歴史7-2 戦後の世界の動き 解説

1.第二次世界大戦後の世界の動き

1945年10月、連合国は2度の世界大戦への反省から、戦争を防ぐための新たな国際的組織として[国際連合国連)]を設立しました。最初の加盟国は51か国でした。

国際連合には、世界の平和と安全を維持するための機関として[安全保障理事会]が設けられ、アメリカイギリスフランスソ連中国の5か国が[常任理事国]となり、この5か国は、1国でも反対すると議決できない[拒否権]をもつことが認められました。

 

しかし、戦後の世界は、[アメリカ]を中心とする[資本主義]国の西側陣営と、[ソ連]を中心とする[社会主義]国の東側陣営との間で、対立が起きました。この対立は、戦火を交えない対立であったことから、[冷戦冷たい戦争)]とよばれました。

 

 

2.戦後の各国・各地域の動き

①ドイツ

第二次世界大戦で敗戦国となったドイツは連合国によって東西に分断され、資本主義国西ドイツと、社会主義国東ドイツが成立しました。

首都のベルリンも東西に分割され、東ベルリンは東ドイツ領、西ベルリンは西ドイツ領とされました。ベルリンは東ドイツ側にあったため、西ベルリンは周囲を東ドイツにかこまれる状態になりました。

この西ベルリンをかこむかたちで1961年に築かれたのが[ベルリンの壁]で、「冷戦の象徴」とよばれました。

 

 

②中国

中国では第二次世界大戦の終結直後から内戦が再開していました。国民政府に勝利した[中国共産党]は、1949年に[毛沢東]を主席とする社会主義国の[中華人民共和国]の成立を宣言しました。敗れた国民政府は台湾にのがれました。

 

 

③朝鮮半島

日本の敗戦により植民地支配から解放された朝鮮半島では、1948年、南側に資本主義の[大韓民国]が、北側に社会主義の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が成立しました。

1950年には、両者の間で[朝鮮戦争]がおこりました。1953年に休戦協定が結ばれています。

 

 

④アジア・アフリカ諸国

第二次世界大戦後、アジア・アフリカの多くの国が、植民地支配から解放され独立をはたしました。

1955年に[インドネシア]の[バンドン]で開かれた[アジア・アフリカ会議]には、日本を含む29か国が参加し、平和共存の確認などが行われました。