歴史4-8 江戸時代⑥ 化政文化 解説

1.新しい学問や思想

江戸時代の後半になると、新しい学問や思想が登場しました。それらについて確認していきます。

 

江戸時代後半の新しい学問には国学蘭学(らんがく)がありました。

国学とは、仏教や儒教が伝わる前の日本古来の精神を学ぼうとする学問です。国学は「古事記伝」を書いた本居宣長(もとおりのりなが)によって大成されました。

 

これに対し、蘭学は西洋の学問を研究する学問です。蘭学者の杉田玄白らは、ヨーロッパの人体解剖書を翻訳して解体新書を出版しました。また、西洋の測量術を学んだ伊能忠敬は、完成度の高い日本地図を作成しました。

 

 

2.化政文化

19世紀前半には、江戸の庶民をおもな担い手とする文化が栄えました。この文化を化政文化といいます。

 

絵画では、美人画喜多川歌麿(きたがわうたまろ)が活躍しました。

 

風景画では葛飾北斎(かつしかほくさい)の「富嶽三十六景」、歌川(安藤)広重の「東海道五十三次」などの作品が残されています。

 

文学・文芸では、十返舎一九(じっぺんしゃいっく)が「東海道中膝栗毛」を書きました。

俳諧では小林一茶(こばやしいっさ)が活躍しました。

庶民の間に川柳狂歌が流行し、多くの作品がつくられました。

 

 

3.教育の広がり

教育の広がりも各地で見られました。各藩によって設立された藩校では人材育成のために、武士に儒学などを教えました。

 

庶民の教育機関としては、寺子屋がありました。町や農村に多く設立され読み・書き・そろばんなどを学びました。