歴史5-10 日本の産業革命と国内の動き 解説

1.日本の産業革命と公害問題

日本の産業革命は1880年代なかば以降から、軽工業を中心に始まりました。続いて1890年代の日清戦争前後になると、重工業の分野でも産業革命が起こりました。

 

日清戦争の講和条約である[下関条約]で得た賠償金をもとに、北九州に官営の[八幡製鉄所]を建設しました。この製鉄所は、1901年に操業を開始しました、鉄鋼の生産が本格的に始まったことで、日本の重工業が発展していきました。

 

産業が発展する一方で、公害も起こりました。

栃木県で1900年前後に起きたのが、[足尾銅山]鉱毒事件でした。渡良瀬川が汚染され、流域の住民に大きな被害を及ぼしました。

この公害事件では、地元の衆議院議員であった[田中正造]が問題解決のために動きましたが、被害の大きかった村は廃村となり、遊水地とされました。

 

 

2.日本の社会主義の動向

1910年、天皇の暗殺を計画したとして、幸徳秋水をはじめ多くの社会主義者が逮捕され、12人が死刑となりました。これを大逆事件といいます。実際には多くの人は無実であったとされています。