れるのが対馬海流です。この海流は、文字通り対馬をふくむ海域を流れています。
特に太平洋側の2つの海流(親潮と黒潮)がぶつかる一帯を潮目(しおめ)といい、豊かな漁場となっています。
地図は以下のものを利用しました。
4つの海:http://www.freemap.jp/item/asia/kouiki_east.html
海流:http://www.craftmap.box-i.net/