歴史3-8 室町時代⑤ 室町文化 解説

1.特徴

室町時代に栄えた文化を室町文化といいます。

 

室町文化の特徴は、

貴族の文化と武士の文化がとけあってできた、という点にあります。公家と武家の文化が融合して成立した文化、といってもいいです。

 

 

2.建築

室町幕府の3代将軍でもあった[足利義満]は、北山の別荘に鹿苑寺金閣]を建立しました。

 

一方、8代将軍の[足利義政]は、東山の別荘に慈照寺銀閣]を建立しました。

 

銀閣]と同じ敷地にある東求堂同仁斎は、[書院造]の代表的な建物として知られています。

 

書院造]とは、室町時代に成立した建築様式で、床の間、違い棚、ふすま・障子、たたみをしく、天井をはる、といった特徴があり、現在の和風建築のもとともなりました。

 

 

なお、足利義満は、政治や外交でもさまざまな活躍をしています。南北朝を統一して60年近く続いた内乱をしずめ、外交では、明と勘合貿易を始めました。

 

 

3.芸能・芸術

観阿弥]・[世阿弥]親子によって[能楽)]が大成され、現在まで続く舞台芸術として親しまれています。

能楽)]の合間には、[狂言]が演じられました。

 

墨一色で自然などをえがく[水墨画]は、[雪舟]によって大成されました。

 

絵入りの物語である[御伽草子お伽草子)]もさかんに読まれるようになりました。そのなかには、「一寸法師」や「浦島太郎」など、現在も親しまれている作品があります。

 

 

4.その他

京都の有力な商工業者を[町衆]といい、彼らの手によって、応仁の乱で中断していた祇園祭が復興されました。