中学理科:状態変化(基礎)

1.状態変化

・物質が温度によって固体液体気体と変化すること

・水は、固体だと氷、液体だと水、気体だと水蒸気

体積は変化するが、質量は変化しない

 

2.状態変化と温度

融点

・固体がとけて液体になるときの温度

 

沸点

・液体が沸とうして気体になるときの温度

 

ⅰ.純粋な物質(1種類の物質でできている)

融点・沸点は一定(同じ)

例:水、酸素、二酸化炭素、エタノールなど

 

↓グラフ:物質による沸点の違い

・水は100℃、エタノールは78℃の沸点に達すると、沸とうを始める(気体になり始める)

沸とう中の温度は一定で変わらなくなる(水は100℃、エタノールは78℃のまま

 

ⅱ.混合物(いくつかの物質が混じり合った物)

・融点・沸点は一定でなく、時間とともに変化する

例:炭酸飲料、食塩水、空気など

 

↓グラフ:水とエタノールの混合物の加熱

・エタノールの沸点78℃で沸とうが始まり、沸とう中も温度は変化する

・はじめはエタノールを多くふくむ物質が出てくる。

・エタノールがなくなり水だけになると、水の沸点100℃で一定になる


 

3.蒸留

・液体を沸とうさせて気体にし、それを冷やして再び液体にして取り出すこと 

→混合物にふくまれる物質の沸点の違いを利用して、混合物を純粋な物質に分離することができる


漢字の読み方

融点:ふってん

沸点:ふってん

・混合物:こんごうぶつ

蒸留:じょうりゅう