日本国憲法で定められている人権について、何回にわかって確認していきましょう。
1.平等権
平等権とは、すべての人間が等しい扱いを受ける権利のことをいいます。日本国憲法では第14条で「法の下の平等」を規定しています。
2.さまざまな取り組み
社会で平等を実現するため、法律の制定などを通してさまざまな取り組みがなされています。
例えば、就職や仕事における男女平等を進めるために、1985年に男女雇用機会均等法が制定されました(その後、何度か改正)。これは、企業が募集や採用・昇進において、性別によって差別することを禁止した法律です。
1999年には、男女共同参画社会基本法が制定されました。性別に関係なく、個人の能力を十分に発揮できる社会の実現をめざす法律です。
このほか、高齢者や障害者が安心して安全に生活 できるように、物理的・心理的な障壁を取りのぞくバリアフリー(化)も、平等権を実現する取り組みの1つです。例えば、階段に手すりやスロープを設置することなどが挙げられます。
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●2-1 日本国憲法
・解説講座 ・まとめ ・一問一答
●2-2 人権1(平等権)
・解説講座 ・まとめ ・一問一答
●2-3 人権2(自由権)
・解説講座 ・まとめ
・一問一答1 ・一問一答2
●2-4 人権3(社会権)
・解説講座 ・まとめ
・一問一答1 ・一問一答2
●2-5 人権4(参政権、請求権)
・解説講座 ・まとめ ・一問一答
●2-6 人権5(新しい人権)
・解説講座 ・まとめ
・一問一答1 ・一問一答2
●2-7 国民の義務と公共の福祉
・解説講座 ・まとめ ・一問一答
●2-8 人権保障の国際化
・解説講座 ・まとめ ・一問一答