公民5-1① 国際社会 解説

1.国際社会と国家

世界には190をこえる国家が存在します。国家は、[国民]・[領域]・[主権]を3つの要素として成り立っています。このうち、[主権]とは、国家が自国の政治のあり方などを決定する権利のことをいいます。そして、[主権国家]とは、一定の領土と国民を有し、他国の支配や干渉を受けない独立した国家のことです。

 

領域は、国家の主権がおよぶ範囲のことで、陸地の部分である[領土]、沿岸から12海里(約22km)以内の水域の[領海]、領土と領海の上空部分にあたる[領空]の3つで構成されます。

なお、沿岸から200海里(約370km)までの水域を[(排他的)経済水域]といい、領域にはふくまれませんが、その水域の漁業資源や鉱産資源などの権利は沿岸国に認められています。

さらに外側の水域は公海とよばれ、どの国にも属さず、自由に航行ができます。

 

 

2.国際法

国際法]とは、国家間で取り決められた法のことで、2種類あります。

 

1つめは、[条約]です。これは、国と国の合意のもと作成された文書です。

 

もう1つは、国際慣習法とよばれるもので、文書にはなっていませんが、多数の国家において長年の慣習が法となったものです。例えば、公海自由の原則などがあります。