公民3-1 民主主義、政党政治 解説

1.民主主義と政治

民主主義]とは、国民の意思にしたがって政治を行う方法のことです。日本をはじめ多くの国で採用されています。

民主主義の考え方にもとづいてものごとを決める方法には、大きく分けて2種類あります。1つは、国民全員が話し合いに参加し、ものごとを決定する[直接民主制]という方法です。もう1つは、国民に選ばれた代表者が議会で話し合い、ものごとを決定する[間接民主制]で、議会制民主主義ともよばれる方法です。

 

話し合いで意見が一致しない場合、最後は[多数決]の原理によって、多くの人の意見を採用することが一般的です。その場合、反対意見の人も多数の意見に従うことになるため、事前に十分な話し合いの時間を確保することや、[少数意見]の尊重が大切になります。

 

 

2.政党と政治

政治で実現したい理念や政策について、同じ意見をもつ人々が集まってつくる政治団体を[政党]といいます。選挙の結果、より多くの議席を確保した政党は、内閣を組織して政権を担当することになります。このような政党を、[与党]といいます。なお、複数の政党が[与党]として政権を担当する場合、その政権を[連立政権]といいます。与党に対し、政権に参加せず与党を批判・監視する立場の政党を[野党]といいます。

 

政党の政策について、具体的な数値目標や達成期限を示したものを[マニフェスト政権公約)]といいます。政党は選挙の際に[マニフェスト]をかかげ、国民の支持を得てより多くの議席の獲得をめざします。

 

 

3.国民と政治参加

政治や社会問題に関して、多くの人々に共有されている意見のことを[世論]といいます。国民は新聞やテレビなどの[マスメディア]を通して、政府や政党の動きを知り、自分の意見をもつようになります。そのため、[マスメディア]は[世論]を形成するのに大きな影響力をもっています。